機動戦士ガンダム バトルオペレーション

【きどうせんしがんだむ ばとるおぺれーしょん】

ジャンル ガンダムオンラインバトルアクション
高解像度で見る
対応機種 プレイステーション3(PlayStation Store)
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 B.B.スタジオ
発売日 2012年6月28日
※2017年7月31日 サービス終了
定価 基本無料(アイテム課金あり)
判定 なし
ポイント 『オペレーション・トロイ』の実質的な後継作
美麗なグラフィックと重厚感のあるMS
高い戦略性と味方との連携が勝敗を左右する
回線によるラグや機体バランスの問題、中にはマナーの悪いプレイヤーも
週1度のアップデートで改善&新要素追加が行われていた
家庭用アーケードゲーム
ガンダムシリーズ


概要

バンダイナムコゲームスによって配信された、ガンダムゲームの一つ。通称バトオペ。
ファンにはお馴染みの「一年戦争」を題材にしたサード・パーソン・シューティングで、オンラインチーム対戦専用ゲー。
本作は基本無料であり、出撃エネルギー(後述)の購入などに課金要素が発生する。
PlayStation StoreからPS3にダウンロードしてプレイする。

システムについては『ガンダム オペレーション・トロイ』に似たコンセプトとなっている。
MS(モビルスーツ)に搭乗してはもちろん、歩兵となって戦うこともでき、「MS vs 人間」という状況も起こりうる。
戦闘後には、階級の昇格に必要な「階級EXP」、MS作成等で消費する「開発ポイント」、100パーセントまで貯めるとMSやアイテムを作成できる「設計図」を入手する。

配信前のPVのクオリティから評価する声があった一方、「基本無料だが課金なしではプレイ回数を制限される」「そもそも地雷の多いガンダムゲームである」……ことなどから不安する声もあった。
そんな賛否両論の中、配信が開始された今作だが…?

