【どらごんくえすとふぁいぶ てんくうのはなよめ】
ジャンル | RPG | ![]() 裏を見る |
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対応機種 | スーパーファミコン | ||
メディア | 12MbitROMカートリッジ | ||
発売元 | エニックス | ||
開発元 | チュンソフト | ||
発売日 | 1992年9月27日 | ||
定価 | 9,600円(税抜) | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
仲間モンスターシステム初搭載 結婚含めた複数世代にわたるストーリー 勇者でない主人公 大味になったゲームバランス |
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ドラゴンクエストシリーズ |
ドラゴンクエストシリーズの第5作目。『IV』から続く「天空シリーズ」の2作目でもある。
『IV』とストーリーに直接の繋がりはないが世界観は共有されており、時系列上も『IV』より後の時代になっている。
ストーリー
仲間モンスター
馬車・AIの改善
インターフェイス面の進化
やりこみ要素
楽曲について
その他
グラフィックの質
シナリオや仲間モンスターに関する問題を指摘する声もあり、特に以下の点が賛否両論となっている。
結婚イベント
+ | 更には…(ネタバレあり) |
候補2人は、ビアンカはシナリオ面で、フローラはゲームプレイの実利面でそれぞれ優遇されており、論争を巻き起こす大きな原因となっている。
(上記の矛盾もあり)なんだかんだゲーム中の選択肢としてはどちらも一長一短でギリギリバランスが取れてはいる。
何らかの形で差をつけること自体はキャラの差別化の意味でも間違ってはいないのだが、結果的にこの点についてファンの間で多大な論争を巻き起こすほどの反響を呼ぶことになった(余談参照)
シナリオ
仲間モンスターシステム
AI
隠しダンジョンの位置
ゲームバランス
サウンドドライバの低音質さ
その他
シリーズのお約束を破りつつもそのアイデンティティを失わないよう新たなチャレンジをした本作は、発売当時は映像面や売上で他のRPGに遅れをとったが、人気シリーズの新ハード第1作としては充分な活躍を示したといえる。
その一方、シナリオ・システム両面において新たな試みが多い反面、これまでよりも自由度の低いシナリオや、システム周りの不備、やや大味で難易度の低いゲームバランスに対する賛否も大きい。
バグ・裏技・噂
シリーズのSFC第1作目であったためか、本作は有益・無益を問わずバグや特殊な仕様が多いことでも有名。
当時のゲーム雑誌や『大技林』などでも多数のバグ技・裏技が紹介されている。
+ | バグ・裏技色々 |
本作特有の要素
本作に由来する論争
メディア展開
その他
*1 ちなみにホイミスライムは本作を含め、モンスターを仲間にできる作品ではほぼ確実に仲間にすることが出来る。
*2 使うと味方全体にバイキルトがかかる「たたかいのドラム」や敵全体攻撃が可能な「はかいのてっきゅう」など
*3 スライムはレベル99でしゃくねつほのおを覚えるなど
*4 モンスターのサイズによっては飛行タイプのモンスターのグラフィックで地上モンスターのグラフィックが隠れることも…
*5 SFC版とPS2版のパッケージに主人公と並んで描かれている他、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズ出演時の肩書も、ビアンカは「天空の花嫁」表記であるのに対し、フローラは「貴族の令嬢」表記である。
*6 更に全機種通じ、テレビCMは全て主人公+ビアンカルートを採用した演出となっており、フローラメインのバージョンは一切作られていない。(ちなみにDS版のCMではデボラがちゃっかり出演している。DS版の新要素だから当然といえば当然ではあるが……)
*7 細かい事まで言えばI、IIの主人公も「勇者」という職業的立ち位置ではない。伝説の勇者の子孫でありつつ勇気ある活躍が認められた結果の呼ばれである
*8 前作でも勇者をパーティに入れなくてもラスボスを倒せるというのは同様であるが、あちらは勇者がいなければ天空城に行く事ができず、闇の世界にも行く事ができないため、勇者がいなければ魔王を倒せないというのは一応間違っていない。
*9 そのため攻略本の価値が非常に高かった
*10 レベル限界が早く、覚える「とくぎ」も低位のものばかりといった具合である
*11 ドロップ対象が他のモンスターと出るパターンがほとんどなので、下記、バグの欄に記載の仕様を知らないとまずドロップしない。
*12 例外としてブレス系の特技は「フバーハ」で軽減される設定のはずだが、フバーハを使う敵はいないためデメリットとして機能していない。
*13 ビアンカは複数攻撃呪文がベギラゴン止まりと習得呪文も優秀ではない。もう一方のフローラはイオナズンやベホイミを覚えるため有利だが、青年期前半では「レベルが10までしか上がらない」「めいれいさせろで命令できない」のがネック
*14 娘は「水鏡の盾」(守備力+55)を装備できるので、嫁にもこちらを装備可能にしてほしかったという声は多い
*15 「かぜのぼうし」「シルクのビスチェ」「ようせいのけん」「プリンセスローブ」「おうごんのティアラ」
*16 ついでに言うと「命令を聞かない」といっても勝手に逃げたり無意味な道具使用をするなどの愚行はしないので、特に賢さが低めに設定されやすい呪文も特技もない脳筋モンスター(「こうげき」するのみ)に限れば「攻撃対象を選べない」だけしかデメリットはない。ブーメランや破壊の鉄球を持たせた場合はこのデメリットすら意味がない。
*17 おまけにベラ以外は律義に最初から20以上であるので、これ自体が「ベラが命令無視をしない」ということでのみ確認できるという二重に無意味な設定。
*18 この仕様が災いして、ポートセルミの灯台で猫に閉じ込められリセット確定となる致命的な不具合が存在する。
*19 そのうち一戦は特殊な戦闘となっており必ず敗北する
*20 ジャミはラムポーン、ゲマはネクロマンサーというザコとそれぞれ全く同じ外見。
*21 『XI』で復活したが、パーティーアタック可能なのは混乱・魅了状態になった味方に対してのみで、尚且つ通常攻撃しか行えないという制限が付けられている。