星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

【ほしのかーびぃ うるとらすーぱーでらっくす】

ジャンル アクション
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 任天堂
開発元 ハル研究所
発売日 2008年11月6日
定価 4,571円(税別)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 3個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント 細かい変更点はあるが良リメイク作
新しく追加されたゲームと強敵
CGムービー追加
星のカービィシリーズリンク


概要

星のカービィ スーパーデラックス』(以下SDX)のリメイク作品。
大元となった『SDX』は非常に高い完成度を誇っていたため、シリーズファンだけでなく、新規層にも非常に好評だった。
最近になってシリーズに触れたファンは勿論、当時『SDX』をプレイしていたファンからもリメイクを希望する声は多く、それに応える形で発売されることとなった。


変更点・追加要素

基本的なゲームシステムなどは『SDX』と変わらないため、そちらの記事を参照のこと。

全体の仕様

  • グラフィックはほとんどが新規。
    • 更にヘルパーの仕様を全てカービィとは違うモーションに。待機中のモーションも作られた。
    • 多くのボスに新モーションが追加された。
  • 夢の泉DX』と同様に一部の敵が別のキャラに置き換えられた。
    • 『SDX』で「『ツインビー』と酷似している」と言われたカプセルJは、見た目が一新された「カプセルJ2」に変更されている。性能はカプセルJとほぼ同じ。…こちらはこちらで「『ヒカリアン』に似ている」と一部で言われているが。
    • 敵キャラの一体であるバウンダーも、『夢の泉DX』に合わせる形でギップに差し替えられている。
    • ボスのワムバムロックは「黒い背景に浮かぶ厚い唇の顔」という外見が「岩でできた目と口」という無機質な外見に差し替えられている。
  • コピー能力の性能の調整
    • ボスの攻撃で出現する星の数の増加・出現時間の延長・接触時のダメージ判定の消滅により、投げ技を持つコピー能力が間接的に強化。すっぴんでの攻略もやりやすくなった。
    • 全体的に技の無敵時間が減っていたり、削除されている。
    • 強過ぎたプラズマは「ため」の仕様変更で弱体化。ただし、ために時間がかかるようになった以外は「プラズマはどうだん」発射時にカービィの後ろに発生する攻撃が弱くなった程度であり、攻撃そのものはまだまだ強力である。
    • 他のコピーも色々調整されたのだが、接近戦に持ち込む必要があるものの元々強かったハンマーがさらに強化され、それほど強いわけでもなかったアイスは弱体化されているといった、やや疑問の残る変更点もある。
    • 「コピー」のヘルパーであるタック(T.A.C.)は、Bボタンで使える「ぬすみの手」の単発威力と連射性能が共に弱体化された。それでも強いが。
      • その代わりとしてかタックは唯一新しい技が追加されている。「Bを長押しする(体が光る)→しばらくしてからはなす」とする事で、新たに「キャットマグナム」という技が使用可能になっている。
    • SELECTボタンを押すとコピー能力を星として捨てることが可能になった。
      • 『SDX』ではヘルパーを生成せずに直接能力を解除することができなかった。
  • ポーズ時に見れるコピー能力の説明文が全て一新された。
    • また一部のボスに専用の説明文が追加された。ボスの説明文も次回作以降は恒例となっていく。
  • ガードの性能調整
    • ガード時の削りダメージがかなり増加した。『SDX』ではガードの性能が異常に高く、一部のガード不能攻撃以外はひたすらガードし続けていれば避ける必要が完全になくなっていたので、アクションゲームとしてはそれなりに良調整と言えるだろう。
    • この仕様変化により、ある追加ボスの攻撃をガードするとハメ殺される可能性が格段に増えた。
  • 『SDX』に比べ、画面下のステータス表示が簡素になった。
    • 『SDX』ではコピー能力取得時やダメージを受けた際、それぞれに応じた一枚絵がステータス表示に表示されていたが、本作ではその代わりに丸い単色のアイコンが表示されるようになった。
    • 『SDX』のままだと画面の小さいDSではゴチャゴチャして見づらいと判断されたのかもしれない。