特徴

  • 最大6vs6の計12人で行われるオンラインバトル。
    • プレイヤーは連邦かジオンを選択しルームを作成、または既にあるルームに入室し出撃、制限時間内に敵より多くの戦果ポイントを稼ぐことにより勝利を目指す。
    • ポイントの稼ぎ方としては、敵MSの撃破・味方機をアシスト・中継地点の制圧・敵拠点の破壊など様々。
    • 戦闘時は連邦かジオンに分かれる必要があるものの、MSや主兵装の設計図は両軍のものがドロップするので、陣営を変えながらバトルを楽しむことができる。
  • 一年戦争を中心にした参戦機体
    • TVアニメ「機動戦士ガンダム」を中心に「ポケットの中の戦争」「08小隊」「MSイグルー」などのOVA作品はもちろん、『機動戦士ガンダム戦記』『サイドストーリーズ』などのゲーム作品、MSVやMS-Xと言ったマイナーな作品のモビルスーツも数多く参戦している。
    • コミックなどの一年戦争外伝作品からもコラボ参戦している。
    • 最近では一年戦争後を描いたOVA作品「機動戦士ガンダム0083」からも参戦している。
  • モビルスーツのタイプ
    • 全てのMSは「汎用機」「格闘機」「支援機」のいずれかのタイプに属しており、汎用は格闘に強く支援に弱い、格闘は支援に強く汎用に弱い、支援は汎用に強く格闘に弱い、という三すくみを形成している。
      • 汎用:最も使用率が高いタイプで、主に近~中距離での戦闘をそつなくこなし使いやすい。ずば抜けて特化した部分はないものの、前線の構築や自衛力の低い支援機の護衛、味方格闘機のために敵汎用機を抑えるなど、戦場で求められる仕事は最も多い。
      • 格闘:装甲が薄めの代わりに高機動で、接近戦に持ち込み格闘攻撃を行う。射撃戦は不得意だが格闘攻撃の威力は凄まじく支援機に致命傷を与えることができる。いかに敵の攻撃を受けないようにしつつ接近戦に持ち込めるかというのが重要。
      • 支援:鈍足だが装甲が厚めで中~遠距離からの射撃戦を得意としている。遠距離から高火力の砲撃ができる一方、接近戦が苦手で自衛力が低い。足が遅いため敵機から逃げられず、本来獲物であるはずの汎用機も接近を許せば危険な存在となる。特に天敵である格闘機の接近を許せば即死に繋がる。
    • チームメンバーが使用するMSのタイプのバランスを考慮し、それぞれのタイプごとに得意とする役割を果たすことが求められる。
  • 戦いはMS戦だけじゃない!
    • プレイヤーはMSから降りて歩兵状態で行動することができる。この歩兵はMSに踏まれただけで即死する貧弱さ(当然といえば当然)だが、戦略上重要な役割を担っている。
      • リスポーン地点として機能する「中継地点」は歩兵状態でなければ制圧できない。*1ひとつの中継地点を奪うため、歩兵同士での戦闘が起こることもある。
    • マップ上に配置された61式戦車、マゼラアタック、ワッパを操縦できる。
    • 敵拠点に爆弾を仕掛ける。MSを修理する。味方MSの背中に張り付いて運んでもらう。パイロット(歩兵)の乗っていない敵MSを奪取して操縦するといった特殊な行動もできる。
  • 味方との連携が勝利の鍵!
    • このゲームは仕様やゲームバランスにより、一人のプレイヤーが複数の敵プレイヤーをなぎ倒す、いわゆる無双プレイができないように調整されている。それどころか2機以上の敵に囲まれたら手も足も出ずに撃破されてしまうだろう。
    • これは「よろけ」と呼ばれる仕様のためである。
      • MSがよろけ効果を持つバズーカ、キャノン、収束ビーム等の射撃兵器や、格闘攻撃、タックル等の近接攻撃を受けて大きく体勢を崩し、約3秒の間まったく行動ができなくなる。
      • このよろけ中に追撃し、よろけ状態を継続させ、相手の動きを封じつつダメージを稼ぐのがバトオペの基本戦術である。
    • ただし仕様上、1機のMSが永遠に敵機をよろけさせることはできない。そこで味方機と連携し、交互に敵機を攻撃することでよろけを継続させるのである。
      • そのため勝利する上で味方との連携は必須であり。常に足並みを揃えて行動する必要がある。下手な突出や単機行動は数的不利を生み敗北のもととなる。
    • このゲームはボイスチャットが使用できるが、基本的な意思の疎通は固定チャットメッセージによって行われる。
      • 「よろしく!」「お疲れさま!」などの挨拶、「格闘機を頼む!」「拠点まで後退!」などの戦術指示、「好きだぁーっ!」*2「人参いらないよ」*3などのどこで使うのかわからないようなものまである。

