DEAD RISING

【でっどらいじんぐ】

ジャンル ゾンビパラダイスアクション
対応機種 Xbox 360
発売・開発元 カプコン
発売日 2006年9月28日
定価 8,379円(税5%込)
レーティング CERO:Z(18才以上のみ対象)
廉価版 プラチナコレクション:2007年6月14日/3,999円
プラチナダブルパック:2007年11月1日/4,990円
再廉価版:2010年3月11日/3,075円
配信 ゲームオンデマンド:2010年11月16日/2,675円
判定 良作
バカゲー
特徴 レーティング改訂後初となるCERO:Z作品
ゾンビゲーム史上最強の主人公
何でも武器として扱える自由度と攻略範囲の広さ
ゾンビより人間(サイコパス)がだいぶオカシい
DEAD RISINGシリーズ



その目で確かめるがいい。
ここは、まさに地獄だ。



概要

2006年4月のCEROレーティング改訂後初となるCERO:Z(18歳以上のみ対象)の作品。
ジャーナリストのフランク・ウェストを操り、巨大なショッピングモール内にひしめく大量のゾンビを倒しつつ、スクープを得るのが目的。
モールには多数の生存者もおり、彼らを救出して共に脱出することもできる。

ちなみに、本作のパッケージには「ジョージ・A・ロメロのライセンスされた物ではない」と書かれている*1

ストーリー

アメリカ・コロラド州の平凡な田舎町ウィラメッテ。人口53594人、特産物一切なし。
その町が突如軍によって完全に封鎖され、徹底した情報統制が敷かれあらゆる無線まで制限された。
フリージャーナリストのフランク・ウェストは、独自のツテからそこで何かが起こっていると知り、ヘリをチャーターして潜入取材を試みる。
案の定、ウィラメッテはゾンビ達が徘徊する陸の孤島になっていた。
街の様子を撮影中、大型ショッピングモールの屋上ヘリポートに目をつけたフランクは、3日後に迎えに来るようヘリのパイロットと約束をした後、ショッピングモールに単身潜入することにした。
ヘリポートにいた男はフランクにこう言う。「その目で確かめるがいい。ここは、まさに地獄だ」


特徴・評価点

  • 能力上昇は経験値制で、一定以上の経験値(PP)を取得するとレベルアップする。レベルに応じて技を習得したり、体力やアイテムストックの最大値が上昇したりする。
    • PPはゾンビを倒したり、生存者を助けたりするほか、スクープ写真を撮ったりすることなどで貯まっていく。

自由度の高さ

  • 「ゲーム内時間で3日間生き延びる」ことが一応のクリア条件。ちなみにゲーム内の1時間がリアル5分で、3日間だとリアル6時間に相当。
    • なお、ゲームオーバーになる条件は「フランクの死亡」のみ。誰が死のうと何をしようと関係ナシ、フランクさえ生きていればそれでいいのだ。
  • 「町にゾンビが溢れかえった謎を解明する」というメインストーリー「CASE FILE」と、サイドストーリーとして生存者の救出を行う「スクープキュー」があり、主にそれを進めて行くことになるのだが…。
    • メインストーリーを完全無視してひたすらモール内の生存者を救助し続けるのもよし、ありとあらゆる武器を使ってひたすらゾンビを倒して回るのもよし、ゆっくりゾンビだらけのモール内を取材して回るもよし、3日間ヘリポートにぼーっと突っ立っててもよし。とにかく何をしようと自由。
    • やろうと思えば生存者を探してひたすら殺しまわる、といった残虐プレイも可能。デメリットもあまり無い。一部エンディングを見ることができなくなる場合もあるが。
    • イベントを逃す、主要キャラが死亡するなどで一度でも「CASE FILE」回収に失敗すると「真相は闇の中」となってしまい、そのプレイ中はメインストーリーを進めることが不可能になってしまう。こうなると、やり直すかそのまま続けるか選択することになる。
      • 逆に言えば、ストーリーが途中で終わってしまっても引き続きプレイは可能ということである。
  • エンディングはプレイヤーの行動で分岐し、72時間経過した時点でそれまでの行動に応じたエンディングを迎える。
    • メインストーリーを最後まで進めて最上位のエンディングを迎えた場合、トゥルーエンドルートと言える「OVERTIME」モードへと進むことができる。モールの滞在期間が24時間延長され、真のエンディングに向けて行動することになる。
    • ただしこちらのモードでは設定上、制限時間内に目的を達成できなければ最後まで生存していてもゲームオーバーとなる。24時間以内に目的を達成すると制限時間の無い最終ステージに突入する。

