ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風

【じょじょのきみょうなぼうけん おうごんのかぜ】

ジャンル 黄金体験アドベンチャー
対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 カプコン
発売日 2002年7月25日
定価 6,800円(税抜)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:C(15才以上対象)*1
廉価版 Best Price:2007年9月20日/1,990円(税抜)
判定 なし
ポイント 初の「三部以外」ゲーであり初の3Dゲー
戦略性が低くやや単調なアクション
それなりには遊べるが全体的に中途半端な出来
声優とBGMは高評価
ジョジョの奇妙な冒険シリーズ


概要

荒木飛呂彦氏の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』の第五部『黄金の風』を元にした作品。
従来の『ジョジョ』のゲームは、人気シリーズである第三部『スターダストクルセイダース』を元にしたものばかりだったため、本作は初の第三部以外のゲーム化となる。
また、これまではドット絵だったが本作で初めてキャラクターが3Dで描かれた。


特徴

  • プレイヤーはジョルノ・ジョバァーナを始めとするブチャラティチームを操作し、第五部の展開を追体験していく事となる。
    • 原作を再現したステージを駆けまわり、現れる敵と対決。原作の場面を再現すると「シークレットファクター」が入手できる。最終的に入手したシークレットファクターと残り体力に応じて「ジョジョアビリティ」が蓄積される。

