SIMPLE2000シリーズ Vol.31 THE 地球防衛軍

【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむさんじゅういち ざちきゅうぼうえいぐん】

ジャンル 3Dアクションシューティング
対応機種 プレイステーション2
メディア CD-ROM 1枚
発売元 D3パブリッシャー
開発元 サンドロット
発売日 2003年6月26日
定価 2,000円(税別)
プレイ人数 1~2人
判定 良作
SIMPLE2000シリーズ
地球防衛軍シリーズ



「現在、生放送でお送りしております。これは特別報道です。SFXでは、ありません!!」



概要

D3パブリッシャーの低価格ソフト群『SIMPLE2000シリーズ』の31作目。
開発を担当したサンドロットの処女作『ギガンティックドライブ』のエンジンを流用して作られており、『SIMPLEシリーズ』としては破格のボリュームと完成度を誇る。
結果、発売当初はほとんど話題にならなかったが口コミで徐々に売り上げを伸ばし、最終的には15万本以上という『SIMPLE2000シリーズ』のベスト5に入る売上を叩き出した。


ストーリー

2017年、突如世界中に謎の飛行物体が襲来。
投下される巨大生物によって地球防衛軍EDF(Earth Defense Force)は1日とたたず壊滅してしまう。
世界中がパニックに陥る中、たった1人で巨大生物や飛行物体を次々と撃破する人物が現れた。
超人的とも言える活躍を見せるこの人物こそ、プレイヤーが操作するEDF極東支部の数少ない生き残りの陸戦兵であった…。 (Wikipediaより引用)


特徴

  • ジャンルはいわゆるTPS(サード・パーソン・シューティング=3人称視点STG)。操作方法に少し癖はあるが、慣れれば精密射撃もお手の物。
    • 操作は「ノーマル操作」と、一般的なTPSスタイルに近い「テクニカル操作」が存在する。
      • 説明書ではテクニカル操作について「上級者向けです」「ゲームに慣れたら」と紹介されているが、こちらに早く慣れるのがオススメとされる。
      • ノーマル操作の方がテクニカルなどと言われることも。勝手に敵の方を向くので自由度が低く*1、視覚的にも酔いやすい。
      • ミッション中でも、ポーズ画面から切り替えることができるのはありがたい。
    • ダウン起き上がり時に、操作可能な無敵時間が存在する。アクションゲームとしては割と一般的なこの仕様だが、本作ではハメ戦法として「起き上がり時に自分の足元に爆破系の武器を撃ちこむことで自分はダメージを受けずに周囲の敵だけ攻撃できる」というものが可能である。
      • この対策としてか『2』以降は無敵時間の仕様が変更され、この手段は使えなくなった。
    • 移動手段は普通に歩き・走り・ジャンプの他にも、緊急回避という前転移動が可能。ダッシュより高速で飛ぶので回避よりもメインの移動手段として用いられることが多い。
    • さらにステージによってはヘリコプター・バイク・戦車を操縦可能。操作性には癖があるため扱いは難しいが、慣れると攻略は楽になる。
    • なお、本作でプレイヤーが使える兵種は陸戦兵のみ。『2』で登場するペイルウイング部隊は、本作の戦いが終結した後エイリアンの技術を用いて結成された設定になっている。
  • 持ち込める武器は2種類。アサルトライフルやロケットランチャー、スナイパーライフルなどが使える。
    • 武器の種類を別にする必要はなく、同じ武器を2つ持つことも可能(通称・両手持ち)。
    • それぞれの武器には指定された弾数があり、それだけ撃ちつくすとリロード状態になる。リロード時間は武器ごとに設定されており、2秒もかからず完了するものや10秒以上かかるものもある。リロード回数に制限はないので実質的に弾は無限。リロード時間中に武器を切り替えるとリロードが中断される。
    • ロケットランチャーなどの爆発には自分も巻き込まれてしまうが、威力と範囲が大きくも高く、爆風で一度に複数の敵を攻撃したり地面に当てて巻き込む形での攻撃も可能。
    • 海のステージでは泳いでいる間は銃系統の武器が使えないが、グレネード(手榴弾)だけは泳ぎながら投げられる。
  • ミッションでは画面右上に表示されるレーダーを確認しながら移動し、赤色の点で表示される全ての敵を撃破すればクリアとなる。全部で25ステージ。
    • 敵は一度に全部が押し寄せてくるわけでなく、大抵2度か3度に分けて押し寄せてくる。
    • 敵を倒すとたまにアイテムを落とす。レーダーには緑色の点で表示される。アイテムは体力を回復するもの(小回復と大回復の2種類ある)、ミッションクリア後にアーマーが増えるもの、ミッションクリア後に武器がもらえるもの(何がもらえるかはランダム)の3種類とこれまたシンプル。
      • ビルなどにひっかかったアイテムは、建物を破壊しても落ちてこないため、絶対に回収できないアイテムが発生することがある。2以降は落ちてくるようになった。
    • 本作におけるアーマー取得時の体力増加量は「4」で、後のシリーズではステージ増加に伴い下がっていった。
      • ミッション数は少ないが、1周するだけでも相当上がる仕様になっている。
  • 敵キャラクターは後のシリーズにも通ずる蟻型巨大生物がメインで、さらに紫と緑がメインのカラーリングがされた「空飛ぶ円盤」の戦闘機や輸送機という胡散臭いデザインの敵、それから脚が生えた見た目の戦闘機械、蟻の女王などB級特撮のノリ全開である。
    • 極めつけはまんま特撮の着ぐるみ怪獣。しかし見た目に反して格好の的で、アイテムを確実に5個落とすため慣れればアイテム稼ぎの対象になることもネタにされる。
    • 最後のミッションでは敵の母船との決戦となる。見た目は巨大な輸送機だが、強力な砲台を複数有している。しかもある部分にしかダメージが通らない。
    • 敵の死骸は残留せず、判定がすぐ消える。ミサイルやアサルトライフルの障害にはならないが、これを壁にして攻撃を回避することは不可能である。

