ベヨネッタ

【べよねった】

ジャンル クライマックス・アクション


対応機種 Xbox 360
Wii U
Windows 7~10 (Steam)
Nintendo Switch
プレイステーション4
発売元 【360/Win/PS4】セガ
【WiiU/Switch】任天堂
開発元 プラチナゲームズ
【Win】Little Stone Software
発売日 【360】2009年10月29日
【WiiU】2014年9月20日
【Win】2017年4月11日
【Switch DL版】2018年2月17日
【PS4】2020年5月28日
【Switch PKG版】2022年9月30日
定価 【360】7,600円
【Win】2,190円
【Switch】3,480円
【PS4】3,990円
レーティング CERO:D(17才以上対象)
廉価版 【360】プラチナコレクション
2010年9月2日/3,800円
備考 360版と同時発売のPS3版は別項で解説
廉価版はリバーシブルパッケージ*1
WiiU版は『2』に同梱され単体販売なし
判定 良作
バカゲー
ベヨネッタシリーズ

概要

バイオハザード2』『デビルメイクライ』等のヒット作を世に送り出した神谷英樹氏が、プラチナゲームズとして独立後最初のリリースとなる作品*2

ゲーム内容は一言でいえば「2009年・プラチナゲームズ流の『デビルメイクライ』」と言って差し支えない。
『DMC』が「人間と悪魔のハーフの男が軽口を叩きながら悪魔を狩りまくるゲーム」であるのに対して、本作は「セクシーな魔女がコメディアクション映画やSMのようなノリで天使を殺しまくるゲーム」と、対照的な内容になっている。
『DMC』シリーズを象徴するキーワード「スタイリッシュ」に対して、こちらは「クライマックス」というキーワードが使われる。
「∞クライマックス・アクション」と銘打ってあるように、映画のクライマックスシーンのような派手なシチュエーションも最初から最後までいくつも存在する。

全体的なゲームシステムは『3』以降の『DMC』に似ているが、プラチナゲームズの前身であるクローバースタジオ開発の『ゴッドハンド』や『ビューティフルジョー』等の要素・ネタも含まれている。

本作は360とPS3で同時発売されているが、PS3版については後述を参照。


ストーリー

ほの暗い湖底から目醒めた、数百年を生きるという黒髪の魔女。
自身が魔女であること以外の一切の記憶は無く、「ベヨネッタ」と名乗ることにした彼女は
アメリカのとあるスラム街を拠点に、20年の月日を天使を狩りながら気ままに過ごしていた。
そんなある日彼女は、情報屋エンツォが仕入れた「光の右目」と呼ばれる宝石の情報に導かれるように、ヨーロッパの辺境の街「ヴィグリッド」に自身の過去の手がかりを求め赴く。
しかしそこには、彼女の行く手を阻むおぞましい姿の天使たちが迫っていた。
彼女と彼の地の関係は? 突然現れた赤い服の女は? そしてベヨネッタを(マミィ)と呼び慕う謎の少女は一体?

謎が謎を呼ぶ中ベヨネッタは些末な事は二の次に、迫りくる天使をご機嫌に狩り尽くす、大波乱のヴィグリッド観光へと洒落こむのだった。


ゲームシステム

ゲームの流れ

  • 各チャプター(ステージ)を順番に攻略していく。
    • 一度クリアしたチャプターは何度でも再プレイできる。
    • 難易度は、1周目で選べるのは「EASY・NORMAL・HARD*3」の3種類。各チャプター選択時に自由に変更できる。
      • EASY以下は攻撃コンボが自動で変化するAutomatic仕様となり、専用のアクセサリが装備される。また体力・魔力ゲージが最大値に固定され、拡張アイテムは出現しない。
      • HARDで全チャプターをクリアすると、更に上位の難易度「∞CLIMAX」が追加される。
  • 各チャプターの戦闘シーンは「VERSE(バース)」として番号付けされている。 VERSE間では足場を飛び移ったり仕掛けを解除しながら進んでいく。

