輝光翼戦記 天空のユミナ
【きこうよくせんき てんくうのゆみな】
ジャンル
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超銀河級・総選挙RPG
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対応機種
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Windows 2000/XP/Vista
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メディア
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DVD-ROM 1枚
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発売・開発元
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ETERNAL
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発売日
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2009年1月23日
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定価
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8,800円(税別)
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レーティング
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アダルトゲーム
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廉価版
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2011年12月22日/3,990円(Win7にも対応)
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判定
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良作
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ポイント
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愛すべきお馬鹿ヒロイン達 バトルシステムは秀逸だが作業感あり 超展開?
ジャンルをよく見よう
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ETERNAL作品
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概要
株式会社ウィル(現:ウィルプラス)のブランド、ETERNALの一作目。
一作目から既に完成度の高い品質によって生み出された本作は、やりこみバトルRPGの名声をほしいままにした。
あらすじ
神撫学園二年生の翠下弓那は、成績不良によりぎりぎりの学園生活を送っていた。
ある日そんな弓那のクラスに、朱島歩武が転入してくる。
父親の言いつけにより転入してきた歩武だが、その理由とは
『神撫学園にいる翠下弓那という少女が、世界を守る救世主だから』
という突拍子もないものだった。
二人は根本的にそりが合わず、口喧嘩の絶えない毎日を送っていた。
その果てに弓那は、テストの日に暴力事件を起こし、留年決定の事態に陥ってしまう。
絶望に打ちひしがれる弓那の前に、論説部の部長・黒河雲母が現れる。
雲母は、星徒会トーナメントに勝ち抜き星徒会長になれば、すべての権限を手に入れられると教える。
そして歩武と弓那は、強引な部長に導かれ留年を取り消すため、星徒会大戦に立候補することになった!
はちゃめちゃな部活動を主に、様々な部や委員会と論説対決していく。
立候補者たちは学園に設置された「自分の言葉を実体化させる」という「イシリアルシステム」を用い、論説戦を繰り広げる。
次々と立ちはだかる有力者たち。無責任な有権者たち。謎の無口少女、藍の登場。
そして最強の現・星徒会長との決戦。 想いを具現化し、互いの心と力をぶつけ合う!!
ハッピー&ハイテンションな青春路線から、壮大でシリアスな物語へとつながっていく。
用語
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神撫学園
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星徒会選挙
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星徒(生徒と同意)会長に不信任案が可決された瞬間に星徒会長を選出するイベント。
投票ではなく、論説戦というバトルでのトーナメント制によって決める。
星徒会長は一つだけ権利として自由な特権を施行することが可能。
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イシリアルシステム
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個人が持つ意志の力を具現する能力で、論説戦での武器となる。神撫学園ではこのシステムを制御しており、
星徒会選挙の際にそのシステムを解放させる。名前の由来はそのまんま 意志、リアル(実体化)。
論説戦システム
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フォワード
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4人パーティの中で、攻撃を担当する。相手フォワードへの直接攻撃等が主体。
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バックヤード
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味方フォワードへの支援、相手フォワード等への妨害などを担当する。