料金形態

  • 本ゲームは基本無料であるが、一部アイテムなどに課金要素がある。
    + 無料で遊べる要素
  • 出撃の際必要となる「出撃エネルギー」は2時間に1個支給され、最大3個までストックできる。つまり1日最大12回無料で出撃できることになる。
  • 全てのMS・主兵装・カスタムパーツ・ハンガーは一定のレベルまで課金無しで開発・強化できる。
  • 一部のMS・主兵装・カスタムパーツと全てのハンガーは課金の必要が一切なく、全レベルを開発・強化できる。
  • 無料プレイに対して「課金しなければ手に入らない設計図」「課金しなければ出撃できないマップ」「課金しなければ遊べないゲームルール」などのデメリットはない。
  • + 課金が発生する要素
  • 出撃エネルギーへの課金
    • 無料で支給されるエネルギーの回数以上に出撃したい場合は「出撃エネルギー(備蓄用)」を購入する。まとめて購入することで割引される。
    • 出撃すると支給エネルギーから消費され、全て消費すると備蓄用エネルギーが消費される。
    • 備蓄用エネルギーは昇格の報酬やゲーム内のアイテムと交換して無料で手に入れることもでき、最大99個までストック可能。
    • 備蓄エネルギーの価格は以下の通り。また約2ヶ月に1度、3週間ほどの期間の間は備蓄エネルギーが割安で購入できるキャンペーンが行われている。
  • 通常価格 個数 価格(税込) 1個あたりの単価
    1個 103円 103円
    6個 494円 82.3円
    13個 977円 73.1円
    27個 1903円 70.5円
    キャンペーン価格 個数 価格(税込) 1個あたりの単価
    2個 103円 51.5円
    10個 494円 49.4円
    20個 977円 48.9円
    40個 1903円 47.6円
    • MS・主兵装・カスタムパーツ・ハンガーの課金
      • これらにはレベルが存在し、戦闘後の報酬で上位レベルの設計図を集めることで強化することができる。
      • 一定のレベルに達した場合、リミット解除と呼ばれる課金が発生し課金すると大きく性能が向上する。
      • 課金が発生するのはリミット解除の一度だけで、以降のレベルは再び開発ポイントのみで強化できる。
      • 一部のMS・主兵装・カスタムパーツと全てのハンガーは開発ポイントでリミット解除が可能で、課金が発生しないものがある。
      • 一部の主兵装と全てのカスタムパーツとハンガーはMS間で流用することができ、課金額のわりにお得と評価するプレイヤーもいる。
    • 価格の詳細は以下の通り。
    課金する要素 無料で開発可能なレベル 課金が発生するレベル 1つあたりの価格(税込み)
    MS 1~4 5 309円
    主兵装 1~3 4 205円
    カスタムパーツ 1~3 4 205円
    ハンガー 1~3 4 309円
    • ブースター
      • 戦闘終了後の報酬を増加させるアイテムで、出撃エネルギーと同じく一戦ごとに消費される使い捨て。
      • 価格は360~875円(税込み)
    • 整備手配書
      • 後述のハンガーを用いたMSの整備をする際にエリート整備兵に依頼するためのアイテム。
      • 使用すると整備完了までの時間が大幅に短縮され、整備の成功確率が少し上昇する。
      • 一度整備するごとに消費される使い捨て。
      • 価格は360~2160円(税込み)
    • 備蓄用メダル
      • PS Vita『機動戦士ガンダム バトルオペレーション サポートアプリ』のメダル落としで使用できる「備蓄メダル」
      • 価格は103~977円(税込)
    • 以上が本ゲームの課金内容の全てである。
      • 一度課金してしまえばずっと使い続けられるMS・主兵装・カスタムパーツ・ハンガーは比較的コストパフォーマンスが良いといわれている。
      • しかし備蓄エネルギー・ブースター・整備手配書は一回ごとに消費される使い捨てであり。価格設定も相まってコストパフォーマンスはいまいち悪い。
        • ただこれらのアイテムは、いわゆる「金で時間を買う」類の課金であり、時間を掛けられるプレイヤーにとっては無くても問題ないものである。懐に余裕はあるがガッツリ遊ぶ時間の無い社会人向けとでも言うべきか。
      • 「オンゲーだけどコンプガチャの要素が無いだけ良心的」というプレイヤーも。

