jubeat saucer

【ゆびーと そーさー】

ジャンル 音楽ゲーム
対応機種 アーケード
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2012年9月25日
判定 賛否両論
ポイント 他BEMANIシリーズからの移植曲多数
過去最大数の楽曲追加
それと引き換えに頻繁に訪れる楽曲削除の恐怖
楽曲入れ替え以外は概ね好評
jubeatシリーズ


概要

音楽シミュレーションゲーム『BEMANIシリーズ』の人気作jubeatの5作目。
前作まで頑なに他機種からの楽曲の移植を拒んできたjubeatであったが、本作・saucerではロケテスト時に 「saucerでは移植曲を入れる」「リクエストにも答えていく」 という発表をし、ユーザーを歓喜させた。
それと同時に 「楽曲をどんどん入れ替えようと思ってます」 という発言もあり、一部のプレーヤーを不安がらせたりもしたが、定期的な楽曲追加が予告されており危惧するプレーヤーは少なかった。…が、この「入れ替え」システムが大波乱を巻き起こすこととなった。



楽曲入れ替えシステムについて

  • 楽曲入れ替えシステムとは、毎月一日、既存の曲のうち20曲程度が選択不可となり、新たに20曲程度が選択可能になるというもの。
    • 選択可能になる曲の中には、その月から追加された新曲も含まれる。
    • 以後、選択不可になることを 「削除」 、選択不可になった曲が選択可能となることを 「復活」 と呼ぶ。

賛否両論点(楽曲入れ替え)

  • 楽曲入れ替えシステムの導入背景、コンセプト
    • 入れ替えシステムを導入した理由をスタッフは次のように語っている。
      • 「やはり楽曲は少しでも多く収録したいんですよね。楽曲配信に関しては、やっと実現できたというところです。これで楽曲を増やして、さまざまなニーズに応えれるようになりそうだなということが見えました。しかし、その反面、一曲一曲の良さが目立ちにくくなってしまったり、選曲する時の足かせになってしまったりするという問題も出てくるんですよね。消えるという選択肢はかなり悩んだのですが、ゴールを目指すゲームではなく常に変化し続けて、飽きないゲームを作りたいという思いもあり導入を決断しました。より楽曲の一曲一曲をみんなで楽しめるように、常に「今」一番熱いラインナップが収録されている状態にして、いつ遊んでも面白い『jubeat』にしていきます!」(saucer稼働前のアルカディア2012年10月号掲載のディレクター・まっする氏のインタビューより抜粋)
      • 「毎作新規楽曲を追加してきたこともあり、今に至るまでに楽曲がどんどん増え続けてきました。もちろんそれはとても良いことではあるのですが、楽曲が多過ぎてユーザーの皆さまが、どれをプレーしたらいいか分からなくなるといった一面もあるのかなと思います。また、今後もすごいペースで楽曲を追加していく予定ですが、今度は収録曲のボリュームが今までを遥かに凌ぐものとなり、飽和状態となり得ます。こういった事態を避けたかったというのが楽曲入れ替えシステムを導入した経緯ですね。」(アルカディア2012年12月号掲載のサウンドディレクター・ショッチョー氏のインタビューより抜粋)
    • 「楽曲の多さは初心者が選曲する際の足かせとなる」という問題点は、IIDXやポップンでも指摘されてきたことであり、他機種に比べて初心者の多いjubeatにおいて、この問題点の解消に取り組んだことは一定の評価をされている。
      • しかし、この点については、ゲームシステムやイベントなどである程度梃子入れが可能であろう。「いまだけ楽曲」や「フルコンチャレンジ」で足りないのであれば、それらを強化すればいいのであり、楽曲を削除することで改善を図ろうというのは、あまりにも消極的な選択肢ではないだろうか。
    • 他BEMANI機種では総収録曲数・新規収録曲数の多さもウリの一つにしているが*1、以前からjubeatは「他機種と比較して追加曲数が少ない」という特徴があり*2、「曲を追加するのはいいが、総数が多すぎてしまう」というスタンスはjubeat独自のものと思われる。
      • jubeatにはオンラインマッチングによるSAVE/SAVEDシステム*3が初心者にとって重要な救済となっている背景があることも一因と言える。そのため曲数の増加はマッチング率の低下、ひいてはSAVED機会の減少に繋がるのではという懸念もあり、ゲームシステムの観点からは多ければよいという問題でもない。
      • しかし、このスタンスは総収録曲数・新規収録曲数を重視するコアプレーヤーのニーズとは乖離しているため、批判点と捉えられることも多い。
    • 「新曲を追加するとコアプレーヤーが喜ぶ」「楽曲数が多くなると初心者が困る」。このジレンマへの解決策として出されたのが「追加した分だけ減らす」というシステムだったのだろう。
  • KONAMIオリジナル曲の削除
    • 版権料の問題もある為、版権曲の削除は他BEMANI機種にもよく見られることから批判の声は少ない。*4しかし、基本的には版権料が発生しないはずのKONAMIオリジナル楽曲も削除している。
      • 難易度の高い曲ほどKONAMIオリジナル曲が多く、KONAMIオリジナル曲というのは一部BEMANI機種以外では聞くことができないということもあり、プレーヤーからの反発は大きい。
      • また、jubeat saucerでは、オリジナル曲は 旧曲を含めほぼ全て*5が解禁の必要な「隠し曲」 扱いであるが、それでも削除対象となっており、「せっかく解禁したのにすぐに削除されてしまう」という事態になりかねない。特に、bistro saucer(後述)の旧曲枠が削除予定曲になってしまった場合には、それを承知で解禁を進めるかPASELIでの楽曲チェンジを迫られることになる。
      • だが逆に「解禁していない曲」が削除された場合は、復活する際に後述する「いまだけ楽曲」で ほぼ無条件で解禁できる ため、解禁の進んでいないプレーヤーの救済という面もある。
    • KONAMIオリジナルを削除しなかった場合は毎月2,30曲の版権曲が削除されるということであり、初めて触ったプレーヤーの知っている曲が何もないという事態になりかねないため、支持されることも多い。