評価点

  • B級特撮のノリと雰囲気。
    • 主人公のデザインが白・赤・黄色でカラーリングされたなかなか派手なデザイン。まさに特撮の防衛チーム。
    • まんま蟻が巨大化しただけの敵でも、しっかり脅威に感じられる。そのうえUFOやら巨大怪獣やら、特撮ファンにはたまらない敵ばかりであろう。
    • マップは曇天のものが多く全体的に暗い。終末の到来という絶望的な雰囲気を作り出している。
    • グラフィックの質は決して飛び抜けてきれいとは言えない部類だが、それが余計に低予算っぽさを出している。
    • 仲間の無線がミッション中に入ることが多いが、熱い無線よりネタになる無線が多い。主人公はしばしば化け物呼ばわりされる始末。
      • とは言え『2』以降「本部の罠」だの言われるようになる本部の酷い言い草はそれほどでもなく、危険な状況でちゃんと撤退を促したりしてくれるため『2』以降から入った人には「優しい本部」「綺麗な本部」だの言われている。
      • EDFプレイヤーの間ではお約束となった結城隊員の「サンダー!*2」の台詞も本作が発祥。
  • 建物が爆発物でズンズン壊れていく爽快感。そして多数の敵を吹っ飛ばす爽快感。これこそが本作の、そしてシリーズの売りである。
    • 市街地のビルをはじめ殆どのオブジェクトを破壊することが可能。「地球防衛軍」のくせに、主人公が建物を壊そうともペナルティは一切なし。あくまで守るのは地球であって、街や人ではないのだ!
      • 人によってはこの点を巨大な蟻そのままの敵の造形と合わせてバカゲーとして扱うこともある。
    • 街の作りこみは建物は多いものの自販機や自動車などの小物は一切ないのでやや甘く見えるが、マップ全体は広い。
    • わらわらと押し寄せてくる無数の巨大生物。蟻の断末魔はとても甲高い独特の声で、これを一気に吹き飛ばすのはスカッとする。
  • 武器も111種と結構な数があるので、これをコンプリートする楽しみもある。
    • 中には重すぎて遠くに投げられず、そのくせ威力と爆風は非常に大きいため普通に投げれば自爆、体力によってはそのまま死ぬグレネードというネタ武器もある。
    • 低い難易度だけプレイしても強力な武器は手に入らない。より強力な武器を得るためには難易度を上げていく必要がある。
      • 最強武器であるライサンダーF(スナイパーライフル)やグレネードランチャーUMXAなどはINFERNOにならないと出てこないので、手に入れるのは一苦労である。その分手に入れた後の攻略は楽に進めるようになる。
    • 一つの難易度で全ミッションクリアすれば難易度に応じてボーナス武器がもらえる。ネタ武器が多いが使える武器もある。
      • 極めつけはINFERNO全ミッションクリア特典の「ジェノサイド砲」で、弾数1発でゆっくり飛ぶ巨大な球を打ち出すリロード30秒のロケットランチャーと一見ネタ武器だが、ダメージ100万*3で爆風の範囲も他のランチャーの3倍から10倍という、まさにジェノサイドにふさわしい武器。もはや笑うしかない。
  • ミッション1つがさほど長くないので割と気軽にプレイできる。一度クリアしたミッションにも挑戦可能。サクサク進められるのがより高い中毒性を生む。
    • 終盤、高い難易度だと敵の体力も攻撃力も増えて戦略を練る必要があるためかなり長丁場になってくるが。
  • 2人協力プレイと対戦プレイもしっかりサポート。友達と一緒に敵を倒しまくって地球を守ろう。
    • 友軍がいないため、協力プレイだと高い難易度での攻略はぐんと楽になる。一応画面が分割されて狭くなる、少し処理落ちしやすくなるというデメリットもあるにはるが。
    • 対戦についてはかなり大味。誘導ミサイルの回避がほとんど不可能のため、禁止にしなければリアルファイトになりかねない。一方で互いにミサイルを縛り、レーダーを隠しての対戦はゴールデンアイに近い形となり中々楽しい。
    • どちらもマップを自由に歩き回れる為、ミッションで敵が出現する地点を把握するなどの使い方も出来る。
  • 『地球防衛軍』シリーズの基礎は、この時点で既に完成されている。
    • 『SIMPLEシリーズ』とは思えないほどのボリューム、爽快感、敵の造形など基本的な部分は全て後のシリーズに受け継がれている。第1作にしてこれほどの完成度は珍しい。
      • 5段階の難易度設定も本作から存在。ライト層からやりこみプレイヤーまで楽しめる。
      • 最高難易度の「INFERNO」については、説明書に「もしクリアできたなら、あなたは神です」とまで書いてある。仰々しいようにも思えるが、それほど容赦のない猛攻なのである。
  • 『2』以降よりプレイしやすい部分も多少ある。
    • 最たるものは「被ダメージ時緊急回避で移動可能」という点だろう。
      • 本シリーズではダメージを受けると一瞬足が止まってしまうが、無敵時間は存在しない。本作では連続攻撃を緊急回避でかわせたが、『2』では不可能になっているため攻撃を受けた際の立ち直りはこちらの方がラク。
    • また前述の通り死骸が残らないため、ミサイルやアサルトライフルの価値が高い。後述する特殊武器を除けば武器のバランスは『2』よりいいと言えるだろう。
    • 起き上がりの無敵時間が長いので、ダウンしたら真下にロケランorグレランを打ち込めば安全に起き上がれる。
    • 全体的に敵の攻撃はシンプル。特に「蜘蛛」が存在しないことが大きく、続編に比べあっさり進められる。
    • 死体撃ちを気にせず撃ちまくる爽快感という点では、後のシリーズを上回っている。