評価点

  • グラフィックの質の高さ
    • リアリティ強化に力を入れており、「巨大な金属製機械・兵器」としてのMSのクオリティが高いのはもちろん(機体からの排熱で陽炎が発生、ダメージを受けると煙が出たり火を吹いたりといった感じ)、地面や岩などのテクスチャも歩兵のサイズで見て違和感がないほど美麗。
    • またMS起動時にはカメラアイが光る、MSはしばらく使っていると徐々に汚れてくるなど、細かい演出も採用。
    • 一定階級で解放されるペイント機能もあり、各部位ごとに細かくカラーリングを変更できる。MSはもちろんパイロットスーツも自分の好みのカラーリングにできる。機体によっては見ることがほとんど無い裏側までカラー編集が可能。
      • グロスを塗ることも可能で、愛機をテカテカにできる。
      • デカールも多数用意されており、MSとパイロットスーツの様々な部分に張り付けることができる。敵軍のマークも貼り付け可能。
      • ゲーム内で手に入るスキンチケット(無料)を使用することでMSに迷彩を施すことができる。
    • マップは基本的には晴れだが、同じマップでも天候表現や時間表現などで変化がある。例えば夕焼け、雨が降る、霧が出るなどである。
  • カスタマイズ機能
    • 戦闘報酬ではMSの他に、MS用の主兵装、MSの性能を強化するカスタムパーツも数多く入手できる。これらはカスタマイズ機能を使うことによりMSへ装備することができ、プレイヤーの好みで機体性能を調整可能。
      • 一部の主兵装と全てのカスタムパーツはMS間で流用することができるため、課金額の割にはリーズナブルである。
    • しかし「○○には××というパーツ」「武器は△□が鉄板」といった、ある程度のパターンや暗黙のルールを生んだのも確か。*4
  • コスト部屋
    • 全てのMSにはコストが設定されており、基本的に高コスト=高性能である。高コスト機たちが闊歩する高階級の戦場に低コスト機で出撃しようものなら性能差でなぶり殺しにされるのは間違いない。では低コスト機に出番はないのかというと否である。
    • ルームを作成する際、出撃できるMSのコストに上限を定めたコスト部屋を作ることができる。これで中コスト機のみ、低コスト機のみで戦うことができる。
    • 低コスト機はパラメーターで見れば高コスト機には及ばないが、おもしろい特徴や武装を持っている機体も多く、コスト部屋用に低コスト機に課金しているプレイヤーも多い。
    • インフレの波に付いていけず第一線を退いた機体も、コスト部屋ならば再び日の目を見ることができ、過去に課金した機体が無駄にならないという点も嬉しい。
  • 敷居の低さ
    • 本作は立ち回りがとてもうまい人がいても、単機で無双できるようなゲームバランスではなく、他の機体と一緒に行動することが重要となってくる。そのため、たとえ初心者であっても、無茶な行動さえしなければ意外とどうにかなってしまう。
      • もちろん、うまくなればチームにより貢献できるようになる。
      • それでもまだ不安という人は、新兵実戦訓練というモードで、初心者同士、出撃ポイントを使わず練習できる。問題もあるが…(後述)
    • また、本作はコスト制で、倒された機体のコストが高ければ高いほど相手のチームに多くの得点が入る。おおむね機体性能とコストは比例するので、レベルの低い機体であっても単純な劣化とはならない。
      • 機体の種類によってもコストが変わるので自分の好きな機体を使い続けることができる。
    • ルームを作成する際に入室できるプレイヤーの階級に制限が掛けられるため、高階級の上級者が初心者をなぶる為に低階級のルームに乗り込んでくるなどということは無く、同等の階級のプレイヤーとバトルを楽しむことができる。
    • 部隊機能によって、友人などでクランを組んでプレイすることが可能になった。しかしその部隊を悪用するプレイヤーもいる(後述)
  • 定期的なアップデート
    • 毎週木曜日のアップデートやキャンペーンにより、モビルスーツが増えたり、バランスの調整が行われたりしている。
      • アッパー調整によって使用率が大きく増加した機体も多い。実装当初強すぎたため後に弱体化され産廃化したものもあるが…

賛否両論点

  • 課金システムについて
    • 基本無料である以上、課金要素が発生するのは当然であるが、そのシステムが議論を呼んだ。それが出撃エネルギー制である。
      • 本作ではこの出撃エネルギーを消費してゲームに参加する。つまり、このエネルギーがないとゲームに参加することすらできないのである。
      • 出撃エネルギーには支給されるものと備蓄用の2つがある。このうち備蓄用が課金で手に入るもので、一方支給は2時間に1つ、さらに上限は3つである。
      • これらの課金要素がやりすぎではないかと、一部は話題になった。
      • 備蓄の出撃エネルギーは一回の購入で増える量が増加するイベントが度々行われている。
    • MSや主兵装などのアイテムはあるレベルで一度課金して開発しないと、そのレベル以降の設計図がドロップしない。
      • しかし、10万等の多額の開発ポイントが必要になる代わりに無料で解放することのできる機体や主兵装も存在している。
  • 報酬について
    • 戦闘後の報酬として設計図がもらえるが、『チップ』と呼ばれる開発ポイントを増幅させるアイテムの設計図ばかりが高階級になるとものすごい勢いで出てくるようになる。
      • 通称『チップ祭り』と呼ばれ、特にキャンペーン機体はレア度が高いため、チップが出る事に対してかなり嫌悪感を持つプレイヤーもいる。*5
  • 「新兵実戦訓練」について
    • 新兵実戦訓練とは、「二等兵」(ゲーム開始直後の階級)のプレイヤー同士で戦えるモード。出撃エネルギーを消費しないのが特徴。なのだが…
    • 新兵実戦訓練と名前はついているが、上位陣がサブアカウントで乗り込んで来たり、脚部を一瞬で破壊してきたり、*6かなりのスパルタぶりである。いわゆる「初心者狩り」を目的にする経験者もいるのだろう。
      • 課金解放した機体で初心者を無双するなど、迷惑行為も多かったがアップデートによって、課金解放した機体がデータを削除してもドロップするようになる階級にならなければ使用不可能になり、この問題は改善された。
    • 1vs1からのプレイも可能なので、一方的にやられることも多い。

