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GUITARFREAKS 8thMIX & drummania 7thMIX
【ぎたーふりーくす えいすみっくす あんど どらむまにあ せぶんすみっくす】
概要
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「GUITARFREAKS & drummania」シリーズ(旧シリーズ)の8&7作目。
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「power-up ver.」については、後述の記事を参照。
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前作はツインギター廃止、大量の楽曲削除、ホームページが分かり辛いなど、初心者の自由度を低くしてしまっていた。
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今作ではBEMANI初のe-AMUSEMENTの導入、ホームページの改善など気合の入った作品に仕上がっている。
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またBEGINNERモードにあたる入門モードを実装したり、オプション関連の改善等、初心者にも分かりやすくなった。
評価点
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イメージカラーの変更
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前作と打って変わり、今作は明るいオレンジ色を採用。
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各モードの説明も、ギタドラシリーズの主要キャラのBボーン先生やTボーン先生がきちんと解説しているため、前作に比べると歴然の差と言える。
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BEMANI初のe-AMUSEMENTの導入
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e-AMUSEMENTに初対応し、自分のプレーが全国で何位なのかというスコアランキングの導入。
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また人気曲ランキングの導入によってどの曲が人気なのか一目でわかるようになった。
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バナーが復活
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前作まではバナーが無く、曲を選択しプレーするまでクリップやアーティスト名も分かりにくかった。
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今作ではバナーがGF4th&dm3rd以来の復活を果たした。選曲画面にクリップが表示され、アーティスト名も分かりやすくなった。
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EXTRA、ENCOREステージの仕様変更
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今作からEXTRA、ENCOREに進出した場合、難易度の変更、パートの変更(GFのみ)、更にオプションの設定まで可能となった。
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復活曲枠の登場
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前作の大量削除もあってか、今作より復活曲が設けられた。
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今作の復活曲である『SAY WHAT YOU MEAN』に関して、削除前はギター専用曲だったのだが、復活時にドラム譜面が追加され、今作よりセッション対応となった。
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途中参加システムの撤廃
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これまでGFは途中参加が可能であったが、今作からゲームが終了するまで途中参加が出来ない表示がなされた。
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マナー違反を防ぐためにこのようなシステムを取り入れたと考えられる。
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入門モードの復活
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前作には無かった入門モードが復活された。譜面もゲームの仕様を学ぶのに適した密度で、初心者に優しい仕様と言える。
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システムBGMのリニューアル
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GF5th&dm4thでのBGM変更以降、GF7th&dm6thまで三作に渡って使い回されていたが、今作より作品テーマに沿ったBGMが毎回作られるようになった。
評価点(オプション関連)
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選曲後のオプション変更
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選曲後にスタートボタンを押すとオプション画面に切り替わり、オプションを変えられるようになった。
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前作までは隠しコマンド扱いのオプションも設定できるようになった。
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筐体パネルにもオプションの説明が加わり、どの様な効果になるのか初心者にも分かりやすくなった。
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REVERSE、BRANCHの追加
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REVERSEは譜面の流れる向きが反対になるオプション。現在でもギターにおいて、一部の上級者がこの設定を使用している。
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BRANCHは途中までバスドラム(GF側はG)で、途中から正規の配置に分かれるオプション。しかしこれに関してはいまいち使い勝手が悪く、GF10th&dm9thで廃止された。
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SPEEDの変更(GF)
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前作まではR→G→B→P→Pで0.5倍ずつハイスピが上がっていったが、今作ではG→G→Gと押すことで0.5倍ずつ上がるようになり、ハイスピ変更が容易になった。
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パートの切り替え(GF)
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前作まではエフェクターを回してベースパートに切り替える仕様だったが、エフェクターが壊れている店舗だとベースパートの切り替えが出来なくなるケースが存在した。
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今作ではピッキング→G×2→ピッキングと入力することでBASSパート、OPEN PICKモードになり、前作より使いやすくなった。
問題点
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引き続き残った詐称表記
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前作に比べると難易度はやや妥当になったが、旧作の低難易度の譜面の難易度表記がなぜか下がっている。
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版権曲を中心に選択する初心者にとっては地雷を踏んでしまう可能性がある。
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利用価値の低いオプション
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評価点のところで挙げられているBRANCHと、GF2ndから存在するLITTLEであるが、この2つはGF9t&dm8thを最後に削除される。
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後にBRANCHはV6でQUESTモード限定のオプションに変わり、復活を遂げた。LITTLEはXG以降におけるLANE数という形で復活している。
総評
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前作に比べると遊びやすくなり、システムもかなり改善された。
キャラ主体のイメージチェンジも賛否両論あれど、これまでのイメージを一新したのは評価が高い。
まさに会心の一作、という評価に尽きるだろう。
GUITARFREAKS 8thMIX & drummania 7thMIX power-up ver.
【ぎたーふりーくす えいすみっくす あんど どらむまにあ せぶんすみっくす ぱわーあっぷ ばーじょん】
概要(power-up ver.)
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「GUITARFREAKS & drummania」シリーズ(旧シリーズ)では3年ぶりとなる、追加キットを使ってのマイナーバージョンアップ。
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この追加キットにより、BEMANIシリーズとして初めてe-AMUSEMENTカードが導入された。現在も続いているスキルシステムもこの作品から始まっている。
評価点(power-up ver.)