問題点

  • 難易度が低い。
    • 『2』以降の続編との比較ではなく、単純に簡単。『SIMPLEシリーズ』としてはいいかもしれないが、いちゲームとしてはかなりぬるい難易度になっている。
    • NORMAL難易度の例を挙げれば、体力が数百程度に対し喰らうダメージは大型攻撃でもなければせいぜい10~20前後。HARDで手応えある一般的なアクションゲームのノーマルだと思えばいいぐらいだろう。
    • 無論、INFERNOになると下の難易度を忘れるほど大味なダメージを受ける。
    • もっとも、現在では続編の難易度が結構骨太になっているため余計に際立っているという面もある。
  • 1周のボリューム自体はミッション数が少ないことも影響し1周10時間かかるかどうか、というところ。しかし、逆に言えばそこまでやりこむ気も時間もないプレイヤーには、エンディングを見やすいという意味で評価点かもしれない。
    • そもそもエンディングを見るのは本作においては単なる通過点である。全難易度制覇、武器コンプまで考えると総合で30~40時間以上はかかることになるだろう。並みのゲームなら十分、『SIMPLEシリーズ』としては破格のボリュームである。
  • 敵やマップの使いまわしが多い。
    • これはハードとシリーズの制約上仕方のないことではあろう。次回作以降でも追加マップはあるが、使い回しはやはり多い。
    • ミッション数自体が少ないため、あまりだらけてこないのでそこまで大きな問題ではないとも言える。
  • 無線では友軍の会話が聞こえるが、実際の戦場では自分以外のEDF兵士は一切登場しない。
    • これもハードの制約など開発上の都合と思われる。これは『2』でも同じだが、『3』以降は友軍が登場して支援してくれるようになった。
  • 処理落ちが非常に多い。
    • 評価点に「大半のオブジェクトを破壊できる」とあるが、攻撃範囲の広い武器でそんな事をしようものなら盛大な処理落ちに見舞われる事となる。協力プレイなら尚更。
    • とはいえ、本作では建物を一気に破壊してしまう爆撃機や超巨大怪獣がいないためまだまだ許容できる範囲の処理落ちである。
    • むしろ処理落ちのスローを「一種の演出」と好意的(?)に見る意見もある。輸送機が墜落していく様は、カメラ演出ありだと処理落ちのスローも含めて映画みたいな演出で本当にカッコイイ。もちろん、その間の操作は死ぬほど難しくなるので高難易度ならまずカメラ演出はオフにされてしまうのだが。
  • アイテム回収
    • 敵を全滅させるとマップ上に残ったアイテムは回収されない。全滅させてから画面が暗転するまでに数秒の猶予はあるが、アイテムを回収するにはあまりにも短すぎる。
      • つまり、わざわざ敵を少数だけ残してマップ上のアイテムを自力で回収しないといけない。
    • 前述通り一度建物に引っかかったアイテムは落ちてこないので、回収不可能になることもある。
