【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず つーさうざんどつー ちゃれんじ とぅ あるてぃめっとばとる】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 | アーケード(MVS)、ネオジオ | |
発売元 | プレイモア | |
開発元 |
イオリス ブレッツァソフト |
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稼働開始日 | 2002年 | |
発売日 | 【NG】2002年12月19日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
『'98』に次ぐネスツ編お祭りバトル 「どこでもキャンセル」の追加によりコンボの自由度上昇 新要素&キャラ数に対し奇跡の良バランス 演出面は引き続き難があるが、対戦面で名を刻んだ |
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THE KING OF FIGHTERSシリーズ |
本作の高い評価は、そのゲームバランスによって得られたものと考えていいだろう。
シリーズ一の名作である『98』のADVANCEDモードをベースにしつつ、3年間続いたネスツ編のキャラ+2002独自の要素を所々に織り込んだことで、『98』とは似て非なる「普通に面白いKOF」を完成させている。
KOFは出来の悪さが目に付く部分が激しいシリーズと言われており、本作は珍しいことにバランス以外の演出面がこれに当たるのだが、
「久しぶりにまともに対戦できるKOF」ということで手放しに評価されたことは間違いなく、優れた対戦ツールとして手に汗握る熱い駆け引きを提供した作品の一つとしてシリーズに名を刻んだ。
何よりプレイモア、新生SNKとしての復活もまだまだ不完全だった中で、ここまでの対戦ツールをプレイヤー達に提供して盛り上がりをある程度回復できたことが、復活を遂げてシリーズ発展が継続している現在に至るまでの礎となったのは確かだろう。
「出たことが自体が奇跡」とまで言われた前作と同じ体制で、再び奇跡を起こしたと言っても過言では無い。事実、今作の評価はリメイクの制作に至るほど良いものであった。
*1 2002年当時放送していた特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダー達の必殺技の名称
*2 本作でこの技が追加された代わりにモーションの近い「ХОЭРУ ДАЙЧИ(ほえるだいち)」が削除された
*3 リメイク版『2002UM』の家庭用チャレンジモードに、この技の効果をネタにしたようなミッションが存在する。
*4 PS2版『'94 RE-BOUT』初回版付属の10周年記念冊子内のインタビューにて本人が当時の事情を語られている。
*5 というか声優ネタでアニメ『フリクリ』のキャラのパロディに。
*6 メイとは声優が同じ川上とも子氏。なお2002UMでは2001と同じ「神獣脚」に変更された。
*7 一方、「disposition(気質・性質を意味する) frog」と解釈した場合は『ど根性ガエル』とのダブルミーニングにもなっている。
*8 これだけは若干変えてある為微妙なライン
*9 「2000」のジョン・フーンのアナザーストライカー、カン・ベダル。隣にいるのは「風雲スーパータッグ」のキム・スイル。
*10 海外ネオジオROM版パッケージの表記では681Mビット(これでも『KOF2000』の688Mビットより若干少ない)。だが、翌年の『KOF2003』ではそれを上回る716Mビットとなっており、その後は『2003』より容量の大きい作品が発売されないままハードへのソフト供給を終了したが故にMVS/ネオジオROMでは本当の意味での限界容量となった。
*11 ドリームキャスト自体ではなく、セガハードとしても最後というのは、セガが2001年3月をもって、ドリームキャストを最後に家庭用ゲーム機市場から撤退した為。ちなみにソフト開発はその後もしばらくの間続けられ(最終的に2007年まで発売された)、この2002のDC版もその一つだった。