ゲームモードについて

  • 一部のゲームモードを遊べるようになる条件が変更された。最終的に『SDX』の全てのモードが遊べるようになるので、余程こだわりが無ければ気にならない点だろう。
    • 初回プレイ時は『SDX』と異なり「はるかぜとともに」(+3つの新サブゲーム)しか遊ぶ事ができない。*1
      • 新規プレイヤーやアクションゲーム初心者からすれば、一番簡単なモードからプレイすることになるので、妥当な仕様と言える。
    • 「メタナイトの逆襲」の解禁に「激突!グルメレース」の1勝が必須となった。
  • 「はるかぜとともに」と「白き翼ダイナブレイド」の「初心者の部屋」の変更点。
    • 『SDX』では実際にプレイして練習できたが、『SDX』と違い今作では他のモードの「初心者の部屋」と同じくただお手本デモやモードの説明を見るだけになった。
  • 「激突!グルメレース」の難易度表記が「?」から「2」に変更された。
  • 「洞窟大作戦」の一部のおたからが差し替えられた。
  • 「銀河にねがいを」のボス戦はSFC版ではただの再戦だったが、今回は色違いの強化ボスと戦えるようになった。
  • 歯ごたえのある新モードが多く追加
    + ネタバレ注意!
    • 大王の逆襲
      • 「はるかぜとともに」の高難易度バージョン。カービィにやられっぱなしのデデデ大王が、プププランドの秘宝「きらきらぼし」を盗み、カービィへのリベンジを狙うというもの。
        • 内容的には『初代』エクストラモードのリメイク。作中の台詞・演出は「メタナイトの逆襲」のセルフパロディ。
          なつかしの敵キャラ・中ボスが追加されていたり、恒例の隠しステージも設置されている。 そこそこ手強い道中が目白押しだが、1UPの配置が多め。
        • ボスキャラは全員、名前が「○○・リベンジ」となっており、相応に強化されている。
      • ステージ3と4の間に削除されていたSTGステージが復活し、全5ステージ構成に変更。なつかしのボス「カブーラー」を相手にスターシップに乗って戦える。
        • 「はるかぜ」ステージ4はすぐにデデデと戦う面だったが、こちらのステージ5はGB版に似た中ボスラッシュとアクションステージが前座として追加されている。またデデデ大王とバンダナワドルディの愉快な会話も展開される。
        • 明らかにメタナイトの逆襲のセリフを引用している部分があるが、その引用のタイミングが秀逸でついニヤけてしまうこと間違いなし。
      • ラスボスは「マスクド・デデデ
        • 仮面を被り、機械仕掛けのハンマーを持ったデデデ。
        • ステージ上部にはダメージを受ける電撃トラップを設置していたり、ガードするとハメ殺されかねない回転攻撃、強化された数々の技と、初代エクストラとは別ベクトルでかなり強化されている。
        • 戦闘前はカービィに強コピーであるハンマーを投げてよこしたりと、やはりこちらにも「メタナイトの逆襲」のパロディが。
    • メタナイトでゴーDX
      • 『夢の泉DX』に存在したおまけモードをベースにしたタイムアタックモード。カービィに敗れたメタナイトが修行の旅に出
      • 敵を倒すと敵に応じたポイントが入り、最大50まで溜まる。
        • これを消費して、ブレイドナイトorソードナイトをヘルパーとして召喚する「ナイトしょうかん(消費2)」、移動速度がアップする「メタクイック(消費8)」、メタナイトとヘルパーの体力を全回復する「ヒーリング(消費10)」、全画面必殺技の「マッハトルネイド*2(消費30)」を使用可能。
        • 尚、ヘルパーがブレイドナイトとソードナイトなのはアニメ版を意識したものと思われる*3
      • 調整が入った「はるかぜとともに」→「白き翼ダイナブレイド」→「洞窟大作戦」→「メタナイトの逆襲」→「銀河に願いを」の全5ステージ構成。
        • 例えば「洞窟大作戦」は宝箱が全部回復アイテムになり一部の面が消滅。「メタナイトの逆襲」はリアクターを撃破したらクリア。*4。「銀河に願いを」は攻略順が固定され、ギャラクティック・ノヴァのSTGステージもカット。
        • 各ステージのタイムが記録されるため、「格闘王への道」とは別の方向でタイムアタックが盛んなモードでもある。
        • ステージとステージの間はセーブ可能だが、セーブしたところから復帰するとポイントが0になってしまうのが困りもの。
