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ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?

【ろっくまんすりー どくたーわいりーのさいご】

ジャンル 横スクロールアクション
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 ファミリーコンピュータ
メディア 3MbitROMカートリッジ
発売・開発元 カプコン
発売日 1990年9月28日
定価 6,500円
レーティング CERO:A(全年齢対象)
※バーチャルコンソール版より付加
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2008年11月4日/500Wiiポイント
【3DS】2012年9月26日
【WiiU】2013年5月1日/上記共に500円
判定 良作
ポイント ブルースとラッシュが初登場
スライディングの追加でアクションの多様性が広がった
ステージ数がナンバリングシリーズ内で最も多い
ロックマンシリーズ



ゆけ、我らがロックマン。こんどは宇宙で決着だ。



概要

ロックマンシリーズ第3作。
当初はこの作品を以てシリーズ完結とするつもりだったらしく、サブタイトルはその名残といわれる。


プロローグ

前作の一件からDr.ワイリーは改心し、Dr.ライトと共に、巨大ロボット“γ”(ガンマ)の研究開発に精を出していた。
"γ"……それは、Dr.ライトが長年夢見た、世界平和のための巨大ロボットである。
研究はほぼ完成し、残すは未知の惑星に散らばる8つのエネルギー元素を合成し、“γ”に与えるだけとなっていた。
しかしある日、そのエネルギー元素を採掘していたロボット達が、突如暴れ出す事件が発生した。
事件解決のために犬型ロボット「ラッシュ」を連れ、またもロックマンが戦いに出た。
だが、行く先々で謎のロボット「ブルース」が立ち塞がる。彼は一体何者なのか…?


特徴・評価点

  • 選択8ボスステージでは、ボス部屋までの距離がかなり長くなり、敵や即死トラップの配置もいやらしくなった。
    その上、後述する様に一部ボスが驚異的な強さを誇ることもあるため、総合難易度自体は前作『2』と比べても決して下がってはいない。
  • 本格的な増加は以降のシリーズで顕著になるが、前作のメタルブレード等のシワ寄せを含んでか、特殊武器のエネルギー消費量が増加傾向に調整された。
    ただし、この影響によって特殊武器がステージ道中で使い難くなってしまったため、一概に長所という訳ではない。

本作で登場しシリーズ標準となった要素

  • 前二作から基本システムに強化・調整がなされている。
    • 新アクション「スライディング」導入。低い姿勢で短距離を素早く滑るアクションで、移動時間の短縮や敵攻撃の回避に活用できる。
      • スライディング中は、進行方向と逆方向に入力することによって停止させることができる他、ジャンプでもキャンセル可能。
    • ハシゴの昇降スピードが旧作よりも速くなった。
    • 高所から落下中、徐々に加速し続けることがなくなった。
    • 本作からエネルギー缶(E缶)を9個まで所有可能になり、しかもゲームオーバーになっても失われなくなった。
      これにより、入手してはゲームオーバー・コンティニューを繰り返す方法でE缶を集める事もでき、物量戦も可能となった。
    • 以降のシリーズのレギュラーキャラクターとなる犬型サポートメカ「ラッシュ」、謎のロボット「ブルース」が登場。
      • ラッシュは3形態(ラッシュコイル・ラッシュジェット・ラッシュマリン)に変形し、足場やジャンプ補助の役目を果たす。
      • ブルースは特定ステージの道中で何度か乱入してくる。
  • ライフゲージがゼロになったとき(ミスしたとき)にロックマンの身体が爆散する演出とそのSEが前作『2』までのものから変更された。本作の演出は『6』まで続く。

本作独自の要素

ボス・特殊武器関連

  • 本作の8ボスと弱点武器の相性表を図にすると、前二作と異なり、独立した2つのリング状になっている*1。文字に起こすと、
    (ボスA→ボスB→ボスC→ボスA…)
    (ボスD→ボスE→ボスF→ボスG→ボスH→ボスD…)
    というシリーズ内でも珍しい様相である*2
    • なお本作の8ボスは、全員がボス自身が使う特殊武器も自らの弱点になっている。これによりゲーム終盤のボスラッシュでは本来の弱点武器よりもそのボス自身の武器を使った方が楽になる場合もある(シャドーマン〔弱点はタップスピン〕にシャドーブレードなど)。
      + 本作のボスと特殊武器
      ニードルマン ニードルキャノン: 連射性能が高い針弾を撃つ。攻撃ボタン押しっぱなしで連射可能
      マグネットマン マグネットミサイル: 磁石弾を撃つ。縦方向の敵を感知し、一度だけ直角に軌道を変える
      ジェミニマン ジェミニレーザー: 地形で反射するレーザーを撃つ。高威力だが単発
      ハードマン ハードナックル: 低速から徐々に加速する高威力なパンチが飛んでいく。特定の壁を破壊できる
      タップマン タップスピン: ジャンプ中のみ使用可能で、身体を高速回転させての体当たり。回転中は全身に攻撃判定が発生し、通用する雑魚敵なら一撃で倒せる
      スネークマン サーチスネーク: 地形に沿って動く蛇弾を放つ。天井に当たると消滅
      スパークマン スパークショック: 動きを止める電撃弾を撃つ。ボスには動きを止める効果はなく、ダメージを与えるのみ
      シャドーマン シャドーブレード: 一定距離で戻る手裏剣を投げる。横・斜め上・真上に投げ分け可能