戦闘システム

基本攻撃…バレットアーツとウィケッドウィーブ

  • ベヨネッタは「両手」と「両足」の2つに大別される部位に武器を装備でき、パンチボタン(P)やキックボタン(K)でそれぞれの武器を使った攻撃を繰り出せる。
    • 装備はメニューを開くことで、いつでも変更可能。
    • パンチボタンやキックボタンを連続入力したり、それぞれのボタンを組み合わせることで様々なコンボが可能(例:PKP、PPPKK)。基本的にPは素早く、Kは重い技となる。
    • 全ての武器は、ボタン長押しで特殊な追加攻撃を繰り出すことができる。この特殊攻撃はコンボ中の自由なタイミングで使える上に、そこから更にコンボを継続することもできる(例:PK長押しP、PP長押しPK長押しK)。
      • 例えば初期装備の拳銃「スカボロウフェア」は、通常は打撃(格闘)で攻撃するが、ボタン長押しで同時に銃弾の連射に入る。
        この「打撃と同時に銃弾を発射する」というのがベヨネッタの基本的な戦闘スタイルである。
  • 多くのコンボのフィニッシュ技は、「ウィケッドウィーブ」という、魔人を召喚する派手で超強力な攻撃を繰り出すものとなっている。
    • ウィケッドウィーブは攻撃力が非常に高く、耐久力の高い強敵との戦闘ではこれを決めることが重要となる。そしてそのためには、後述の「回避&ウィッチタイム」が重要となる。
    • その他
      • 武器によって装備可能な部位が異なるが、どちらの部位にも装備できる武器もある。同じ武器でもどちらの部位に装備するかで性能が異なる。
      • 装備枠は「Aセットの両手・両足」「Bセットの両手・両足」に分かれており、AセットとBセットのどちらを使用するかはワンボタンで瞬時に切り替えることができる。

回避アクションとウィッチタイム

  • デビルメイクライ2』や『大神』のように、ワンボタンで無敵時間のある回避移動を行える。
    『2』以外の『DMC』シリーズの様に「ロックオンボタン+スティックを倒す+ジャンプボタン」で回避することも可能
  • この回避の無敵時間を利用して敵の攻撃をかわす(引き付けてうまく避ける)と、一定時間「ウィッチタイム」が発動し反撃のチャンスになる。
  • ウィッチタイムとは、敵全体の動きがスローになるボーナスタイムのこと。
    この間は敵が無防備になって大抵の敵が攻撃で簡単にのけぞらせられる上、通常は浮かせられない敵にも浮かせ技が通用するようになる。もちろんスコアポイントも上昇しやすい。
    また、一部の敵は炎を纏っていて普通に近づくだけでダメージを受けるが、ウィッチタイム中は炎が消えるため近づいてコンボが叩き込めるようになる。
    • ウィケッドウィーブ(コンボフィニッシュ)は大半が前隙またはコンボの所要時間が大きいため、ウィッチタイムに入ることで叩き込むチャンス。
  • 本作では攻撃モーション中の敵はスーパーアーマー状態になるのが基本となっている。接近戦では敵が攻撃動作に入ったら、回避アクションで上手く回避する必要がある。
    • ただし、どの攻撃を避けてもウィッチタイムに入れるというわけではなく、避けてもウィッチタイムをほとんど得られないような場合もある。
  • 「敵の攻撃を引き付けて回避し、スローモー中にコンボを叩き込み敵を倒す」というのが戦闘においての基本的な流れである。
  • なお、『DMC』と違い本作はジャンプ(の出始め)には無敵時間は無い。
  • 回避アクションには「ダッヂオフセット」という上級テクニックが存在する。
    • これは、攻撃ボタンを押しっぱなしにしながら回避ボタンを押すことで、回避後にそれまで使っていたコンボを途中から継続できるという仕様。
      ウィケッドウィーブ(コンボフィニッシュ)を繰り出す際にはこの細かいテクニックも重要となってくる(例:PPPP長押し+回避→Kフィニッシュ)。

トーチャーアタック

  • 雑魚敵用の必殺(処刑)技。魔力ゲージが一定量溜まっている状態で、敵の近くでP+Kを入力すると発動し、拷問器具や処刑道具を用いてその敵に特大ダメージを与える。
    • トーチャーアタックで敵を倒すと、その敵が確実に天使武器(後述)を落とすというメリットもある。
  • トーチャーアタック中は自動的に攻撃が行われるが、演出中にボタン連打やスティック回転などの追加入力をするとダメージとスコアが上昇する。
    • トーチャーアタックの演出および追加入力の操作は、敵の種類や状況によって異なる。

魔力ゲージ

  • トーチャーアタックや、その他いくつかの強力なアクションを使う為に必要なゲージ。魔力ゲージがある状態で該当のアクションを行うと自動的に魔力ゲージが消費される。
    • 敵を攻撃する・ウィッチタイムに入る、挑発ボタンで敵を挑発することでゲージが回復する。
    • 『DMC』シリーズのデビルトリガーゲージと一見似ているが、大きく違うのが「ダメージを受けるとゲージが減少してしまう」という点。
      • 何度も敵の攻撃を食らっていると一向に魔力が溜まらずより苦戦というドツボにはまるので、『DMC』シリーズ以上に敵の攻撃に当たらない事が最重要視される。これがプレイヤー自身の上達を促す玄人ゲーマー向けの仕様を確固たるものとしている。

天使武器

  • 雑魚敵である天使達の中には武器を持ったものも多く、その敵をトーチャーアタックなどで倒すと武器を落とすことがある。敵が落とした武器を拾って攻撃に利用することができる。『GOD HAND』の武器と同様のシステム。
    • 天使武器はいずれも出は遅いが強力な性能を持っている。使える回数は限られており、ある程度使用すると消えて無くなる。
    • スコアアタックにも重宝する*4

