マジカルバケーション

【まじかるばけーしょん】

ジャンル コミュニケーションRPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス
メディア 64MbitROMカートリッジ
発売元 任天堂
開発元 ブラウニーブラウン
発売日 2001年12月7日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:全年齢(全年齢対象)
廉価版 バリューセレクション
2006年2月2日/2,667円(税別)
配信 バーチャルコンソール
【WiiU】2015年8月19日/702円(税8%込)
判定 良作
マジカルバケーション
マジカルバケーション / 5つの星がならぶとき


概要

  • 聖剣伝説 LEGEND OF MANA』のスタッフが旧スクウェアから独立し立ち上げた、ブラウニーブラウン*1の処女作。
  • 非常に美麗なパステル調の2Dグラフィックスや、世界観、魅力的なキャラクターの多さなどから話題になり、1作目は日本国内のみで発売ながら20万本以上を売り上げた。

特徴

基本的に魔法を使って戦う戦闘

  • 主人公含む自分のパーティは全員が魔法使いである。
  • パーティは主人公の通う学校のクラスメイトで構成されるのだが、クラスメイト15人中14人を戦闘で使用できる(1回の戦闘で出撃可能なキャラは6人)
    • 残り1名はストーリー序盤のわずかな時期のみ加入のゲストキャラ的存在。
  • 魔法の属性の数も多く、火、水等のメジャーなものから美、刃、獣など一風変わったものも多く全部で16種類の属性がある。さらに属性それぞれに相性がある。
    • ここは逆に言えば「多すぎてややこしい」という難点と表裏一体だが、戦闘中にいつでも相性を確認できる為ある程度緩和される。
    • 得意な属性の相手に撃てばダメージが増加し、反対に苦手な属性の相手だとダメージが減る。但しそれ以上に気をつけなければならないのは、相手の属性と自分の魔法が同じ属性という場合。何と魔法でのダメージが1になってしまうのである。
+ 属性とクラスメイトに関する、簡単な説明。長いので折り畳み
  • 火属性
    • 特に目立った特長は無いが、威力が高く使い勝手のいい攻撃魔法が揃う。
    • 酸素として燃やしてしまうからか風属性に強いが、そもそも熱さを感じない古属性は苦手。
    • 使えるクラスメイトは「キルシュ・ピンテール」
      決めるときは決めてくれる熱血バカな兄貴分。アランシアと幼馴染だが、現在はキャンディにお熱の様子。
      「カエルグミを消費してMPを全快する回復ポイント」を利用した際、ミミズグミを見つける事がある。
  • 風属性
    • 速さを上昇させる魔法が恐ろしく便利。但し、高位魔法を覚えるまでは威力不足に苦労する。
    • 得意な毒属性は吹き飛ばしてしまえるが、苦手な火属性が相手だとよく燃える燃料にされてしまう。
    • 使えるクラスメイトは「キャンディ・ミントブルー」
      おしゃべり大好きなクラスのムードメーカー。 …と思いきや、実はまさかのヤンデレ枠だったり。
      本来はカエルグミを消費して消滅させなければならない障害物を、アイテム消費無しで消す事が可能。
  • 毒属性
    • 攻撃魔法の威力自体は今一つだが、毒の状態異常によるスリップダメージ蓄積は決して侮れない。
    • お姫様を毒林檎で眠らせるというおとぎ話のお約束からか美属性に強いが、風属性には吹き飛ばされる。
    • 使えるクラスメイトは「カベルネ・チープトリック」
      パペット族と呼ばれる、心を持った人形の少年。1年前に故人となった兄を思い出すのか、最近塞ぎこみがち。
      パーティにいる間はフィールド上のカエルグミを捕獲できなくなる。一見不利益な特徴に思えるが…?
  • 美属性
    • 単体攻撃魔法しか覚えないが、あらゆる状態異常を回復する「ホワイトローズ」は美属性の特権。
    • 刃で美しさは切れないからなのか刃属性には強いが、汚される毒属性は大の苦手。
    • 使えるクラスメイトは「シードル・レインボウ」
      魔法のみならず詩文や絵画の製作にも才能を見せる芸術家だが、意外と現実主義的な言動が多い。
      とあるイベントを経て、テコでも動かないとされる障害物・桜文鳥を動かす術を習得する。
  • 刃属性
    • 何と魔法にも拘らず前列の敵単体しか攻撃できないという漢仕様。その代わり威力は絶大。
    • どういうわけか音属性に対して強い。音すら切り裂くという事だろうか? 一方その刃で切れない美属性を苦手とする。
    • 使えるクラスメイトは「カシス・ランバーヤード」
      年齢不詳の例外数名を除くとクラス内最年長で、妙に世間慣れしている。面倒見のいいクラスのまとめ役。
      此方の持つカエルグミを捨てさせようとする刃の精霊と契約する際は、是非とも彼を連れて行きたい。
  • 音属性
    • 確率で当たった相手を眠らせ行動不能にできる。全体攻撃魔法を覚えれば雑魚散らしに便利。
    • 衝撃波か或いは共振か、得意な石属性を粉砕可能。また、どういうわけか刃属性に弱い。
    • 使えるクラスメイトは「アランシア・スコアノート」
      のんびりやだが時折鋭い指摘をする事も。キルシュと幼馴染で、彼がキャンディにお熱なのが面白くないようだ。
      罠宝箱の中から時々コインを見つける他、特定のアイテムを持っていれば音の精霊と契約しやすくなる。
  • 石属性
    • 味方の守りを上げられる…のだが、このゲームでは物理攻撃が不遇な為若干影が薄い。
    • 質量で押し潰してしまうからか虫属性に強く、砕かれるからか音属性には弱い。
    • 使えるクラスメイトは「ショコラ・クラックス」
      マッドマンと呼ばれる、石のような体を持った種族の少年(?)。 たー けー てー すー