ホラーの定石を押さえつつも、ゲーム全体に漂うおバカなノリ

  • 本作に登場する様々な技や小ネタが「ライセンスされたものではない」と書かれてはいるものの、明らかに古今東西のゾンビ映画を意識した作り。
  • 何と言っても、モールを徘徊するゾンビの数が多い。
    • 360のマシンパワーを活かし、それまでのゾンビゲーとは比較にならない大量のゾンビがモールに溢れかえっている。冗談抜きでマップを埋め尽くすほど。最初の遭遇の時点で、思わず笑ってしまうほどのゾンビの大群を突破する羽目になる。
    • 特に1000体を超えるゾンビが犇めく地下搬入路は圧巻の一言。そんなゾンビの大河を自動車で駆け抜けるのは最早爽快ですらある。そしてそのど真ん中で車がエンコした時の絶望感も…。
    • 「OVERTIME」モードにおける最終ステージは隙間も無いほどにゾンビで埋め尽くされたトンネルという、インパクト抜群のもの。無論、そこを通過するための特殊な手段を用いるが、それでも一筋縄ではいかない。
  • そして、そんなゾンビの群れを相手に大暴れする主人公フランク・ウェストの異常とも思える強さ。
    • もちろん始めたての低レベル状態ではかなり貧弱ですぐ死んでしまうが、レベルが上がれば本領発揮。高い所から落ちても、ゾンビに首筋や股間を噛み千切られても、チェーンソーで斬られても、銃で撃たれても死なない*2。その辺にある物でゾンビを殴り倒したり、プロレス技をかけて倒したりと、まさに「フランク無双」状態。ゲームではよくあるとか言ってはいけない。
      • レベルが上がると新たなスキル(体術)も会得していくのだが「飛び蹴りでゾンビを吹っ飛ばす」「ゾンビを持ち上げて投げる」「両手を広げながら回転してゾンビを薙ぎ払う」「ゾンビをジャイアントスイングで振り回して周りのゾンビごと一掃する」など素手でも十分大暴れできるほど。
      • 「ゾンビの頭上に登って群れの上を歩く」「ゾンビのフリをして襲われずに通過する」といった従来のゾンビゲーでは想像もできないような芸当すらも可能。
    • 上記の通り、痛々しい重傷を負うことは日常茶飯事だが、食料(回復アイテム)を食べればどんな傷も瞬時に塞がる。モールという場所柄、飲食店やフードコートがあり、ダンボールやゴミ箱からのランダムドロップなどでも食料が割と手に入りやすい上、持ち物に複数ストックできるため回復にはほとんど困らず完全に無双状態と化す。ゾンビ1000人切りなど余裕である。
      • 落ちているアイテムはマップを切り替えれば復活するし、スーパーや一部の店舗では無限に食料を調達可能。ハーブや救急スプレーのような倹約など必要無い。
    • そして、ゾンビが異様に弱い。数は多いがそれだけ。バットで殴る・植木鉢を投げつける・ナイフを投げて刺す・プロレス技をかけるなど普通の倒し方の他、スケートボードで轢く・宝石を数回投げつける・ハンドバッグで数回殴ると言った行為で簡単に死んでしまう。レベルが上がれば、フリスビーを頭に当てたり、水鉄砲でヘッドショットを繰り返すことですら死ぬ。
      • 一応、ゾンビは夜になると攻撃頻度や移動スピードが強化される。さらに後半は狂信者や特殊部隊なども現れるのだが、強力な武器があればそんなことは関係ない。
    • ただし、ゾンビらしく掴みかかりからの噛み付きは常に繰り出してくるので、不用意に近付くのは危険。食料でいくらでも回復できるフランクさんには一発一発は大したダメージにならないが、何度も噛まれていると押し倒されてしまう上、コマンド入力に失敗すると余計なダメージを受けてしまう。
      • さらに、本作は次回作と違って複数で掴みかかって来るので、(特にレベルが低いうちは)侮り過ぎは禁物である。
  • 衣装チェンジでブラジャーを着けたり、どうみてもロックマンな恰好をするおちゃめなフランクさん。
  • フランクはジャーナリストのため写真を撮るのがお仕事なだけあり、撮影に関するギミックが豊富。
    • 真面目な写真撮影もあれば、美女のパンティーを撮るHな写真、笑いを誘うネタ写真まで、色々な撮影方法がある。
    • また、写真を撮ると経験値が溜まる。ホラーでショッキングなシーンはもちろん、ドラマティック、コミカル、エロティックなど被写体に応じた評価がされ、特に内容が衝撃的なスクープ写真ならかなりのポイントが入り、ゾンビを狩るよりも効率がいい場合もある。
    • NPCもカメラを向けられると意識してポーズを取ったり、撮られるのを嫌がって顔をそむけたりする。
  • 後述の通り、残虐描写も相当なものだが、人間にパンチが当たった程度でボタボタと血が流れたり、被ダメージ量に不釣り合いなほどの大量出血をしたりと、大袈裟過ぎて滑稽な可笑しさがある部分も。
  • 以上のことからわかるように、「ゾンビゲーム=ホラーゲーム」という、自社が作り上げた常識を完全に破壊した。ゾンビが溢れかえる街という絶望的世界観にもかかわらず付けられた「ゾンビパラダイスアクション」のジャンル名に偽りは無い。