アクセサリー

  • 様々な特殊効果を発揮できる装備品。2種類までのアクセサリーを同時に装備できる。
    • 武器と同様、メニューを開いていつでも装備を変更できる。
    • 攻略を楽にする初心者向けのアクセサリーもあれば、『ストIII』や『DMC3』のブロッキングのようなことが可能になる上級者向けのアクセサリーもあったりする。

その他

  • ウィッチウォーク
    • 月が見えている特定の箇所でのみ、月明かりの魔力を受けて壁面や天井に立つことができるようになる。これを利用して普通の人間では到底は進めない場所を進んだり、重力を無視して壁面で戦ったり出来る。
  • 調合
    • 「素材」を消費して、回復アイテムなどの各種消費アイテムを作り出すシステム。メニュー画面からいつでも調合を行える。
    • 素材は3種類あり、マップ上の設置物を壊すなどして入手できる。
  • ショップ「ゲイツオブヘル」
    • 戦闘で獲得したヘイロウ(天使の輪)を通貨として、アイテムやアクセサリー、新しい技などの商品を購入出来る。
    • ショップはチャプター間で利用出来る他、チャプター内の特定地点にも入り口が設置されている。
    • ショップで売っている各技は、購入する前に、その場で練習用の雑魚相手に「試す」ことも出来る。
  • エンジェルアタック
    • 各チャプター終了ごとに挿入されるミニゲーム。限られた弾数で画面内の天使を狙い撃つシンプルな痛快シューティングゲームである。
    • 弾数は、直前のチャプター内で特定のアイテムを入手することで増加する。
    • ミニゲームの成績に応じてヘイロウが獲得出来る。
  • ステージ評価
    • 各VERSEの戦闘終了時には、その戦闘内容の評価が表示される。
  • いくつかのステージではゲーム性が別ジャンルのものに変わる場面がある。バイクを操縦して道路を高速で走るステージ、発売元セガの往年の名作をミサイルに乗ってリメイクしてみた『スペースハリアー』ステージなど。
  • ゲーム中のボイスはすべて英語で、ムービーには字幕が入る。WiiU/Switch/PS4/Win版では日本語ボイスが追加されてこちらが標準になり、オプションで英語ボイスと切り替え可能。