      • メタナイトはあらゆる仕掛けを作動させるソード+ウィングの飛行能力とハイスペック。ただしマキシムトマトや無敵キャンディが全て消えているので、体力回復は前述のヒーリング頼り。
        • ただし、コピーのもと*5は全て回復アイテムに差し替えられている。
      • ラスボスは「ギャラクティックナイト
        • 封印されていた銀河最強の戦士。強者と戦いたいメタナイトがギャラクティック・ノヴァにお願いして蘇らせた。
        • 容姿はメタナイトに大幅なアレンジを加えた物で、十字型の仮面の覗き穴*6、手にした槍*7と盾、白・ピンク・青紫で描かれたスタイリッシュなデザインを持つ。
        • ボス版のメタナイトを更に強化した様な能力を持つ上に、マッハトルネイドにも耐性を持つ。しかし常時浮いているため、しゃがめばほとんどの攻撃を回避できるという抜け道がある。
    • ヘルパーマスターへの道
      • カービィの相方・ヘルパーを使ってプレイする「格闘王への道」
        • 使用可能キャラはカービィが使える19体+「メタナイトでゴーDX」のソードナイトを加えて20体。
        • ボスは最後以外ランダムに登場する19体から調整され、固定順の13体に。それに応じて回復アイテムの数も減っている。
      • ヘルパーは「プレイ中に能力を変更できない」ため、ボスによって強弱がはっきりと現れたり、全編を通して楽or難しかったりするのがこのモードの醍醐味である。
        • 例えばバグジー(スープレックス)は火力の高さゆえ全体的には楽だが、星等のつかめる物をあまり出さない上に小さいメタナイト相手にはかなり不利。
        • 一方でバーニンレオ(ファイア)は全体的に苦しい戦いになるが、ダッシュ+Bで発動できるバーニングアタックを利用すれば、前述のバグジーとは真逆でメタナイト戦が比較的楽勝だったりする。また、火だるま地獄を利用すればダイナブレイド、ガメレオアーム、バトルウィンドウズ等は瞬殺する事も可能。
      • 単にクリアするだけならボンカース(ハンマー)かロッキー(ストーン)などでやれば楽。しかし、ヘルパー全員でクリアすると隠し要素が解放される。
      • ラスボスは「ワムバムジュエル
        • 13体目に固定されているボス「魔人ワムバムロック」を倒した後に登場(連戦)。派手な装飾に三つの目、そしてダイヤモンドでできた手を持つ、ワムバム一族の王。攻撃に使う岩がダイヤモンドになっているのが特徴。
        • 攻撃パターンはワムバムロックより強化されている。ワムバムロックからの連戦である事や、回復アイテムの不足、ボスHP減少後の攻撃パターン強化と言う要素が絡むと侮れない。
    + そして、全てのモードをクリアすると…
    • 真・格闘王への道
      • 「格闘王への道」「ヘルパーマスターへの道」の超・難易度アップバージョン。多くの仕様が難化され、単純な強化ボスラッシュには終わっていない。
        • 回復アイテムからマキシムトマトが消えてトマト5個のみに減っているため、総体力が非常に厳しい。
        • 勝利後の休憩所に登場する2つのコピーのもとはどちらかが必ずスリープになる(=実質1つしか登場しない)ため、コピーを失うと巻き返しが難しい。この仕様は『Wii』以降にも引き継がれた。
      • 全10戦。数こそ半減しているが、登場する相手は「大王の逆襲」以降の新ボスたちだけ。
        • 最後の4戦は「四天王」と呼ばれ、マスクド・デデデ→ワムバムジュエル→ギャラクティックナイトと新モードのラスボスらが固定順に並んでいる。ちなみにワムバムジュエルとギャラクティックナイトはこのモードでだけカービィで戦える。
        • それを超えた先に現れる残り一人が、本モード限定の隠しボス「マルクソウル」。「銀河に願いを」でカービィに倒されたマルクがギャラクティック・ノヴァの力を吸収して蘇った存在。表情はより狂気じみており、デザインも凶悪さが増している。
        • 攻撃はガードしても体力を結構削ってくるorそもそもガード不能なものが多く、『タッチ!カービィ』のあるボスからの攻撃パターンも一部継承されている。体力が減ると攻撃ペースが強化されるため、翻弄されていると更にダメージを与えるチャンスが遠ざかっていく。
        • 近年お約束の「黒い任天堂」を象徴するキャラでもあり、倒した際の演出は中々にグロテスク。悲痛な断末魔も耳に残る。(ユーザーからは賛否両論気味)