      石を蹴って動かした際にミミズグミを発見できる他、後述する家捜しで貴重な能力成長アイテムを入手可能。
  • 虫属性
    • 相手の力を下げられる…のだが、このゲームでは物理攻撃が以下同文。単体攻撃しかできないのも痛い。
    • 得意な木属性ならば食い荒らしてボロボロにできるが、石属性には押し潰される。
    • 使えるクラスメイトは「セサミ・アッシュポット」
      キルシュを慕っている少年。クラス最年少の為か、珍しい虫を見ると全てを忘れて追いかけ回す悪癖あり。
      モンスターが潜む罠宝箱を識別でき、うっかり罠宝箱を開けてしまう前に警告してくれる。
  • 木属性
    • 攻撃魔法の威力は若干低いが、相手の精神(魔法防御)を下げる事がある為使いやすい。
    • 植物が無ければ生物は生きていけないという理由から獣属性は得意だが、食い荒らされてしまう為虫属性は苦手。
    • 使えるクラスメイトは「ピスタチオ・メイプルウッド」
      犬のような種族、ヴォークスの少年。怖がり・お調子者・落第寸前の成績と三拍子揃った劣等生*2
      「無料でHPを全快する回復ポイント」を利用した際、カエルグミを見つける事がある。
  • 獣属性
    • パーティ全員の全MPを集めてぶっ放す最強魔法「みんなのちから」を使用可能。しかし他の魔法はというと…。
    • 得意な水属性なら飲み干してしまえる。木属性が苦手なのは上述の通り。
    • 使えるクラスメイトは「オリーブ・ティアクラウン」
      否応無しに相手の心を読んでしまうという特異能力が原因で、人付き合いを苦手とする少女。
      うっかりミミズグミの隠れた穴を調べてしまった際に飛び出してくるモンスターとの戦闘を回避できる。
  • 水属性
    • 相手の守りを下げられるが、その真価は低消費、且つ早期に全体攻撃魔法を使用可能な点にある。
    • 電気を分散させてしまうからか、それとも純水ならばほぼ電気を通さないからか、雷属性を得意とする。獣属性は飲み干されてしまう為苦手。
    • 使えるクラスメイトは「ブルーベリー・レイクサイド」
      優秀な魔法使いの家系に生まれ自身も文句無しの優等生だが、病弱ですぐダウンしてしまうのを気にしている。
      特異な言語を使用する種族・ウォーターピープルの会話を理解し、人間の言葉に翻訳する事ができる。
  • 雷属性
    • 確率で相手をしびれさせる事が可能。全体攻撃魔法こそ無いが、攻撃範囲は広めのものが多い。
    • 他作品では水属性に撃つと有効な事が多いが、このゲームに限っては「こうかはいまひとつ」なので控えるように。
      その代わり、古属性の古代兵器はショートさせられる為得意。
    • 使えるクラスメイトは「レモン・エアサプライ」
      猫のような種族、ニャムネルトの少女。友達思いの姉御肌だが、若干…というか結構乱暴な言動が玉に瑕。
      その真骨頂は当たり屋の如く此方の通行を妨害してくるピラニアに絡まれた時。サクッと殺して撃退してくれる。
  • 古属性
    • 「いにしえぞくせい」と読む。古代の戦闘兵器を呼び出す魔法(?)で、相手の速さを下げる効果あり。
    • 古代兵器は熱を感じない為、火属性の相手は得意。雷属性はショートしてしまう為苦手。
    • 使えるクラスメイトは「カフェオレ・ラスティネイル」
      魔法学校の校長が骨董市で買ってきたという古代機械。他人に影響されやすいらしく、口調がコロコロ変わる。
      「特技」と言えるかは微妙だが、彼を外すと通れなくなる場所がある、あるイベントの発生までプレーン間の移動は彼のジェネレーターに頼る破目になる、属性の説明とは逆に砂漠を長時間歩くと真っ先に倒れる等、シナリオへの絡みも多い。
  • 闇属性
    • シナリオ中では忌み嫌われる属性だが、相手からMPを吸収する効果がある為性能は極めて実用的。
    • 光・愛以外の全属性に対して優位に立てるが、苦手な光属性にだけはその闇を切り裂かれてしまう。
    • 使えるクラスメイトは「ガナッシュ・ナイトホーク」
      本来はえびふりゃーが好きな心優しい少年なのだが、自身の属性ゆえに人付き合いを避けたがる傾向がある。
      先述したストーリー序盤のわずかな時期のみ加入するゲストキャラ。その為か、他のクラスメイトのような特技は無い。
  • 光属性
    • 極悪な威力と効果範囲を兼ね備えた攻撃魔法を使えるが、その分燃費の悪さも極悪。
    • 自身の光を持って切り裂く事が可能な闇属性を得意としている。苦手な属性が存在しない、事実上最強の属性。
    • 使用できるクラスメイトは(主人公と隠しキャラを除くと)居ないが、担任であるマドレーヌ先生がそれらしき魔法を使用するシーンは存在する。
  • 愛属性
    • 全属性で唯一のHP回復魔法を使用可能。但しHP回復魔法は使う度にMPを全消費してしまうのでご利用は計画的に。
    • 回復・補助魔法に特化している為か、それとも愛は全てを包み込むからか、属性の強弱には一切関係していない。
    • 使えるクラスメイトは「ペシュ・ファーマー」
      愛の大使と呼ばれる種族の少女。真面目で世話好きなのだが、その健気な努力はしょっちゅう空回りしている。
      ミミズグミの隠れた穴を調べてしまった際、稀に精霊との契約に使うコインを発見する事がある。
  • 毎ターンキャラのパラメータに応じてMPが回復するので、ある程度なら気兼ねなく魔法が使える。
  • 精霊コンボというシステムにより、場に出ている精霊の数に応じて魔法の威力が上昇する。苦手な属性の精霊が場にいると精霊コンボが相殺されてしまう、相手の召喚した精霊を横取りできるといった要素によって、本作独自の駆け引きが味わえる。
    • あえて相手と同族性のクラスメイトをぶつけ、魔法による被害を最小限に抑えつつ相手の精霊コンボを徹底的に妨害する…といった戦法もある。