パスワード関連

  • 本作のパスワードは、前作と同じく「方眼のマスにチップを置く」という方式だが、チップの色に赤色と青色が用意されており*3、さらにチップを置く数が必ずしも固定されていない、という珍しい仕様になっている。
    • 例えば、チップを1個だけ特定の方眼のマスに置いて決定するだけで、その配置に応じた状況からゲームを再開することが出来る*4

BGM

  • カプコンのサウンドコンポーザー藤田靖明氏の処女作となる作品であり、作曲したBGMは総じて評価が高く、ジャズ調のイントロから激しいノリに変るオープニングなど聴きごたえのある曲が揃っている。
    • 今作は新たに武器を手に入れた時の曲もステージ曲同様長めに作られており、漂う哀愁と熱いメロディは本作の音楽の特徴を非常によく表しているだろう。
  • ワイリーステージのBGMは、ステージを2つクリアするごとに変化し、全部で3種類もある。

ストーリー、ボリューム面が強化されたゲーム展開

  • 道中でブルースと遭遇する、8ボス撃破後にワイリーステージ直行ではなく中間ステージが入るなどボリュームやイベント面が強化された。
    • 「選択8ボスステージ」→「選択ドクロボット4ステージ」→「ブレイクマン」→「ワイリーステージ」という流れでゲームが進んでいく。本作におけるステージ数やボス対決数はシリーズ中最多を誇る。
      • パスワードはワイリーステージ突入前までは更新される*5ので、後のシリーズとは違い、選択8ボスステージクリア後に出現する中間ステージ~ワイリーステージまでを一気にクリアする必要はない。
  • 8ボスステージ決定時とボス撃破時それぞれのジングルが、旧作から変更されている。
    • ステージ決定時のジングルのみで言うと、本作の他には『5』と『6』でもそれぞれ独自のものが使用されている*6
    • ちなみに、『4』ではボス撃破時のジングルは再び『2』に近いものに戻されており、以降の定番となっている。
  • これまでは最初に選択できるボスステージを全てクリアすると、直後にワイリーステージが出現していたのだが、本作ではその間に更なる4つの選択ステージが出現する。
    • この4つのステージでは、前作に登場した8大ボスの亡霊ともいうべき存在(ドクロボットK-176)との戦いが待っている。ただし、この面々が使用する特殊武器は入手できない。
  • エンディングでは『1』のボスを含めたライトナンバーズも紹介される。

残機数とE缶について

  • 残機数が2ケタ(99人)まで増える*7。次回作以降のシリーズ作品もだいたい2ケタ表示(00など)であるが、最大数は9人(09)で頭打ちとなる。
  • E缶も2ケタ表示であるが、こちらは前述のとおり最大数は「9」となっており、前作同様に所持数をパスワードで記録できる。

