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ガイアブリーダー

【がいあぶりーだー】

ジャンル 育成シミュレーション
対応機種 セガサターン
開発元 アスペクト
発売元 アスキー
発売日 1997年11月27日
定価 5,800円
判定 クソゲー


特徴及びシステム

  • 舞台は未来。絶滅した動物のDNAを採取し、現代(未来)に絶滅動物の箱庭動物園を開くと言う物。
    • プレイヤーが直接過去にタイムスリップすることは出来ず、付近の動物のDNAを採取するスライムを送り込んで、DNAデータをコピーさせる。
    • 持ち帰ったDNAデータから動物を誕生させ、箱庭動物園に動物を放つと言う物。動物達はそこで弱肉強食を行なうため、肉食動物と草食動物をバランス良く入れなければならない。
      • 水場を設置したり、植物も設置しなければ餓えて死んでしまう。箱庭動物園に一つの生態系を作り上げなければならない。
      • 時折箱庭に隕石が落下。付近の動物と融合して新種生物が誕生する。新種生物はデータ内に入れられ、動物園の中で飼う事ができる。
    • ある程度の日数が経過すると品評会が開催され、箱庭動物園の完成度に応じてプレイヤーは点数が与えられる。全4回の評価で持ち点が多ければクリアとなる。

問題点

  • 退屈なDNA採取方法。DNA採取スライムは動物の群れに近づいて仲間入りする特徴がある。
    • 群れに入った後、指示できる行動は走る・食べる・水を飲むの3種類。動物毎に決められた行動をとるとDNAの3分の1を採取できる。即ち、動物の群れに入って即走る・食べる・水を飲むを行なうとDNAを採取できるわけである。
    • 問題は、この行動を実行してしまえば(肉食動物なら狩りをして食事をし、水を飲むなら水場に移動して水を飲めば)間髪いれずに実行してもDNAを採取できてしまう事。そのため、動物のDNA採取には5分とかからない。
      • ヌーに至っては「食べる」「食べる」「食べる」なので、一歩も動く必要がない。ヌーの群れに進入したあとは一瞬でDNAを採取できてしまう。
  • 品評会謎の採点基準。品評会は猫重視や犬重視があるものの、別に猫科を一匹を入れなくても猫重視の品評会では優勝できる。
    • 他にも、ある程度時間がたつと動物園の状態に関してアレコレ意見を出してくれるのだが、草食動物だけしかいなくても「猫だけを入れればいいというわけではありません」と言われる。
      • 更にどれだけ傾斜をきつくしようとも、特に言う事が無ければ「もう少し地面に凹凸が欲しいですね」と言われる。
    • そして品評会後に突然変異以外、全ての動物のDNAデータを没収される。
      • そのため、再度DNA採取を行なう必要がある。上記DNA採取方法に加え、動物の種類がそれほど多くないのも相まって一度品評会をクリアしてしまえばひたすら作業が続く。
  • 通常、この手のゲームでは「完成するギリギリ」の期間が指定されており、限られた時間を上手くやりくりする事でゲーム性を生み出しているのだが、本作での期間は異様に長い。
    • ゲーム開始から最初の審査会までの期間がゲーム内時間50日。だが、DNA収集は上記3アクションで回収できるので、非常に時間が余る。
      • 大体30日あれば必要以上のDNAを回収可能。慣れてしまえば10日。
    • 余った時間は何もしなければいい と思わせておいて、実は評価には「DNA採取回数」と言うものがあり、いらない動物のDNAでも回収しないといけない。
      • 更にこの「DNA採取回数」は時間経過とともに減少していく。なので最初にDNAを回収してしまうと時間があまり、評価も下がると言うとんでもない事態に。
    • 結果、ゲーム開始からしばらくの間は何もせず、品評会の時期が近付いてきたらDNAを採取し、箱庭に動物たちを放つ事で高評価がもらえる。箱庭動物園に生態系を作らなければ高評価はもらえないが、別に生態系を育てる必要はない。

評価点

  • 新生代の動物が登場する珍しいゲームである。

総評

飛びぬけたクソ要素はない。だが、駄作・微妙の要素が積み重なって、ただ単純につまらない。
ちょっと手を加えればいくらでも面白くなる要素があるのだが、それをことごとく潰している。

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最終更新:2021年05月25日 23:16