評価点

  • セクシー美女だが日本人男性を軽く上回る高長身、見た目の年齢は30歳前後という主人公からも分かる通り、その好き嫌いはあるにせよ邦ゲーでは稀有なセンスに溢れている。
  • グラフィックやサウンドの品質は非常に高いレベル。特に戦闘曲の多くは高い人気を得ている。
    • 人気曲の例を挙げると、ジャズの名曲『Fly Me To The Moon』を大胆にアレンジした『Fly Me To The Moon∞ Climax Mix』で、激しい戦闘のBGMに、明るく柔らかい女性ヴォーカル曲を持ってくるという意外な選択は好評を博した。
  • 数々のぶっとんだスタイシッリュおバカ演出。製作側が明らかにバカゲーを狙って作った感があり、スタッフの遊び心と思えるネタが結構豊富である。
    • ゲームのプロローグ部分からぶっとんでおり、プレイヤーがいい意味で置いてけぼりを食らう。
      • 見た目からしてインパクト満載のベヨネッタが現れたかと思ったら、天使をグロくセクシーに駆逐していく。そのさまにサングラスのガテン系のおっさんがシブい美声で「Beautiful」と感嘆を漏らすなど。
    • 動画サイトにも上がっているセクシーダンス対決が有名だろう。
    • 他にもクリア後の追加コスチュームに体操服や水着があったりと、いい意味でやりたい放題である。着せる人間のバディがナイスすぎて逆に苦笑を誘う。
      • WiiU/Switch版ではゲーム開始直後から販売元の任天堂キャラをモチーフにした衣装が追加されている。ウィケッドウィーブで呼び出す魔神がクッパになっていたり、やたらミニスカなピーチ姫の衣装や胸元の開いたリンクの衣装のミスマッチぶりが笑いを誘う。
    • とてもレーティングがCERO:D(17歳以上対象)にとどまるとは思えない光景が見られる「天使ジョイへのトーチャーアタック」はこのゲームで最も高く評価されたバカ要素。
  • ザコ戦や等身大の人型ボス戦は、スピーディかつ爽快感があり奥深く、非常に好評。
    • 敵の攻撃を上手く避けてウィッチタイムを発動し、適当にボタン連打で攻撃するだけでも楽しい。慣れてくると多彩なコンボや武器を状況に応じて使い分けたり、「ダッヂオフセット」を駆使してウィケッドウィーブを的確に叩き込んだりと、より爽快な戦闘が可能になる。
    • コンボの種類も多く、色々試すだけでも楽しい。多彩な武器と技を駆使したコンボ構築も魅力の一つであり、ネット上では多数のコンボ動画が公開されている。
    • 様々な武器や特殊効果を持つアクセサリとの組み合わせもあり、戦闘スタイルのバリエーションは非常に多彩。
      • 武器の数は銃火器・近接武器・隠し武器合わせて10種以上にも上る。
      • アクセサリにも一定量ダメージを無効化する安心できるものもあれば、逆にスコアをアップさせる代わりに相手の能力もアップさせてしまう上級者向けの物まで幅広く取り揃えている。器用万能で使いやすい武器も用意されている。
      • またステージ評価は下がるものの、各種回復&補助アイテムにより一定時間無敵化、攻撃力アップといったお助け要素も用意されており、慣れたプレイヤーならば封印しても良い。
    • 不慣れな内はかなりの死にゲーとしての洗礼が待ち構えるものの、コンティニューポイントは比較的多いため、アクションが苦手なプレイヤーでも「多少死んでもいいや」ぐらいの気持ちで気軽に挑戦できる。バトルシーンはかなりのハイスピードで進行するため最初はタイミングが掴めなくともこのスピード感さえ気に入ればそのうち癖になる。
    • 道中の敵の種類も多く、強敵は居るものの鬱陶しいだけの敵は居ないため挑戦し甲斐もある。
  • 初心者から上級者まで楽しめるように難易度も配慮されている。
    • 基本的な難易度自体は高く、NORMALでも相当な高難度。大半のプレイヤーは、低評価の山を築きながら物語を進めることになる。上位難度も2つ用意されており、アクション慣れしたプレイヤーでも歯応えのあるゲームが楽しめる。
    • かと言って初心者お断りという訳ではなく、通称「おかんモード*5」と言われるVERY EASYを搭載。ボタン連打&ガチャプレイでもクリア可能という超初心者仕様のイージーオートマチックが用意されている。
    • …と言った具合にユーザーがそれぞれ自分に合った難易度調整ができ、アクション初心者として本作に入ったプレイヤーでもゲームの基本操作に慣れつつ徐々に上を目指せるような程良い難易度設定となっている。
      • もっとも、難易度を1段階上げるごとに再度泣きを見る事になるわけだが。
      • 低難易度でプレイしようと思っても難易度が強制されてしまう場面は隠しキャラ解禁に必要なスコアを稼ぐ際、また隠しモードやボスで難易度固定のものが居る程度か。
  • ベヨネッタの移動能力は高く、快適に移動できる。二段ジャンプの能力は最初から持っており、ゲームの途中で高速移動や飛行能力も習得できる。この手のゲームにありがちな、移動速度が遅くてストレスがたまるといった要素は無い。
  • この類のゲームとしては珍しく、ロード中にBACK/SELECTボタンを押すことでプラクティスモードに入れる。技&コンボリストも網羅されており、方向パッドで全て閲覧可能なので親切。
    • ただしあくまでロード中のおまけといった程度のもので、敵ターゲットはいない。また装備は予め練習したいものに整えておく必要があるなど簡素な作り。
  • 隠し武器、隠しキャラ等々、やり込み要素が豊富。これでもかと言うほど詰め込んである。プレイヤーの腕前次第ではあるものの完全クリアを目指した場合には非常に長く遊べる。

賛否両論点

  • 360/PS3版ともロックオンと回避のボタンがコントローラー右上面に並んでおり、右手中指を使わないと「ロックオンしながら回避」がやりづらい。
    • ただ、本作は『DMC』シリーズとは違いオートロックオンであるためロックオンボタンを押しっぱなしにする必要は無い。
      前述のように『2』以外の『DMC』シリーズと同じコマンドで回避することも可能な為、ロックオンしながら回避を行いたい場合はそちらを使うといいだろう。