通信対戦

  • お互いに育てたパーティを使って、対戦を行う事も可能。勝率が高ければ、能力値を補正してくれる特殊な称号が手に入る。
  • ルールは本編中での戦闘ほぼそのままだが、幾つか対戦時限定の要素が存在する。
    • お互いに全員MP0の状態からスタートする。手数に関わってくる為、ターン開始時のMP回復に関わるパラメータはできるだけ上げておきたい。
    • ターン開始時に3体精霊が召喚される。召喚される精霊はランダムに選ばれる為、戦術に組み込むのは難しい。
    • ターン終了時に、召喚されていた精霊が全て消滅してしまう。1ターンの間で、いかにして精霊コンボを成立させるかがカギとなる。
  • 最高の称号は全ての能力値を10上昇させてくれる。これは終盤の店売り装備品1~2個分とほぼ同等の補正。
    • 但し、この称号を得る為には通信対戦を500回以上戦った上で無敗をキープするというとんでもない条件の達成が必要。八百長以外で手に入れたユーザーは居るのだろうか?

アミーゴシステムという、別の同カセットと通信する機能による特典

  • いずれも必須ではないが、攻略や通信対戦が格段に有利になる。
  • 「レッツアミーゴ」では相手のセーブデータの主人公をアミーゴとして登録する。
    • アミーゴが戦闘で使用する最大8種類の魔法を「極意」として装備し、自分の主人公やクラスメイトも使えるようにできる。
      • アミーゴの極意によって使えるようになった魔法は、極一部の裏技的な例外を除いてどれだけ使っても魔法レベルを上げる事ができない点には注意が必要。
      • 「極意」を装備すると、そのアミーゴの属性が持つ耐性(と、弱点)を得る事もできる。同じ属性の極意を装備しても効果は重複しない。
    • 主人公の初期属性と異なる属性の相手を始めてアミーゴ登録した場合、主人公が相手の属性のLv1魔法を覚える。
      • 最初は精霊を1体呼ぶ程度しかできないが、使い続けていけばクラスメイトと同様の多彩且つ強力な魔法だって覚えられる。
  • 「レッツおんせん」では相手セーブデータの温泉に入る事で、無条件でパラメータを上昇させられる。
    • このモードのみ、本編を進めて温泉を見つけないと解禁されない…のだが、温泉の位置は序盤も序盤なのであっさり解禁できる。
    • 自分の温泉に一定の数だけ他のプレイヤーが入ると、お金を払ってより多くのパラメータが上昇する可能性のある温泉に改築する事も可能。
      改築しても喜ぶのは通信相手の方だが、より高い効果を持った温泉なら相手も快く通信に応じてくれる…だろう。多分。
  • よくゲームを扱った漫画で題材となる「楽しいが子供達をひきこもらせない、メーカーにもプレイヤーにもその家族にも嬉しいゲームを作れないものか」→「ゲームの中(作品の出来)と外(プレイヤー同士の交流)で何倍も楽しめる作りで大ヒット」という展開を体現しようとしたものと言えよう。
    • しかしこうした交流を促す仕組みの黎明期であるが故に、その試みは決して弊害の少ないものではなかった。詳細は後述する。