賛否両論点

ゲームバランス

  • 本作のゲーム内容は、①お馴染みの8ボスステージの攻略 → ②8ボス攻略後に出現する4つの「?」ステージ → ③最終面となるワイリーステージ  という流れで進行する。
    旧作通り歯ごたえバツグンでやりがいのある難易度であることは間違い無いのだが、本作では一般的なゲームと比較して、難易度の「推移」がかなり歪であり、簡単に言うと「①難/②激難/③易」という流れに推移する。
+ 詳細
  • 特に序盤~中盤においての難易度はとりわけ高い
    • ボスの無敵時間増加に伴い、一部除いて8ボスの弱点武器抜きでの撃破が難しくなった。
      加えて本作は素直な性能の特殊武器が減り、変わり種な武器が増えたことで扱い辛いものが目立ち、8ボス戦の難度は全般的に『2』より上昇していると言える。
      • 本作8ボスで強豪とされるのは、高速でのスライディングと手裏剣型武器を駆使するシャドーマン、不規則でかわしづらい攻撃の多いニードルマン、次点でトリッキーな攻撃パターンを見せるジェミニマンである。
        特にシャドーマンは厄介な行動パターンに加えて弱点武器であるタップスピンの扱い辛さもあり、シリーズ最強クラスのナンバーズと言われる。
      • 一方でタップマンやスネークマンの様にロックバスターでも容易に倒せる弱いボスもいるため、このあたりから攻略していけば楽に進めることができる。
  • 難度が最高潮に達するのは8ボス撃破後に登場する「?」ステージである。
    • 8ボスステージのうち4つのステージを、更にアクション難易度が上がった仕掛けの中、再び挑むことになる。
      ラッシュを上手く使いこなしたり、一発アウトのトゲを上手くかわしたりしないと進めない難所が目白押し。
    • さらに、前作『2』のボスの亡霊ともいうべき強敵「ドクロボット」が各ステージ中間地点と最後とでそれぞれ待ち受ける。
      行動パターン・飛び道具はおおよそ『2』の8ボス達と同じ戦法に見えるのだが、攻撃力の増加や、体が大きくなった関係で体当たり攻撃を避けるのが困難になっているなど段違いの強化が施されている。そんな強敵を1ステージにつき2体も倒さなければならないため難易度が極めて高い。
      • 中でも、ドクロボット・ウッドマンや同クイックマンは、弱点武器*8を用いてもE缶を使わざるを得ないほどのシリーズ最凶クラスのボスと恐れられている。
      • さらに厄介なのは、中間地点のボスを倒すまではリトライポイントがないため、同ボスとの対決で負けたり、倒した後もリトライポイントに辿り着く前にミスしたりすると*9、またステージの最初からやり直しになる点。
        なお最奥部のボスはステージボス扱いなので、そこで負けてもそのボス部屋直前から残機分再挑戦できる。
      • 攻略するのが難しい場合にはE缶頼みとなるが、E缶は2ndニードルマンステージに1箇所置かれているのみである*10。つまり、同ステージはE缶の補給所として利用し、クリアは後回しにするのが鉄則である。
    • 前作と同じボスというのは焼き直し感が強く、さらに動きも大きさも単に攻略しにくくなっただけという感じもあり、新作としての新鮮味に欠ける。
  • 一方で、終盤であるワイリーステージの難易度はかなり低い。
    • スタート地点からボス部屋までの距離が、明らかに8ボスステージや「?」ステージよりも平易で短い上に、回復アイテムやE缶や1UPも入手しやすい。
      • さらに、シリーズ恒例の「8ボス再戦」後と「対ワイリーマシン戦」直前にも回復アイテムが手に入り、さらにこの両者は前作『2』や次作『4』とは異なり、別々のステージに分けられている。
      • さらに、ワイリーマシンが登場するステージと続くラストステージでは、ザコ敵が出現せずすぐにボスとの対決になるため、必ずライフゲージ満タンの状態で挑むことができる。こういった点も難易度低下を後押ししている。
    • それまでボスの無敵時間が長めになっていたが、ワイリーステージの各ボス(再戦する8体のボスは除く)には無敵時間が殆ど無く、弱点武器を連打していたらあっという間に倒せてしまうこともある*11
    • 前述のシャドーマン自体はボスラッシュでも特に強さは変わっていないのだが、扱い辛いタップスピンで対抗せざるを得なかった初戦時と違って取り回しやすいシャドーブレードが弱点武器として使えるので、実際の難易度はかなり楽になっている。
    • 極めつけはラスボスである。一応2形態あるのだが直前のワイリーマシン戦とは異なり、耐久力が二形態合計でエネルギーゲージ1本分(28目盛り)である。
      • 前半の行動パターンは、あるザコ敵と全く同じ軌道の弾を発射するだけである。
      • そして、後半では前作と同じく特定の武器しか通じないものの、低耐久力であることや、弱点部分が固定されて動かないこともあり撃破はあまりにも容易い。シリーズを通して最弱と言われるほど*12
  • 偏りの強いラッシュ装備の性能
    • 最初から持っているラッシュコイルは、ジャンプ補助で一応使おうと思えば最後まで使える装備だが、本作のラッシュジェットが便利過ぎる*13ため、これが手に入ると他の2形態の存在意義を奪ってしまう程の高性能を誇る。
      • 高所にジャンプする場面はそこそこ存在するため、ラッシュコイルに使いどころは確かにある。だが、ラッシュジェットの燃費がよい*14ため、「ラッシュコイルは、ラッシュジェットのエネルギー節約用程度」と影に隠れやすい。
      • また、選択8ボスステージクリア後では、先へ進むためにラッシュジェット必須な箇所も存在する*15ため、なおさらラッシュジェットの存在が際立つ。
    • ラッシュマリンは水中でしか呼び出せないが、使用すると水中で自由に動けるようになる上に、水面からジャンプすることが可能で、その際は陸上でも(ジャンプ移動のみ)操作が可能。しかし、ラッシュマリンが必須、または使うことで難所を易々と突破できるような場面が無い*16
      • 本作では、ラッシュジェットが水中でも呼び出して使用可能なため、ラッシュマリンの上位互換と言える*17。このことが、ラッシュマリンの使いどころをさらに狭めてしまっている。