    • プレイヤーの耐久力はアーマーを拾うことで上昇するが、一度上昇させると耐久力を下降させることができないため、縛りプレイが面倒。
  • 特殊武器がほとんどネタ武器。
    • バウンドガンは「壁で反射」という特徴があるが、本作では市街など開けたマップが多いせいでほとんど活かせない。火炎放射器はスペック表に書かれている攻撃力と実際のダメージが明らかに一致していない。リペアースプレーは回復アイテムなのだが、自分には使えないのでほぼ役立たず。かんしゃく玉だけはソラスなどにそこそこ有効。
      • バウンドガンと火炎放射器は『2』で大幅にパワーアップしており、さらに閉鎖的な洞窟マップが追加されたためミッションによっては十分価値を発揮できるようになっている。リペアスプレーは役立たずのままだったが、PSP版『2』では名称と仕様が変更されて一部種類は協力プレイの要になるほどとなった。
    • ネタ武器としても、見た目の面白みがほとんどないのであまりに無価値にすぎる。前述の自爆グレネードやジェノサイド砲と比較しても飛び抜けたネタ性は感じられない。
  • 武器は111種類と述べたが、実際には上位互換の種類が存在するので結局難易度にあった性能の武器を使用することになり、武器選択の自由度は制約される。
    • 先に高い難易度を攻略して強力な武器を集めてからそれ以下の難易度に向かおうものならバランスは完全に壊れる。そしてそこで集まった武器は使われないまま終わることも……。
  • 大爆発の効果音が延々ループし続けるバグがある。発生条件は不明。
    • クリアするまで鳴り続けるのでやかましいことこの上ない。
  • 説明書に「ラスボスのジェノサイドキャノンは攻撃範囲が広いので破壊すべき」とあり、最終面でも同内容の通信が入るが、キャノンを全てプレイヤーの手で破壊するとラスボスの発狂*4が速まってしまうので、実は罠である。
    • そもそもジェノサイドキャノンは真下にしか撃てないので、よほど近づかない限りは当たらない。但しジェノサイドキャノンは定期的に発射され、その際に大きな爆風と処理落ちを発生させるため、召喚される円盤との戦いの妨げになるという側面もあるので、一つだけ残す形で破壊するメリットはある。
    • 『2』の説明書やナレーションにも同様の言及がある。もしかして開発側的には本心からの攻略ヒントのつもりだったのだろうか?

総評

2000円とは思えないほどの圧倒的なボリュームと爽快感を誇る本作は、間違いなく『SIMPLEシリーズ』に革命を起こした良作である。安い値段でこれがプレイ出来た当時のプレイヤーの衝撃は想像に難くないだろう。
何より豊富な武器の種類、体力の仕様のシンプルさゆえにやりこみ要素・縛り要素も実に豊富、ネタになる要素もてんこもりな内容に爽快感も併せて何人もの中毒者を生み出していった。
それにより、特徴の多くを受け継いだ『2』の発売を皮切りにシリーズ化、フルプライス化を果たし、元が『SIMPLEシリーズ』の一作でありながらやがてはサンドロットの代表シリーズにまで急成長を遂げるという快挙を成し遂げる結果となる。