評価点

  • とにかく第三部以外の映像化は目新しかった事があげられる。
    • 今でこそ第一部『ファントムブラッド』から現時点での最新作『ジョジョリオン』まで多岐にわたるメディア展開が繰り広げられている『ジョジョ』だが、一時期はアニメもドラマCDもゲームも第三部のものしかなかった。
  • 特徴的な3D表現。
    • 「アーティストゥーン」という、3Dポリゴンでありながら漫画・アニメのような画風を再現する技法が取り入れられている。
    • 今でこそ珍しくない技術だが、当時は3Dポリゴンといえばリアルな立体物を再現するというのが主流で、技術レベルが上がるにつれ、漫画アニメのキャラクターを描くのには逆に不向きにもなってきていた。そんな中で、漫画のデフォルメされた絵柄を3Dで再現した本作のグラフィックはなかなかに先進的だった(同じ方向性の『ゼルダの伝説 風のタクト』が本作より少し後に発売されている)。この技術は背景にも取り入れられており、漫画の雰囲気をゲームの中で高水準で再現している。
  • 声優がハマっている。
    • 主人公ジョルノを演じた朴璐美氏*2やナランチャを演じた瀧本富士子氏*3といった女性陣を始めとして、男性陣にもブチャラティ役の櫻井孝宏氏にアバッキオ役の稲田徹氏など有名所を多数起用。当然演技力も申し分なく、物語を盛り上げてくれる。
    • デモシーンはフルボイスであり、原作でも印象深かったセリフをフルボイスで喋ってくれる豪華仕様。
  • PS版3部ゲーにもあった「スーパーストーリーモード」は今回も健在で、シークレットファクター等原作再現のやりこみが楽しい。
    • シークレットファクターを入手すると体力回復や最大体力アップといったボーナスを得られる。体力回復用にシークレットファクターを温存するといった戦い方も可能。
  • BGMのクオリティが高く、人気も高い。
    • 重厚な曲調のBGMが多い。イタリアを舞台とした五部に絶妙にマッチしている。
    • 特に3部ゲーに存在したポルナレフのテーマが流れる演出は、彼の参戦とともに多くのファンに感動を与えた。
  • ジョルノ&ゴールドエクスペリエンスの父親譲りの「無駄無駄」、五部における裏の主人公ブチャラティ&スティッキィフィンガーズの「アリアリ」などの『ラッシュ』技も再現。上手く敵にぶち込めば爽快感がある。
    • 五部は『ラッシュ』のバリエーションが豊富だが、どの『ラッシュ』も気迫がこもっている熱い演技となっている。
  • 五部の仲間キャラ全員を収録している。
    • 近距離パワー型としてある種オーソドックスで無駄無駄が主力なジョルノ・ジョバァーナ&ゴールド・エクスペリエンス
      • 上記の無駄無駄ラッシュのほかにも、カエルを生み出して攻撃を一度だけ反射したり、ツタや木を生み出して敵の動きを止めるなどの技も持つ。
      • ストーリーモード最終決戦ではブチャラティの遺志を受け継いで『矢』を使って進化したゴールド・エクスペリエンス・レクイエムが登場。
        キング・クリムゾンの時間を吹っ飛ばす能力中でもスタンドは自由に動ける他、「サソリを飛ばす」という原作でも進化直後に放った飛び道具も使える。
