冒険男爵ドン サン=ハート編
【ぼうけんだんしゃくどん さんはーとへん】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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PCエンジン
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メディア
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4MbitHuカード
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発売元
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アイマックス
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開発元
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日本ソフト販売
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発売日
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1992年1月4日
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定価
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6,800円
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判定
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バカゲー
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ポイント
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ゲームタイトルに突っ込んだら負け 濃いキャラ顔と電波ボス シューティングとしては難易度高め
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概要
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1992年の正月明けに、今は亡きアイマックスが放ったPCエンジンオリジナル横スクロールシューティングゲーム。もちろん1992年のPCエンジンソフトとしては発売一番乗りである。
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ゲームタイトルがどことなく『バイオ戦士DAN』と似ているが、多分関係ない。
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ステージ1の背景がどことなく『暴れん坊天狗』を彷彿させる。
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これは『暴れん坊天狗』のグラフィックデザイナーが本作のサブ & アートデザインに関っている為に似てしまった(もしくは似せた)と思われる。
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なお、『暴れん坊天狗』のサウンドスタッフの一人も本作のサウンド担当となっている。
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一人プレイ専用。全5ステージ構成。オプション画面にて難易度を二種類から選択可能(但し、ノーマル、ハードのみでイージーに該当する難易度は無い)。
主なルール
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ネームエントリーについて。
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ゲーム開始前にプレイヤーの名前入力を求められるので、好きな名前を入力する(一切の名前入力をせずにゲームを始める事も可能)。
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これはゲーム終了時のスコアランキングのネーム欄に反映される、いわば先行ネームエントリーにあたる。
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操作系統。
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主な操作方法は、十字キーにて自機の八方向移動操作、ボタンは各々、ショットボタンとオプションショットボタン(以下専用ボタン)に使用する。SELECTボタンも使用対象に含まれる。
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ショットボタンにて前方発射のメインショットと対地ボムを同時に放つ。連射パッドを使用しない限りは手動連打となる。
但し対地ボムに関してはステージ2からでないと使用できない(ステージ1はメインショットのみの攻撃となる)、
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専用ボタンにて特殊攻撃が放てる。特殊攻撃に関しては下記の補助オプション選択の項を参照されたし。
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SELECTボタンにて4段階から自機スピードを調整できる。初期は2速でボタンを押す毎に速くなり、4速でボタンを押すと1速に、という一方向ローテーション。
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補助オプションについて。
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ステージ中にポーズをかけると、最大5種類の補助オプションを任意に選択して装備できる。
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ゲーム開始時は全くオプションは所持されていないが、ステージを進むにつれイベントなどで入手可能。
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一部例外を除き使用制限はなく、いつでも所持しているオプションを装備可能である。装備中の補助オプションによっては、専用ボタンを押すと何かの特殊攻撃を放てる。
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補助オプションの種類は以下の通り。
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「スイギョク(翠玉)」…下記の「S」アイテムにて入手可能。自機周りに回転する簡易シールドを張る。
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「ガキダマ(餓鬼玉)」…ステージ2内に発生するイベントで入手可能。専用ボタンにてホーミングを放つ。
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「ヒノタマ(火の玉)」…ステージ2クリア後のイベントで入手可能。自機の上もしくは下に火球が出現し、そこから火の弾を放つ。ステージ4前半は海中が舞台という理由で一時的に装備できない。
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「ミヤモト(宮本シールド)」…ステージ3クリア後のイベントで入手可能。専用ボタンにて前方にシールドを張る。