豊富なアイテムを用いて様々な戦い方が可能

  • ショットガンやチェーンソー、鉄パイプ、鉈と言ったホラー映画の定番武器はもちろん、拳銃やナイフもゾンビから無尽蔵に入手できる。銃器も銃砲店に行けば拾える。
    • 武器はいずれも耐久度が存在し、使い続ければいずれ壊れてしまう。銃も弾丸を撃ち尽くせば失われる。同じ武器を使い続けるのではなく、ベルトスクロールアクションなどのように武器を拾っては使い潰し、捨ててはまた新しいもの拾ってを繰り返す。
  • 角材・刀・バット・電ノコの刃・ハンマー・フライパン・ギターと言った武器になりそうな物は一通り使える。ショッピングモールと言う場所柄、そう言った類の道具は様々な場所に落ちている。
    • 普通ならば武器として使わないであろうパラソルやベンチ、レジスターといったものまで武器として振り回せるし、そこら辺の植木や看板も投げつければ十分使える。
    • ガスボンベやプロパンタンクも銃で撃てば立派な武器になり、芝刈り機ならゾンビを派手に刈り取ることができる。バケツや動物のマスクは被せてゾンビを無力化でき、皿や宝石も投げつけてゾンビを転ばせるなど、とにかく何でも武器として使える。
      • 中にはマネキンの胴体やおもちゃの剣、缶ジュースのような実用的なものも多い。
    • モールに置いてあるものはほぼすべて武器になる」と言ってもいい。
      • 無論、柔らか過ぎてろくにダメージを与えられないアイテムも相応に存在する。例えばぬいぐるみなどは怯ませる程度にしか使えないが、そう言った物も選択肢に含まれる自由度の高さが魅力である。
  • 武器以外には「強化本」も存在。所持することでHP回復量の上昇やPP獲得量増加、耐久性強化などの恩恵が得られる。

衣装チェンジ

  • モール内の服屋で、帽子・眼鏡・服・靴の4種類をカスタム可能。自分だけのフランクでサバイバルを楽しめる。
  • 帽子には一般的な帽子からスキンヘッドや動物の被り物にコブンの頭。眼鏡にはホッケーマスク。服も一般的なスーツから子供服や女性服。靴はハイヒールや裸足と種類も様々。着替えても体形は変わらないので、体毛の多い筋肉男がピチピチの子供服や女性服を着て喜ぶ姿は笑いを誘う。
    • ムービー中はそれらの衣装がそのまま反映されるので、ネタに突っ走った格好でシリアスなシーンをぶち壊すこともできる。
    • 生みの親である稲船氏の内輪ネタなのか、衣装の中には『ロックマンX』の主人公・エックスのコスプレセットが「メガマン」名義で登場しており、条件を満たすと射撃武器としてXバスター(名義は「リアルメガバスター」)も使用可能となる*3。Xバスターは非常に強力で、攻撃力は射撃武器中最強である。
      • ちなみに、次作『2』では『魔界村』のアーサーの鎧、『OFF THE RECORD』では『ロックマン』のブルースの衣装が用意されている。

圧倒的存在感を放つサイコパス達

  • 本作にもボスは登場するが、その全てがクリーチャーではなく、極限状況に置かれた影響で発狂したり、事態に便乗して悪事を行う人間(サイコパス)である。これは本作に「もっとも恐ろしいのはモンスターではなく、他でもない人間自身」というテーマが込められている、ということを示しており、従来のゾンビゲームと一線を画する点のひとつと言える。
    • 本作のサイコパスの例として「ピザなサディスト婦警」「ベトナム帰り」「カルト宗教の教祖」「新鮮な肉をお客様に提供するため人間をミンチにしようとする肉屋」「自己防衛と称して人間狩りを行うスナイパー一家」「自身の店を守るスーパーや銃砲店の店主」「チェーンソーを振り回すピエロ」「理性のタガが外れた引きこもり」など。
      • 正気な人もいるが、大抵はその名称通りマジで精神異常を起こしている。中には子供が食われるのを目の当たりにして発狂した人や、略奪を行う人々から商品を守るため武装した店主など、責めることができない理由で発狂してしまった気の毒な人も…。
    • ストーリーに必須のサイコパスは少数で、ほとんどのサイコパス戦はスクープキュー扱いとなっているため、一部を除いて無理に倒す必要はない。
      • なお、メインキャラを除くサイコパスは倒すとすぐに死亡するが、そのうちの1人であるポールのみ死亡せず正気を取り戻すため、生存者として救出可能となる。

