元気爆発ガンバルガー
【げんきばくはつがんばるがー】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイ
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発売元
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トミー
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開発元
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さんえる
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発売日
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1992年11月27日
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定価
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3,800円(税別)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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前作からまるで成長なし ジャンプキックが全て ファミ通クロスレビュー13点 「何が面白いのか全く分からん」
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概要
当時放送されていた人気アニメ『元気爆発ガンバルガー』をゲーム化したもの。
横スクロールアクションに対戦格闘風タイマンバトルをミックスしたようなゲーム内容。全3面+ラスボスステージ。
使用する機体はガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーの3体から選ぶことができる。
通信対戦も可能。
問題点
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入力に対する反応が鈍く、動作はもっさりもさもさ。オブジェクトが少ないのに処理落ちも起こす。
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ゲームバランスも劣悪で、ひたすらジャンプキックを繰り返すだけでクリア可能。
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通常攻撃は敵に当てにくく、飛び道具は隙が大きいので使いにくい。結局ジャンプキックしか使えない。
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特殊攻撃で飛び道具が使え、意味はあまり無いが変形も可能なリボルガーやゲキリュウガーに比べ、変形も飛び道具も無いガンバルガーは選択するメリットが皆無。いずれにしろジャンプキッ(r
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ゲキリュウガーの特殊攻撃はロケットパンチだが、そんな武装は原作に無い。玩具にも無い。
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難易度は3段階だが、どの難易度でもジャンプキックなら楽勝、それ以外だと困難なのは不変。
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ステージ4に入ると機体がグレートガンバルガーにパワーアップするが、何が変わったのかさっぱり分からないレベル。
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特殊攻撃も全然使えない。やっぱりジャンプキッ(ry
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ステージはたったの5面しかない。1時間もあればクリアできるボリュームである。
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ステージ1~3はただの一本道で、穴やダメージ床はおろか、ジャンプで飛び越すべき障害物すらない。そのうえ短い。
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ザコ敵は1体ずつしか登場せず、倒さなくてもジャンプしまくってればスルーできてしまう。またほっておいても勝手に逃げ出し、次のザコに交代する。
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そうしてザコが5体ほど登場した後にボス戦となり、すぐ終了する。
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ステージ4と5にいたっては、始まった瞬間ボス敵と一騎打ちするだけ。
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実はガンバルガー自体も元は3体のロボットが合体したものだが、ゲーム中その合体前の3体の姿は登場しない。
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ゲーム中でもガンバルガーが変形しないのは、合体後の別形態がないためである。これは原作通りなので問題はない。
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番組中盤以降でも、リボルガー、ゲキリュウガーが登場してからは合体後のガンバルガーが主力となっており、他2体とも能力やスケールを合わせるためにも仕方ないとも言えるが…。
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イベントグラフィックは微妙に下手で、原作アニメと比べて違和感がぬぐえない代物。
評価点
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BGMは前作よりはまともなものが多い。
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致命的なバグは特に存在せず、その点に関する心配は必要はない。
総評
ゲームボーイということを考慮してもなお薄すぎるボリューム、崩壊したゲームバランスはクソゲー以外の何者でもない。
そりゃあ13点にもなろうというものである。トミーは『絶対無敵ライジンオー』に続いてまたやらかしてしまった。
翌年、エルドラン3部作の最後を締めくくるような形で『熱血最強ゴウザウラー』が放送されたが、この番組のゲームが出なかったのは幸と言うべきか、不幸と言うべきか。
余談
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ファミ通クロスレビューでは貫禄の13点(4/3/4/2)を獲得。その文面も「なにが(どこが)おもしろいのかまったくわからん」「主人公たちの攻撃方法が地味すぎ」「なんていうかこう、作業的な感じがするんだよね」という悲惨極まりないものであった。こちらのサイトでレビュー内容が見られる→「れとろげーむまにあ(跡地)」
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余談だがこの週のクロスレビュー担当者には歴代レビュアーの中でも屈指の辛口として有名だったTACOX氏がいる。
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ちなみに、『修羅の門 (PS)』が12点、『デスクリムゾン』が13点である。
最終更新:2024年02月15日 09:36