New スーパーマリオブラザーズ

【にゅー すーぱーまりおぶらざーず】

ジャンル アクション
対応機種 ニンテンドーDS
発売・開発元 任天堂
発売日 2006年5月25日
定価 4,571円(税別)
プレイ人数 【DS】1~4人
【WiiU】1人
セーブデータ 3個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
配信 バーチャルコンソール
【WiiU】2015年4月2日/950円(税8%込)
判定 良作
ポイント 14年ぶりの2Dマリオ
国内外ともにDSソフト売上1位
続編・派生等々の作品が多数生まれた
マリオシリーズ


概要

マリオ生誕25周年記念作。マリオシリーズでは1992年発売の『スーパーマリオランド2 6つの金貨』以来となる2D形式の横スクロールアクションの完全新作。*1
グラフィック自体はポリゴンだが、カメラ位置は横向き固定で、旧来の2Dシリーズと遜色ないゲーム性(いわゆる2.5D)になっている。
ストーリーは「クッパJr.にさらわれたピーチ姫を助けるため、マリオが冒険する」という説明不要のシリーズ定番のもの。


ものがたり

事件発生!!
マリオとピクニックに出かけたピーチ姫が、誰かにさらわれてしまった。
マリオが一緒にいながら、どうしてこんなことに・・・
マリオが言うには、
キノコ城から立ち昇るケムリに驚いて、
急いで戻ろうとしていたら、ピーチ姫がいなくなったそうだ。
一体誰がピーチ姫を連れ去ったのか?
お城をおそったのは誰?
二つの事件につながりはあるだろうか?
クッパjr.はピーチ姫を母親のように慕っていたが・・・
巨大キノコの力をかりて、
マリオの冒険の始まりです。

(取扱説明書・公式サイトより引用)


特徴・システム

  • 基本アクションは、Bでダッシュ、Aでジャンプというこれ以上なく「いつもの2Dマリオ」。
    • しかし「三段跳び(助走をつけてタイミングよく三回ジャンプすることで大きく跳ぶことができる)」「壁キック(空中で壁についている時に反対側にジャンプできる)」「ヒップドロップ(尻で下の敵やブロックを押しつぶす)」といった3Dマリオで取り入れられたアクションも追加されている。
      • 三段跳びでゴールポールの頂点を狙ったり、穴に落ちそうになった時に壁キックで復帰するなど、これまでの2Dマリオにはなかったアクションが可能。変身に比べると地味ではあるが、使いこなせればかなり有効なアクションである。
    • スーパーマリオワールド』のようにパワーアップアイテムを1つストックし、下画面をタッチすることで出せる。
      • 地上ステージの土管の中など、一部のエリアでは上下画面が反転する場合があり、この時はストックを使用できない。
  • コースとマップ
    • コースは右に進んでゴールポールにたどり着くとクリアという、初代『スーパーマリオブラザーズ』とまったく同じ形式。
    • 各コースには3枚ずつ「スターコイン」が存在している。
      • スターコインはわかりにくい場所に隠されていたり、取るには高度なアクションが要求されることが多く、コースをクリアするだけでは物足りないプレイヤーに対するやりこみ要素になっている。
    • マップは『スーパーマリオブラザーズ3』に近く、マスを移動して好きなコースを選択することができる。
      • マップにはコースの他にキノピオの家とワープ用の大砲コースが存在し、さらに赤いパタブロックとハンマーブロスがうろついている。
      • スターコインを集めることでマップ上で道を塞いでいる看板を除去でき、新たなコースに行けるようになる。時にはショートカットが開通する事も。
  • 新たな変身
    • おなじみ「スーパーマリオ」「ファイアマリオ」の他に新変身として「巨大マリオ」「コウラマリオ」「マメマリオ」が登場する。
      • これらのアイテムを利用してでしか入れない場所などもある。
  • その他
    • 敵がBGMに反応して微妙に動く様になった。クリボーのように飛び跳ねるだけのものもいれば、ノコノコのように立ち止まって踊るものもいる。
      • 僅かな動きではあるが、タイミングをズラされて思わぬミスに繋がることもあるので音楽にも気を配りたいところ。
    • ストーリー本編とは別に対戦型アクションの「マリオVSルイージ」(後述)と、対戦用と一人用に分かれた多数のミニゲームも収録されている。
      • 一本のソフトと、人数分のDS本体があれば、ダウンロードプレイによるマルチプレイが可能。
      • 一人用ミニゲームの大半は『スーパーマリオ64DS』の流用。本作初登場のものも幾つかは存在している。
      • 一部のミニゲームは2~4人で通信しなければプレイ不可能。
  • 「マリオVSルイージ」モード
    • 二人でそれぞれマリオとルイージを操作し、対戦するモード。
    • 勝利条件は、マップ上に出現するビッグスターを先に規定数集める、または相手の残機数をなくすこと。
      • 回収したビッグスターは、ダメージを受ける、相手に踏まれる、相手にぶつかられる等で放出してしまう。
    • コインも存在し、8枚集めるたびにアイテムを取得できる。なお、このモードではアイテムを取った時などの硬直時間が発生しない。