尚、パーティ内訳としてはフォワード1、バックヤード3となる。
要するに、ド●クエの作戦でいう「
おれにまかせろ
」形式。
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スキルシステム
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MMORPGのように、必要なアビリティを習得、レベルアップさせることにより、スキルをセットさせる。
スキルは後述の購買部やダンジョンで入手可能。下記はその一部である。
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ブラスト
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アンチブラスト
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ブラスト効果に対してブラストを発動する。このスキルは妨害されない。
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カウンター
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アドヴァンス
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オーディエンス値
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各スキルを使用するのに必要な数値。それぞれ赤・緑・青・黒と四分割される。
オーディエンス値は全体値が決まっており、対象の色を使えばその色が減り、いずれかの色が増える。
これは敵のスキルでも変動し、変動後にオーディエンス値が不足するとファンブルとなり、スキルが不発する。
…以上は姉妹作である『
永遠のアセリア
』および『
聖なるかな
』と非常に似たシステムとなっている。
上記の作品から「部隊」「進行パート」を削ぎとったと言えばわかりやすいだろう。
オーダクル
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シナリオの途中に訪問することが可能になる、仮想ファンタジー世界。
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クエスト
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特定の条件を満たすことで、アイテムやお金(yp)を得る。
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ダンジョン探索
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『Wizardry』形式で進む。歪みといわれるものに触れることで、様々なショートイベントが発生する。
移動中は画面上部のキャラが忙しなく変化する。
ここで手に入れたアイテムは、学園の購買部にて売却可能。
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HYPER BATTLE
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レアモンスターバトル。ユミナや藍のイベントで発動する。
引き継ぎ要素について
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レベル、取得スキル、アビリティ、アイテムを2周目に持ち越せる。
難易度は2周目からハード(H)、3周目以降からスーパーハード(SH)を指定出来る。
難易度はちょうどH序盤がノーマル(N)クリアー時、SH序盤がHクリアー時の難易度となる。
また、オーダクルのイベントはこの難易度によって地続きになるため、
オーダクルの探索を進める場合は必然的に周回毎に難易度を上げる必要がある。
登場キャラクター
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主要メンバーについては、スキルの属性(色)や名前、髪の色等を踏まえてパーソナルカラーという名称で明記する。
また、特徴として主要人物は、関連、関係のあるキャラにはすぐに名前で呼ぶようになっている。
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神撫学園
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朱島歩武
本作の主人公。パーソナルカラーは赤。ADVパート以外ではフルボイス。
やる気を必要以上に出さない怠け者だが、出し惜しみしているだけで、実際のポテンシャルは高い。英語もペラペラ。
これは義理の父親のスパルタ教育のせいであるとしばしば自嘲じみてぼやくが、父親に対して嫌悪感はない様子。
弓那とは色々あって腐れ縁ということで、作中開始時点でも最も仲が良い。彼女のおかげか、ツッコミが冴える。
スキルに関しては味方の能力向上や、相手へのダメージスキルが豊富。
翠下弓那
メインヒロインであり、本作の最重要人物。パーソナルカラーは緑だが、髪の色はピンク。
見た目は結構な美人に入るのだが、呆れるくらいに馬鹿で要領が悪い。努力はするのだが、
何分ポテンシャルが貧相極まりないので、開始早々
留年が確定
。それを阻止するために星徒会選挙に立候補した。
…という、
色々と残念すぎるヒロイン
。ただし、性格は一昔前の熱血系で、極めて真っ直ぐな性格に惹かれる者は多い。
回復や支援効果のあるスキルが目白押しだが、何と言っても歌唱スキルが独特。様々な効果があるが、
戦闘BGMを上書きして再生させるという特殊演出が存在する。
黒河雲母
歩武達の先輩。パーソナルカラーは黒。読み方は
キララ
であり、鉱石の方で呼ぶと漏れ無くエンドオブデスペラードが飛んでくる。
性格は正に首領。身体は小柄だが、内に秘める想いは誰よりも重く強い。
当然、身体のことを言うと早々とツッコミが返ってくる。ドスの利いた声とミニマムボディのギャップ萌えキャラと言える。
実際、発売後の人気投票は弓那に肉薄するほどであった。