    • アッパーカットをぶち込んだ後にアリアリラッシュを仕掛けるブローノ・ブチャラティ&スティッキィ・フィンガーズ
      • ジョルノと同じく近距離パワー型であるが、ジッパーを用いた高速移動やロケットパンチなど、射程や機動力にも優れる。
      • 終盤レクイエムによってディアボロと体が入れ替わった状態でレクイエムと戦うステージがある。性能はほぼ同じだが声優が変わる。
    • 逃げ回りつつリロードしながら一斉射撃を狙うグイード・ミスタ&セックス・ピストルズ
      • 敵を吹っ飛ばすタメ撃ちや跳弾による攻撃、敵の周囲にピストルズを残すことでその後の射撃のヒット数(=威力)を爆発的に増加させる事も可能。
    • ステージ全体を高速で飛び回る戦闘機で敵を追い詰めるナランチャ・ギルガ&エアロ・スミス
      • スタンドを出してる間は本体が無防備なのだが、移動スピードがトップクラスな上にボラボララッシュも完備している為に、本作最強と名高い。
    • ラッシュはないがタメて敵を掴んで一気に大ダメージを与えるパンナコッタ・フーゴ&パープル・ヘイズ
      • 流石にウィルスの殺傷能力は再現されていないが、その一撃の重さは本作でも随一。だが、スタンド操作中に本体は動けず、スタンドの移動速度も遅いのが難点。
    • 本体の動きを記録し、再生する事で本体と同時に畳み掛けるレオーネ・アバッキオ&ムーディ・ブルース
      • スタンドは戦闘に向いておらず、独自の能力である記録・再生機能も使いこなしづらいが、元警官という経歴に見合う本体の戦闘能力の高さが特徴。
    • 近距離パワー型としてジョルノに近いラッシュ攻撃「WANABEEEEE!!!」を持つトリッシュ・ウナ&スパイス・ガール
      • 物体を柔らかくする能力を活かしてジャンプキックしたり敵を大きくバウンドさせたり、さらには鉄パイプで突き刺してグリグリする技まで再現されている。
    • 車椅子に乗りながらも歴戦の戦士っぷりを見せるジャン・ピエール・ポルナレフ&シルバー・チャリオッツ
      • 声優が変更されているが、コマンドは違うものの「ミリオンスピット」「レイダーツ」「ラストショット」など同社開発の三部ゲーの要素を引き継いでいる。
    • 特に本来戦闘向けではないアバッキオ&ムーディ・ブルースを「本体を強めにする格闘キャラ」に据えた割り切り方がキャラの特色になっている。
  • おまけ要素の存在。
    • ステージを攻略する毎に付与されるジョジョアビリティポイントを増やしていくことで様々な要素がギャラリーに追加されていく。BGMやボイスを聴くことのできるサウンドテストや設定資料集はもちろん、ステージを歩き回るだけのモードや、キャラクターのモーションを入れ替えて遊ぶカオスなモードもある。
  • 再現度の高いアクションパート。
    • イルーゾォの鏡の世界*4や、動くものに反応するノトーリアスB.I.Gなど、原作の設定を上手くゲーム部分に絡めている。また、シルバーチャリオッツ・レクイエムの影の向きなど、細かい部分もしっかり再現されている。