マップ上の施設

+ 詳細
  • キノピオの家
    • アイテムをストックに加えられるもの(アイテムは目押し可能なスロットで決定)と、くじ引き形式で1UPキノコを入手できるもの、巨大キノコをストックできるものが存在する。
    • 一度利用すると消えて二度と行けなくなるが、特定の条件を満たせば復活し、以後何度でも使用できる。
    • 特定の条件を満たしてコースをクリアすると、各ワールドのスタート地点に現れる。これは初期配置と違い、一度使うと必ず消えて再び出現させる必要がある。
  • 大砲
    • 入ると他のワールドへワープできる。すべて隠しゴールの先にあるため、隠しゴールを見つけなければ利用不可能。
      • これは過去作同様、移動先までのコースを全てパスして他のワールドに進むために設けられた制限と言える。
  • 赤いパタブロック
    • コースのあるマスを移動していて、滞在しているコースに入るとすぐに見つかる(中間ポイントからのリスタートも含む)。叩くとアイテムを入手可能。
    • 手に入るのは1UPキノコ・ファイアフラワー・青コウラ・マメキノコ・巨大キノコのどれか。
  • ハンマーブロス
    • 『マリオ3』とは異なり、滞在しているコースに移動しただけでは戦闘にならないが、コースに入ると赤いパタブロックと同様にスタート地点近辺にいる。
    • 倒せば赤いパタブロックと同様にアイテムが手に入る。
  • 一部のコースには『ワールド』でもおなじみの隠しゴールが存在し、ルート分岐が起こる場合がある。隠しゴールに到達した場合は赤旗になっている。
    • 隠しゴールによる分岐先は、マップのショートカット・キノピオの家・大砲につながるルートがほとんど。
  • 全部で8ワールドではあるものの、ワールド4とワールド7は隠しワールド扱い。*2
    • クリアするだけなら6ワールド分を攻略すればOKで、この2ワールドは丸々無視できる。
    • そのためか、この2ワールドは攻略上二者択一となるワールド3・ワールド6それぞれと比べ、全体的に難易度が高め。

新たなパワーアップ

+ 詳細
  • 巨大マリオ
    • 巨大キノコを取ると変身。一定時間巨大化して無敵になり、触れるだけで敵を倒せたり土管などの通常では壊せない障害物を破壊したりと非常にダイナミックで爽快な進行が可能。
      • 1-1で変身でき、CMにも登場するなど本作の目玉的要素の1つである。ただしその性質から入手機会は限られている。
    • ゴールポールを壊すことも可能だが、即ゴール扱いとなるので問題ない。変身終了後は取得時点でのパワーアップ状態に関係なくスーパーマリオとなり、倒した敵や壊した障害物の量に応じて最大5つの1UPキノコが出るというオマケ付き。
      • ボスすら1回踏むだけで倒せるため、ボスに勝てない人のための救済処置ともなる。なんとラスボスすら一撃
      • ただし、体が大きいため狭い所は通れないという弱点も。ストックを利用して狭い場所で変身しようとした場合は変身せずにアイテムがストックに戻る。
    • 余談だが、今作の対戦では力関係が巨大マリオ>スターとなっており、相手がスター状態であっても巨大マリオならば逆に倒せる。
      • 後に巨大キノコがゲスト出演した『マリオカートWii』では逆になっている(スター>巨大状態)。
  • コウラマリオ
    • 青コウラを取ると変身。ダッシュするとマリオがコウラに入り、ノコノコなどの甲羅と同じように敵を体当たりで倒せる他、レンガブロックを横から壊すことも可能。ダメージを受けるとスーパーマリオに戻る。
    • 踏みつけやファイアボールでは倒せないテレサやカロンなども一撃KOできるのがメリットだが、隠しアイテム扱いでコース上の配置が殆ど無い上、制御が難しくなるのでうかつに走ると穴に落ちるという欠点もある。
      • また体当たり中は無敵ではなく、ハンマーブロスのハンマーなど、大抵の飛び道具に弱い事にも注意。
    • ちなみにしゃがむとスーパーマリオブラザーズ3のハンマースーツと同じく甲羅にこもる。この場合、ザコ敵の攻撃はおろか、ドッスンの押し潰しやトゲ棍棒等の強力な攻撃も防げる。「危ない!」と思ったらとっさにしゃがんでやりすごそう。
    • ウミガメという設定のためなのか、地味に水中面ではやや早く動けるという特徴もある。
    • レンガ・ブロックを横から壊せるということで一部隠しゴール等に必要な場合がある。
  • マメマリオ
    • マメキノコを取ると変身。クリボーの半分ほどの大きさになる。ジャンプ力が上がるほか、水上を走れ、狭い場所や細い土管にも入れる。
    • ただしその分パワーは貧弱になり、ヒップドロップでないと敵を倒せなくなり、一回ダメージを受けるだけで死んでしまう。パワー「アップ」と言ってもいいのか。
    • コウラマリオと同様、この状態でなければ進むことが出来ない隠し面も存在する。