内容とは裏腹のシリアスなストーリー

  • ゲーム内容はバカゲーと言って差し支えないが、ストーリー自体はいたって大真面目。人が大勢死んでいるだけあり、本編そのものにふざけたムードは無い。
    • 最序盤こそ比較的軽いノリで進むが、大筋は実際のアメリカの食料事情や環境破壊に切り込んだ暗い内容であり、終盤は主要人物が次々と死ぬ鬱展開が待ち受ける。
    • しかし、最後はお約束とも言える「政府による情報統制及び証拠隠滅への抵抗」と熱い展開も。
  • 複数あるエンディングはどれも明るいものではなく、大半がバッドエンドである。エンディングテーマ「Justified」の曲調も相俟って、(ストーリー面で言えば)クリアのカタルシスよりもやるせなさが残る。
    • 「Justified」の意味は「正当化」である。それが指しているのは国家の安全の大義名分で証拠隠滅を図った政府か、故郷の復讐などと言って何万人もの関係ない人間の命を奪った黒幕か、それとも生き延びるため、スクープのためと言いつつゾンビジェノサイドを楽しんだフランクさんとプレイヤー自身か
    • 「OVERTIME」モードを経たトゥルーエンドも決して後味は良いとは言えず、スタッフロール背景の一糸乱れぬゾンビの行進がシュールながらも尾を引く気味の悪さを感じさせる。
      • また、「OVERTIME」モードではより大規模な惨劇を予想させる薄ら寒い伏線が張られており、その予測の通り次回作以降の事件へと続いていく。
  • タイトル画面で放置していると始まるプロローグデモも救いの無い内容。なまじ一旦希望が見えるだけにラストの絶望感は際立ち、バカゲー成分など微塵も無い。登場する母親がフランクさん似という点を除けば。
  • フランクさんも、ゲームプレイ面では破天荒な超人ぶりが目立つが、ストーリー中や生存者を救出する場面では随所で男気を見せてくれる好漢でもある。
  • 上述したサイコパスのエピソードの他、生存者の中にも「赤ん坊がゾンビに食われて絶望する母親」と言った悲痛な境遇の人もいたりと、この状況が未曾有の大惨事であることを再認識させられる。
    • ゲームでは倫理上、子供の死体やゾンビが描写されることは無いが台詞の中では語られており、実際にそれを目の当たりにしてサイコパス化した人物もいる。
    • その一方でバカゲームードに引き戻してくれる、逞しいというかマイペースな生存者も多数。ゲーム面でも、フランクさんには遠く及ばないものの、ライフがある限りはゾンビの攻撃や凶器にも耐えるし、武器を渡せば逞しくゾンビ共と渡り合う。
  • ストーリーがほぼシリアス一辺倒という点は以降のシリーズでも引き継がれることになる。
    • ちなみに、本作は『ブレス オブ ファイア』シリーズを手掛けていた河野禎則氏と池原まこと氏がシナリオライターを担当している。あちらもシリアスなストーリーにコメディ要素がちりばめられていた。
  • 実績項目が50個と多め。

問題点

ロードが多め

  • ショッピングモールはいくつかの区画に分かれているが、区画を移動する時とイベント開始時にロードが挟まる。始終走り回るゲームなので頻繁に目にすることになる。
    • ロード中は予めモール内で撮影した写真が表示されるなど、退屈しないような配慮は為されている。また、360内にフルインストールすることで、ロード時間の短縮が可能。

メインストーリーを追跡しようとするとやや難易度が高い

  • 時間指定・場所指定のイベントが多い上、一度でも条件を満たせないと即終了となる。やりごたえはあるが、初見で最後まで追うのはかなり厳しく周回プレイが前提である。
    • 本作ではクリア後やゲームオーバー時にレベルを引き継いで再び初めから遊ぶことが可能なので、レベルを上げてから挑戦すればストーリーを進めるのは容易になる。

死亡時の仕様がやや不親切

  • 死亡すると表示される選択肢は「最初から始める」「セーブしたポイントまで戻る」「セーブして最初から始める」の3種類。
    • セーブして最初からだと、服装とレベルのみが蓄積された状態で始まる。
    • 要するに「その場復活」「コンティニュー」が無く、こまめなセーブが必要となる。セーブポイント(守衛室と公衆トイレ)自体は多い方なのでセーブの手間はかからないのが救いだが。

一部の強力武器の存在

  • 特定のサイコを撃破すると強力な武器を入手できる。いずれも高性能だが少々強力すぎな感じがあり、これらの武器を運用できるようになればモール内にある通常武器のほとんどは不要となってしまう。
    • 特にアダム(ピエロ)撃破後に入手できる「小型チェーンソー」は出が早く高威力で広範囲攻撃可能という欠点のない万能武器であり、加えて3冊の強化本に対応しているため耐久面の問題もないというすぐれ物*4
      • 小型チェンソーの陰に隠れているが、クリフ撃破で入手できる「マチェット」や、ラリー撃破で入手できる「肉切り包丁」も通常武器が霞む高性能武器。
    • なお、実績解除と同時に解放される「リアルメガバスター」「レーザーソード」の2つもバランスブレイカーな超強力武器だが、これらはやり込みに対するオマケ要素なので問題ではない。

夜間の視界不良

  • 舞台が大型ショッピングモールのため夜間になると営業時間外となり、建物内の照明が全て落ちて暗闇の中での探索を強いられる。月明かりもあまり射さないので屋外も割と暗い。
    • ゾンビが強化されることもあり、夜間の移動は少々不便。
    • アイテム欄が1つ埋まるが、玩具店に置いてある「おもちゃの剣」を所持していれば、フランクの周囲が赤く光るようになるので見通しはよくなる(装備していない状態でも可)。ただし、その説明は無い。