問題点

  • QTE(クイックタイムイベント)が唐突かつ大量に挿入され、失敗すると即死するものもほとんど。
    • QTEが発生するイベントはスキップできないため一応見分けは付き、必要なコマンドも固定だが、知識が無いと分からない。たいていは初見殺しである。一度でも死ぬと大きくリザルトに響くため、これでステージ評価を落とされるのは辛い。
      • 要求されるボタンが固定だが、フライング判定される嫌がらせまであり、ボタン入力を要求される前にボタンを押すとボタン入力が正しくても失敗扱いになってしまう。
      • 連打数を要求されるものも非常に厳しいものからかなり緩いものまで差がありすぎる。
    • QTEの発生するイベントはスキップできない。時たま短いイベントとして挿入される程度ならまだしも、QTEが含まれるイベントムービーは頻繁に発生し演出時間も長めであり、周回プレイの際はうんざりの要因になりがちである。
    • 場合によっては戦闘の最中にも発生するため、テンポも損なわれる。
  • QTE以外にも、「演出かと思って見ていると実は操作が必要で一発アウト」というイベントまで存在する。それも準ラスボス撃破後、ラスボス撃破後にそれぞれ一度ずつ。
    • しかも説明が極めて簡潔なため直感的に分かりづらく、ラスボス後の障害物避けは接触判定も若干謎判定なのでこちらも初見殺し。やはり失敗すると即ゲームオーバー。今まで得てきたステージ評価も台無し。
    • いずれのQTEもミニゲーム程度のものなので慣れてもそれほど面白いものではない。
  • スタッフロール中にも評価対象になる短いバトルシーンがある。『デビルメイクライ3』のおまけ要素のようなものではなく、こっちは強制ミッションなのでスキップ不可。これも途中のスタッフロールが飛ばせないので周回する際のストレスになる。
  • 1チャプターがかなり長い。難易度の高さの一因とされる。
    • 『DMC1』と違いコンティニューに評価以外の制限がないかわりに、敵から回復アイテム出現率が低いという形で難易度を調整しているため、慣れないと消耗しがち。
  • 折角のテンポを殺ぐ要素の数々
    • バイクステージやスペースハリアーステージは非常に長く、それぞれ今の半分程度の長さが妥当と言われている。
      • いずれもチャプター評価に絡む上にスキップ不可能。
      • バイクステージは一歩間違えれば即死からのチェックポイントからやり直しになる要素も含まれる。また画面中央に大きく自キャラが陣取って前が見づらいという初歩的な粗もある。
      • スペースハリアーステージも画面奥の敵や敵弾が自キャラで隠れて見えにくい。またこのステージは、本作のボスの中では最も楽しいといわれるジャンヌ戦の前哨戦なのも厄介。ジャンヌ戦だけを楽しむといったことができない。
      • むしろこの2ステージ分を普通のアクションステージにして欲しかったという声も。
    • ザコ戦におけるトドメ技であるトーチャーアタック(TA)が一部を除いて演出過多になりすぎ、戦闘のスピード感を損ねている。
      • なら使わなければ良いだけかもしれないが使った方が面白いし点数も高い。
      • その上これらのボタン入力演出が長いこともあってアクションのテンポと爽快感を削いでいるという意見も少なくない。一応連射機能ありのコントローラーを使えば連打入力は容易となる抜け道はある。またボスへのトドメ等の一部演出は別に連打しなくてもクリア可能。
    • 戦闘無しで仕掛けを解除したり、強風や溶岩などの罠を避けながら進んでいくだけの場面も少なくない。初回プレイならともかく、何度も遊ぶ上ではダルく感じやすい。
  • QTEやTAにてボタン連打やスティックグリグリを要求するアクションがやたらと多い。
    • 特に連打が要求される要素は極めて多い。一から十までとにかく連打である。
      • 通常攻撃のラッシュ技も連打。TAを決めたら連打。ボス戦で発生する特殊演出も連打。ムービーでも連打。平均して敵1体につき1回以上は連打しているかもしれない。
      • 長押しと連打が混在するという指が釣りそうなアクション操作もある。
    • 相当な入力数を要求されるため、コントローラを傷めつける*6
    • 確かにボス戦での特殊演出など熱いシーンでの連打にはプレイヤー感情を燃え上がらせるものもあるが、ゲーム全体としてあまりにも頻度が多いため何度もプレイしているとさすがに疲れる&煩わしくなってくる要素である。
  • ザコ戦が爽快感溢れるのに対して多くの大型ボスはかなりしぶとい。
    • 巨大なボスは一部の弱点部位以外への攻撃は無効となり、無敵状態解除のために手間のかかるアクションが要求されがち。
      ボスによっては有効攻撃が炸裂する度に長いムービーが挿入される。一体くらいならそういった趣向のボスが居ても良いが、残念なことに5体も存在する。うち4体は特撮の再生怪人の如く再登場し、ひどく作業感が漂うステージも。