評価点

  • マリオらしい万人向けな安定の出来
    • 2Dアクションの代名詞的存在であるマリオシリーズだけあって、非常に安定した内容になっている。
      • 基本操作のダッシュとジャンプだけで大半のコースはクリア可能。3Dアクションはハードルが高いと尻込みしている初心者やライトユーザーにも非常に優しい。
    • 一方でコースの仕掛けは豊富で、傾くキノコの足場やトランポリンを乗り継ぐコースや、巨大キノコでも倒せない程に巨大なハナチャンの背を進むコースなど多彩で飽きさせない。
    • 難易度も程よい程度であり、どんなプレイヤーでも楽しみながらクリアまでたどり着ける。
      • ただ、後のインタビュー企画「社長が訊く」において開発者の宮本茂は「簡単過ぎた」と本作を振り返っている。
  • ファンサービス要素
    • 過去のマリオシリーズに登場した敵やトラップも多く、経験者ならば懐かしさを感じるような要素もバッチリ抑えている。
      • W1から「本物のクッパ」*3がボスとして登場するが、「後ろにあるスイッチを押して橋を崩しクッパを落とす」という、初代を思い出させる手段で倒すことが可能。
      • 『ワールド』で多くのプレイヤーを苦しめたであろうスネークブロックがまさかの再登場。とあるワールドの城と塔でマリオを待ち受ける。
      • スーパーマリオサンシャイン』での初登場以降、妙な存在感を発揮しているボスパックンも登場。「またお前か!」となったファンも多いのでは?
    • 階段を降りてくるノコノコを使った懐かしの無限1UPもしっかり実装している。
    • 『マリオ64』以降の3Dアクション版に登場したキャラも多数登場する。「赤コイン」などの3Dマリオに登場したギミックも2Dアクションにうまく落とし込まれている。
    • ゲームを彩る効果音も、過去の2Dシリーズを意識したような懐かしいものになっている。
      • いくつかの効果音は本作以前に出た携帯機リメイク群『スーパーマリオアドバンス』シリーズで実際に使われていたもの*4である。
  • 隠し要素・やりこみ要素
    • スターコイン集めや隠しゴール探しなど、やりこみ要素も十分。
    • 隠しコマンドを入力すればルイージでプレイ可能。コマンドはエンディングの最後をよく見てみると分かる筈。
      • ちなみにコマンドさえ知っていれば初起動直後の状態でも使用可能。
    • またゲームクリア後、ワールドマップのポーズ画面であるコマンドを入力すると…?
  • 音楽
    • ポップな地上面とアスレチック面、穏やかな水中面、不気味なお化け屋敷と塔、荘厳なお城のテーマとBGMもマリオが冒険するコースの雰囲気にあわせた曲調となっており好評である。
  • ワープゾーンの復活
  • 「マリオVSルイージ」の高い競技性
    • おまけとして片づけてはいけないほどに奥が深い。
      • 例えば相手を踏む、突き上げることで相手のビッグスターを奪うなど。やることはシンプルながら、かなり駆け引きがあり面白い。
    • 発売から15年以上経った2022年現在もYouTubeに投稿された対戦動画が数万回再生されている。さらには一部のファンがオンライン対戦にも対応した再現版を作ってしまった。それほどまでに人気のあるゲームモードなのだ。