相手の妨害スキルや、攻撃スキルが目立つ。
御木津藍
どこかクールぶってる不思議少女。パーソナルカラーは青。
食べ物に関しては底なしの愛情を持つ。また、感情が高ぶるとなぜか瞳の色が変わる。
得体のしれない言動が多く、特に彼女のルートのあるイベントでは、度肝を抜かれること必至。
普段は落ち着きある態度であるものの、話が進むにつれてどんどんそのイメージが(主に声色で)崩れていく。
スキルはアンチブラストや、オーディエンス値を変化させたり、癖のあるものが多い。
以下サブヒロイン
本間麻衣乃
図書委員委員長。帽子とメガネが特徴。大人しめで引っ込み思案、更に運動音痴。
あまり能動的な活動をしない気弱な性格。
緋ノ宮灯
弓那の親友で、おっとり系キャラ。一応巨乳キャラなのだが…、他のヒロインが皆控えめなのでそれほど大きく見えない。
ものすごいシスコンな兄が存在しており、その溺愛ぶりに辟易している。
坂上月夜
予知能力が使える巫女キャラ。学園で巫女?細かいことに突っ込んではいけない。性格はおっとり天然系。
ぶっちゃけ、灯と麻衣乃を足した感じである。
坂上陽子
月夜の姉。こちらは非常に勝気でツンデレ気質なキャラ。もちろん巫女キャラ。突っ込んでは(ry
年増扱いされると火が付いたように激怒する。
神楽那由多
現星徒会長。完全無欠なパーフェクト星徒なのだが、あることにコンプレックスを抱いている。
また、想定外の事態には結構弱い。人気が高かっためか、FDではメインヒロインに昇格。
以下サブキャラ
観月直人
中性的な男子星徒。灯とよく行動を共にしているが、ただの友人関係。
かなり腹黒く、可愛らしい顔とは裏腹に毒の強い発言が多い。
緋ノ宮黎
灯の実兄で、テニス部の部長。超絶なシスコン。妹のために自らストーカーになる程。
それを除けば、選挙後は非常に頼りになるリーダーキャラである。歩武より主人公らしい。
睦越八枝美
購買部の管理人で、選挙時はアナウンサーを務める。売買しているものは突っ込みどころが多い物がほとんどだが、突っ込んだら(ry
どこであろうと、お得意様がいれば飛んでくるため、ここも突っ込(ry
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オーダクル
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ベリダディア=エフェメラントソード
剣人族の一人で、青い髪をしたロリっ子。控えめな性格で天然キャラ。…あれ、
デジャブ
が。
剣の腕前と、種族特有の能力が強力。発売前人気投票での順位はルックスからのものと思われるが、
実際にプレイした後の人気も上々である。
ユプシラ=ダナ=ミドルスタン
ミドルスタン王国の第一王女。暴風王女の異名を持つ、血の気が多いロリ王女。
小柄な体躯と見せかけて、ものすごい食べる。兄がいるらしいが…。
グヌマイオ=ヴァラカーノ
ユプシラの専属執事。マオの愛称で親しまれている。
柔らかい物腰とは裏腹に、暴風王女の制御のためならなんでもする、鬼畜執事。
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銀河連邦※若干のネタバレ含む
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イゼル=ゼーレルム
戦艦ゼーレルムの艦長。落ち着きつつも熱いおじさまで、隊員のことを第一に考える理想的な上司。
娘(後述)も同艦で働いているが、特別な待遇などしない、割と珍しいキャラ。
一昔前(●マトや●クロス等)によく見られた、渋い艦長そのものである。
ファルアー=ゼーレルム
ゼーレルムの主任オペレーター。歩武達と同世代でありながらも、その腕前は一流。
エルフのような耳(イゼルもだが)が特徴。親切丁寧で優しいためクルーでも人気は高いが、悪く言えば特徴が薄い性格。
ジーダとは同僚以上に仲が良いと思われるが、如何せん凄まじい鈍さを持つ。ジーダ頑張れ。
ジーダ=ガンバッゾ
ゼーレルムの戦闘部隊隊長。気さくで明るい性格。ファルアーにわずかばかりの好意を抱いている。
しかしながら、色恋沙汰には疎いのか、あまり積極的なアプローチが出来ない。
苗字の由来は「頑張っぞ」…だろうか?
アリュート=グムラ=リンス
アルゴダ星という技術国家のイシリアル使い。近衛騎士である姉(後述)に憧れているが、姉とはあまり性格は似ていない。
姉にもそうだが、大統領であるリシェインに対しても強い敬愛精神を持つ。
ディーレ=グムラ=タリム
アリュートの姉。アルゴダで最強のイシリアル使いの証である、近衛騎士の称号を持つ。
アルゴダ星のイシリアルは銀河系最高品質といっても過言でない評価なため、銀河連邦最強のイシリアル使いとして著名。
リシェイン=アルスフリオ
アルゴダ星の大統領。ショタにしか見えないが、実際は永い間アルゴダを治めているショタジジイ。
しかし言動は少年のそれとあまり変わらないため、第一印象は少年と見まごうこと必至。
ガレオーン=ダイ=ガトゥーダ
銀河連邦の総帥。イシリアル使いを嫌悪しているため、それらを擁立するゼーレルムに対してもぞんざいな態度を取る。
そのため、ゼーレルムはほぼ全体、銀河連邦でも彼を嫌う者は少なくない。
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評価点
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一筋縄ではいかないバトル
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システムは非常に画期的で、なおかつ戦略性が非常に深く関わる。バトルのためだけに購入するのも充分にあり。
バトルシステムにおいては、豊富なアイテム数、オーダクル探索におけるギャンブル要素、
可愛らしいSDCGによる派手なアニメーション等もあってか、業界屈指の出来栄えといえる。
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弓那
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当初は何をやってもダメダメな落第生だが、シナリオの進捗に比例して、徐々にそのカリスマ性を目覚めさせていく。
根幹部分(お調子者でお馬鹿)は変わらないものの、成長過程における描写は目を見張るものがある。