サイコパスの強さ

  • もちろんボスキャラなので強くて当たり前だが、序盤のサイコパスから容赦がない。
    • ストーリー上最初に出現するカリート(1回目)ですら遠距離攻撃持ちで接近戦にも強い強敵。初回プレイでステータスが低く、操作にも慣れていないプレイヤーを大いに苦しめる。
      • しかも、ボス戦開始前のムービーから罠が仕込まれているというおまけつき。ある人物が「こいつを使え」と拳銃を渡してくれるのだが、銃器のエイム力は余程慣れたプレイヤーでない限りはカリートのほうが遥かに上。
      • その上、「サイコパスには銃器が効き難い」という謎の仕様があり*5、普通に撃ち合ったのではまずダメージ負けしてフランクさんの方が倒れてしまう。「強引に近づいて打撃で仕留める」戦法を思いつかない場合、ここでかなりの回数リトライを重ねるか攻略を諦めてしまう可能性がある。
    • その後も「遮蔽物がほとんどなく狭い店内で高威力・広範囲攻撃のショットガンを乱射してくるクレタス(ガンショップの店長)」「高威力の車載機銃を鬼エイムで当てつつ高速で走り回る囚人3人組*6」「多彩な攻撃手段を持ち武器の耐久力を大きく削る防御も使いこなすアダム(ピエロ)」と、厄介なサイコパスが立て続けに出現する。
    • 上述したように多くのサイコパスはスクープキューでの登場なので、相手にしないことも可能だが、ストーリーを追うとなるとやはり相応に戦わなければならない。

迷惑な無線連絡

  • 無線によってフランクをサポートしてくれるオティスからの連絡が割と鬱陶しい。
    • こちらの場所や状況を問わず連絡してくる上、話が微妙に長いが、受けないといつまで経ってもピピピピと鳴り続ける。ゾンビに囲まれている時、サイコパスとの交戦中等は特に困る。会話テキストが早送りできないのも拍車を掛ける。
    • しかも手持ち式のトランシーバーなのでダメージや落下、フランクが何か行動を起こすなど、ちょっとしたことですぐに交信が切れてしまうのだが、そういった場合でも「途中で切るなよ もう一度言うぞ」ともう一度最初から喋り始める。好きで切ってるわけじゃねーよ!
    • そんな彼につけられたあだ名は「KY」である。まさに空気読め!とリアルで叫びたくなってくる*7
      • そのオティスは後述の「∞モード」で敵として登場する。そのため本編の憂さ晴らしにボコボコにすることが可能。しかも最初に登場する生存者(敵)であり、屋上に行くとすぐに戦える。プレイヤーの憂さ晴らしを想定されているとしか…。
    • このように不満意見が多かったためか、無線の難点は続編である程度解消された。
    • ちなみに、Wii版では無線連絡は必ず出なければならなくなった一方、通話中はゲームプレイも止まるため、このような問題は無い。

一部隠し要素の実績解放条件が厳しい

  • やりこみ派向けの要素なので、こだわらない人には大した問題ではいのだが、それにしてもやりこみ派泣かせの意地悪なもの、作業じみたものが目立つ。
  • ゾンビを大量に撃破する実績「ゾンビジェノサイダー」は、ワンプレイで53594体*8のゾンビを倒さなければならない。
    • まともにゾンビを倒し続けた場合、先述の小型チェーンソーだろうがリアルレーザーブレードだろうがまず時間が足りない。
      • 達成のためには車でひたすらゾンビを轢き続ける作業に徹することになる。それでもリアルで5時間(ゲーム内時間で60時間)はかかる単調な作業で、退屈。もちろん「∞モード」でなければストーリーを完全無視することになる。
    • だが、達成すると上述した「リアルメガバスター」という超強力武器が使えるようになるため、達成する価値は十分にある。
  • クリア後の特典で出現する「∞モード」は、長時間生き残る事を目的としたいわゆるサバイバルモード。実績「7デイ・サバイバー」解除のためにはプレイが必須。
    • このモードは一定時間(ゲーム内時間で20分、リアルタイムで1分40秒)が経過するごとに体力が減っていく。そのため食料は落ちているものを拾ったり、モール内に出現する他の生存者・サイコパスを殺して奪うことでどうにかしなければならない*9
      • だが、通常プレイと違って食料の数は限られている。配置されているものは一度取ると再配置されず、段ボールを壊しても絶対に出てこない。さらに、食料を無限回収できるスーパーマーケットにも入れない。
    • 無闇に歩き回るのは自殺行為に等しいので、長く生き残るためには「生存者を倒してある程度食料を集めたら、安全な場所に立てこもる → 死にそうになったら食料で食いつなぎ、手持ちが減ってきたら外に調達に行って再び立てこもり…」という立てこもりプレイが必要。立てこもり中は特にすることもなく、食料を食べながらひたすら時間が過ぎるのを待つしかない。
    • さらに、このモードはセーブができない。ゲーム内の24時間がリアルタイム2時間。実績解放条件が7日間生き残る事。すなわち、14時間+ロード時間動かし続けなければならない。
    • それだけ苦労して手に入れるアイテムが『魔界村』の主人公アーサーのパンツ、というのはあんまりである。
  • 本編のみの実績「通信中毒」は、1回のプレイでオティスからの全ての無線を一言たりとも逃さず聞くことで達成される。
    • これだけ聞くと簡単そうだが、前述の通り無線は些細なことで切れて「途中で切るなよ」と言い、こちらの状況はお構いなし、そして無駄に長い。
    • ストーリーも進める必要があるため、他の実績と並行して進めるのも難しい。
    • 特定の場所に居たり、特定のキャラを救助していないと受けられない無線も存在し、条件の把握も手間がかかる。
  • 生存者救出の実績「セイント」は「フランクなどのメインキャラクターを含め50人以上がモールを脱出する」という条件だが、生存者救出の難易度が高いので苦労する。無線連絡がない生存者も多い上、生存者の人数がカツカツなため効率よく進めてもほとんどミスや見逃しが許されない。
    • しかも、すべての救助可能な生存者を助けてもメインストーリーを最後まで進めると実績を達成できないという嫌らしい罠も仕掛けられている*10