問題点

ストーリー面

  • ゲーム内においてほとんどセリフがない*18ので、ストーリー展開が理解しづらい。
    • 上記のプロローグの内容も、当初実装が予定されていたオープニングデモンストレーションのお蔵入り(前作『2』には一応ある)によってゲーム内では一切語られず、ストーリー描写は説明書や資料集など、ゲーム外要素からの補完に頼り切っている。
    • プロローグ以外の範疇のストーリー描写も十分とはいえず、8体のロボット達が暴れだした理由は何だったのか(ワイリーの工作にしては不自然)、ブレイクマンは結局何者だったのかなどが不明なままになっている。
      • 次回作以降では、例えば『4』におけるコサック博士がロックマンに戦いを挑んだ動機を、操縦メカ撃破時にかいつまんで説明するなど会話場面を増やしたり、オープニング演出の復活といった工夫によって、ゲーム内でストーリーが理解しやすくなっている。

システム面

  • 前作・前々作から引き続き、自分が発射した弾が画面内に残っているとメニュー画面が開けない。
    • 本作では後述する「ジェミニレーザー」が画面内に残りやすく、使用感の不利を背負っている。また、タップスピン使用時とラッシュ使用時は例外としてメニュー画面を開く事ができる*19
  • 特殊武器がハイリスク或いは弱体化したものが多い。前作ではメタルブレード等の一部の特殊武器が便利すぎた為か、今作は使用場面を選んで尚且つ正確に当てる必要のある武器が軒を連ねる。また前作に登場しシリーズでもお馴染みとなるバリア系や全体効果系といった比較的使いやすい部類の特殊武器が存在しない。
    + 特殊武器の詳細
  • タップスピン:相手を選べば有効だが、効かない敵に攻撃するとこちらも接触ダメージを受ける*20ため気軽に使えない代物。また、無敵時間中の相手に当てるとエネルギーを一気に消耗してしまう。
    • さらに、この手の「射程が短いが周囲を攻撃できる武器」に一番期待したい「ロックマンにまとわりついてくる小型の敵」に限って、タップスピンが無効である*21
  • ジェミニレーザー:威力は悪くないが画面内に1発しか撃てないことと、前述の「自弾が画面内に残っていると武器を変えられない」という仕様により、敵に当て損ねた時のリスクが大きい。その結果、反射させないように相手に接近して直接当てた方がいいという本末転倒な使い方を要求されがち*22
  • ハードナックル:威力は高いものの初速が極めて遅く、その後も大したスピードは出ないので動きのある相手には当てづらい。
  • スパークショック:『1』の「アイススラッシャー」と似たような武器だが、そちらと違って動きを止めている間にメニュー画面を開いて他の武器で攻撃することが出来ない。さらにこれ自体も特定ボス以外にはダメージを与えられないため、ほぼアイススラッシャーの劣化版である。よって敵が複数体いる状況ではむしろ使わないほうが安全な場合もある。
  • ニードルキャノン:1発につき1/4目盛り分しか消費しないほど燃費が良く、一度に3発まで撃てるため連射性にも優れる。しかしボタン押しっぱなしで連射されることと、弾道が若干上下に分散すること以外ロックバスターと性能がほぼ同じなため、この武器を弱点としている敵以外に使う意義が薄い。
  • マグネットミサイル:弾速が早いこともあって敵に当てやすく、かつ2発まで連続で撃てる使い勝手良好の武器だが、燃費が決して良くはない(1発で2目盛り)ため、無計画に連打するとすぐにガス欠になる*23
  • シャドーブレード:燃費の良さ(1発1/2目盛り分)や5方向への撃ち分けなど、本作の武器の中では利便性は高い部類だが、発射時に足が止まることや弾が消えるまで次弾が撃てない、射程が短めなどの欠点があり、忙しい場面では響きやすい。
  • 前作の「アイテム1~3号」と違い、ラッシュ使用中でもメニュー画面を開けるようになったが、画面を戻すとラッシュは消滅し、ロックマンはそのまま落下してしまう。
    つまり、トゲ地帯や落とし穴の上をラッシュジェットやラッシュマリンで移動中に、メニュー画面を開くとミス確定
  • 特定の条件下でゲームが続行できなくなる「ハマり」「詰み」が散見される。
    • ラッシュコイルかラッシュジェットを使用しないと越えられない地形が何箇所か存在し、しかもその地点には落とし穴やトゲなども無い。ラッシュのエネルギーが尽きていると、補給も自滅も出来ずに詰んでしまう可能性がある*24
      • 敵さえいれば「その敵の落とす武器エネルギーを期待する」「わざとやられ自滅する」という事も可能だが、倒してしまったり(画面スクロールで敵を復活させる事も出来ない)、そもそも敵が出ない場所だったりすると、もはやリセットするしかない。
      • 「賛否両論点」の項目で、選択8ボスステージにもそういった地形があることは述べたが、厄介なことに、あるステージ*25の中間ポイントリトライ時にラッシュのエネルギーが全て尽きていると、そこから先へ進めなくなり故意に落とし穴に落ちてミス→ゲームオーバーにならなければ脱出できない事態が起こる。詰んでしまう事は無いのだが、またそのステージのスタート地点からやり直さなければならない。今作にはこういった「粗」がよく見受けられる。
      • 一応、前述の裏技によって対処は出来るが「裏技」という分類上、正当対処法というには疑問が残る。
    • ハードマンが地面に埋まると操作を一切受け付けず、頭が抜けるまで解除されない。その間に倒してもステージクリアまで解除されないままとなる。
      特に弱点武器である「マグネットミサイル」使用時に起こりやすい。
      • 8ボス時なら自動で進行するため問題はないが、ワイリーステージでの再戦でうっかりやらかすとカプセルに入れず進行が止まるため、泣きを見るハメになる。
    • カメゴローメーカー戦にて、特定の座標でミスすると再開時に着陸出来ずゲームが進行しなくなるバグがある。このボス自体が弱い為再現性は極めて低いが意図せずに起こしてしまう可能性はある。
      • 武器エネルギー回復大が乗っている逆T字地形がバグの原因であり、海外版ではこの地形をまるごと取り除くという荒業で対処している(代わりに同エリアの武器エネルギー回復大2個はシャッター上の出っ張りに配置されるようになった)。
  • E缶の所持上限増加に伴ってか、ボス敵のダメージのインフレーションが目立つ。
    • 特にボスの体当たりダメージは凄まじく、攻略においては敵自慢の特殊攻撃をわざと食らって、その無敵時間で体当たりをやり過ごすという特殊なプレイが散見される。
  • ワイリーステージ途中でゲームオーバー時のコンティニュー/ステージセレクトの不親切設計
    • 前作『2』と同様に、ワイリーステージの最中にゲームオーバーとなった際に「ステージセレクト」を選んでしまうと、ワイリーステージ1のクリア前までゲーム進行度が戻されてしまう挙動が改善されていない。
    • 加えて本作は「ステージセレクト」の選択肢の方が上に移動しており、落ち着いて「コンティニュー」を選べば問題無いのだが、誤ってボタンを連打してしまうと悲惨。
      前作は「コンティニュー」の選択肢の方が上側にあったため、こういった事故は起こりづらかった。
      • 次作『4』からは要塞ステージ突入以降、「ステージセレクト」の表示を消し「コンティニュー」のみが表示されるという形でこの問題点に対処されている。