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「エンペラス(エンペラス砲)」…ステージ4クリア後のイベントで入手可能。自機に専用ユニットが付き、専用ボタン連打にてマシンガン型の分子振動弾を発射する。溜め撃ちも可能。
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アイテムについて。
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特定の敵を倒すとアルファベット表示がされた以下のアイテムを落とす。
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「<C」…メインショット側のパワーアップ。
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「<B」…対地ボム側のパワーアップ。
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「H」…メインショット前方が幅の広いショットに変化する。ダメージをもらっても効果は持続するが、「<C」を取るかミスすると消えてしまう。
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「F」…ライフが一定量回復。
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「<F」…ライフが全回復。
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「UP」…自機の1UP。
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「T」…ステージ1のとある中ボスを倒すと出現。入手するまでゲームが進まないので取得は強制される形。メインショットが3WAYになり、ゲームが終了するまでずっと効果が持続される(ダメージなどのペナルティは一切受けない)。
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「S」…ステージ2のとある中ボスを倒すと出現し、取得も強制。補助オプションの1つ「スイギョク(翠玉)」が使用可能になる。
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自機がダメージをもらう度に、アイテムの「<C」と「<B」のパワーアップランクが一段階下がってしまうペナルティがある。
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ミス条件について。
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敵・敵弾に触れる事により消費されるライフ制。それに加え残機制も併用。ミス後は戻り復活となる。
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壁に関してはダメージ対象ではないが、スクロールと壁に自機が挟まれると即死ミスとなってしまう。
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ミスしてしまうと、アイテムの「<C」「<B」「H」すべての効力が失われてしまう。
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コンティニューは可能だが、クレジット3の有限である。
評価点
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複雑さ抜きでテンポ良くプレイできる。
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基本は「ショットを撃つだけ」という非常にスタンダードなシューティングゲームであり、特別難解なシステムは存在しない。
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1ステージあたりの構造も適度な長さ。もちろん、シューティングとしての土台はきっちり作り込まれており、決して手抜きなゲームではない。
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シューティングの合間にストーリーも楽しめる。
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本作はHuカードのシューティングとしては珍しく、ストーリー性も重視されている。
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オープニングやステージクリア後、エンディングに至るまで、イベントシーンが挟まれる。
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オプション画面にてイベントのON/OFF設定が可能。また、イベント中にボタン押しでスキップする事ができるので、無理にイベント鑑賞を強いられる心配はない。
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何気に凝っている演出の数々。
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ステージ中の画面上部に「今戦っているステージ舞台やボスの名称表示」がされる、(当時としては)斬新な演出が入れられている。
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中ボス、及びボス戦ではボスのライフゲージが表示されるので、撃破までの目安となっていて親切である。
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ステージを進むと自機の乗り換えが行われ、機体の外見が変化する演出もなかなか細かい
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といっても、自動乗り替え式で機体選択ができる訳ではなく、どれも性能差は変わらずあくまでも「見た目が違う」だけの差でしかないが…。
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ノリのいいBGM。
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『暴れん坊天狗』と同じサウンドスタッフが関わっているだけあって、BGMは妙にノリノリでかっこいい。サウンドテストが一切できない…と思われたが、近年有志の解析により隠しコマンドが存在することが判明している。(参考リンク)
賛否両論点
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良くも悪くも独創的な絵図。
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1992年のPCEシューティングにしてはグラフィック周りが多少雑とされる。
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本作の前年にて同じPCEにリリースされた『デッドムーン』や『マジカルチェイス』などの存在と比べられ、低レベルとして見られやすいという批判もあった。
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とはいえ、描き込み自体は悪くなく、むしろ丁寧な部類である。なんというか、(80年代のファミコンソフトを彷彿とさせる様な)懐かしさを覚える描き込み方であるが故の賛否だと思われる。
問題点
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ゲームバランスがやや悪い。
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バランス調整の不具合と見てとれるような粗さが見受けられ、必要以上に難易度を上げている印象。