賛否両論点

  • 新変身となる「コウラマリオ」と「マメマリオ」。
    • これらはスターコイン集めや隠しゴール探しに使うばかりで、アクションの幅を広げているとは言いづらい。コウラはダッシュ時の制御が難しいため落下の危険が付きまとうし、マメは事実上のパワーダウンアイテムである。
    • しかもこのコウラかマメでしか行けない隠しゴールや取れないスターコインがやたら多く、ワンパターンに感じる。隠しワールドに至っては2つともマメマリオでしか解禁できない。
    • さらに、それらが必要なコースの大半にはそれらのアイテムが用意されておらず、使うたびに他のコースに取りに行く必要があり、面倒。
      • 「Wii」以降では、スターコイン等にマメマリオが必要な場合は必ずコース内にマメキノコが用意されるようになっている。
    • マメキノコは1-4で確実に入手可能。コウラはキノピオの家・ルーレット・赤パタブロックのいずれかでしか入手できないが、ワールド3の大砲コース右端にルーレットブロックが存在しており、ここを開放できれば大分入手が楽になる。
      • 但しワールド3の大砲コースでコウラを入手した後は、大砲に入ってワープしないとパワーアップが保存されないので注意。
    • ただ、コウラは使いこなせば強力な攻撃手段として活用できるし、マメは本作の難易度が低めであると感じた上級者が縛りプレイで難易度を上げて楽しむ手段として利用する、といったことはできる。またコウラダッシュだけでゴールできるコースもいくつかあるため、コウラダッシュだけでコースクリアを目指すのも一興。

問題点

  • 隠しワールドであるワールド4とワールド7に行く方法が面倒。
    • これらのワールドに行くにはワールド4ならワールド2、ワールド7ならワールド5のボスをマメマリオ状態で倒す必要がある。前述の通り、マメマリオはヒップドロップでないと攻撃できないなど普通のマリオより貧弱であるため、一種の縛りプレイに近いものがある。
      • 一応最後のトドメさえマメマリオで出来ればよいので、事前にマメマリオをストックしてボス戦に突入し、あと一回の攻撃で倒せる段階まで通常のマリオでダメージを与えた後にマメマリオでトドメというやり方でもOKではある。
      • ただし、前述通りこれらを通らなくてもゲームクリア自体は出来る点、エリア自体の難易度も通常ルートであるワールド3とワールド6よりも難しい点などから、あくまでも上級者に向けた挑戦状と取ることも出来るため、辿り着く条件自体が縛りプレイというのも納得できるものではある。なおワールド4にある大砲はワールド7へ直接ワープするため、解放さえすればワールド5のボスをマメマリオで倒す必要はなくなる。
    • 隠しワールドの名称もナンバリングになっていることから、普通にプレイすると番号を飛ばしてしまうことになりスッキリしないという点も槍玉に挙げられやすいといえるかもしれない*5
  • 一部のスターコインが非常に取りづらい。
    • 6-塔の3枚目はボス直前で隠し扉に入り、トゲ柱の合間をくぐっていかなければならない。
    • 8-8では常に火山弾が降ってくる上、このコースの2枚目のスターコイン取得のためにはマメマリオになる事を強制される。
    • こうした一部スターコイン収集に関する著しい制限の他、足止め系のギミックの多さがアクションゲームの爽快感を殺してしまっている部分があるのは否定できない。
  • 隠しゴールの有無がマップ画面ではわからない。
    • スーパーマリオワールド』ではルート分岐の有無が事前にマップ上で確認できたが、本作ではそのようなものはない。マップの構造やコース構成から予想するしかなく、攻略本等を見ずに自力で攻略したい場合は隠しゴールを探す上で不便。
  • セーブ手段とタイミングが限られる。
    • ゲームクリアするまでにセーブするための手段が「スターコインで扉を開ける」「塔・城を初クリアする」「新しいワールドに入る」のどれかしかなく、自由にセーブできない。
      • 看板除去は任意なので、いざという時セーブに利用するために残しておくという手もある。そのためにもスターコインは集めておくと有利。
      • 一度ラスボスを倒してクリアすれば以後はいつでもセーブできるようになるので、まずはクリアを優先した方がいい。
  • バグがやや多い。
    • 1面から「レンガブロックにふさがれた土管にマメマリオでヒップドロップすると入れる」バグが出てくる。しかもまだほんの序の口。
    • コースを進めていくと「時間が尽きるまで延々とスコアが増え続ける」「水中の足場にマリオの体が刺さる」など、多種多様なバグが目白押し。
      • 狙って条件を満たそうとしない限りは発生しないバグが大半であり、実害も特に無いものが多いため、プレイの邪魔にはならないのが救い。