その他

  • 従来シリーズと比べてもかなり処理落ちが激しい。前作にも出ていたエアーマン、ヒートマンなどを比べると顕著。
  • 振り向き撃ちの挙動に難がある。
    • 他のFCロックマンと違い、歩き中に最速で振り向き撃ちを行うと、狙った方向とは逆側へ弾が飛んでいく。
      さらには攻撃自体が出来ない事もある。
      • この現象は、振り向き直後にAB同時押しのジャンプショットをする事で防止可能。
  • ボスの攻撃に避けにくいものが多い。代表的な例を挙げると…
    • スパークマン:開幕で左から2つ目の段差で攻撃動作に入られると回避が困難になる。
    • ドクロボット・フラッシュマン:最初の体当たりをジャンプで飛び越さないとダメージを受けるが、タイミングと位置どりが非常にシビア。ラッシュコイルかラッシュジェットを使わないとノーダメージ撃破は極めて難しい。
      • ちなみに、ここでラッシュコイル・ジェット共にエネルギーが尽きた状態で相手を倒してしまうと…?
    • イエローデビルMk-II:パーツがバウンドするパターンは何故か見えない当たり判定が存在する。
  • パスワード画面の表示が、特定の場面でなぜかカットされてしまう。
    • 「選択8ボスステージの8体目撃破時」「選択ドクロボット4ステージ全クリア時」そして「ブレイクマン撃退直後」の3場面が該当する*26
      • 例えば、選択8ボスステージの8体目のボスを撃破した直後はパスワード画面が表示されず、そのままドクロボットステージが出現する。
        この「8体のボスを全て倒した状況(ドクロボットステージ突入前)」のパスワード画面を表示させたい(記録したい)場合は、ドクロボットステージをクリアする前に故意にゲームオーバーになる必要があり、少々面倒である。

総評

未だシステムに粗が多いものの、それを差し引いても手応え充分の難易度を誇る点と、多様な遊び方が可能である点は見逃せない。
また、ステージ途中で乱入してくるブルースとの戦い→8ボス撃破後に戦う前作ボスの行動パターンを模したロボットとの死闘→ブレイクマンとの一騎打ち→ワイリーステージにおいてかつて戦ったボスの強化型*27との激戦と、まさに最終決戦というべき怒涛の展開を見せ、エンディングの展開もハッピーエンドと言うよりは哀愁が漂う終わり方であり、ロックマンシリーズの中でも異色のストーリー性を持つ作品である。
サポートキャラのラッシュ、スライディングなど、本作から新たに追加された要素は後のシリーズにも大きな影響を与えている。
総合的にはシリーズの名に恥じない高い完成度を誇るゲームである。