賛否両論点

  • 3Dのモデリングの出来がイマイチという声がある。
    • 元々が特徴的な筆致の荒木先生の画風だけに、表情が動くだけでも違和感がある。同様の理由から、漫画再現のための独自の描画エンジン「アーティストゥーン」がかなり癖が強い。決して似ていないわけではないのだが…。
    • そんな3Dモデリングの中で特に槍玉に上がるのはモブキャラクターのモデリングで、こちらはPS1レベルという意見も。
  • 会話アニメシーンの演技や効果音
    • 評価点の通り声優陣の演技は好評だが、会話シーンでのジョルノが少々早口過ぎるという声も。
    • またジョルノの声優が声の高い女性で、当時は特に問題なかったが5部のアニメが放送された現在では男性声優のイメージが強く違和感を持つ人もおり意見が分かれている。
    • また、会話アニメシーンでの「ドドド」「ゴゴゴ」というSEが、かなりうるさく、セリフの邪魔に感じられた人も。

問題点

  • アクションが単調。
    • 主に使うことになるジョルノ&ゴールド・エクスペリエンス、ブチャラティ&スティッキィ・フィンガーズをはじめ、どのキャラもコンボがワンパターンで作業感が強い。
    • ステージ内を各能力を使って、逃げ回る敵を追いかけたり攻撃を回避してから、攻撃を当てていくのがパターン。
      • しかもそれが前述の単調な攻撃を当てるしかないので非常に長く感じる。故に、シークレットファクター開放が作業になり苦痛。
      • 高難度になると敵の体力が異常に高くなり、隙を見て「無駄無駄」を何十回もぶち込むなどのバトルスタイルを強要させられる。
    • 「前転」というアクションがあるのだがこれが全身無敵。もちろんこれを使うことを前提として作られている。
      • ラスボス・ディアボロの「時を吹っ飛ばす」というかなり超常な攻撃*5であろうと、前転の動作に入りさえすれば全て回避出来てしまう。
      • でんぐり返りでゴロゴロ転がって接近して攻撃、これを繰り返すバトルは見た目にかっこ悪いが、これをしないと攻略は難しい。
      • 最終戦ではジョルノのスタンドが、ディアボロのスタンド・キングクリムゾンよりも上位存在である「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」になったから、本体であるジョルノも無敵回避が出来る…というかなり強引な脳内補完は出来るかもしれないが、タイミングは難しいものの他のキャラでも回避可能なのである。
      • 本作に限らないが、原作を知らないと意味不明と思われるシーンが多かったり、あるいは原作の名台詞が削られたりしている*6
  • 原作エピソードの一部が、ゲームとして再現されておらずテキスト描写で済まされている。
    • 「ソフトマシーン」「クラフトワーク」「ベイビィフェイス」「トーキング・ヘッド&クラッシュ」、そしてブチャラティチームと直接対決しなかった「メタリカ」あたりが該当。
      • この影響で、暗殺チームのリーダーであるリゾット・ネエロは死体としてのみの登場というかなり不遇な扱いを受けている。
    • テキストでの補完もかなり端折った駆け足の説明で、原作を知らないプレイヤーがストーリーを楽しむのは難しいだろう。
    • ちなみに再現されなかったエピソードはゲームで再現が難しいものが多い。実際今作で再現されたエピソードはスタンド同士の肉弾戦がある相手が中心となっている。
    • クラフトワーク戦が削られているため、ミスタが操作できる場面がギアッチョ戦と原作よりも更に遅い。しかもミスタの3Dモデルが初登場する場面が乗客の調査にあたっていたところを自らを老化させ無害な乗客になりすましていたプロシュートによって戦闘不能になるというあんまりなもの。
  • バトル中のセリフ。例えばナランチャ、画面にネズミなんかいないのに「ネズミどもか~」、ゲームでは腕を失っていないイルーゾォが「腕を失う覚悟までして~」、ギアッチョがまだジョルノ達の車に追いついてもいないのに「車の中に、トリッシュが隠れてる『亀』がいねェーじゃあねーか」など、セリフが原作通りであるがゆえに逆に矛盾してしまっているシーンが多々ある。
    • 説明にも矛盾があることがあり、例えばブチャラティ「だめだ ヤツ(ボス)があの状態の時に攻撃すると 攻撃を返されてしまう…」キング・クリムゾンはそんな能力ではないのである。
  • 他にも、原作でベイビィフェイスの攻撃を受けたジョルノが、ここに「お前に「5発」もえぐられたんだ… 攻撃の「間合い」は覚えている!」と発言するシーンがあるが、ゲームでは何故か攻撃している側のベイビィフェイスが発言している。
  • 技名やその内容がおかしいことがある。例えば、アバッキオの「地面にキスしてなッ!」は原作の彼にそんなセリフは無く、むしろ近いことを言っていたのはミスタ。また、「スタンドで掴んでやるッ!」という技名、セリフとしては原作には無いし、そもそも技名としてはかなりショボい。せめてもう少し考えられなかったのだろうか。
    • 逆に、トリッシュの「スットロいッ!」はセリフ自体は一応原作にもあったが、その技のように「ハイヒールで踏みつける」なんてことはしていない。
  • ストーリーモードではジョルノ、ブチャラティ、ミスタ以外のキャラを1ステージでしか使えない。それ自体は流れ的に仕方ない所もあるが…。
    • そのため原作では有りえない組み合わせで戦うアナザーストーリーモードが主な出番となるのだが、こちらもステージごとに決められたキャラ4人しか使えない。
    • 特にポルナレフの出番はギアッチョ戦以降で、逆にフーゴは離脱後に使えるのがレクイエム戦しかない。また、このモードではG・E・レクイエムを使えない。
  • 前述の通り「キング・クリムゾンVSメタリカ」の枠が削られているため、第9話は戦闘を全くしないイベントシーンを見るだけの回となってしまっている。