評価点

GBAの発売から一年も経っていないにもかかわらず美麗なグラフィック

  • 概要でも触れたが、とにかく圧巻の一言。序盤のエリアである「ヴァレンシア海岸」で感動したプレイヤーも多い。
  • 他にも「ミモレットの森」「レーミッツ宮殿」などはGBA後期と言われても違和感が無い。
    • 但しシナリオを進めていくと、この美麗さ故に不気味さが強まってしまう一面や、進める場所を判別し辛いという思わぬ弊害もあるのだが。
  • 『聖剣LoM』のスタッフが手掛けているだけあり、キャラクターデザインや雰囲気はかなりそちらと似通っている*3。キャラの顔グラフィックなど、PSの『聖剣LoM』にも劣らないほどに亀岡氏のタッチを表現しており、この点でもGBAの性能を発揮していると言える。

独特なシナリオ

  • 主人公のクラスが臨海学校に来ていると、エニグマと呼ばれる生き物が突如現れクラスメイトと先生をさらっていく。それを助けに行くというストーリー。
    • 最初に主人公の性別と、初期属性として15種類の魔法の属性のうち闇・光・愛を除いた中から1つを選んでスタートする。説明書には属性ごとに「初心者向け」「上級者向け」などの説明もある。
      • 慣れないうちは「初心者向け」とされる火・毒・木・雷を選んでおけば、ほぼ間違いは無い。
      • ある程度システムが分かってきたら、仲間になるクラスメイトや戦うボス敵の順番に応じて属性を選ぶというのもアリ。
    • 初めこそ順調に仲間が見つかっていくがエニグマの妨害や仲間の失踪などにより、出発点である光のプレーンから闇のプレーン、死のプレーンと徐々に闇の世界に足を踏み入れていくなど暗い世界観がある。
  • 15人のクラスメイトそれぞれに魅力があり、彼らの会話は見ていて面白い。
    • 亀岡氏の独特な絵柄とデザインも相俟って、どのキャラも『聖剣LoM』のキャラと言われても違和感が無いほど。主人公2人を見て『聖剣LoM』の主人公を連想した人もいる事だろう。
  • こんにゃくやパペットなど様々な種族の集落が各地にあり、それぞれに掟や習慣などがあり色々な所に行ってみたくなる。
  • 本編中の難易度設定も実に絶妙。
    • きちんと戦闘をこなしてさえいれば難しすぎる事はないし、かといってレベル上げを怠ると要所要所で闇属性の強敵が登場するのもあって詰みかねない。

やりこみ要素が豊富

  • クリア後の隠しダンジョンが3種類存在している。メインである1つは50階までフロアがあり、さらに3段階から難易度を選べる。
  • また隠しキャラも非常に多い。隠し仲間が9人、隠しマジックドール*4が3体の合計12人。
  • レベルは999まで上がり、魔法それぞれに用意されている魔法レベルも99まで上がる。
  • フィールドの各地にワープポイントがセットしてあり、ワープポイントとしての登録さえしておけば戻る時非常に楽。

賛否両論点

シナリオの傾向・賛否両論点編

  • 本作シナリオにおいて一貫しているメッセージは「失敗も成功もそれだけが全てではない、躓きだって巡り巡って自分の糧となる」というもの。
    • 最初の臨海学校におけるマドレーヌ先生の台詞等、こうしたメッセージ性があからさまに透けて見えるシーンが結構多い。このスタッフからのメッセージを理解できるかどうか、理解できたとしても共感できるか否かでシナリオに対する印象が大きく変わる恐れがある。
    • よくあるRPGのような勧善懲悪・因果応報的な展開も決して無い訳ではないが、本作においてそのような展開によるカタルシスはまず期待できないと言ってしまっていいだろう。
+ ネタバレ注意
  • クラスメイトの何人かがエニグマと融合してしまい戦う事になるのだが、そのうち一人のイベントが「ある時を境に好き放題場を引っ掻き回す上、他クラスメイトの心を抉る様な言動まで見せるが、最後に可哀想な境遇と必死に努力していた事を明かされる」という内容になっており、結果としてそのクラスメイトに対する賛否を強烈に分けてしまっている。
    • 一応「エニグマと融合してしまうと負の感情が増幅してしまう」という理由付けはなされているが、クラスメイト同士の衝突もその後の和解も、全てが彼らの人生における糧となる…といった具合の俯瞰的な見方ができない場合、スタッフの依怙贔屓に見えてしまうのも致し方ない部分がある。
  • 『聖剣LoM』を遊んだ事がある方には「エスカデ編の雰囲気」と説明すれば分かりやすいだろうか。
    • それもそのはず。本作のシナリオはエスカデ編と同じ人物が手掛けているのである。雰囲気が似通うのも自明の理と言えよう。

