【ているず おぶ ですてぃにー】
ジャンル |
ロールプレイングゲーム (シリーズ内ジャンル名:運命のRPG) |
裏を見る |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 1枚 | |
発売元 | ナムコ | |
開発元 |
ナムコ 日本テレネット |
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発売日 | 1997年12月23日 | |
価格 | 6,090円 | |
プレイ人数 | 1人(戦闘のみ1~4人) | |
セーブデータ | 1ブロック(最大3ファイル保存可能) | |
周辺機器 | マルチタップ(戦闘のみ) | |
廉価版 |
PlayStation the Best 1998年11月26日/オープン価格 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
意思を持つ剣を巡る物語 シリーズの基礎を確立したシステム 全体的に低難易度 |
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テイルズ オブ シリーズ |
テイルズ オブ シリーズの第2作目。略称は『デスティニー』『TOD』。キャラクターデザインはいのまたむつみ。
PSハード初のテイルズシリーズで、ハードが誇るスペックを活かした試みの数々は後のシリーズでも定番要素として受け継がれることとなり、シリーズの礎としての側面も非常に大きい作品である。
単体の作品としても総合的な完成度は高く、その人気の高さゆえにシリーズは本格的な展開を見せ、後に前作『ファンタジア』がリメイクされるきっかけともなった。
+ | リオンの扱いについて(ネタバレ注意) |
隠し要素
シナリオ
キャラ
システム
粗削りな部分や不備こそ少なくないが、「サイエンス・ファンタジー」の名に恥じない世界観や克明な設定、キャラクターの人間臭さや秀逸なテキスト、様々な人間の運命が入り混じり展開するストーリーは、それらの粗の多さを覆すだけの魅力と言える。
登場キャラの「リオン」の人気もあってか未だにシリーズでも高い人気を持つ作品である。
この作品がヒットしたおかげで現在のシリーズの地位が確立されており、後のシリーズに影響を及ぼした点も大である。
今現在ではシステム面が大きく改善されたPS2版の存在があり、わざわざこのPS版をプレイする意義は薄い…と思われがちだが、原典から良くも悪くもストーリーやキャラの性格や設定が大きく変わり、勧善懲悪に大きく傾き現代風のコミカルさを強く押し出したPS2版には無い、必ずしも報われるとは限らない負のしがらみや多くを語らず数多の運命の交錯を描くこのPS版独自の魅力も数多い。
発展途上故のシステム面での拙さ、やや悪いテンポを割り切れるならば、あえてこのPS版をプレイする価値も充分あるだろう。
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
*1 アクアヴェイルのモリュウ領で兵士の理不尽な難癖で親子が殺されそうになった時や、グレバムの野望がファンダリア王国全体を荒廃させているのを目の当たりにして以降...など。
*2 リオンはグレバムの部下だったフィリアを「グレバムの女」呼ばわりしたり、彼を助けようとしたフィリアに「女の手を借りるくらいなら死んだほうがマシだ」と言ったり、ルーティへの買い言葉とはいえ「ヒス女」呼ばわりしたり。
*3 ちなみにこの技、リオンが仲間にいるときはレベルが41になると使えるようになるのだが、そこまでリオンのレベルを上げるプレイヤーは殆どいないのが普通。一応コンボカウンターによるEXPボーナスを利用すれば、ある場所で比較的容易にレベル上げはできる
*4 乱打技を習得していないと足止めできない程度には強化されている。
*5 スーパーアーマーとも。攻撃を受けても一定回数まではリアクションを取らず、そのまま行動し続けられる特性のこと。
*6 具体的には「『この世に悪があるとすれば、それは人の心だ』と言う言葉を発言した人物は誰か」という問題。SFC版ではモリスンの発言とされていたが、PS版ではダオスの発言を聞いたモリスンがそのことを主人公に伝えるという演出になっている。本作のクイズでは、該当する問題の選択肢に「ダオス」が含まれており、PS版を先にプレイすると混乱してしまう。
*7 第一部のノイシュタットの初登場イベントでは、温厚なスタンをして『あんな人間のクズ』と激昂させたほどの差別的な発言をした。
*8 ただ「コングマン」を変更させた場合、敵の名前も合わせて変更する処理を用意する必要があるため、仕方がない面もある。これはエターニアの「ハーシェル」と「ツァイベル」も同様。
*9 この項を書いた筆者は新品購入なのに序盤からたびたび遭遇したがロットによるものかは不明
*10 主にリオンの心境の変化具合や、スタンやルーティとの関係の改善。
*11 作者もその点に関してかなり真面目に考えたことが当時のインタビューで語っていた。
*12 ゲーム内では本来ボスに効かないしもちろんゾンビリオンにも無効
*13 なお同呪文のPS版内設定は相手を分子レベルに分解して消滅。既に死んでいるとはいえやりすぎである。
*14 ただしドラマCDでは上述のとおりリオンはゾンビ化しない為、どういう立ち位置のの話なのかがいまいち不鮮明なところもある。
*15 実はこの小説でのコングマンはミクトランによって天地戦争時代に作られたアンドロイドであり、現代になってもほったらかしにされていたところを、何らかの形で発見したヒューゴが、後にルーティとリオンの盾にするために、ベルセリオスの人格をコングマンの中に入れておいた。最終局面でその事実が明らかになる
*16 ちなみに第二部序盤のイベントにて進行次第でスタンが装備中のソーディアンと会話するのだが、この時にシャルティエを装備していると衝撃的な発言をする。