3×3EYES 聖魔降臨伝
【さざんあいず せいまこうりんでん】
ジャンル
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ロールプレイング
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対応機種
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スーパーファミコン
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メディア
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8MbitROMカートリッジ
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発売元
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ユタカ・バンダイ
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開発元
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ノバ
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発売日
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1992年7月28日
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定価
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9,500円(税別)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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足を引っ張る3人目 うううっっっ! グプターがしんだ… セーブ不能の壮絶なレベル上げ
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概要
漫画「3×3EYES」を題材にしたRPG。シナリオは太歳出現から憑魔一族までだが、本作オリジナルの展開も多い。
戦闘はターン制だが、素早いキャラから順に、個別に行動する。敵のほうが素早い場合、戦闘に入った直後に敵の攻撃が飛んでくる。
問題点
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主人公は基本死なない。しかし、主人公以外のキャラが一人でも死ぬ(戦闘不能)とゲームオーバー。
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パイが死ぬ→八雲が死ぬというコンボは原作を再現しているものと思われるが、死ではなく戦闘不能という表現にすればマイルドになったのではと感じる。
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一部イベントを除き常にパーティにいるパイはともかく、弱い上に死ねばゲームオーバーになる3番目の仲間は邪魔以外の何者でもない。
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3番目の仲間は入れ替わりが激しいため、育てて強くしても、使える頃になればイベントで別れてしまう。
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ラスボス直前でグプターが仲間になるが、レベルを上げずにそのまま特攻すると、ラスボスの全体攻撃で即死→ゲームオーバーとなる。
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つまり直前のレベル上げが必要だが、設定ミスなのか初期レベルに対して初期経験値が少なく1レベルを上げるのにとてつもなく時間がかかるうえ、グプター加入後はラストダンジョンから出られなくなるためセーブも不可。しかも、ある雑魚モンスターは前述のラスボスと同じ全体攻撃を使うことがあるので、こいつに先制攻撃されたら祈るしかない。
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レベルアップに必要な経験値は約18000。しかし1レベル上げてしまえば、以降は通常通りの3桁の経験値でレベルアップしていく。
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回復系アイテムが何故か「10p回復」と「完全回復」しか作れない。
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体力は中盤には3桁、終盤にもなると4桁に突入するため、全回復の「木星の護符」以外の体力回復アイテムは役に立たない。
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町間の移動は電車、国間の移動は飛行機を使う。電車はタダだが、飛行機は利用するのに必要な航空券が4000ドル。よくよく考えてみれば、狂気の沙汰としか思えない金銭感覚である。
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序盤では4000ドルは大金であり、行き先を間違えたり必要アイテムを忘れたりして航空券を無駄遣いすると詰む恐れがある。
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龍さんから購入できる「プラスチックボム」がゲーム中で多数必要になるうえ使い所が予期できないので、最初に買っておかないと後悔することになる。
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細かな設定ミスが多い。
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コットンアイズで購入できる「ピラミッドの書」は店頭では560ドルと表示されるが、実際は5600ドル。
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あるダンジョンで、アイテムを一定量集めて祭壇に置く仕掛けがあるが、中途半端に置いてダンジョンを出ると、置いたアイテムが全てリセットされる。当然置いたアイテムは二度と復活しないので詰む。
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リンリンが仲間になった後の空の椅子がしゃべったり、ラストダンジョンの中ボスの横を素通りできたり、ラスボスから逃げるのに成功するとエンディングに突入したり。
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これらは致命的なバグではなく通常プレイではそうそう気づかないため、小ネタとしては楽しめるかもしれない。
評価点
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オープニングとエンディングで入る絵はなかなかに美麗。敵グラフィックも迫力がある。
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音楽も悪くない。ダンジョン曲はホラーチック、戦闘曲は妖魔との戦いの雰囲気が出ており、ラスボス曲の突然の展開には驚かされる。
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ラスボスに関しては、初見では曲以前に先制攻撃でゲームオーバーになって唖然とするのが先かもしれない。
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基本的に敵が出現するのはダンジョンのみで、エンカウント率は低いので、クソゲーにありがちな高エンカウントによるストレスの心配はない。
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歩数に関わらずランダムのため、運が悪いと戦闘後1歩も歩けず再エンカウントすることもあるが。
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レベルアップが早い(3番目の仲間も1レベル上げてしまえばそれ以降はサクサク上がる)、護符作成により一通りの消費アイテムが安価で手に入る、攻撃魔法が低コストかつ強力、などの理由で基本的に戦闘難易度はぬるめ。
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一方、ダンジョンは広大で似たような地形が続くため迷いやすい。しかし1画面ごとに区切られているのでマッピングはしやすい。
総評
RPGとしての素材は悪くなかったが、理不尽なパーティ内の一蓮托生システムと戦力バランスの劣悪さが大きなマイナス点となってしまった。
余談
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完全攻略ガイドと銘打った攻略本が存在するが、かなりの数の誤字脱字やデータ間違いがある。
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あるアイテムについて、別々のページで逆の主張をしている。
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没敵・没アイテムなども関係なく載せている。没敵はゲーム中に実際に登場するかのような説明文つき。
最終更新:2022年12月04日 21:27