問題点

アミーゴシステムに存在する、割と致命的な問題

  • 現在のWi-Fi通信のようなネットワーク環境がないGBAではリアルお友達と通信してアミーゴを集めるしかないわけだが、隠し要素は10人アミーゴを集める毎に開放される。前述の漫画で描かれるような「ソフトを発売して間もない頃の小学生達の間」とかはともかく、数年経って*5買った大人ゲーマーは今でも同じソフトを持っている相手が近所にいるか探す時点で既に困難である。それを10人も集める難度に関しては最早言うまでもない。
  • 本作の主人公は条件を満たせば愛・闇・光の属性魔法を習得でき、更に闇・光の魔法を習得した場合は主人公の属性が習得した魔法と同属性に変わり、見た目も変化する。しかし闇の魔法を習得する条件は「別々の100人」と通信する事、愛の魔法は「別々の、自分と同じ属性を選んだ5人」と通信する事、そして光の魔法は(闇・愛を含む)それ以外の魔法を全て習得する事。要するに1人プレイのみではどうあがいても不可能なのである。
    • さらに3種類の隠しダンジョンのうち2種類は闇、光それぞれの魔法を会得していなければ侵入できない為、例によって1人プレイでは以下同文。
  • 手間はかかるが、ゲーム機本体と本作ソフトを2個ずつ用意し、一人でアミーゴ登録→片方のデータ初期化を繰り返せば、もう片方のROMのアミーゴは100人にできる。
    • GBAが旧世代機と化して久しい現在、オリジナル版においてこの手段以外で全ての隠し要素を解禁するのは限りなく不可能に近い。
    • バーチャルコンソール版ではこの問題点が解消されている。詳細は余談の項目にて。

キャラクター性能に関する問題

  • 魔法と比べると、キックやビンタなどの物理攻撃があまり役に立たない。精々、魔法が効き辛い一部ザコ敵の体力を削る程度しか出番は無い。
    • 上述した理由故に、力のパラメータが事実上の死にパラメータになってしまっている。本作のコンセプトが魔法で戦うRPGなので、仕方ないといえば仕方ないのだが…。
    • 勿論、物理攻撃が完全に役に立たないのかと言われればそうでもない。例えば序盤に登場する闇・光・愛属性の敵はまさに上述した「魔法がきき辛い敵」に該当している。極稀にしかエンカウントしない光・愛はともかく、闇属性の敵はボスの取り巻きとして出現する事が多く、1人位は力の高いキャラを入れておくとストーリー攻略が安定しやすい。
      • 但し、あくまでもストーリー攻略において安定しやすいだけである。本腰を入れての隠しダンジョン攻略や通信対戦でのガチンコ対決を視野に入れるのであれば、必然的にMPや速さの高いキャラクターばかり入れた、似たり寄ったりのパーティ編成で戦う破目になるだろう。
  • 前述した通り、本作ではゲーム開始時に主人公の属性と性別を決めるのだが、性別で男性を選ぶと力、守り、HPが高くなる。力は事実上の死にパラメータであり、魔法攻撃を仕掛けてくる相手が多い本作では守りも相対的な重要度は低い*6
  • 対して女性の場合は速さ、精神、MPが高くなる。このゲームは速さの高い順に行動するので基本的に速さは高い方が有利であり、精神は魔法攻撃に対する防御力で、魔法が主軸となるこのゲームでは非常に重要な能力である。MPについては言わずもがな。
    • このゲームの基準だと男主人公は弱キャラ、女主人公は強キャラに分類されてしまう。さらに主人公はパーティから外せない為、男主人公を選んだ場合は常に弱キャラをパーティに入れなければならないという破目に陥ってしまう。
      • フォローしておくと、男主人公は力や守りが高くなるタイプのキャラ中において魔法関連の能力値が比較的高く、自分で属性や魔法を決められるという点もあって魔法での戦闘がしやすい方ではある。…あくまでも弱キャラの括りの中では、だが。