問題点

  • 機体間のバランスが悪いものがある。
    • 対になっている連邦、ジオンのモビルスーツでも、片方が異様に優遇されていたりする。
    • コストが高い割に使いづらい機体など、選出されることのほとんどない機体もある。
    • 連邦の主力機であるガンダム系ジム系のMSが細身なのに対してジオンの主力機ゲルググ系やドム系のMSは体格が大きく、それが当たり判定の大きさ、被弾率の高さに繋がっている。
      • ただしこれら体格の大きいジオン機はパラメーターやスキル面で連邦機より優遇されており、一方的に不利というわけではない。
    • 機体のタイプを分けるというのはこの手のゲームにはよくあるパターンだが、タイプごとにある程度方向性が固まっているのにさらにそこに三すくみによるダメージ補正を追加してしまったそれもプラス補正だけではなくマイナス補正もある。
      • 結果、支援が得意とするはずの遠距離を維持しても格闘を撃墜できない、格闘が得意なはずの近距離に踏み込んでも汎用に勝てない、といったジレンマが生まれてしまう。
  • もはや苦行?スロット強化ハンガーとエリート(笑)整備兵
    • 全てのMSにはスロットというパラメーターがある。この数値の上限までカスタムパーツを積むことができ、機体を強化できる。ハンガーは「整備」という名目でそのスロットの上限を一定値まで強化することができる。
    • スロットは近距離・中距離・遠距離の3つがあり、ハンガーもそれぞれに対応した近~遠の3種類がある。*7
    • しかしこのハンガー最大の問題点、それは一定確率で整備を失敗するのである。幸い失敗してもスロットが増えないというだけなので、何度もハンガーにかければいつかはスロットを上限まで強化することができる。
      • が、この整備、結構な確率で失敗する。最高LVのハンガーで最も整備成功確率の高いLV1MSを整備しても、成功率は60%しかない。最も成功確率が低いLV8MSにいたっては25%しかない。
    • 整備するためには開発ポイントを支払い*8一般整備兵を雇うか、整備手配書に課金してエリート整備兵を雇うかのどちらかである。
    • 1度の整備で1つのスロットを上昇させるのにかかる時間は48時間である。…リアルタイムでである。
      • ただし戦闘後の報酬でチップ設計図を手に入れた場合、整備時間が大幅に短縮されるため本当に48時間かかることはまず無い。が、支給エネルギーのみで出撃し、その報酬(チップによる時間短縮)で機体のスロットを限界まで強化しようと思った場合、1週間ほどかかることもよくある。
    • 次にエリート整備兵について。彼らはエリートの名に恥じぬ仕事の速さで、通常48時間かかる整備をなんと3時間で終わらせてくれる上、整備の成功確率をわずかに(10%)上昇させてくれるのである。すごい!
      • 当然彼らも失敗する。しかも彼らを雇うためには課金が必要であり、失敗した場合は課金額がすべて無駄になる。一応エリート整備兵が失敗した際は雀の涙ほどの開発ポイントが補填されるが、課金額とは到底釣り合わず、プレイヤーの神経を逆なでするだけである。
      • そのためエリート整備兵は「サボり」「金食い虫」「運営の犬」「仕事が速い(仕事をするとはいってない)」などボロクソに言われることもある。「整備時間短縮」という部分をメインに売りたい運営と「整備時間短縮と成功確率上昇」の両方を買いたいプレイヤーとの意識の差であろうか。
    • 大佐以上の高階級の戦場では使用するMSはハンガーにかけスロットを強化しているのが当たり前という暗黙のルールがあり、ハンガーにかけていることは一種のステータスやマナーと化している。
      • ただしこれは最上位階級のみの話であり、低・中階級においては気にする必要のないことである。
    • 約4ヶ月に1度の周期で整備の成功確率が大幅に上昇するキャンペーンが開催されており、数あるキャンペーンの中でも一二を争う神キャンペーンとしてプレイヤー達に歓迎されている。
  • プレイヤーマナーについて
    • 敗北しそうになると切断するルームホストもいる。こうなると試合がなかったことになり、時間が無駄になる。
      • 現在では切断するとペナルティが生じるようになった為、かなり数も減ったが、初期はかなり多かった。
    • その他にも、誤射しても謝らないなどイラッとするようなことをするプレイヤーが見られる。
    • 部隊機能の追加によって所謂『部隊固め』と呼ばれる狩り部屋も存在する。しかし 片方の軍に偏ることが多い 為、部隊固めかどうかの見分けをつけることができる
      • 戦闘を開始してからのメンバーリストや戦績などでないと敵側のクランが表示されない
      • 他にも『コメント詐欺』と呼ばれる行為も存在している
    • ホストでなくても切断するプレイヤーはいる。*9
      • しかしいくらダメージが低下されても、人数では圧倒的に不利なので、強化の意味が無いという声も多い。
  • ひどいラグ
    • プレイヤーサイドの回線状況にも問題があるが、瞬間移動する、突然消える、音はするのにダメージがないなど、非常にストレスがたまる。
    • 光回線かつ有線接続のプレイヤー達のみのルームならば発生率は低いが、そこに無線接続のプレイヤーが混じるとラグが発生しやすくなる。回線の状態は出撃前にルーム内で確認できるため、低回線のプレイヤーはキックの対象にすらなりうる。
    • しかし、自分も相手もラグが酷いのを承知の上で、それを逆手に取る上位プレイヤーも多く、長くプレイするうちにラグに慣れてしまうなんてこともある。