プレイヤーを選ぶ見た目とゲーム内容

  • 全体的に洋ゲー臭が漂うが、開発は国内メーカーのカプコンである。しかしプレイヤーにはそんなことは関係ない。
    • マップ上のアイテムやキャラ名は全て英語表記。メッセージ上のキャラ名やアイテム名は「フランク(Frank)」のように日本語表記の横にわざわざ英語表記が併記され、マップ名やモール内の店舗名は全て英語でしか表記されない。
    • メニュー画面の項目名やスキル名などの名詞も漏れなく英語と、これでもかと洋ゲーライクに作り込んであるため、何も知らない人が見たら全編英語の純海外製ゲームを最低限日本語訳したようにしか見えないだろう。
  • モールに犇めくゾンビの群れをジェノサイドする、というゲーム内容もまた人を選ぶ。
    • バカゲーチックなゲームデザインではあるが、ゾンビゲーである以上出血・残酷描写も相応にある。寧ろゲームがはっちゃけている分、そちらもはっちゃけ具合も凄く、国内初のCERO:Zも納得の残虐さである。
      • ゾンビの死体や飛び散った血は消えずに残るため、ゾンビ無双をしているとあっという間に辺りは死屍累々の血の海と化す。すぐ消えるとは言え、フランクさんも返り血で真っ赤に染まっていく。
    • バカゲーとしてゾンビパラダイスを満喫している最中にも、罪の無い一般市民が何万人も死亡してゾンビ化したという凄惨な状況を反芻して、ふと我に返ってしまう人もいるかもしれない。
      • エスコート中の生存者がゾンビに倒されると、噛み殺されたりゾンビ化したり、または拳銃自殺すると言った生々しい専用ムービーが入る。しかもスクープキューで救出するNPCのみならず、一時行動を共にするメインキャラにまで用意されている凝りようである。
      • 途中から狂信者や特殊部隊など生身の人間も虐殺することになるので、人によっては気分が悪くなってもおかしくない。
    • 他にも惨たらしく死ぬキャラ、股間噛みなど痛々しい攻撃を受けるフランクさんなど、残酷描写は枚挙に暇が無い。開発スタッフ内でも「残酷過ぎるんじゃないか…?」という声が上がったほど。ゾンビパラダイスを楽しむには相応の耐性、そしてゲームとしての割り切りが必要である。
  • 一方で、本作もまた例に漏れず日本版は表現の規制が掛かっており、これでも表現が抑えられている方である。
    • 北米版では人体切断描写や内臓描写があり、ゾンビを刃物で斬ると見事なほど真っ二つに切れ、フランクさんの技の一部では内臓も出る。生存者もゾンビに殺されるムービーに内臓を引き摺り出されるものがある(フランクさんの技では出ない)。
    • 一部の武器、例を挙げるとドリルでゾンビを刺して回転させる攻撃方法があるのだが、北米版では遠心力で手足がもぎ取れ、時間が経つと攻撃範囲が狭くなる。しかし、日本版は手足が取れないので攻撃範囲が広いままである。
      • もっとも、ドリルは意識しなければゲーム中一度も使わないので、ゲームバランスに差があるとは言い難いが。
    • この辺りはプレイヤーがどこまで表現を求めるか否かだろう。ゴア表現も完全に収録されたバージョンをやりたい人は北米版が推奨される。

