DEAD OR ALIVE PARADISE

【でっど おあ あらいぶ ぱらだいす】

ジャンル バカンス

対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 テクモ
開発元 テクモ(Team NINJA)
発売日 2010年4月2日
価格 5,229円(税込)
判定 なし
ポイント 360版からいろいろ劣化
インターフェイスは向上
DEAD OR ALIVEシリーズ


概要

対戦格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』シリーズの派生タイトルとして360で発売された『DEAD OR ALIVE XTREME 2*1』をPSPでリメイクした作品。
可愛い水着やセクシーな水着を着た『DOA』シリーズの美女達を撮影することが出来る。
仲良くなった女の子のグラビアを真似することも出来、「あの子がこんなことを?」的なグラビアが盛りだくさん。
限定版の秘密の楽園ボックスでは「シークレット写真集」「こっそり生録ボイス&サウンドトラックCD」などが同梱された。


問題点

面倒なグラビア集め

  • 本作最大の特徴である、グラビアシーンを集めるのがかなり面倒くさい。誰もいないスポットでないと見ることができず、さらに奇数の日・偶数の日で変化するグラビアや一人の時のみ出てくるグラビア、果てにはあるスロットで大当たりを出すと見られるグラビア(しかもその為には他のグラビアを多く集めなければならない)などまである。
    • ちなみにグラビア数は真似グラビアを含めると1人150以上*2ある為、グラビアを集めるだけだとほとんど作業ゲーと化す。1人解放されれば後も解放される、などといった救済要素は皆無のため、全部集めるのも至難の業。
  • パートナーと仲良くなるにはプレゼントをしなければならず*3、仲良くならねば真似グラビアも見られない。資金を集める手段はミニゲームとカジノのみ。
    • しかしミニゲームは総じてレベルがやや高めで、練習モードすら無いため慣れないとなかなか稼げない。しかも一部の女の子(レイファンなど)は負けると逆に仲良し度が下がったりしてしまう。
    • カジノは当然運が良くないと破滅*4

もっとも、この辺りの問題は『DOAX2』から存在したのだが、せめてグラビアは誰もいないスポットでなくても見れるぐらいの救済はして欲しかったところ。

カットされた要素

  • 容量の都合故か、幾つかの要素が削除されてしまっている。
    • ミニゲームの「マリンレース」と「ウォータースライダー」は丸々廃止。これによりオンライン要素も無くなった。
    • 一部の水着・アクセサリーが削除。またグラビアシーンも一部が削除されている。
    • 日焼けの概念が無くなった。他に爪の色を変えるマニキュアも無し。

グラフィック面

  • やはりHD機で出したゲームをPSPでリメイクするのは無理があったようで、グラフィックの劣化は目に付く。
    • 水の質感が大幅にダウン。水面には影も映らない。
    • 人影がおかしい。髪の毛や体系などが反映されておらず、全員全く同じである。
    • 背景は全て静止画。よって角度を変えると平面に見えてしまう。
    • PSP全般のゲームに言えることだがやはりジャギーが目立ってしまうのはお約束。
+ 動画によるグラフィック比較 ※エロ注意

上が据置機のナンバリング3作の比較動画、下が本作のプレイ動画である。


評価点

  • PSPのみの要素として、テクモのパチスロにおける人気ヒロイン「Rio」がゲストとしてミニゲームのディーラーを勤めている。さらに条件を満たすと、彼女でも本編を楽しむことが可能。
  • 劣化が目立つが改善された部分も少なからずある。
    • 2で問題とされていた常時オートセーブがなくなったことで、セーブ&ロードでやり直しができるようになった。
      • セーブのタイミングを把握することで、カジノでの資金稼ぎや水着の受け渡しが非常に楽にできる。
    • 一度見たグラビアシーンも、記録された後はいつでも観賞できるようになっている。
      • 水着は入手したものから自由に選べる親切仕様。ただし、アクセサリーの着脱は本編でないとできない。
    • 各アイテムの値段が安くなっている点も地味に大きい。
    • 1人1人の好きな色・食べ物・飲み物・相性の良いパートナーはガールズ・ガイドでいつでも確認できるようになった。
    • カメラのピント合わせがなくなったのですぐに綺麗に写真を撮る事ができるようになった。
      • また撮った写真はメモリースティックに出力できるので壁紙としても使用可能。大好きなあの娘でPSPを華やかに飾ろう!

総評

HD機のゲームを携帯機に移植した作品なので仕方ないにせよ、ムービーゲーとしての質は移植元より大きく劣っているという評価が否めない。
しかし、快適さという点で言うなら本作が上回っている。携帯機であるということも併せて、軽く楽しむだけなら悪くはない。
質を取るなら360版、快適さ・Rioを求めるならPSP版と言ったところか。

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  • DEAD OR ALIVE

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最終更新:2021年10月31日 00:00

*1 元々これ自体が極度に不親切な超作業ゲーだった。本体に負荷のかかるリセット技を使っても1000時間以上かけないとコンプ不可と言われる。

*2 真似のグラビアは30前後。

*3 相手によって好き嫌いがあるため、よく考えて選ばなければならない。

*4 裏技めいた方法ではあるが、後述のようにセーブのタイミングを利用すれば時間はかかるものの一切の損失なく資金稼ぎが可能になった。