    • また、1つのボスの倒し方にしても同じ手順の攻撃を数セット繰り返して倒すという内容のものが多い。例えば、「攻撃する→ボスがダウンする→ボスに飛び乗って特殊演出が発生」を計3回繰り返すことで勝利、といった具合。またこの際、敵の攻撃パターンや演出も変わらず同じものの繰り返しになるため、ボス戦に作業感が発生してしまい間延びして感じる要因となっている。
    • 一方、人型ボスや中ボスは、大型ボス戦で繰り広げられるような小細工を必要とせず、早期決着の傾向にあり好評。しかし度々ムービーが入ったりQTEが挿入されるので人によっては気になる所である。
  • 今作の最高難易度である「∞クライマックス」は、難易度の上げ方が「ウィッチタイム(WT)が使用不可になる」というもので、本作の気持ち良さの主要因が失われるという事もあって評価は芳しくない。1つ下の難易度のほうが楽しいという意見も多い。
    • 神谷氏曰く∞クライマックスは縛りプレイとのこと。しかしこの縛りプレイを攻略しないと解放できない隠し要素もあるのが困りもの。
  • 敵の攻撃を回避しているとコンボ評価が途切れる
    • 『DMC』シリーズでは敵の攻撃を避けた際にもコンボ評価が上がる等、攻撃するだけでなく避けることも高い戦闘評価に繋がるアクションであった。
    • しかし今作ではコンボ評価に繋がるのは攻撃だけで回避は評価対象にならない。そのため敵の攻撃を避け続けるだけではコンボ評価が途切れてしまう。
      • ただし、通常の難易度では敵の攻撃を回避した段階でウィッチタイム(WT)が発動し、敵の動きが止まってプレイヤーの反撃チャンスとなるためコンボが途切れることはない。むしろWT中のコンボは点数が跳ね上がるため、高い戦闘評価を得るためには回避が重要なアクションとなっている。
    • 一方、問題になるのは難易度「∞クライマックス」のとき。上記のとおり∞クライマックスでは敵の攻撃を回避してもWTが発生しないため、敵の攻撃が激しい場合は回避に専念せざるをえず、その間にコンボ評価は途切れてしまう。
  • カメラワークが悪い。
    • 全体にカメラが引き気味で、ビハインドカメラにならない場所も多い。ベヨネッタ、敵共に行動を確認しづらく、思わぬ攻撃を受けたりしてしまう事が少なくない。視点が固定され、ロックオンした敵を画面内に捉えられないこともしばしば。ジャンプした際などは思ったより着地点がずれたりする事も。
    • 通路奥から障害物(触れるとダメージを受ける)が飛んでくるような場所で敵と戦うシーンがあるが、固定カメラになっていないためカメラ位置が変わると障害物の飛来が見えなくなる戦闘がある。障害物を避けるためには、敵と戦いつつカメラ位置も自ら調整しなければならない。
      • もちろん、多様なコンボ操作をしなければ高い戦闘評価を得られないこのゲームにおいて、戦いながらカメラを操作するような暇はほとんどない。障害物が自分を避けて飛んでいってくれるよう祈るしかないのが実情である。
    • 高解像度の大型のテレビやモニタでプレイすればある程度改善される。人によっては気にならない。
  • ムービースキップの方法が妙にややこしい。神谷氏入魂の出来だからか(本人は飛ばさずに見ているとのこと)、ボタン一つでスキップではなく、ポーズメニューから面倒なカーソル操作を行わなければならない。
    • 実は隠し操作として、特定の2つのボタンの同時押しでも簡易スキップできる。問題はこの操作方法が説明書にもゲーム中にもどこにも書いていない事である。普通は気付かない。
  • 本作のムービーは、カメラやキャラが普通に動くムービーと、カメラやキャラが静止した止め絵*7が次々に切り替わっていくムービーの2種類に大別される。前者は問題無いのだが後者は好みが分かれる。
    • 後者のムービーは、メモリの関係でキャラのモーションデータなどを削った苦肉の策らしい。
    • 映画のフィルムのような演出が特徴的であり、『ビューティフルジョー』のようなアニメ調の作風には最適といえるが、本作のリアル調の作風や世界観に合っているかといえば微妙。
  • バランスブレイカーなバグ技もいくつか。代表的なものでいえば「連射ができない一発高威力な武器と低威力だが連射可能な武器を特定の攻撃モーション時に装備チェンジすると、高威力武器を連射できる」といったもの。これは気になるなら使わなければいい…と言いたい所だがスコアランキングの存在があるため無視は出来ない。
    • 再現性の低い・原因不明のバグもいくつか発生している。例えば「ムービーをスキップしようとするとたまにフリーズする」「サバイバルステージ攻略中突然リザルト画面に移行、クリア扱いになる(スコアランクの更新も可能)」等。
    • PS3でのみ、あるいは360版のみで確認されたバグもある。ただしいずれも発生率は非常に低い様子。