問題点(楽曲入れ替え)

  • 楽曲の削除基準の不明瞭さ・調整不足
    • 稼働当初、削除される楽曲の選定についてのスタッフ側からの明確な情報発信は、jubeatの売りの一つであるマッチングを重視し、 楽曲のプレー回数 を考慮の対象にしている可能性が高いと受け取れる内容の発言程度しかなく、削除基準の不明瞭さを中心に批判が集中した。
    • それを受け、2013年3月に 「オリジナル楽曲は、ヒットチャート上位50曲に入らなかった楽曲から、LEVEL、作曲者のバランスを考慮し入れ替えを実施しております。」 と、ある程度の削除基準が示され、その不明瞭さへの批判について収束が図られた。
      • しかし、オリジナル楽曲にはEXTREME譜面がLv10の楽曲だけで40曲以上あり、それ以外の特に人気のある曲の存在や、毎月の新曲が6曲程度、更には後述の通り復活曲も10曲はあることを考えると、「上位50曲」というボーダーラインでは選曲に多少の偏りが出ただけで、ある程度人気がある曲でも削除候補に挙げられかねない、という指摘もある。
    • また、削除曲の選定についても批判の声が多い。プレーヤーからしてみれば「なぜこの曲が!?」という楽曲も削除の対象になっており調整不足の感が否めない。(どの楽曲が選ばれようが不満の声は出るのだが)
      + 調整不足な削除の数々
      • 「Polaris」「キルト」などの人気曲を削除
      • 「GIGA BREAK」「Macuilxochtl」などの過去シリーズのボス曲を削除
      • 故人や被災地に捧げる曲であるはずの「スティルに捧ぐ」「electro peaceful」を削除
        • 「electro peaceful」は2013年3月11日に「いまだけ楽曲」で復活。悪くない演出である。
      • 前作jubeat copiousで追加されたばかりの楽曲も削除
        • 他BEMANIシリーズで言う「一発削除」*6に相当すると言えるが、オリジナル曲の一発削除は他機種では滅多にない*7
        • 特にギタドラとの連携イベント『ギタ・ドラ・jubeat大夏祭り』(2012年8月開始)で追加されたばかりの曲に関しては2013年1月度に2曲、2月度に5曲削除、3月度には1曲削除で、イベント開始後半年ほど*8で10曲中8曲が削除対象となった。
      • 今作jubeat saucerで追加されたばかりの楽曲すら削除
        • 本作最大の問題点。稼働中に解禁が必要なオリジナル新曲が削除されるという「一発削除」どころではない異例の事態に。
        • これにより「頑張って解禁してもどうせ削除されるのではないか…」という不安でモチベーションが下がるプレーヤーが続出。
        • ヒットチャートを参考に選定した結果、解禁しているプレーヤー数が少なく「プレーできないが故に選曲数が少ない」ということをスタッフが考慮しなかったためにsaucer新曲が削除対象に挙がったのではないか、との指摘も。
      • サントラ発売4日後に、そのサントラに収録されている曲を削除
      • 削除された楽曲が翌月の「いまだけ楽曲」で復活
        • これほどの短期間で復活させるならば、削除の必要はなかったのではないだろうか。人気だったために早期に復活できたとも取れるが、それほどの人気がある曲も消されてしまうような削除基準であるということになる。
      • 一度削除され、「いまだけ楽曲」で復活した曲を再削除
        • 大きな問題点その2。全曲がバランス良く入れ替わるのではないかという幻想を粉々に打ち砕いた。皮肉にも看板に偽り無き「いまだけ」楽曲である。
        • 「いまだけ楽曲」で復活した翌月に削除となった楽曲もあり、これほどの短期間で削除するならば他の曲を復活させるべきだったのではないかという批判も生んだ。復活させたところで思ったよりプレーされなかったのかもしれないが、そうだとすれば復活曲の選定が甘かったということになるだろう。
      • 4曲ともEXTREME譜面がLv10である96氏の楽曲が、4曲とも削除済みもしくは削除予定
        • 「LEVEL、作曲者のバランスを考慮し」とはなんだったのか。
    • そもそも、プレー回数やヒットチャートといった基準で削除曲を選定すること自体に批判の声も多い。
      • 人気曲が削除されないということは、削除された曲は「不人気曲の烙印」を押されたも同義であり、その曲が好きな人にとって気分の良いものではないことは明らかである。削除曲の発表とともに各所から悲鳴が上がるのはこのような理由も存在し、単純に「一時的にプレーできない」というだけではない。プレー回数やヒットチャートを考慮せず順番に入れ替えた方がまだ批判は少なかっただろう。
  • 復活曲の選定基準の不明瞭さ
    • 「入れ替え」の名を冠しているだけあって、楽曲は削除される一方ではなく、入れ替え時に削除されていた曲が追加曲として復活したり、オリジナル曲は後述の「いまだけ楽曲」としても復活している。
    • 復活曲の選定基準も削除基準と同様、稼働当初は不明であり、楽曲が「いつ削除されるのか」分からない上に、「復活できるかどうか」分からないために、削除基準の不明瞭さをより際だたせることとなった。*9
    • 2013年3月度の入れ替え時に、オリジナル楽曲用の再収録リクエスト項目が楽曲リクエストに設置され、「上位10曲は次回の楽曲入れ替え時に反映され」るようになり、ユーザーの期待に応えた*10
      • この再収録リクエストは、1日1回は無条件で投票可能、1プレー毎に再度投票できるというシステムであるが、プレーの度に投票権を得る仕組みに対しては「AKB商法と同じ」という意見もあり賛否両論である。
      • また、上位(特にボーダーギリギリの11位まで)の票数差が不自然なまでに少なく、票数の伸びに怪しい動きが見られることも多々あった。初回の再収録リクエストでは最終結果で4位~11位まで票数が同じということもあり「票数を調整しているのではないか」という疑念も生んでしまった。
  • やりこみ要素とのミスマッチ
    • jubeatでは、他の各種音楽ゲームよりも全曲(全譜面)クリアの敷居が低く、高難易度譜面でも満点(EXCELLENT)の獲得もやはりそれなりに敷居が低い。そのため歴戦の音ゲーマーにとって、むしろそれが最終目標の1つとなりやすいという特性がある。
      • しかし、この入れ替えシステムの下では、スコア更新を狙っている曲がいつ削除されるかわからず、削除されることになれば、達成しても曲が消えデータも見られず、達成できなければ挑戦の機会が奪われてしまうことになる。
    • TOTAL BEST SCORE(全曲全譜面のベストスコアの合計)のランキングが導入されているが、次々と楽曲が入れ替わり、満足に全譜面のプレー・スコア詰めができない中で、それを前提とするようなシステムを導入するのはいかがなものか。
  • 楽曲入れ替え時に翌月の削除対象曲が公式サイト上で発表されるものの、筐体上でのアナウンスは一切なく、「削除される前にプレーしたい」という選曲のきっかけを与えにくくしている。
  • 曲が次々と入れ替わるため、「この曲は今あるのか」「今、どんな曲が残っているのか」ということが調べないとわかりにくい状態となってしまっている。
  • 結局、現プレーヤー達にとっては、「今」プレーしたい曲が楽曲入れ替えシステムのためにプレーできないというのが、根本的な不満である。
    • が、2013年9月より、今現在稼働後のsaucerで削除されている楽曲を選曲できるようになるシステム「マイリクエスト機能」が実装された*11
      • 選曲できるのが1曲のみ、マッチング無効、設定から一週間が経過しないと曲の変更が不可など粗は目立つものの、入れ替えによってプレーできなかった楽曲ができるようになったため、従来の入れ替えに対する問題の改善に一歩前進した形になったと言える。