声優もまだあまり代表作に恵まれなかった水霧けいと氏を起用。当初はやや所帯じみた声質で、
弓那のイメージに合わないのでは? という危惧もあったが、弓那のへっぽこぶりもあってかよく合っている。
本編およびFDの発売前人気投票では堂々の二冠(ただし、いずれも2位との接戦だったが)を達成。
ちなみに、この雑草魂は次作の『Nega0』にも継承されている。
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ハイクオリティBGM
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バトルに限らず、場に合ったシーンBGMはどれもかっこいい。シナリオが長いせいもあってか、
曲目も相当な数に上る。オープニングのVocal曲はもちろん、弓那の歌も格好いいものから面白可笑しいものまで揃っている。
特に「灰かぶり姫…じゃなぃ~」は「灰かぶり姫じゃなくても」のへっぽこバージョンであり、実際の歌唱も
へろへろに歌っている弓那水霧氏の
笑える
不安演技を楽しむことができる。
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使いやすいUI
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メニュー画面はRPGツクール系で、シンプルかつわかりやすい。
また、各項目の説明文は半分ネタに走っているものがあり、読んでみるのも一興。装備毎でシリーズ化しているものもある。新感覚、読める装備品。
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おまけメニューの充実さ
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CGを閲覧中、何とキャラによるボイス込のコメントが挿入される。バトル等で疲れた時の気晴らしにいいだろう。
尚、細かいことだがこの時BGMを垂れ流しに出来るので、雰囲気作りにも最適。
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コンフィグの融通さ
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かゆいところに手が届くどころか、文字通り自分の思い通りの設定に改定することが可能なほど、項目が多種。
ただ、多種すぎて何から手をつければいいのか悩んでしまう場合もある。
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滑らかなペーパーアニメーション
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ADVパートとは別に、こもわた遙華氏による可愛らしいSDキャラが、人形劇さながらにアニメーションする。
このパートでは例外なく
全キャラフルボイス
なので、演出効果では非常に質が高い。
賛否両論点
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膨大なボリューム
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周回に結構時間がかかる。下記項目も相まって、完全クリアするには相当な日数を要する。
やりこみ派には願ってもない要素だが、気軽に楽しみたいプレイヤーには面倒でしかない。
ただし、オーダクルのイベントにこだわらないのであれば、2周目以降の難易度設定をNにすれば本編攻略は容易。
なのだが…
(後述)。
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シナリオ
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熱血少年漫画なノリが続き、人によっては予想通りすぎてつまらないという意見も。シナリオ構成自体はしっかり出来ているが、ご都合展開も多い。
また、展開が展開なので、所謂「
超展開
」と批判されることも多い。とはいえ、
本作のジャンルをちゃんと見ておけば
、超展開という批判が的外れであることに気づくはず。
問題点
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冗長な戦闘パート
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論説戦を勝ち抜くには、イベントでの戦闘やオーダクルにおける特訓作業が必要不可欠となる。
そのため勝てなければ、ゲームオーバー→初日まで戻って戦闘や特訓の繰り返し→再度論説戦→勝てればシナリオ進行、負ければ最初に戻る…とライン作業を課すことになる。
特訓に必要不可欠なバトルであるが、出来は非常に良いのだが、
テンポが劣悪
。自動機能なし、アイテムが無ければ逃走も出来ない。ctrlキーで早送り出来るが、バトル発生数が多すぎるのであまり意味がない。
このテンポの悪さによって、人によっては本システムが煩わしく感じるのも確かである。
また、後半パートでは特有イベントが激減し、特訓しか選択できなくなり、上記の
文字通りの特訓を強いられることになる
。
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ADVパート
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どのゲームにもあるものだが、本作はキャラの立ち絵が
一切変化しない
。そのため当初は「マネキン」と称された。
その代わり、テキストボックスのキャラアイコンはめまぐるしく変わるため、立ち絵部分はその場に誰がいるかを確認するのみとし、基本的にはテキスト部を見ながら会話を楽しむとよい。
この点に関しては作業ワーク軽減のためであり、アイコン自体は非常に豊富であることから、気にしない人もいる。
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鞄の容量
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初期は上限30個で、これがすぐに一杯になる。そのため、戦闘後はすぐにアイテム整理に従事する。