余談

  • サブタイトルからある程度察しはつくと思うが、黒幕は…
    + ネタバレ注意
  • やっぱり黒幕はワイリー。
    • ボスキャラデザインコンテストの広告の時点で「ワイリーは改心したのだが…またしてもワイリーの陰謀か? はたまた異星人の侵略か?」と書かれており、ソフト発売前からワイリー以外の仕業に見せかけたいのかそうでないのか、曖昧な宣伝になってしまっていた。
      • 本作でのワイリーの最終目的は、ライト博士と共同開発したロボット「γ(ガンマ)」を奪うことだったはずだが、その「γ(ガンマ)」完成のために必要なエネルギー元素を集めているロックマンをわざわざ妨害していることになる。
        また、ロックマンにしても『2』のボス(のプログラムをインプットしたロボット)達が登場しているのにもかかわらず、ワイリーの仕業を疑うことなくエネルギー元素を渡してしまったことになる。
    • さらに、今回はワイリーが土下座中に建物が崩壊し、ロックマンともども瓦礫に押しつぶされてしまう。その上救助に訪れたブルースには「ワイリー博士は…ダメだ、間に合わない!!」と見捨てられてしまう。
      • このワイリーが死んだと思われる結末が、今作のサブタイトルの由来と思われるが、最後の最後にワイリーも生きていると思わせる描写が存在する*28
  • ラストステージの無意味なアイテム配置
    • ラストステージにはスタート地点にアイテムがいくつか置いてある。
      このこと自体は、エネルギーを消耗したプレイヤーへの救済措置や詰み防止でよくあることだが、その中の1つに「ライフエネルギー(大)」がある。このステージでは、ラスボスとの対決まで一切ダメージを受ける要素はないため、必ずライフエネルギー満タンの状態であり、再戦時も当然満タンなので、このアイテムの配置は完全に無意味である*29
      • この場所の一番上に謎の足場(上部が画面で見切れており、乗ることは出来ない)があるので、開発段階では道中があり、この場所がラスボス対決前の回復ポイントだった可能性がある。
  • 『1』~『7』のナンバリングの中で唯一、池原しげと氏によるコミカライズが行われていない。
    • 厳密には、池原氏が最初に描いた『4』の導入部でのみ描かれている。ワイリーはロックマンに基地を壊され自力で脱出している。
    • 上記の導入部でブルースは描かれていないため、漫画版における彼は『4』の終盤で初登場する形になった。 そして『5』の戦いへと続いていく…。
  • 本作ではメニューを決定した際の「キュピキュピーン」「カキーン」というような所謂「決定音」のSEは一切使われていない。
    タイトル画面から移行する際、ステージを決定する際、特殊武器を選択する際などは全て無音で処理される。
    • 8大ボス撃破後の武器取得演出時に本来は専用の効果音が鳴る筈なのだが、ファミコンの仕様上、メニューを開く際の効果音で潰されてしまい*30聴く事が出来ない(後述するPS版ではしっかりと鳴る)。
  • ブレイクマンは姿、登場時の口笛、行動パターンなどがブルースにそっくりであるが、公式では正体は明言されていない。ただしゲーム内のデータにのみ、ブルースがブレイクマンに変身するというドット絵のパターンがある。
    • ちなみに、ブルース(ブレイクマン)の持っている盾はアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツであるゲルググの盾がモデルである。
  • 本作はシリーズの中でも没データが多い。
    • ジェミニマンステージの土星が見える背景を始め、上記の専用効果音やブレイクマンのグラフィックの他にもマグネットマンステージの地形が壊されたグラフィックや、本来オープニングデモンストレーションで使用する予定だったと思われる「世界平和」「改心」「各惑星」といった文字のフォントもある。
  • 初代ロックマン以来の、オープニングデモンストレーションがない作品。
    • 電源を入れるとタイトル画面になるのも『1』と同様の仕様。
  • 後に発売されたシリーズの一作である「ロックマンX5」のラスボスの最終形態は、本作の"γ"によく似た姿となっている。
    劇中のセリフによると「頼もしいパートナー」の協力のおかげで得たボディの様であり、本家シリーズとXシリーズの関連性を強めてくれているという趣き深い内容となっている。
    • なお本作と違いこの最終形態、非常に避けにくくダメージも大きい強力な攻撃に加え、弱点武器でも簡単には削りきれない膨大な体力を持つというラスボスにふさわしいかなりの強敵となっている。
      本作において色々と言われているが、ある意味X5によってボスとしての面目躍如を果たせたというべきところだろうか。