細かい問題点

  • やや癖がある操作性
    • 横移動に働く慣性が強く、慣れないと地上・空中ともに制御が難しい。慣性が働くこと自体はマリオシリーズの伝統でもあるが、過去作に比べて今作はその強さが顕著。
    • 具体的には過去作でのルイージ並に滑る。特に大ジャンプ後の着地や水中で底に足を付けた時。
    • 続編の『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズも今作を引き継いでか横の慣性が強く調整されている。
    • また、足場の端にちょうど着地した際に、角の部分に突っかかるような硬直時間が少しだけあり、着地したと思ってボタンを離すと足場から落ちる…というシーンもしばしば。
  • ルイージの扱い
    • 隠しコマンドでマリオの代わりにルイージを使用できるが、見た目と声が変わるだけで性能はマリオと変わらない。果たして隠し要素にする必要はあったのか若干の疑問が残る。
    • また、先述のように隠しコマンドは非常にわかりづらく、人によってはただの模様にも見える。かといってストーリークリアしないと使えない訳でもなく、ますます微妙な立ち位置になってしまっている。
  • マップ上におけるパタブロック・ハンマーブロスの仕様について
    • コースでミスしてワールドマップに戻される際、パタブロックかハンマーブロスがマップ上に存在すると、それらが移動するアニメーションが挿入されるためにリトライの際のテンポが悪くなる。

総評

久方ぶりの2Dマリオとなった本作は、かの名作『スーパーマリオブラザーズ』の名前を背負うに足る安定の出来であった。
ジャンプとダッシュで突き進む原点の面白さを思い起こさせると同時に、現代らしいアレンジもしっかり施された作品となっている。
ニンテンドーDSが旧世代機となった今でも、その面白さは決して最新の作品に見劣りしない。


余談

  • 国内では約640万本、全世界では約3000万本と、共にDSソフトとしては1位の売上を記録している。
    • 初代『スーパーマリオブラザーズ』の国内売上681万本に匹敵する記録的なセールスと言える。ゲームの出来ももちろん、『脳トレ』ブームでDSが普及していた状況で、ヘビーユーザー・ライトユーザー両方に向けた知名度の高いタイトルだったことが大きい。
  • 本作はニンテンドーDS発売前の2004年6月頃に開催された「E3 2004」の時点でその存在と開発中であることが明らかにされていた。
    • 開発中のスクリーンショットやムービーでは、製品版とは違うグラフィックやロゴマークの他、後述する事情からか『64DS』に登場する敵やブロックが存在していた。
      • 更に2004年の時点ではコインを取った時の効果音が高かった他、クリボー等の敵がやられるボイスもあった。
      • 2005年の時点ではマリオとルイージの2人同時プレイができる予定だった他、ストックアイテムを3つまで保持可能だった。
  • W1でクッパを退けた際の演出が、人によっては結構グロく見える。
    • もっとも近年のマリオでも類を見ない大胆な手法であり、斬新性は高い。この演出は後々出てくるボスの伏線だったりする。

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最終更新:2023年11月10日 21:46

*1 その前にGBAで『スーパーマリオアドバンス』シリーズが出ていたが、それらは全てSFCからの移植・リメイクである。

*2 後述のマメマリオであることをすると行ける

*3 過去作ではクリボーなどクッパの部下がクッパに化けており、本物は最終ワールドのみに登場していた

*4 例として、スターコイン入手時のSEは『アドバンス2』でドラゴンコインを入手した時のSEが使われている

*5 同様に分岐形式の隠しワールドを搭載した続編『2』では、正規ルートのワールド表記のみナンバリングが付けられ、隠しワールドはナンバリングが外されている。