その他

  • このゲームは誰がどうみてもバカゲー枠に入るが、発売前の宣伝だとクール&スタイリッシュを全面に押し出していた。その為買った後に違和感を感じる人も。
  • キーコンフィグができないのも地味ながら致命的な不満点として挙げられている。
    • 移植版含めキーコンフィグ非対応だが、どういうわけかPC版のキーボードとマウス操作のみキーコンフィグ対応という、逆の意味で徹底した嫌がらせがある。
  • ストーリーはノリと勢いとケレン味重視。それらを追求するあまりか、ややご都合主義でストーリーが進んでしまう。核心部分でさえ、辻褄が合っているのかいないのかを判定しがたい。細やかな整合性を求めるプレイヤーには受け入れ難い。
    • 主人公ベヨネッタも、ビジュアルを初めとしたゲームキャラとしての個性は際立っているものの、軽口以外のセリフや心情描写が少なく、人物としてはほとんど掘り下げられていない。造形や声優の演技が秀逸であり、設定もやたらと壮大であるだけに、ストーリー上意味のあるセリフがロクにないという体たらくは物悲しい。
  • ゲーム中や説明書にはプラクティスモードのことは一切説明されておらず、気付かない人は気付かない。

総評

幅広い難易度調整でプレイヤーの間口を大幅に広げ、肝心のゲームシステムも爽快感のある仕上がりにはなっており、特に雑魚戦と人型ボスの戦闘に関しては高い評価を得ている。
しかし、それらを帳消しにするほどの致命的な不備と蛇足(というよりディレクターの趣味か?)が多数存在し、痒いところに所々手が届いていないのは惜しい。
それでも、多少の荒程度の不満ならば、畳みかけるように迫りくるド派手演出の勢いで押し流してくれるため、バカゲー好きなアクションゲーマーなら買って損は無い。そんな1作である。


ベヨネッタ(PS3版)

【べよねった】

ジャンル クライマックス・アクション
対応機種 プレイステーション3
発売元 セガ
開発元 ネクスエンタテインメント
発売日 2009年10月29日
定価 7,600円
レーティング CERO:D(17才以上対象)
配信 2013年1月17日/3,600円
判定 劣化ゲー
ポイント ベヨ劣化
画質低下、ロード時間増加
なぜか改善パッチはSCEが作成
元々の完成度そのものは良好
360版を知らなければ問題なし
ベヨネッタシリーズ

概要(PS3)

上記、『BAYONETTA』のPS3版。
PS3と360で同時発売されたとはいうものの「マルチ販売でかつ移植」というちょっと変わった事情での発売となった。
ただ、後述の事情から肝心の移植の出来が「ベヨ劣化」と呼ばれる程に酷いものになってしまった*8

ベヨネッタ制作の事情

  • ベヨネッタは元々360用のソフトとして開発が進められていたが、パブリッシャーのセガは360だけではなくPS3とのマルチで販売したいという方針だった。
    • だが、プラチナゲームズはPS3での開発ノウハウが不足していた為、360版のみを開発しPS3版への移植はセガ(の外注)に任せることとなった*9
    • 移植を担当したネクスエンタテインメントは前身だったエマーグやネクステック時代を含めれば15年以上の実績を持つ中堅デベロッパーであり、PS3の開発ノウハウも当時『タイムクライシス4』のPS3への移植*10という実例があった。
    • しかし、360に関しては全くと言っていいほどノウハウがなく、360がリードプラットフォームとして開発されていた本作の移植を行う上で問題があったことは推測できる*11
  • 両機種同時発売ゆえに時間も足りなかったのかもしれないが、結果的に前述のような経緯からPS3版は360版に比べて劣化移植となってしまい、プロデューサーの稲葉敦志氏は後に「我々にとって最大の失敗」と語っている。
  • なお、セガとプラチナはこの経験を活かして、次回作の『VANQUISH』ではリードプラットフォームをPS3に変更し、また360版との差がほとんど出ないように製作した。

問題点(PS3)

簡潔に説明すれば画質とロードである。

  • ティアリングの増加
  • テクスチャのボケ
  • 360版に比べてフレームレートが低い
    • 360版は可変60fpsだがPS3版は可変30fps(一部30fps以上になる場面も)
    • ただし、ボタン入力が遅れたり、動きがカクつくことは無い。
  • 地味に長いロード時間
    • 本作は攻略スパンの長いパート*12がある上にQTEを含め即死要素が多く、ロード時間の悪化はそれだけでテンポを崩す。
    • チェックポイントセーブが優秀で死ぬ直前、QTE直前に即復帰できるが面倒な人には面倒。
      • 後述するが、現在はパッチで解決済み。

評価点(PS3)

  • 上記の問題点はあるものの、壊滅的な出来ではない。
    • 決定的なバグなども見当たらないため、そこは良かったと言える。

総評(PS3)

画質とロード。たった2つの要素で大きく評価を落としてしまった。
スピーディで派手なアクションを売りとするタイトル固有の特徴もあって、こだわり派のアクションゲーマー層からの反発を招いたようだ。

それでも日本での売り上げはPS3版が初週で13万5000本、360版が6万5000本と、PS3版の方が360版の2倍の売り上げを記録している。
日本の大多数の一般ゲーマーはPS3版の劣化のことを知らずに買ったか、多少劣化していても360本体は買わずにPS3で遊びたい、ということなのだろう。
それでも今作の劣化具合の評判を知って買うのをためらうという人も一定数は存在している。
そして本作の評判が今後に繋がることを考えると、この移植の失敗により確実に爪痕を残してしまったと言える。
結果として360/PS3のマルチ販売における失敗の代表例となってしまった。


PS3版追加パッチについて

  • 2010年1月28日にインストール機能追加パッチが配信され、ロード時間が多少改善された(それでも360版よりは長い)。
  • ちなみに、このパッチはSCEが作っており、セガやプラチナゲームズが作ったものではない。開発元ではなくSCEが代理でパッチを配布するというのは異例であり、過去に例がない。
    • これには、海外のユーザーがセガに「パッチを配信する予定はあるのか」と聞いたところ、セガは「作ることができません」と回答。その後SCEに協力を仰いだ…という経緯がある。
    • パッチそのものの具合は良好。決定的なミスやバグではなくロード時間改善の為にパッチを開発するのは珍しく、良心的な対応ではある。あくまでも経緯が奇妙なのだ。