裏技

+ 裏技色々
  • 2Pコントローラを使った手軽でデバッグ用としか思えない裏技がある。
    • 2Pの十字ボタンの左を押している間、なぜかラッシュコイルを超える大ジャンプが可能になり、落とし穴に落ちてもミスにならない。しかも落とし穴に落ちた状態でダメージを受けると、ロックマンのライフゲージが一気に無くなり、ミス音が鳴りBGMが止まるが何故か生きている*31
      • この状態だと、トゲ等の一撃死トラップ以外の通常ダメージをいくら食らってもミスにならない無敵状態となるが、ライフエネルギー回復アイテムを取得したり、E缶を使用したりすれば無敵状態ではなくなる。
        さらに、この状態だとロックバスターを撃てなくなるため、ラッシュや特殊武器を使わないと攻撃できなくなる*32
    • 2Pの十字ボタンの上を押した場合、動作が遅くなったり、喰らいモーションが長々と続いたり、点滅ブロックなどステージ内の仕掛けや敵の動きが止まったり、というような現象が起きる*33
      • 裏技のキーを押したままだとボスが現れずにハマる箇所もある。
      • あまり意味はないが、斜め押しで2種類の裏技を併用可能。
    • ちなみに、ワイリーステージにはどこにも落とし穴がないため、無敵になる裏技は、ゲーム終盤では使用できなくなっている。
    • ラスボス戦は敵の腕に飛び乗る構成になっているが、裏技のジャンプ力があれば無視してそのまま攻撃することも可能。なお同ボス戦中、足場の高い位置から大ジャンプすると、何故かミスになる。
  • ラッシュジェット使用時に、本来のゲームバランスを無視してしまう裏技がある。
    • ラッシュジェット使用時はジェットに乗っている(ラッシュの背中に足が着いている)間だけエネルギーを消費するため、ジャンプしながら移動するとエネルギーの消費を大幅に抑えられる。
    • 画面の上下が繋がっているため、ラッシュジェットで画面上部に位置してそこでジャンプすると、画面の下の方にあるアイテムを取得できてしまう地点がある。
  • ラッシュジェットはニードルマンステージをクリアすることで入手できるが、実はバグ技を使えばシャドーマンステージをクリアすることでも入手できる。
    • 具体的には武器選択画面にて、シャドーブレードにカーソルを合わせて右を押すと空欄にもかかわらずラッシュジェットのアイコンが出てくる。そしてそのままAボタンを押すと装備できる。
    • ただ装備しただけでは武器エネルギーは空で使用できないが、武器エネルギーを入手して使用(1以上消費)すれば正式に登録されて次のステージでも引継がれる。(逆に貯めるだけだと登録されず、武器を切り替えると無かった事になる。)
    • ニードルマンステージを後回しにしている場合は意外と実用性のある裏技と言える。
    • 同じ方法でスパークショック入手後にラッシュマリンを入手できる。ラッシュマリンそのものの実用性や限定的すぎる使用可能箇所を考えれば本当におまけ程度の裏技だが。
  • ジェミニマンステージの道中でブルースと遭遇し入り口を爆破し去っていく場面があるが、塞がっている入り口の実体はなくタイミングよくジャンプするとすり抜けて侵入できる。
    • ブルースの口笛を通常聞くことができない最後まで聞けるが、その後はBGM無しになる。またペンペンメーカーのグラフィックが乱れる等グラフィックの乱れなどの現象が起きるが、ステージクリアするかゲームオーバーになることで解除されるので、攻略に大きな影響は出ない。
    • ラッシュコイルなどで事前に大ジャンプするとやりやすいが、通常ジャンプでも画面がスクロールし終わった瞬間を狙ってジャンプしても突入することができる。後者はやや難しいが、タイミングが分かれば狙って行う事が出来る。

その後の扱い

  • 後にメガドライブ用ソフト『ロックマンメガワールド』に再録された。
    • 単純な移植ではなくグラフィック強化、サウンドのアレンジ、バランス調整等が行われた、いわばリメイクに近い。
  • PS移植シリーズ『ロックマンコンプリートワークス』の一作として移植されている。詳しくはこちらを参照。
  • Wiiと3DSとWii Uのバーチャルコンソールでも配信されていた(現在は再ダウンロードのみ可能)。
    • Wiiリモコンをもうひとつ使う、またはGCコントローラをポート2に挿せば、2コンを使った裏ワザも使用可能。

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最終更新:2024年03月20日 19:40

*1 ただし『2』は公式にはリング状という説明がされているが、実際の相性は「メタル→バブル→ヒート→ウッド→エアー→クラッシュ→クイック」と「メタル→フラッシュ→クイック」の2つの弧が「クイック→メタル」の部分で融合している形になっている。

*2 次回作以降で一つのリング状になっていないのは『8』のみ。『7』はやや特殊ながら一つのリング状になっている。

*3 この2色チップ仕様は、後発作品『5』にも採用されている。

*4 前作および次回作以降の作品では、配置するチップの数は全て固定されている。

*5 厳密には、ワイリーステージに入ってもE缶所持数に変化があれば、ゲームオーバー後にその所持数に応じたパスワードに更新される。但し、そのパスワードを入力してゲーム再開した場合は、ワイリーステージ最初からスタートとなる

*6 わかりやすく言えば、ファミコン版6作品のうち、ステージセレクト画面中央に「ロックマンの顔」が表示されている作品(カーソルを動かしたときにロックマンの目の向きが変わるのは本作のみ)が、ステージ決定時のジングルそれぞれ独自のものとなっている