精霊に関する問題

  • このゲームには精霊が各地に存在しており、それぞれの精霊に応じた条件を果たす事で契約できる。大抵の精霊は要求するアイテムを渡せば契約成立となるのだが、例外も存在している。その例外の中でも特に酷いのが愛の精霊「ウィッシュ」と契約する際の条件で、それまでに獲ったカエルグミの数、およびカエルグミを一度でも購入したか否かによって契約できるかが決まってしまうのである。
    • カエルグミは道端やダンジョン内など様々な場所に分布しており、さらに捕獲すれば回復アイテムとして使用できる為序盤では何も考えずに獲ってしまう場合が多い。そうでなくとも各地の店で普通に売られている回復アイテムの為、知らずに買ってしまったユーザーも多い筈。
    • 1匹でもカエルグミを獲ってしまうと、或いは一度でも購入してしまうとそのセーブデータでは愛の精霊をコンプリートできなくなってしまう。攻略情報無しの初見プレイでは精霊コンプリート不可能と言っても過言ではない。一応序盤でそのような伏線が有るが、情報を得る場所が分かりにくい上、さらに意味も分かりにくい。
    • さらに、序盤イベントでどうしても1回はカエルグミを捕獲しなければならない。
      • これはカエルグミ捕獲がストーリー進行に必須なイベントとなっている為。捕獲直後に現れる傷ついたクラスメイトにカエルグミを渡せば、捕獲数をゼロに戻す事ができる。
      • 当然クラスメイトにカエルグミを渡さずイベントを進めてしまうと、そのセーブデータでは以下同文。
    • トドメとばかりに終盤には「カエルグミが大量に存在し、さらに触れただけでカエルグミを捕獲できてしまう」という特徴を持ったダンジョンまで存在する。本作スタッフはそんなに精霊コンプリートをさせたくないのか。
  • さらに上記の愛の精霊の問題をクリアしても、光の精霊「ルクス」と闇の精霊「ニルヴァ」の問題が存在する。
    • 光の精霊は、それまでに契約した闇の精霊の数によって契約できるか否かが決まる。闇の精霊と2体以上契約していると契約できなくなってしまうものも多い。
    • 闇の精霊と契約するには、精霊が呼び出したモンスターとの戦闘に勝利する必要がある。これだけならまだいいが、問題は精霊が出現する条件。カエルグミを一定数以上捕獲しないと出現しないのである。最後の一体に至っては何と1000匹捕まえる必要がある。ここまでくるとプレイヤーに対する嫌がらせとしか思えない。
    • さらに最後の光の精霊及び闇の精霊は前述の光、闇それぞれの魔法の習得が義務付けられている隠しダンジョン内に存在している。通信環境がなければそもそも精霊コンプリートは不可能である。
  • 以上の点から、精霊コンプリートを狙うのであれば
まず通信プレイの為の環境を整える
→ 序盤から終盤にかけてカエルグミ無捕獲無購入縛りプレイし、全ての愛の精霊・隠しダンジョン以外の光の精霊6体と契約する
→ 別々の100人との通信を達成して闇属性魔法を習得し、主人公の属性を「闇」にする。同時にカエルグミを1000匹捕獲
→ 闇属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンに入り、そこにいる闇の精霊と契約する
→ 全ての魔法を覚えて光属性魔法を習得し、主人公の属性を「光」にする
→ 光属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンに入り、そこにいる最後の光の精霊と契約する
→ その後残り全ての闇の精霊と契約する

  …という何ともややこしいプレイングを求められるのである。

  • 精霊に関する問題はまだまだある。具体的には刃の精霊「スラッシュ」と美の精霊「パウダー」の2体。こいつらは契約する際に、手持ちの回復アイテムを捨てるよう要求してくるのである。
    • 刃の精霊の方は、特定のクラスメイトをパーティに入れておけば捨てたカエルグミをこっそり回収してくれる。後々の回復アイテム所持についていちゃもんを付けられる事もない。
    • 美の精霊は輪をかけて性質が悪い。MP回復アイテムであるミミズグミを一定数以上所持していると契約できない上に、後々ミミズグミを一定数所持すると「今すぐミミズグミを全て捨てるか、自身との契約を解消するか」の二択を迫ってくるのである。当然、契約解消した場合再契約する手段は無い。
      • 厄介な事に、他の精霊の中には「ミミズグミを一定数以上捕獲すると出現する精霊」「契約の際ミミズグミを要求してくる精霊」が存在している。精霊コンプリートを狙う場合はこれら他の精霊と先に契約を済ませておき、美の精霊との契約は後回しにするのが楽。
  • なお、隠しダンジョン攻略や通信要素を全て度外視してもよいのであれば、本編中で使い手が登場しない光属性(ルクス)、および使い手が序盤にゲスト参戦するだけの闇属性(ニルヴァ)の精霊との契約は一切行わずとも全く問題ない。
    • ウィッシュやスラッシュ、パウダーなど他属性の精霊についても、ストーリー本編であれば最大16倍の威力上昇を見込める4体程度で十分。精霊コンプリートは他作品における「全メンバー最強装備」「全ての技を習得」といったやり込み要素に近い位置づけとなっており、本編攻略には然程影響を与えない。初めて本作をプレイする際は、契約した精霊の数をあまり気にせず楽しむ方がいいのかもしれない。
    • 実際、作中のとある場所において「精霊が7体集まらなくても気にするな」「愛の精霊との契約にこだわらないほうがいい」というアドバイスを聞く事ができる。本作スタッフも精霊コンプリートの難度の高さを認識し、それに対して不満意見が出る事を予想していたらしいが、それならばもう少し手心を加えて欲しかった