生存者のAIが若干アホ

  • モール内で見つけられる生存者は、同行させて安全な拠点である守衛室まで送り届ける必要があるのだが、たまに変な場所でつっかえたり、妙なルートを通ろうとしたり、立ちすくんでゾンビに捕まったりと世話が焼ける。特に弱気なタイプの救出者で顕著。全体的にライフも低めなので油断するとあっという間にゾンビの餌になってしまう。
    • アホなAIにHPの低さも相まって、生存者のエスコートはおそらくシリーズ中でも最も難しいと言える。
    • 生存者の救出が必要なのは実績解除のためと一部EDを見る時だけなので、それ以外では別に助けなくても構わないが、救出時に得られるPPはとても多いためPP稼ぎのためにはやはり救出が必要となる。
    • 一方、怪我で動けない生存者をおんぶしたり肩を貸したりしている時はゾンビの攻撃が目に見えて緩くなるなど、ユーザーに優しい工夫もある。この仕様は、某動画サイトではゾンデレと呼ばれ親しまれた。
      • その他、ゾンビが優先的に自分を狙うようになるミックスジュースや、生存者のAIが強化される本もあるのでそれを利用すれば大分楽になる…強化できるということは、逆に言えばこのアホAIは意図的ということになるが。
  • これらの生存者の難点は続編の『2』や『OTR』でだいぶ解消されている*11

その他

  • 各エリアの出入り口は決まってゾンビが密集しており、エリア間の移動に少し差し支える。
    • 「ゾンビが他のエリアに行こうとしているがドアが開けられないので集まってしまっている」というリアリティの表現であろうが、余計なダメージを貰ったり生存者のエスコートの障害になることも。
      • この点は次回作も変わらない。
    • また、セーフハウスからの移動時に基本的に使用するエレベーターも、毎度のようにゾンビが大量に乗り込んでいる。出発と帰還の度にこの処理を繰り返すと、だんだん億劫になってくる。
      • エレベーターを使わないルートもあるが、若干手間が増える。
      • 次回作ではセーフハウスへの道はシンプルな廊下のみとなり、このようなルートを挟むことは無くなった。

総評

生存者の救出に尽力したり、ひたすら立て篭もったり、気ままにゾンビを駆逐したりと、幅広いプレイスタイルで楽しめる作品。
高い自由度と納得できるレベルの行動制限が両立されており、ロード回数以外の重大な短所もないため、完成度は非常に高いと言えるだろう。
ゾンビ映画などを元にした様々な小ネタも取り入れられており、絶望的な状況ながらどこかコミカルな世界観なので、残虐表現への耐性さえあれば気楽にプレイすることができる。


移植

  • Wiiで『デッドライジング ゾンビのいけにえ』としても販売されている。しかし、ゲーム内容は大きく異なり、世界観とストーリーを同じにした別作品と言っても差し支えない代物である。
    • 高い評価を得たバイオハザード4 Wiiエディション』のシステムを丸々流用した作品なのだが、Wiiの性能でゾンビの「ワラワラ感」を表現するのはあまりにも難しく、WiiはスペックではHD機にどうしても劣ってしまうため、一部のグラフィックが初代PSと見紛うばかりに劣化してしまいゲームの内容以前の問題として酷評されてしまった不幸な作品ではある。
      • 『バイオハザード4』同様に銃器は同じものを使い続けるシステムに変更され、弾薬を補充しながら戦う形となる。打撃武器も拾えるが、基本は銃撃がメインとなる。それに伴い、サイコパスの一人であるクレタスが戦闘後に正気を取り戻して生存する展開に変更され、彼の店が武器ショップとして利用可能となっている。
      • Wiiリモコンを用いたロックオンや体術なども同様。また、ゾンビに掴み掛かられてもすぐには噛まれず、リモコンを振れば振り払えるようになっている。寧ろ、この方が描写として正しいのでは。
    • 元がいいだけに本家とは違うアクションシューティングとして割り切れば十分遊べるが、生存者やサイコパスが何人か削除されていたり*12、生存者の救出を強制的にやらされたり(しかも救出に失敗するとゲームオーバー)、写真撮影やジャンプと言ったアクションも無くなっている。ゾンビ犬や新コスチュームなどの新要素はあるものの、自由度もボリュームもかなり低下しているので、本家とは比べない方がいい。
      • 攻略Wikiでは「360版のフランクさんが己の肉体を使って大暴れする遊撃歩兵なら、Wiiのフランクさんは銃火器を使って着実に前に進んでいく戦車」と表現されている。こう考えるとプレイ感覚の違いが分かり易いだろう。
    • 時間経過やマルチエンディングも無く、一本道のストーリーとなっている。
      • 時間はイベントを起こすことで経過する。72時間経過後はエンディングにならず、必ずOVERTIMEモードに突入する。
    • なお、残虐表現が減ったためかWii版は対象年齢がCERO:D(17歳以上対象)に下がっている。
    • この作品に合わせて、テーマソングが新規作成されている。こちらはゲームの内容を端的に表現した、バカ全開の笑いを誘う歌詞(もちろん日本語)が印象的な良曲である。
      • 曲名はズバリ『デッドライジング』で、制作と歌唱はガガガSP。
      • ゾンビ化したガガガSPのメンバーと本作のキャラが共演したPVも製作されているが、フランクさん達メインキャラはおろか、ゾンビやサイコパスまで一緒になって踊り狂うというもので完全にネタに走っており、本作プレイ済みの人には抱腹絶倒もの。Wii版本編にもそのまま収録されている。
  • iTunesのAPPSTOREに『デッドライジング・モバイル』として移植されている。サイコパスが登場しない。
  • 2016年9月にはPS4/One/Winへの移植版が発売された。PS4/Oneのパッケージ版はDL版から遅れて29日に発売。
    • Win版を除き日本版は360と同様の表現規制がされているが、海外版に日本語字幕が収録されているのでそちらを購入すれば規制なしでプレイ可能。
      • Win版も2023年6月の一時配信停止後に配信が再開されたバージョンで規制版に差し替えられているため、これから無規制で遊ぶには海外版の購入が必須となってしまっている。
    • 内容に追加要素はないが、フルHD画質に対応したほか、360版の難点だったロード時間はかなり改善されている。