*7 前々作『1』でも99人まで増やせたが、前作『2』ではなぜか98人までとなっている。

*8 ドクロボットの弱点武器は直前まで戦っていた8ボスのいずれかと同じになっている。ウッドマンはニードルキャノンとサーチスネーク(スネークマンと同じ)、クイックマンはサーチスネークとジェミニレーザー(ジェミニマンと同じ)。

*9 一部のステージでは中間地点ボス部屋の直後にトゲ地帯があり、その地帯を越えてからでないとリトライポイントに到達できない

*10 他のステージでは、2ndジェミニマンステージに設置されている「?缶」を破壊したときにランダムでE缶が出現する可能性があるものの、当然ながら確実性に欠ける

*11 タップスピンが有効な相手なら連続でダメージを与えられるため、瞬殺可能。

*12 弱点武器のサーチスネーク7発で沈み、タップスピンなら2ダメージが連続で入って瞬時に倒せる。

*13 燃費がよい、上下左右移動およびホバリングも可能、さらに一度ロックマンが乗れば左右移動の際にロックマンと縦座標を合わせてくれるため、トゲや落とし穴だらけの地帯でもシリーズでありがちな「被弾のノックバックで落下」ということも起こらない。さらに呼び出す場所に制限も無い。

*14 足場替わりに使うときはうまくやるとエネルギー消費を0に抑えられるため、ラッシュコイルの出番すら怪しくなる

*15 厳密に言えば、選択8ボスステージにもラッシュジェットがステージ進行に必要という箇所はあるのだが(さすがにゲームシステム的に問題点となるためか)、そこでは初期装備であるラッシュコイルでも越えることが出来る。

*16 一応、ジェミニマンステージの特定箇所で、ある裏技を使用してしまったために詰んでしまう場合があるのだが、そこでラッシュマリンを取得済みならば、詰みを回避できる。ただ、この状況は狙って行わない限り、まず発生することはない。

*17 ラッシュマリンの場合は、横幅が長いため取り回しがやりづらい。ラッシュジェットなら、例えば小ジャンプで回避ということもできる。

*18 ブレイクマン撃破後にライト博士から「ワイリーが巨大ロボットのガンマを奪って逃げた」という説明シーンとエンディングシーンにしかキャラのセリフがない

*19 ラッシュ使用中のロックバスターは弾が残った状態でメニュー画面を開いて戻るとラッシュは消えるが弾は消えず、別の武器に換えた場合は装備中の武器の威力に変更される。これを利用してタップスピンなどでも遠距離攻撃ができたりする。

*20 効く相手でも相打ちになりやすい。

*21 投下された巣から出てくるハチ型の敵「チビィ」や、卵のようなものを破壊すると出てくるオタマジャクシ型の敵「ポール」など。

*22 弱点ボスであるニードルマンやクイックマンは画面内を跳び回るため「とりあえず撃っておいて当たるのを期待する」という使い方と一見かみ合わせがいいようだが、両者とも避けにくい飛び道具や高い接触ダメージなどにより悠長に当たるのを待っていてはこちらがやられてしまう。

*23 攻略サイトなどではやたら「燃費が悪い」と言われがちだが、消費量自体はジェミニレーザーやハードナックルと同じなのでこの武器だけが特筆して燃費が悪いというわけではない。それらと違って速射性が高いことが仇になっているといえる。

*24 前々作『1』にも、あるアイテムを所持していない、あるいはそのエネルギーが尽きていると越えられない地形があるのだが、そちらにはちゃんと脱出用の穴が設けられている

*25 ジェミニマンステージのことである。前半エリアの道中距離が明らかに長く、後半エリアが短めに作られている。

*26 この仕様により、「ステージクリア後に表示されるパスワード画面」は、ドクロボットステージの3つ目をクリアした時点で最後となる

*27 今作で登場するワイリーステージのボスは大半が『1』のワイリーステージで登場したボスの改良型である。

*28 初代のキャラ紹介後にロックマンが空を見上げるシーンで、よく見ると小さいがワイリーのUFOが浮遊している

*29 しかもかなり高い位置にあるのでラッシュ無しでは取れない。もっとも、すぐ横にE缶が置いてあるのでここに来ること自体は意味が無いわけではないが。

*30 前述した専用の効果音はメニュー音より優先度が低い為

*31 落とし穴から這い上がるときのジャンプ力はさらに高くなる。こういったことを想定しているかのように、本作では8ボスステージとドクロボットステージにやたらと広い空間や落とし穴が設けられている箇所が多い。だが逆に、ワイリーステージには落とし穴が一切存在しない。

*32 ステージによっては、この状態でなおかつE缶所持数もゼロで、全ての特殊武器とラッシュ(マリン以外の)のエネルギーが尽きている場合、詰んでしまう箇所が存在する

*33 シャドーブレードを投げる前のシャドーマン(シャドーブレードを投げる動作に入ると止まる)やペターキー(こちらはモーションは止まるが移動は続ける)など、ごく一部通用しない敵もいる。