シナリオの傾向・問題点編

  • 本作は徐々にシナリオが暗くなっていく流れがある。
    • 鬱イベントが多いものの基本的にはどれも救いが残されており、そこまで酷くはない。しかし中盤になって訪れるマサラティ村のイベントは中々にきついものがある。
+ シナリオのネタバレあり、閲覧注意!
  • イベント自体は「とある病気にまつわる迷信と、それによる差別・偏見」が引き起こす問題に主人公たちが巻き込まれる、という内容となっている。
    • 迷信の詳細は「とある少年の父親が病気にかかって命を落とした。その病気は悪魔にかかる不治の病であり、その病気にかかった男の子供もまた悪魔である」というもの。
      • これだけでも病気で父親を亡くした少年の傷口に塩を塗るような腹立たしい内容だが、その真相は「病気の特効薬が危険な場所にあり誰も取りに行く勇気が無く、しかし薬を取りに行けなかったという事実を認めたくないがためにかつて存在した迷信を引っ張り出して親子に責任転嫁した」というもの。当然ながら親子には微塵の非も無い
    • 主人公達が上記の真相を聞かされた後、差別を受けていた少年が「村長の娘が悪魔の病気にかかった」と嘘を吹き込まれ、病気の特効薬である薬草を取りに行く事になる。主人公達の助太刀もあって無事薬草を手に入れられたのだが、結局少年は「村長の娘に薬草を渡す」のと引き換えに村を出て行ってしまうのである。
      • その後、病気になどかかっていない村長の娘が事情を知り、少年の後を追って旅に出る事になる。
    • このイベントの何が酷いかというと、他の村でのイベントとは異なり「迷信に基づく差別と迫害」という根本的問題がこれっぽっちも解決に向けて動かない*7上、少年に嘘を吹き込んだ張本人に対しては一切お咎め無しという点。確かに現実でもこの手の迷信や差別は解決の難しい問題ではあるのだが、何もここまで徹底的にやらんでも…。
      • その人物に話しかけると、少年から「村長の娘に必ず渡して欲しい」と託された筈の薬草を何の感慨も無く渡される。この時点で彼に対して明確にどす黒い感情が芽生えたプレイヤーも決して少なくはないだろう。
  • 一応、救いも存在してはいる。主人公の選択次第では、村を出た少年と村長の娘をとある場所で無事再会させる事ができる。
    • この為、よりにもよって最序盤のイベントでありながら例外的に救いの見当たらない内容となっているトルーナ村の方がきついと漏らすプレイヤーも、少数ではあるが存在している。

戦闘システムの問題

  • 戦闘で精霊コンボを使う事により魔法威力が上昇するのだが、その上昇幅がとんでもないインフレを引き起こしてしまっている。
    • 精霊コンボとは場に出ている同種族の精霊の数に応じて威力を上げるシステムなのだが、精霊が1体増える毎に魔法の威力が倍になる
      • このゲームには精霊を2体同時に出すダブルコールの魔法が存在する。速さを調整してやれば「主人公、及び主人公と同族性の仲間の内より速い方がダブルコール、然る後攻撃魔法」という手順を踏めば、最低でも4倍の威力を叩き出せる。マジックドールを活用すればより高い倍率も狙える。
      • 更に前述のアミーゴシステムを使えば、本来1種類の魔法しか使えないクラスメイトでも別属性の魔法が使えるようになる。これを活用すれば「速さを高めた他5人でコール魔法を連発し、最後に行動する1人が攻撃魔法」という手順で通常の128倍という世紀末レベルの威力を持つ攻撃魔法を、相手に一切妨害の隙を与える事無くぶっ放す事だって可能なのである。勿論そこまでにかかる手間も尋常ではない為、ロマン砲の域ではあるが。
  • 主人公達が臨海学校で乗ってきたバスを家探しする事ができるが、これによって手に入る温泉セットは全て揃えると全てのパラメータに大幅な補正がかかる為、バランスブレイカーとなる可能性がある。
    • しかもバスと合流しさえすればコマンド一つで家捜し可能となる為、その気になれば序盤にセットを全て揃える事も可能。但し正攻法で温泉セットを入手できる確率は結構低いので、何度も家捜しを繰り返す根気か、奥の手である乱数調整に手を出す覚悟のどちらかが必要となるが。

