【もんすたーふぁーむ】
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム | 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | プレイステーション | |
発売・開発元 | テクモ | |
発売日 | 1997年7月24日 | |
定価 | 6,090円(税込) | |
廉価版 |
PlayStation the Best 1998年11月19日/2,940円(税込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
音楽CDからモンスターという新感覚 成長・体型変化など、続編の2よりも優れた部分も ゲームバランスはやや大味 |
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モンスターファームシリーズ |
ゲームディスクを市販の様々な種類のCDと入れ替え、読み込んだデータを下にモンスターを誕生させる、
PSのディスク入れ替え機能を活かした新機軸のシステムで人気を呼んだモンスター育成・対戦ゲームの第1作。
古代、人はモンスターと共に平和に暮らしていた。
しかし、モンスターの強大な力を悪用した人間同士で戦争が勃発し、多くの命が失われてしまった。
神はこれを嘆き、モンスターを封印し、人と関わらせないようにした。
人々は平和を取り戻し、大陸の地形が変わるほどの時が過ぎた。
現代。
古代の遺跡を発掘していると、ごく稀に「円盤石」が見つかる事がある。この円盤石こそ神がモンスターの封印に使った媒体である。
円盤石の封を解く技術は既に確立されており、人は取り出したモンスターの力を借りながら、かつてのように共に暮らすようになった。
そうするうちに、いつのころからかモンスター同士を戦わせる競技が誕生した。「モンスターバトル」である。
この娯楽は人々を熱狂させ、大会のためにモンスターを鍛える人、通称「ブリーダー」と呼ばれる人たちも現れだした。
モンスターバトルは大陸中に広まり、ブリーダーを目指す者もあれよあれよという間に増えていき、ついにはこの世界で一番人気の娯楽・職業にまでなっていった。
そして今。円盤石を手にブリーダーとして歩みだそうとする者がいた…
モンスターの育成
街の施設
モンスターの基本
第一作目ゆえの粗さはあるが、モンスターファームシリーズの基盤となった作品だけあり、今なお評価する声のある良作。
中でもCDからモンスターを再生すると言う独特のシステムは好評を博し、大きな話題を生み、そして後のシリーズにも代々受け継がれた(ハードの関係で不可能なGBA版・DS版を除く)。
テクモはそれまでもいろいろな作品を出してきたが、モンスターファームシリーズはそれらにも負けない新たな看板タイトルになるほどの人気が出た。
このゲームはもちろん対人戦も出来るのだが、それの全国大会である「モンスター甲子園」が開催されるほど。
【もんすたーふぁーむ】
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 |
Nintendo Switch iOS Android |
発売・開発元 | コーエーテクモ |
発売日 |
2019年11月28日(スマホ版) 2019年12月19日(Switch版) |
定価 | 1,980円(税込) |
判定 | 良作 |
ポイント |
当時の内容をほぼそのまま移植 不便な点もそのまま 新規モンスターも少量実装 |
2019年にTwitterの公式アカウントが設立され(リンク)、本作発売から22年後である2019年7月24日に、本作の移植版が配信予定だとアナウンスされた。
ネットワークを介して独自のデータベースからCD名やアーティスト名を検索してモンスターを再生できる仕組みが採用されている。(参考リンク)
それ以外は概ねオリジナル版と同じである。
最新ハードに蘇った本作は非常に快適な移植版として昇華された。懐かしさでプレイするプレイヤーに基本的なプレイの面での面倒を感じさせないつくりも好感が持てる。
音楽データ再生はやや面倒ながら、楽曲の所持の有無を問わず自由に選択できる。
惜しむらくは当時特有の面倒な仕様が放置されたままなことであるが、いずれにせよ、本作は少量とはいえ追加要素もあるため、オリジナル・アーカイブ版を持っているユーザーにも魅力は感じられる作品になっていると言えよう。
*1 アホそうなアクションをとる。その間はガッツ回復が止まる上に回避が大幅に下がるため危険。逆に言えば、相手がコレを発動したらチャンスということでもある。
*2 初めてショップに行ってからゲーム内時間で最短でも33年以上が必要。
*3 『3』では世界観変更か、BGMの雰囲気も大きく変化。完全に番外編の『ジャンプ』はゴキゲンなカントリー調のBGMとなっている。
*4 基本値100からスタートすると、8体のモンスターを合体させていく必要がある。
*5 ミスチルの「マシンガンをぶっ放せ」から再生可能。
*6 『2』では「それぞれの師匠キャラの相棒」という設定のモッチー・スエゾーが、『3』では上記不真面目さで話題になったラグナロックスが「ラグナ」と名を変えて君臨する。
*7 ワームの羽化イベントで現れるモンスターは羽化前のワームのガッツ回復速度を引き継ぐ仕様だった。そのため、最速のベニシャクトリをガッツ回復の遅い系統のモンスターに羽化させることで大幅に強化される。
*8 5月3週のマスターズ・オブ・ブリーディング杯と2月1週のオールスターバトル
*9 こいつだけは「アキレール」と改名
*10 但し『2』で登場するすえきすえぞーは、基本技と「かみつき」のみしか覚えておらず、完全再現はされていない。