総評

本作はグラフィックの質や味方との連携が必須な高い戦略性により好評を博しているが、問題点は先述のように敷居の低さゆえ、プレイヤーサイドに多くがあるといえる。

しかし、機体バランスやハンガー、ラグなどのストレス要因を抱えているのも事実である。ただアップデートでの改善も行われ続けた。

課金要素に関しては消費系のアイテムは値が張るが、これらは無くてもどうにかなる要素であり、MSや武器の課金は年間5000円程度で十分楽しめる。

PS3で気軽にプレイ出来た作品なのだが、2017年7月31日をもってサービス終了となった。


その後の展開

  • 2017年8月19日の東京ゲームショウ2017において、正式な続編となるPS4新作『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』が発表され、2018年7月26日から日本以外にも中国や韓国等のアジア圏を含む地域でサービスを開始した。
    • 但し『2』については 当Wikiではソシャゲ基準に抵触しているため執筆不可。 詳細
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最終更新:2022年10月25日 10:14
添付ファイル

*1 61式戦車、マゼラアタック、ワッパに乗った状態でも制圧可能

*2 「08MS小隊」シロー・アマダのセリフが元ネタ

*3 「0083」コウ・ウラキのセリフが元ネタ。本来は戦闘中に言ったセリフではない

*4 ゲームバランス上、撃ち合いでは「脚部をバズーカ・キャノン系統で撃って硬直させる」という戦術が有利なので、マシンガン系は対歩兵や瀕死状態へのとどめ専用といった扱いになってしまった。

*5 しかし高階級から開発可能なアイテムはやたらと高額なポイントを要求してくるので、むしろチップが出て欲しいプレイヤーも少なからずや存在する。

*6 本作はモビルスーツの頭部と脚部を破壊できる。脚部を破壊されると著しくスピードが落ちるため、それを防ぐために脚部特殊装甲というパーツが重要になってくるのだが、これが手に入るのが一等兵になってから。

*7 ハンガーは1種類ごとに課金する必要がある

*8 開発ポイントの代わりに使用できる配給整備券という無料アイテムも存在する

*9 回線の問題かもしれないので一概には言えないが。現在では残ったプレイヤーのモビルスーツの受けるダメージが低下するよう対策が施されている。