余談

  • 360/PS3版共に廉価版はリバーシブルパッケージとなっており、裏面にはアメリカのアーティストであるAdam Hughes氏のベヨネッタが描かれている。画像はこちら。
  • 2012年7月発売のアクション『MAX ANARCHY』(洋題『ANARCHY REIGNS』)にベヨネッタがゲスト出演している。
  • ディレクターの神谷氏は、PS3版について、ブログで以下のようにコメントしている(赤色の字も原文のまま)。

    僕の立場で言える精一杯の言葉は、ユーザーの皆さんには出来る限り最大限の情報をお知らせし、その上で遊んで欲しい、という事です。
    10月8日には体験版の配信も始まりました。僕は発表当初から“触り心地”を語ってきました。「買って欲しい」とは言わず、「触って欲しい」と言い続けてきました。
    皆さんには「ベヨネッタ」の触り心地を是非ご自身の手で味わって頂き、判断して頂きたいと思っています

  • ファミ通の試遊映像に、「PS3 ベヨネッタ」とテロップを出しながら、実際には360版をプレイしているものがある。プレイヤーの手元(コントローラー)はテロップで隠れているが、ゲームオーバー画面に「Aボタン」(360のボタン)が表示されている。
    • PS3版の作成、手配が撮影日に間に合わなかったのかもしれないが、劣化を隠蔽するためではないかという主張もある。
+ 参考動画

その後の展開

  • ベヨネッタ2』がWiiUで2014年9月20日に発売。
    • 本作が任天堂のハードで発売されていなかったためか、「Wii U GamePadでの操作に対応」「日本語音声選択可」「スペシャルコスチューム収録」と追加要素を盛り込んで、上記の『2』にまるまる同梱された。『1』単品での販売はされていない。
    • 360版と同じく60fpsで動作する。マシンスペックの向上の恩恵かPS3/360で発生していたティアリングがゼロに近いレベルで消滅している。
  • 2017年4月11日にSteamでWin版が配信開始。WiiU版で追加された日本語音声も収録されているほか、4K解像度にも対応などPC向けに最適化されており、スペック次第だが処理落ちが0といっていいほど改善されている。
    • それに先立つ4月1日には、エイプリルフール限定で『8-bit Bayonetta*13』が無料配信されており、このときから「もしかして本編がPC移植されるのではないか」と期待されていた。
    • だが、当のパブリッシャーであるセガはSteamにおいては日本市場を冷遇する傾向が極めて強いと知られていた為、おま国、おま値、おま言語ではないリリースは多大な驚きをもって迎えられた。
    • その後、4月25日に22KBという容量の少ないアップデートファイルが配信された。内容はEXTRASフォルダにアバター画像が数枚追加されただけという代物だった。
      • しかし、その画像の中の1つに同社が開発した『VANQUISH』の主人公・サムがあったことから「『VANQUISH』もPC版が出るのか?」という噂が取り沙汰され、最終的に同作のWin版が5月26日にSteamで配信された。
  • 2020年5月28日に発売10周年を記念し『VANQUISH』とセットになったリマスター版がPS4で発売された*14
  • 2018年2月17日にSwitch版が『2』と同時発売された。発売元はセガではなく『2』に引き続き任天堂が担当。
    • グラフィックが360/WiiU版から若干向上しており、フレームレートもより安定して動作するようになっている。
    • 当初ダウンロード版のみの販売だったが、2022年9月30日にパッケージ版も販売された。
    • また『1』『2』の両方が同梱された「∞CLIMAX EDITION」も数量限定で発売。
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最終更新:2024年03月02日 11:17

*1 後述のPS3版も同様。

*2 元カプコン所属だった神谷は数名の社員と共に独立してプラチナゲームズを立ち上げた。なので本作には神谷以外にも何名か元カプコン社員が携わっている。

*3 移植版では「VERY EASY・EASY・NORMAL」となっている。

*4 VERSEが小規模なのでこれが無いとコンボスコアで最高評価が出せない場所も多かったりする。

*5 神谷ディレクター命名。「うちのおかん(母親)でもクリアできる」という意味での名称。

*6 コントローラが取替可能な他機種はまだしも、モニタと一体化しているWii U GamePadで遊ぶ場合は特に抵抗感が強い。

*7 衣服などが風で揺れたり発光などのエフェクトはある。

*8 現在はSCEが出したパッチによりマシにはなっている。

*9 プラチナゲームズが360版のみ開発というのはセガとの合意によるものだった。

*10 なお、AC版の開発も同社が担当している。

*11 PS3から360への移植は比較的容易だが、その逆は困難だとよく言われている。

*12 といってもアクションゲームなので20分ほどだが。

*13 プラチナゲームズの404ページで遊べるおまけゲームの移植。

*14 海外ではOne版も発売されている。なお、両作品共に単体販売はされていない。