その他

  • セーブデータが消えにくくなった
    • 熊崎信也ディレクターによると、この事を(恐らく旧作プレイヤーから)指摘されていたらしい。 同氏曰く「隠しボタンで入れてもいいんですけど喜びますか?(笑)」
    • 特定の手順を踏むことで意図的にデータ破壊を起こすバグも修正されている。
  • タッチペンを使用する新サブゲームを3種収録
    • 『SDX』のサブゲーム2種は初期では遊べないが、隠しとして収録されている。ただし対戦はできない。
  • 『SDX』で名前が不明だった戦艦ハルバードの艦長(鳥の姿をしたキャラ)の名前が、今作で「バル艦長」と設定された。
  • 『SDX』になかった「HALブロック」の隠し部屋が追加された。本編カービィにHALブロックが登場するのは、『夢の泉 (FC)』以来15年ぶりとなる。
    • 久しぶりに本作に再登場したのをきっかけに、『Wii』以降のカービィ作品からは毎回隠し要素としてどこかに登場するようになった。
  • シアタールームが実装され、各ゲーム内のイベントムービーがいつでも鑑賞できるようになった。
    • 条件を満たせば『SDX』のムービーや、スペシャル映像としてNG集というはっちゃけたものも追加される。
  • DSを持ち寄っての複数人同時プレイが可能。
    • 1カートリッジによるダウンロードプレイでは、「はるかぜとともに」を二人で攻略する「2人ではるかぜ」を遊べる。2P側のDSに画面が写らず、1P側のDSを見ながら操作する仕様。公式ではゲームを持っていない人向けの「お試しモード」としている。
      • 新サブゲームもダウンロードプレイで4人まで同時に遊べる。
    • それ以外のモードは全員がソフトを持っている必要がある。

評価点

  • 原作である『SDX』の良さを引き継いでいる
    • 変更点はあるものの、いい意味でのごった煮感はそのままで、概ね『SDX』と同じように楽しめる。
  • 新規要素により、1人でも長く遊べるようになった。
    • 既存の要素のアレンジではあるが、一味違ったゲームバランスであり、難易度の高い要素もあるのでやり応えは十分。
    • タイムアタックも可能なので、黙々とタイムを縮める楽しみ方も可能。
  • 効果音やBGMの追加で演出が強化された。
    • 新しく入れられたBGMも「過去作のアレンジ」「アクション以外の番外作で出た隠れた名曲」など絶妙なチョイス。
    • ヘビーロブスター戦に専用の戦闘曲が追加されている。
    • ダイナブレイド戦やワムバムロック戦の曲は『初代』の「STAGE2 CASTLE LOLOLO」のBGMをアレンジした「巨大ボスとの戦い」に変更された。
      • とある追加ボスとの戦闘時にも同じBGMが使われている。

賛否両論点

  • コピー能力ごとの技のバリエーションはリメイク前と全く同じ
    • 『SDX』より後のソフトで追加された技は多数存在するが、それらの技*8を使用する事はできない。
      • ボムも「導火線や蝋燭への点火」や「爆弾を持ったままでのホバリング」が出来なくなった。これは「Wii」以降も同様である。
      • リメイク作である以上、オリジナルである『SDX』のゲーム性を尊重するという点を考えれば妥当な判断ではあるが、「『SDX』には存在しない技を使ってみたかった」という意見も見られる。
  • DSの音源の都合上、BGMの聞こえ方が『SDX』と異なる部分がある。
    • これは、SFCの音源にあったデジタルエコー機能がDSの音源に無いため。このせいでやや迫力に乏しく「劣化した」との声もある。
    • ただしこの点に関しては個人差が大きく、「さほど/全く気にならない」という人もいる。少なくともプレイに支障が出るレベルではない。