容量を増やすアイテムもあるが、なんとレンタル制。戻ったらまたいつもの上限になる。しかも割高。
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セリフとテキストの不整合
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誤字ではなく、単純にボイスがセリフ通りでない。例:「~だったよ」(テキスト表記)→「~だったのよ」(ボイス)。
アフレコした後にテキスト修正をしたと考えられるが、詳細は不明。事実であれば、録音環境においてやや杜撰な管理に見受けられる。
また、わざとなのか、単語を誤用して使っている。例:「煮詰まった→まとまらない」「穿った→捻くれた」等。
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完結編について。ネタバレ注意。
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本編キャラコンプリート、かつオーダクルのミッション(本編クエスト)を全達成することで、弓那ルートの真ENDに到達出来る。
途中途中でバトルが挟まれるが、どの敵もレベル最高(90台後半)値を誇っているため、並な実力では返り討ちにされる。 このシナリオの問題については、先に述したオーダクルのミッション攻略が鍵であり、定期的にオーダクルミッションを受けなければ達成は不可能(ミッションは1日1回しか受けられないため)。 これにより、なるべく効率的に完結編に到達するには、周回を重ねる際に必ず難易度を上げて回すことが必要になる。…周回最初では難易度の選択が可能だが、 あまり意味がないのではないだろうか。
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総評
やりこみゲーとしては相当のボリュームを誇る。王道シナリオは多少好き嫌いが分かれるかもしれないが、
変に凝っておらず、シンプルかつ壮大なスケールのシナリオが好きならばきっと楽しめるだろう。
余談
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『ティンクル☆くるせいだーす』との関連について
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弓那と、当作のヒロインであるナナカとは共通点が多い。また、互いの作品発売日も近い。
弓那の担当声優は、本作出演以降声優としての活躍の場が急増した。弓那の過程にどことなく似ているので、エロゲー界のロッキーのようである。
また、FDの公式HP投稿ネタでも「Lilian」、「シン」というリスナーから投稿が採用されている。
ただ残念なことに、『クルくるPSS』の「SBX」に、ユミナキャラの参戦は叶わなかった。
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続編について
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『輝光翼戦記 銀の刻のコロナ』ともう一作が予定されている。しかし、企画者である高瀬氏が直接携わったのは本作のみで、以降は原案名義となっており、Xuse時代の軌跡を見事に再現してしまっている。
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攻略ヒロインの共通点について
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何がとは言わないが、正ヒロインの殆どは並~貧レベルのサイズである。灯はそこそこだが、
サブヒロイン含めた他キャラでも大きいキャラはほとんどいない。オーダクルにも女性キャラはいるが、
全員ロリっ子である。ここまで徹底していると清々しさを感じるレベル。
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開発スタッフについて
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作品をやっていくと、往年の名作である『永遠のアセリア』や『聖なるかな』(Xuse)に似通っている部分が散見される。
それもそのはず、本作の制作スタッフは元々Xuseに所属していたからである。なぜスタッフが同一で制作会社がまるっと一新されたのかは、
いわゆる
大人の事情
ということで察して欲しい。
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FDについて
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その後のマネキン仕様について
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次作の『Nega0』で改善され、更にその次作「天の光は恋の星」ではアニメーションも実装したが、最新作である『銀の刻のコロナ』では
再びマネキン仕様となってしまっている
。輝光翼戦記シリーズはマネキンでなければいけない法則でもあるのだろうか?
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元々はオーダクルがメインだった
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永遠神剣シリーズの流れからか、企画当初はオーダクルを舞台としたファンタジー冒険活劇だったようである。
しかし、それでは過去作と被ってしまうため、学園要素を加味したという。つまり弓那などのキャラや設定は後付。
実際、オーダクルは物語上非常に重要な拠点である。そして、エターナルの最新作では、遂に
オーダクル舞台の輝光翼戦記作品
が発表された。
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ファイブクロス参戦
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ブシロードのTCGで、ユミナキャラが参戦。しかし、原画氏が違うせいか
ゲームとは似ても似つかない画風
で、製作者も困惑しているようだ。
最終更新:2019年08月20日 00:39