取り返しのつかない要素の存在

  • 光・闇・愛の精霊の他にも、プレイング次第で取り返しがつかなくなってしまう要素は比較的多め。
  • 光属性魔法を習得し「光」の魔法使いになってしまった場合、闇属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンには二度と入れなくなる。
    • 闇属性限定ダンジョンにいる敵の図鑑登録や隠し仲間加入、さらには闇の精霊との契約を行わずに光属性になってしまった場合、そのセーブデータでは諦めざるを得なくなってしまう。主人公の属性を変える際は注意しておくように。
  • 隠しキャラの何人かは、一度手順をミスしてしまうとそのデータでは二度と仲間にならない。
    • 上述した闇属性限定ダンジョンにいる隠し仲間の他、難易度を選べる隠しダンジョンのボスを倒すと仲間になるキャラも厄介。最初に最低難易度でボスを倒した場合、二度と仲間にできなくなるのである。
    • 当然だが、隠しキャラはパーティが5人以下でないと仲間にできない。うっかり6人パーティで条件を満たしてしまい、一度しか仲間にするチャンスの無い隠し仲間を逃してしまうと泣くに泣けない。
  • メニュー画面から、成績表という形でプレイングの評価を見る事ができる。のだが…
    • この評価においては「対モンスターの勝率」「仲良くなった(=契約した)精霊の数」「HPが尽き気絶した回数」など、一度ケチがついてしまうと取り返しがつかなくなる要素の比重がかなり高め。一度でもモンスターとの戦闘から逃走したら最高評価はまずありえないと考えてよいだろう。
    • 幸いにして、評価が影響するのは自分の温泉の改築パターンのみ。通信をしないのであればそこまで気に病む必要は無い。
      • 評価が高ければゆっくり浸れないんじゃないかと思う位に豪華な外観の温泉に改築する事も可能。逆に評価が低いとまさかのドラム缶風呂コースに。
      • 基本は評価が高い状態で改築すれば、より効能の高い温泉となる。
        しかし、これはあくまで有志の検証に基づく非公式情報だが……何らかの設定ミスが原因で、本来高評価で改築する程より高くなるはずの効能の設定が逆になっており、より高い効能を狙うのであればむしろドラム缶風呂の方が良いのではないかとする報告が存在している。……信じるか信じないかは閲覧者次第。

総評

知名度は他のメジャーどころのRPGに劣るものの、荒削りながらも面白味のある戦闘と、GBA初期とは思えない美麗なグラフィック。
独特でありながらも魅力的なキャラクターとストーリー等、評価点は多い。
やり込み要素も、通信必須のものや取り返しがつかないものこそ多いが中々に骨太な内容となっている為「王道から外れたRPGを遊びたい」人にも、「徹底的にRPGを遊び倒したい!」という人にも安心してお勧めできる作品である。

目玉でもあったアミーゴシステムの欠点は擁護し辛いが、しかしこうした試行錯誤の積み重ねがNintendo Switch Online等の「プレイヤー同士の交流を促す仕組み」の発達に繋がっていると考えれば、中々に感慨深いものがある…と言えなくもないか。


その後の展開

  • 現在でも中古ゲームを取り扱う店を探せば、格安で本作ソフトを入手可能。ゲーム機本体とソフトを2個ずつ買って一人で隠し要素を楽しむ事もできる。
    • 勿論、相応の手間と時間はかかるが…。
  • 公式サイトには本作の前日談が漫画として公開されている。リンクはこちら
    • 本編と同じタッチの絵でギャグ漫画調なのでなかなか新鮮である。
  • 2015年8月19日にWii Uでバーチャルコンソールが配信開始。
    • ハードの制約から通信機能を使用できないが、セーブデータがある状態でタイトル画面内の「つうしん」を選択すると、オリジナル版で通信機能を使用しなければ得られない以下の効果を、VC版でも得る事ができる。
      • 主人公の属性が「闇」になる。
      • すでに習得している魔法と光属性魔法を除いた、全ての属性のLv1魔法を習得する。
  • 中々外部出演の機会に恵まれない本作であったが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』にて漸く「男の子(本作の男主人公)」「女の子(本作の女主人公)」「キルシュ」が登場を果たした。…シールとして、ではあるが。
    • その後に出た『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』においても「マジカルバケーションの主人公(男女両方)」「こんにゃく様」と、続編から「カフェラテ」がスピリッツとして登場している。

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最終更新:2023年02月25日 00:22

*1 現在は1-UPスタジオ株式会社に社名変更、また元社長の亀岡氏を始めとする一部スタッフは株式会社ブラウニーズを立ち上げそちらへ移籍した。

*2 但しこの手のキャラのお約束に漏れず、潜在能力は相当なものを持っている。初期状態では速さしか取り柄が無いものの、ある程度成長させると各種能力値が急激に上昇する

*3 ゲーム画面は同社が後に手掛ける『新約 聖剣伝説』に近い。

*4 仲間の能力をコピーして、パーティの一員として戦わせる事ができる人形。2体だけシナリオ進行の途上で特に条件も無く入手可能。うち1体は必ず手放す事になるが、イベントの進め方次第で再入手もできる。

*5 今このページで扱っている本作もまさにそうなのだが

*6 あくまで相対的に低いだけであり、何も対策していないと敵の多彩な物理攻撃に泣かされる事になる点には留意されたし

*7 一応村長が村の現状を嘆くような描写があるが、それだけである。