ぐっすんぱらだいす

【ぐっすんぱらだいす】 

ジャンル アクション
対応機種 プレイステーション
発売・開発元 アイレム
発売日 1996年11月22日
定価 5,800円(税別)
配信 ゲームアーカイブス
2007年6月28日/600円
2011年8月11日配信終了
判定 良作


概要

  • アーケードに登場し、様々な家庭用ゲームでも発売された落ち物アクションパズル『ぐっすんおよよ』シリーズの番外編的位置づけ作。ぐっすんおよよシリーズとはゲーム性が大幅に変わっているので、本家とは全く別のゲームといっていいだろう。

ストーリー

誰もが自由に楽しめるテーマパーク「ぐっすんぱらだいす」が突如現れた「よよ」に占領されてしまう。
ぐっすんとおよよ(以下ぐっすん)はそれを阻止するために各アトラクションを攻略していく。

ステージ構造

  • ぐっすんぱらだいすは全6アトラクション60ステージで構成されており、メインステージを全部クリアすると、2つのボス戦に突入、それもクリアするとエンディングとなる。
    • 難易度は3段階から設定可能。ゲーム中の途中経過をセーブする事ができ、一度クリアした場所限定で、そのアトラクションのステージセレクト、および途中でステージを止めてアトラクションセレクトに戻る事もできる。
    • ゲームをクリアすると、対人戦専用のアトラクションである「なのだドーム」が出現。ゲーム本編とは関係ないが、思う存分対戦が楽しめる内容になっている。(ただしPSPのアーカイブ版は仕様の関係上、およよ側が操作できない)
  • ボス戦を除く各ステージには「子ぐっすん」というキャラがどこかに隠れている。隠れている場所を爆発させると子ぐっすんが出現、触れた後にクリアすると救出した事になる。ただし、子ぐっすんが出現した状態で爆風に巻き込んだり、ぐっすん自体がミスすると、子ぐっすんは死んでしまう。(再ステージ時にはちゃんと復活している)
  • すべてのエリア及びステージの子ぐっすんを救出すると、裏ワールドである「へんたいぱらだいす」に進む事ができる。へんたい~は敵の配置が大幅に変わっているほか、イベントシーンの会話やゲーム中のボイスに変化が現れる。
    • 表ぐっすんとへんたいを合わせると、最終的に全12アトラクション120(+ボス戦)ステージがプレイできる。

ゲームのルール

  • いわゆる敵全滅が目的の面クリア方式。
    • ぐっすんは通常攻撃としてクラッカーが撃てるが、敵を気絶させるか怯ませるしか効果はなく、これ自体ではダメージをあたえる事はできない。
    • 敵を倒すには、その辺に生えてくる(降ってくる)「ばくはつくん」を踏みつけや持ち上げ、投げつけを行う事で点火、その爆風で敵を巻き込む必要がある。クラッカーや地形効果などを利用し、いかに効率よく爆発させるかが、このゲームの最大の攻略方である。
    • 爆風は敵だけではなく、ぐっすん側にも被害を及ぼすので、何も考えずに爆発させると自爆する危険性がある。また、制限タイムが0になると、回避不能な巨大なばくはつくんが降ってきて、強制ミスとなるので、あまりちんたら行動しても危険である。
    • 気絶した敵や、ばくはつくんを投げる事ができる。それを利用して、投げた敵、及びばくはつくんを他の敵にぶつけ気絶、または怯ませさせる事が可能。画面端っこにいる敵に対して、ばくはつくんを投げると、敵を気絶させられると同時に爆発させる事ができ、非常に効率良い倒し方ができる。
    • ときおり登場する乗り物アイテムを取る事により、特殊操作ができる他、一回だけダメージを無効化できる(巨大ばくはつくんは例外)。

評価点

  • 適度にやり応えのある難易度。
    • ジャンプとアクションの2ボタンしか使わないが、シンプルで楽しみやすい。
    • ギミックは難しすぎず、それでいて飽きさせない、良いバランスとなっている。
    • コンティニュー制限はゆるいので初心者にも対応できている。
    • ステージはバラエティに富んでいる。
  • 子ぐっすんを収集するというやり込み要素がある。

問題点

  • イベントシーンでのCGぐっすんは可愛いのだが、ヒロインキャラである「えみり」が異様に可愛くない容姿なのが残念である。
    • 本家時代のえみりはかなりの萌え容姿だったのだが……

総評

  • ややボリューム不足ながらも、適度なゲームバランスと、子ぐっすん収集のやり込み要素を持ち、ゲームとしての出来は良い。
    • 参考までに比較すると、面クリアアクションの名作『バブルボブル』は100ステージ構成、本作は約60ステージである(両者とも表ステージのみの比較)。
  • ぐっすん達ほか、登場キャラの細かい仕草の数々や、ポリゴンを有効に使った、非常に凝ってるステージのギミックなど、地味だが見所はとても多い。

余談

  • へんたいぱらだいすの変態具合は微妙に狂ってて素敵。えみりが天然の痴女キャラに豹変する様は必見だ!
  • 1997年にアイレムからアイレムソフトウェアエンジニアリングにゲーム事業を移行しているため、旧アイレムから発売された最後のソフトとなった。
  • ぐっすんおよよシリーズは、本作の後にセガサターン版「続ぐっすんおよよ」が登場したっきり、関連作がリリースされていない。(携帯電話ゲームを除く)
  • あまり存在を知ってる人は少ないであろうマイナー作だが、かつてはPS3・PSPのゲームアーカイブスにおいて配信がされていた(今は配信停止)。

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最終更新:2022年11月07日 10:53