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e-AMUSEMENTカードの登場
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個別のプレーデータやオプションを保存できるようになった。
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現在と違いテレフォンカードと同じ磁気カードベースの為、折り曲げたりするとデータが飛ぶ可能性があった。
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これ以降ギタドラシリーズだけでなく、他のコナミのアーケードゲームにもe-AMUSEMENTおよびカードが導入されている。
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スキルポイントの導入
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現在でもお馴染みのスキルポイントもこのキットより導入。自分の腕前が数値として分かるだけでなく、他人と競い合うことも可能。
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この当時はスキルポイントの算出式が判明しておらず、選曲画面にも達成率が表示されていなかった為、リザルトを元に何ptかを算出しなければならなかった。
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楽曲面に関して
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power-up ver.とあってメジャーアップデートの時と比べると追加は少ないが、それでも珠玉のラインナップが揃っている。
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アニメソングを意識した作風&クリップの『スタアの恋人』、ときメモシリーズを想起させる美少女クリップで多くのファンを生んだ『BRAND NEW LADY』
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シリアスかつホラーな曲調だが、脱力を催す誤植によって別の意味で盛り上がった、インドメタルの『ROOPA』
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ボス曲ポジションは、佐々木博史の(コナミ在籍時の)最終作である『たまゆら』。
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プログレッシブを和風で解釈し躍動感溢れるリズム、激しいピアノのフレーズ、そしてコーラス、これら全てが調和した名曲の前に、『佐々木さん戻ってきて』『コナミを去るのが惜しい』との声が只ならぬ程上がった。
問題点(power-up ver.)
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e-AMUSEMENTカードの耐久度
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磁気カードがベースになっているためか、少しの折り曲げや衝撃、他の磁気カードとの磁気干渉によって耐久度が落ちやすくなっている。
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それだけならまだしも、突然カードが使えなくなったりするトラブルも多い。e-AMUSEMENT黎明期ゆえ、仕方のない事なのだが…
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GFDMV3以降はe-AMUSEMENT PASSに変わり、全てのKONAMIのアーケードゲームのデータを保存出来るようになり、耐久性も増した。
総評(power-up ver.)
e-AMUSEMENTおよびカード制の導入はまさに音ゲーの革命児というべきであり、これまでの作品と比べ遊びの幅がより大きく広がったと言える。
その後の展開
次回作の9th&8thはこの基板を元に稼働。全体的にe-AMUSEMENT機能の強化が図られた。
しかしGF7t&dm6th以来となる、大量の楽曲削除をしてしまう事になる。
余談
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キャラクター要素の強調
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今作はキャラ要素を全面に押し出した作品でもあり、当時のネットカルチャーに大きな影響力を持った「萌え」要素を取り入れたのは、当時のスタッフの新たな試みとして、今でも語り草となっている。
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いわゆる「萌え」タッチの画調と異なるカートゥーン調のイラストも、これまでギタドラが築き上げてきた世界観を壊さず、かつ今作のイメージに合っている為、この作画路線は最適解とも言える。
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稼働前は賛否両論ありつつだったキャラクター要素も、稼働以降徐々にユーザーに受け入れられ初め、一見さんや他機種のプレーヤーも参入する理由の一つになったりと、e-AMUSEMENT導入と共に大きな実績となった。
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楽曲と同じくキャラ自体の人気も上がり、この作品以降キャラクターが出てくるクリップも、ギタドラの一つの代名詞となった。
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アイドル枠の登場
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上記で述べた「萌え」要素を重視したかのようにギタドラシリーズ初めてのアイドル曲が入った。
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版権では「桃色片思い(松浦亜弥)」、コナミオリジナルではDDRで活躍していたBeForUが初めてギタドラに参加した。
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以上のようにこれまでロック主体だったイメージをがらりと変えたラインナップと言える。
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コンマイクオリティの始まり
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「コンマイクオリティ」という言葉の始まりとも言うべき致命的なミスを今作でやらかしてしまった。
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そもそもがこの「コンマイ」という呼称は、GUITARFREAKS 8thMIX power-up ver.およびdrummania 7thMIX power-up ver.のゲーム画面において、「KONAMI ID」と表示すべきところを
「KONMAI ID」
と誤記し、「自社名を含むキーワードを目立つところでタイプミスしてしまう」というありえないミスを犯してしまったことが起源。これがきっかけで、KONAMIが重大なミスをやらかす度に「コンマイ」や「コンマイクオリティ」と揶揄される風潮が出来上がってしまった。
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ちなみに「ROOPA」という楽曲のムービーの字幕にて「それはきっと この世のもぽではない」という誤字もやらかしてしまっている。
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ただし、この有名な誤植の初出となる本作そのもののクオリティ自体は別に低いという訳ではない。それだけに元凶となってしまったことは今作にとって不本意であろう…。
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DAY DREAMについて
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GF4th&DM3rdおよびGF5th&DM4thでは旧クリップが使われていたが、本作以降から機械的なイメージに変更された。
最終更新:2020年11月25日 09:42