余談

  • 洋ゲーライクな作りが災いしてか、国内での販売数は芳しくはなかった。一方、北米では発売から2週間で50万本を出荷。2006年12月にはミリオンセラーを達成しており、カプコンの株価上昇と業績の上方修正にも繋がった。商業的には間違いなく成功と言える。
  • 映画『ゾンビ』(ジョージ・A・ロメロの作品)の権利元から訴えられたらしいが、連邦地裁に却下されている。
  • 後に『屍病汚染 DEAD RISING』という名で実写映画化された。ストーリーは『2』を下敷きにし、稲船氏が脚本の一部と監督を担当している。
    • だが内容はゲームとはまるで別物であるため、ゲームのような展開を期待してはいけない。また、純粋な映画としての評価も低い。
  • 本作の主人公フランクは、あまりの破天荒な行動とテンションの高さ、尋常外の強さから一躍人気キャラになり、『タツノコVS.カプコン ULTIMATE ALL-STARS』に参戦するまでに。ゴールドライタンとかと互角に渡り合えるフランクさんマジパネェ。
    • しかし、それでもフランクさんにしては大人し過ぎるとの声が強く、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』に出演した際には性能が一新され、より原作に近くなっている。
  • PROJECT X ZONE』にも彼が呼ばれた。しかも同社作品『ヴァンパイア』シリーズにいるキョンシー(中国版ゾンビ)のレイレイとペアを組んでの参入。ゾンビとジャーナリストという異色コンビながら息の合ったプレイを見せ、掛け合いもかなり好評だった。
  • 他のゾンビ作品のように、本作もゾンビに少しでも噛まれた人間はゾンビ化が避けられない設定だが、フランクはいくら噛まれても平気*13。「OVERTIME」モードで思い出したように感染が語られるまで、まるで物ともしていない。
    • 他の作品で言えば主人公がゾンビ化しない理由が存在したり*14、逆に理由付け自体を放棄しているゾンビゲームも少なくないが、フランクは並外れた抵抗力でゾンビ化を大幅に遅らせていたと語られる。流石である。
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  • 2006年
  • Xbox360
  • ACT
  • カプコン
  • DEADRISING

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最終更新:2024年03月28日 07:06

*1 ジョージ・A・ロメロは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)』などの作品にて、スクリーン上に「感染増殖していくゾンビ」を初めて登場させたゾンビ映画の巨匠。

*2 あるボスは背中からマチェットで刺し貫くという常人なら即死するであろう攻撃を繰り出すが、これを食らってもライフが減るだけで済む。

*3 このネタ衣装、後に『タツノコVS.カプコン ULTIMATE ALL-STARS』におけるLv3HC発動時(この時はXバスターとセット)、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でのDLC衣装と、2度にわたって再び日の目を見ている。

*4 強化本3冊があれば、ゾンビを1000体斬ってもまだ壊れないレベル。

*5 銃撃系の武器はほとんどが50%前後の威力になってしまう模様。例外は隠し武器の「リアルメガバスター」のみ。

*6 しかも、倒しても日を跨ぐと別人扱いで復活するという傍迷惑な仕様付き。

*7 序盤に話しかけると「ワクワクして眠れんわい」などと不謹慎極まりないことを平然と言い放つ。ゲーム的にはそうだとしても、惨劇の渦中にいる人間としては全く空気が読めていない。ここにもサイコパスが…。

*8 ちなみに、この数字はウィラメッテの総人口と同じ数字。

*9 通常プレイの救助対象なども、このモードでは問答無用で襲ってくる。

*10 救出できる生存者は48人で、メインストーリーを最後まで進めるとオティス以外のメインキャラが全員(フランクさん含む)死亡扱いとなり、最大49人になってしまう。一応追加モードのOVERTIMEまで続けてクリアできれば、フランクさんとヒロインのイザベラも生存扱いになる為、条件は達成できる。

*11 ただし『2』ではむしろ強化しすぎた感はある。

*12 削除されたサイコパスは例外を除いてゾンビ化している。

*13 他のNPCは素手攻撃や掴みは受けてもライフが無くなるまで噛まれない。また、Wii版ではフランクもすぐに振り払えば噛まれない。

*14 『バイオハザード』シリーズでは「主人公達はウイルスの抗体を運良く持っていた」と、かなり苦しいが理由付けがあった。そのため、抗体を持たない一般市民が主人公の『バイオハザード アウトブレイク』ではウイルスの感染がシステムに組み込まれていた。