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アイテム配置が少なめな影響で、ダメージ後の復活がきつい。さらにはダメージはパワーダウンのペナルティも伴うので、連鎖ダメージの悪循環に陥りやすい。
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全体的に突発的な初見殺しが多く、自機やられ判定が大きめで敵弾が避けにくいのも難易度の高さに拍車をかける。更に先述の、ライフゲージ等の表示部が可動域とは別枠として結構大き目に取られている為、縦方向に窮屈さがある。
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一部敵の撃って来るホーミング弾が凶悪。自機と縦座標が合って横方向へ直進して来る時に、自機ショットをギリギリかわす位置取りで飛んで来る。
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ミスしてもすっぴん状態での戻り復活なので、腕前によっては戦況を巻き返すのが困難を極める。
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イージー相当の難易度が用意されておらず、コンティニューのクレジットに限りがある点も不親切といわざるを得ない。
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上記の理由のせいで、せっかくのイベントシーンやノリのいいBGMを堪能する事もままならず、一部プレイヤーからは不評を買っていた。
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この時期のゲームとしてはショットボタンを手動連打する必要があり、連射パッドを使わないと難易度の高さも相まって厳しいものがある。
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とはいえ、当時のPCEユーザーで連射機能のないパッドを使っているプレイヤーはあまりいないと思われる。
おバカ点
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油ギッシュな濃さとさっぱり感が混じった新感覚(?)バカゲー。
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ゲームタイトルからしてすでにバカとわかるストレートさ、何てったって「冒険男爵」だし。
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説明書のストーリー紹介を終えた後のページに「キミは冒険男爵ドンだ!」と表記されている。いきなり冒険男爵呼ばわりされるプレイヤーの心境は多分複雑であろう。
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素晴らしき「冒険男爵ドン」のプロフィール。
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主人公で自機のパイロットでもある「ドン・上杉」の設定が「スペイン貴族と上杉謙信の血族のハーフ」ってあたりでもう意味不明すぎて素敵である。
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説明書によるドンのプロフィールにて「18歳にて世界冒険者名簿(91年度版)のグラビアを飾った最年少の男、そして、好奇心たっぷりな熱血漢」
「曾祖父の"バルチモア・上杉"は冒険者の中ではグレードマスターの称号を持つ」と書かれている。要するに「すげえ漢」という事なんだろう、きっとそうに違いない!。
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ドンのインパクトがあまりにも凄いおかげで、相方のヒロイン「津田沼ゆりこ」の存在感が異様に薄かったりするのは触れてはいけない。
ちなみに彼女は作中唯一の女の子であり、むさくるしい面子ばかりが集結する中では数少ない良心(?)だったりもする。
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ドンを筆頭とする登場キャラの顔がすげえ濃いので覚悟(?)しておいた方がいいだろう。例えるならば石川賢調というか、はだしのゲン調というか…。
萌えなんて媚びた要素は本作には無縁である(でもゆりこ嬢は結構可愛い)。
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敵側も色々と狂ってる。
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ラスボスである黒幕の名称が「メロンピー」。「なんかメロンっぽい名前」と思われるかもしれないが、その実態は本当にメロンの姿をしたクリーチャーという直球さ。
ラスボス戦にて、パックマン風の口(牙付き)とイッっちゃった目つきでドン機に襲い掛かってくる。メロン怖い。
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各ステージのボスも当然ながら変なのばっかり。最初の中ボスの名前からして「新宿キッド」、見た目は目玉の胴体を持つ赤いマッチョオヤジという変態っぷり。
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空気だが濃い顔の仲間達。
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先に進むと何故か知らないが突然イベントで「俺を仲間にしてくれ」という人が複数登場する(仲間になるという名目で選択可能な補助オプションが増える)。
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どの仲間も胸焼けを起こしそうな位に濃い顔をしているが、ストーリーにほとんど絡まない為、ほぼ完全に空気である。というか、彼らの存在感がドンのせいでかき消されているともいえるが…。
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意外とまともな一面も見せる。
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上記の通り色々とぶっとんでる設定が満載な本作だが、ストーリー展開自体は割と王道である「敵組織を倒して平和を取り戻すぜ」的なもので収まっている。
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そういう意味では「一線を越えるつもりはない」「濃度が高いのにくどみが薄い」といった趣旨が強いバカゲーである模様。
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どうしてもバカゲー色ばかりに目についてしまいがちだが、自機や背景デザインがスチームパンクを彷彿とさせるものとなっているのも見逃せないポイント。
「バカゲー + スチームパンク」という組み合わせが本作の存在感を一掃際立たせている…のか?
総評
難易度の不自然な高さはいかんともしがたいが、ゲーム自体はきちんと作られたバカゲーである。
その後の展開
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「サン=ハート編」というサブタイトルが付いているので、「次のシリーズはどうなった?」という期待感を持つ人もいるかもしれないが、残念ながらそれに該当するゲームは今のところ存在しない。
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というかリリース元のアイマックスがすでに存在しないメーカーなので続編発売が限りなく絶望的という現状。
最終更新:2022年12月23日 02:44