余談

  • 同時発売は『SIMPLEシリーズ』でも微妙な評価でネタゲー扱いの『THE 戦車』である。
    • なお、本作にも戦車が登場するが「自走砲」と揶揄されている。
      • 理由は「武装が主砲しかない(威力自体は高い)」のと「地形が悪いとすぐひっくり返る」ため。
  • 発売当時は問題ではなかったが、現在では『2』が本作のほとんど完全なアッパーバージョンである。
    • 『2』は兵種が2倍、ミッション数もほぼ2倍なので実質4倍のボリュームがある。
    • さらに『3』が本作のリメイク的位置づけになってしまったため、現在では『1』が話題に挙がることはほとんどなくなってしまった。兄より優れた弟がいると兄は苦労してしまう、ということだろう。
      • とはいえ、あくまでも『2』は続編、『3』はリメイクに近い位置づけに留まっており、本作の内容を完全に内包またはリメイクした作品は存在しないため、前述の「サンダー!」のようなシリーズに名を残すストーリーや手を出しやすい難易度を考慮すれば、本作が不要という事態には陥っておらず、PS2さえあればシリーズの原点として楽しむことは十分に可能である。
  • 『2』以降の作品は携帯機やPC・Switch等への移植の機会に恵まれているが、第1作である本作は初版以降移植されていない。上記の通り本作にも独自の魅力はあるのだが、現状PS2でしか遊ぶ方法が存在しない。
    • 現在はリマスター版やコレクション作などによる過去作の復刻や安価なDLゲームが盛んなので、願わくは本作も何かしらそう言った機会に恵まれて再び日の目を見て欲しいものである。
    • ファミ通2021年5月13・20日合併号におけるSwitch版『2』の情報開示に際して、シリーズプロデューサーの岡島信幸氏に『1』の移植についても質問されているが、岡島氏の返答は「我々も第1作から移植したいという気持ちはあるが、技術的な問題で断念している」とのこと。
      • シリーズ20周年記念のサイトにて、キャラクターモデリング担当の冨田大道氏が「最初のモデルを見てみようとしたら、現在のソフトでは確認できないため、古いOSのパソコンを引っ張り出してきた」という逸話を明かしており、現在の環境では当時のゲームエンジンやアセットを扱うことは難しいのだろうと思われる*5。移植があるとすれば実質的にリメイクのような形になる可能性は高い。
  • ノーマル操作におけるボタンの配置が『1』→『2』でなぜか時計回りに1つズレている。
    • 本作では×ボタンで攻撃、○ボタンでジャンプという一般的に言えば違和感のある操作スタイルであったためであろうか。
  • 本作の主人公である隊員は『SIMPLEシリーズ』のお祭り格闘ゲーム『THE ALL★STAR格闘祭』に出演している。
    • D3恒例のグラビアアイドル「双葉理保」や、『お姉チャンバラ』シリーズの「咲」など知名度の比較的高いキャラ達との掛け合いもある。
    • 『2』より後に発売されたのだが、なぜか設定は『1』準拠である。
  • 15年以上前の1986年に『A列車で行こう』シリーズなどで知られるアートディンクが同名のPCゲームを(1990年には『2』も)発売しているのだが、本作とは全くの無関係である。
    • こちらは8機の、無人宇宙戦闘機とそのAIを設計して、宇宙人側の編隊と(自動で)戦わせるゲームである。
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最終更新:2023年12月03日 10:22

*1 一見ありがたいようにも思えるが、遠方の敵を狙えないなど段々とデメリットが目立ってくる。

*2 蟻酸を放つ蟻型巨大生物に襲われた時の台詞。「酸だ!」と言っているのだが、叫んでいることから語尾が伸びていて「サンダー」とも聞こえる空耳ネタ。『2』以降、どうも公式でもネタにされている節がある。

*3 先述のライサンダーFがダメージ3500、グレネードランチャーUMXAがダメージ2000なので文字通り桁違いの威力である。

*4 ラスボス全体に破壊不可能な砲台があり、ジェノサイドキャノンとリング砲台の全破壊または残り体力一定以下(この場合残ったジェノサイドキャノンとリング砲台がすべて落ちる)でこれが作動する。遠距離で建物に隠れれば凌げるが、飛んでくる光弾の数が多いので弱点が見づらくなる。

*5 『2』はPSP版の製作時に3Dモデルやゲームエンジンを新たに製作しており、以降の移植はそれに準じたものとして作られている。