総評

声優のハマりぶりや、熱い演出、世界観を盛り上げるBGMは好評。
またやり込み要素のある各モードなどはありジョジョのキャラゲーとしては及第点。
しかしアクションゲームとしての出来が単調過ぎるゆえにやや評価が低い1本。

そのアクションも作業感はあるがそれでいてつまらないともいえない。
せめてもっと各キャラと自由に対戦できるモードがあればまた評価は違ったという声も。
全体的には佳作という評価だが、ジョジョのファンならば楽しめる内容と言えるため遊ぶ価値は十分にあるだろう。


余談

  • 実は今作は改定前のフーゴの名台詞「ド低能がァ!!」をボイス付きで聴ける唯一の作品でもある。なぜかアバッキオも言うが
    • ちなみに何故「改定前」かというと、原作では文庫版発行に合わせて「クサレ脳ミソがァー!!」に改訂されたため。「余計にひどくなっている」とツッコむのはお約束。
  • 細かい点だが、アナザーストーリーモードでジョルノを使用すると、戦闘中の台詞「運命とは眠れる奴隷だ。オレはそれを解き放ってみせる!!」 と一人称が「僕」だけじゃなく「オレ」と言う場面がある。
  • 最終的に没となったが、開発段階では空条承太郎と広瀬康一の参戦も予定されていた。
    • 没となった収録ボイスはサウンドトラックにて収録されている。因みに声優はいずれもメインキャラを演じる声優が兼役している。
    • 広瀬康一は原作だと序盤でジョルノと出会ってポルポのブラック・サバスに対し共闘して立ち向かう展開があったが、本作では康一の出番はカットされている。
  • PS版3部ゲーが格闘ゲームだったこともあってか、「対戦モードが無い」「敵キャラが使えない」という批判をされることが多い。
    • 本作のジャンルがアクションゲームなのに上記の批判が何故集まったかと言うと、アクションゲームで実装されて当然のスタートから目的地まで目指すコース等や道中の敵キャラ等が一切実装されておらず、終始格闘ゲームの連続試合の様な構成になってしまったからだと思われる。
    • 操作キャラでは「小型で飛行可能」なナランチャの性能が最も高いが、仮に対戦があった場合はペットショップの再来となっていただろう。
  • 没データには涙目のルカやリゾットのモデルデータが入っており、チュートリアルの枠はブチャラティではなくルカ戦で、戦闘が全くないイベントのみの9話でドッピオが操作できる場面があったのかもしれない。
    • ちなみになんとあの荒木飛呂彦氏の自画像(右上には(仮))と書いてあったものも没データとしてある。一体何に使う予定だったのだろうか?
  • Vジャンプでの攻略本で原作者の荒木先生がフーゴの扱いについて語っている。*7
    • 当初は「聖書のユダのような裏切り者」として想定していた*8が、仲間想いな側面も描かれた事もあって彼と敵対すると「展開が重苦しくなる」という事でフェードアウトした模様。
    • 後に上遠野浩平氏による小説『恥知らずのパープルヘイズ ジョジョの奇妙な冒険より』で後日談が書かれたが、当時から別作者による小説『ジョジョの奇妙な冒険II ゴールデンハート/ゴールデンリング』でフーゴのフォローがされていた事にも言及している。
      • 本ゲームでは、この小説中の台詞も出てくる。
  • チョコラータのスタンド「グリーン・デイ」は、原作に全身が描かれているカットが存在しなかったため、下半身は本作オリジナルのデザインでスカートのようなものなっている。アニメ版のアイキャッチでは2本足になっている。
  • 本作における「」の担当声優は同じくジャンプの漫画である『こち亀』の「」と同じ岸祐二氏だったりする。
    • 名前が奇妙に似ている2人が同じ声ということで、双方のファンで多少話題になった。
    • ついでに補足するが、『こち亀』方のモデルは『ゴルゴ13(デューク東郷)』である。
  • 本作の発売から約16年後の2018年10月から2019年7月にかけて第5部のアニメ版である『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』が放送開始。なお、こちらも本作の声優は引き継がれていない。
    • ちなみに今作でブチャラティ役の櫻井孝宏氏はアニメ版4部『ダイヤモンドは砕けない』で岸辺露伴、アバッキオ役の稲田徹氏はアニメ1部『ファントムブラッド』でタルカス、ミスタ役の伊藤健太郎氏はアニメ3部『スターダストクルセイダース』でンドゥールの声をそれぞれ担当した。
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最終更新:2024年02月19日 17:25

*1 廉価版で付与されたレーティングを記載。

*2 『∀ガンダム』のロラン役や『鋼の錬金術師』のエド役、ゲームファンなら『ディシディア ファイナルファンタジー』のジタン役が有名。

*3 『魔法陣グルグル』のニケ役やバッドばつ丸役、ゲームファンなら『64版ゼルダ』の子供時代のリンク役が有名。

*4 分断された本体とスタンドを使い分けて戦う必要がある。また、鏡の中ではコントローラーの操作が左右逆になる。

*5 ゲーム上の処理としては、操作キャラ(ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム以外のスタンドおよび本体)の動作が非常にスローとなり、ディアボロは変わらぬ速さで攻撃や移動を仕掛けてくる流れになる。

*6 ディアボロが娘のトリッシュを殺そうとした事を知ったブチャラティが彼を「吐き気を催す邪悪」と吐き捨てブチギレるシーンなど。

*7 文庫版第5部最終巻あとがきでもフーゴの扱いについて語っている。

*8 後に『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』で、この初期設定を取り上げている。