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苦行の内容。攻略上のネタバレが多分に含まれ、かつ冗長気味なため格納
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まず、電話番号を入手する条件が「10月~12月の間に3回怪我をし、その後に発生するランダムイベントを待ちそのイベント中特定の選択肢を選ぶ」といった内容なのだが……。
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本作は怪我する確率が低め(体力0で最大故障率の練習をしても25%程度)なうえに日数経過で体力が回復する仕様なので、かなり怪我をしにくい。
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普通に進めれば1回も怪我しないで終わるのが当たり前の世界なので、それを3回、しかも3ヶ月という短い期間の間に連続で行うのはかなり難度が高い。
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怪我の治療中も容赦なく体力は回復するうえ、さらに怪我が治った後のただでさえ短い制限期間の中でまた体力を減らす作業から始めないとならず、非常に辛い。
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途中で挟まる秋季大会の日にも体力は回復し、さらに大会の試合日は体力も減らずランダムイベントの発生も起こらないので大会を真面目にやっている余裕などない。野球ゲームなのに……。
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一応、その作業負担を低減する方法は存在するが、それをもってしてもそうそう怪我はしないのである。
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怪我後のランダムイベントについては発生確率はそれほど低くなく、電話番号入手についてもそうそう入手しそこなうこともない選択肢内容であるのは救いであろうか。ランダムなので来ない時は来ないが。
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運良く電話番号を入手できても、アルバム登録のためには最低限6月中旬までに全てのデートイベントをこなさなくてはならない。
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その所要回数と言えば最低のべ19回と非常に多いため、チーム強化も自身の強化もそっちのけでデートを繰り返す必要がある。
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上記に加えて攻略に際しては特定のデート回数で特定のデートスポットを順番に回っていく必要があるため、前述の電話番号入手条件と相まってもはや攻略本なしでは攻略の入り口に立つことすら不可能なレベル。
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「最低でも6ヶ月超あるなら余裕じゃないか」と思う方もいるかもしれないが、このゲームの仕様はそんなに甘くはないのである。
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この極悪さにさらに追い打ちをかけるのが、本作の「デートは基本1週間1回までで、実行は即日ではなく翌週以降。なおかつ試合等の定期イベントが入る日はデートの約束を断られる」という仕様である。
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これらに加えてイベントだけで一日が終わるタイプの強制イベントも期間中ちょくちょく挟まるため、実際にデートに使える日数は更に少ない。
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その少なさたるや、電話番号を入手した時点~タイムリミットの6月中旬までの残りの期間からマイナス2ヶ月分程度の日数を引いた程度の日数しか使えないほどの少なさである。
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19回のデートに必要な所要期間が1ヶ月をざっくり4週と考えても約5ヶ月かかるということを踏まえると、この期間の短さが少しでもお分かりいただけるのではないだろうか。
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よって、前述の10月~12月という電話番号の入手猶予はイベント満了のためにはさらに短く、最遅でも11月の中旬には電話番号を入手しないとその後デートに全力を費やしてもほぼ時間切れ確定である。
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そして苦労の末にイベントを満了しても、夏の甲子園で優勝しなければアルバム登録はされない。
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もっとも、これは彼女固有の問題ではなく、本モードの彼女攻略におけるアルバム登録には基本的に全彼女共通で夏の甲子園優勝が必須条件となってはいるのだが。
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おそらくはデートにそれまでの全てを費やしているはずなのでチーム力は非常に低くならざるを得ず、そんな状態で甲子園の強敵たちに立ち向かっていくのは野球部分が簡単とは言えそれなりに難度は高い。
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しかもそんな先生に限ってアルバムが2種類あり、どちらも甲子園優勝しないと登録されないというマゾ仕様である。
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本家パワポケシリーズとは違いリセット許容回数は無限なもののリセットペナルティ自体は存在しており、しかもリセットの通算回数に比例してペナルティが増大していくシステムなのも攻略難度の高さに拍車をかけている。
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リセットペナルティで減少する数値の中には、0になると強制ゲームオーバーとなる「マジメ度」も含まれている。しかもマジメ度は攻略に必須のデートによってもモリモリ減っていくので更に厳しい。
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余談ではあるが、マネージャーのひとり「このみ」の攻略に際しても、発生率がさほど高くなく、なおかつ発生猶予期間が厳しめのランダムイベントを何度かこなさないといけない厳しい仕様となっている。
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もっとも、最初から確実に登場するうえに電話番号も早い段階で確実に入手できるため白神先生よりははるかにマシな攻略難易度である。
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先生と違いエンディングも一種類のみなので、アルバム埋めのために苦行を複数回繰り返さなくてもいいという点も大きい。
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