問題点

  • リメイク前とボタン配置が違うのに、キーコンフィグがない。
    • これは前作である『ドロッチェ団』のキー設定に合わせた結果だと思われるが…。
    • 本シリーズにおいて、キーコンフィグは『スターアライズ』に至るまで長らく実装されなかった。
  • 一部コピーの弱体化。プラズマ等の『SDX』時点で強かったコピーはともかくとして、なぜかアイス等の元々あまり強くなかったものまで弱体化されている。
    • また、一部ボスの無敵時間が変更されたため、一部の多段ヒット技はボス戦ではあまり役に立たなくなった。極端な場合だと無敵時間が総じて長い『2』や『3』のボスと同等まで延び、『SDX』では可能だったが本作では不可能になった戦法が多い。
+ 技の追加について、今作で新たに追加されたとあるモードで…
  • 「メタナイトでゴーDX」と「ヘルパーマスターへの道」でヘルパーとして登場するソードナイトは、ブレイドナイトとの性能の違いが「うえつき」の有無だけ。
    • これによりブレイドナイトがソードナイトの完全下位互換となってしまっている。同時に出すのなら他に「攻撃力の大小」「代わりに他の技が使えなくなる」など*9明確な差別化点が欲しかったところ。
  • 『SDX』に比べて慣性移動が強くなっており、敵に接近する際の位置取りが難しくなっている。
    • こちらの怯み時間が敵によって異なり、長い敵だと上記と相まって不快感の原因となる。
    • そのくせノックバックの調整が甘く、踏み込む技を使うと攻撃を当てているのに敵に激突してしまう
    • 空中で無敵状態にならずに周囲に攻撃判定を纏う技は、攻撃力の低さと慣性が合わさって倒しきれずに衝突しやすい。
    • 一応、立ちたい位置にタイミングを合わせてガードすれば慣性を打ち消すことは可能。
  • 敵キャラが攻撃を受けた後の挙動の変化
    • ソードの空中斬り等で、リメイク前だと後ろにのけぞったが、本作では何故か自機に吸い寄せられる形で前方向に寄り添ってくる*10、明らかに不可解な挙動を見せ、これが原因で使いにくくなったコピーもある。
  • 隠し要素として収録されている『SDX』のサブゲームが1人プレイ専用になっている。
    • 新サブゲームは通信可能なのに、なぜこちらは対応しなかったのか…。

総評

「原作の良さを再現した上で新しい遊びを提供する」という、リメイク作のお手本の一つともいえる高い完成度を実現している。
細かい変更点はあるものの、本作を楽しむにあたってはそこまで気にならない点が多いので、『SDX』をプレイ済みの人でも安心して遊べるだろう。
もちろん『SDX』未プレイだったり本作で初めてカービィに触れる人でも十分楽しめるので、興味があるならぜひ遊んでみよう。


余談

  • パッケージではCERO:Aのマークで敵キャラのシミラの顔が隠れてしまっており、大いにネタにされた。「シミラ」でweb検索するとサジェストに「シミラ cero」が出てくるほど。
    • 公式サイト等ではしっかりと顔を確認できるので、シミラファンは安心してほしい。
    • 一方でカプセルJ2などの数体はパッケージにすら映っておらず、こちらはネタにもされない。
  • 下画面のタッチ機能はミニゲームと「銀河に願いを」のコピー選び*11、「メタナイトでゴーDX」ぐらいでしか使わない。
    • しかしタッチペン操作を無理に導入して評価を下げたゲームも多いため、そうなるよりは遥かに良かっただろう。
  • ロボボプラネット』では「カプセルJ3」が登場している。
    • 「カプセルJ→カプセルJ2」への変更もそうだが、「デザインが問題となって変更された」という意見はただの推測であり、未だに公式からの言及は無い。
  • 藤子・F・不二雄の漫画『ウルトラスーパーデラックスマン』とはタイトルが類似しているが無関係。
    • こちらも主人公のパーソナルカラーがピンク色となっている他、担当声優はアニメ版カービィでエスカルゴン*12の声を担当した龍田直樹氏。
  • DSで出た他の3作品と異なり、この作品に限りWiiUのバーチャルコンソールで配信されていない。
    • 『SDX』の方は配信されているので、それとの兼ね合いかもしれない。
+ タグ編集
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  • 任天堂
  • HAL研究所
  • 2008年

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最終更新:2023年09月30日 01:30

*1 『SDX』では「白き翼ダイナブレイド」「激突!グルメレース」「洞窟大作戦」も最初から遊べた。

*2 『スマブラX』でメタナイトが使用する技と同名だが、演出や効果は全く違う。

*3 アニメではこの2人がメタナイト直属の配下だった。

*4 『夢の泉DX』の「メタナイトでゴー」ではメタナイト同士(外見は全く同じ)の対決が繰り広げられており、どっちがどっちか見分けがつきにくい。

*5 「銀河にねがいを」限定のDX含む

*6 これが「しいたけ」に見えることから、ユーザーからはしいたけというあだ名をつけられている

*7 ただし、後のムービータイトルなどでは「剣士」と記載される事もある。

*8 例を挙げると、ソードの「ファイナルソード」、カッターの「リモコンカッター」、ファイターの「パワーショット」など。

*9 「SDX以降に登場した技」があればブレイドナイトがファイナルソードを使える事になり、十分な差別化になっていたが…。

*10 一応、出した瞬間に当たる至近距離で出すと『SDX』と同じくのけぞる。

*11 こちらはタッチ機能のおかげで操作性が大幅に改善された

*12 アニメオリジナルキャラだが、本作発売から約2年後の『あつめて!カービィ』で再登場。