評価点(楽曲入れ替え)

  • 初心者プレーヤーに対する配慮が多い。
    • 前述の通り、「どれをプレーしたらいいか分からない」プレーヤーへの配慮として楽曲数を一定数に収めた。
    • これによりマッチング率の保持にも繋がり、初心者プレーヤー救済措置であるSAVE/SAVEDシステムを活かせる。
      • 同じマッチングシステムを持ちながら楽曲入れ替えがなく、際限なく新規楽曲が追加され続けるSOUND VOLTEXと比較すると、かなり頻繁にマッチングプレーを行える。(あちらにはマッチングスキップ機能があるのも一因なのだが)
  • 期間限定で選曲可能であることについても、効果的な使い方をされ評価をされることがある。
    • 映画『サイレントヒル:リベレーション3D』の日本公開記念として、劇中歌『Silent Scream』が2013/07/12~08/11の期間限定で選曲可能となった。
    • 2013年 3月11日 の『electro peaceful』は東日本大震災の被災地に捧げる曲として書き下ろされた楽曲だったため、この選出を評価する声も高い。

問題点

  • 稼働時の度を越した量の楽曲削除
    • 稼動前の収録曲発表で実に 82曲 *12もの大量の削除が行われた。多くの曲が版権曲であるが、jubeatでは 今まで削除されたことのなかったKONAMIオリジナル曲も15曲削除 されたため、入れ替えシステムに対してユーザー達に大きな不安を抱かせることとなった。
      • ただ、稼働前に大量削除したためか、稼働後に過去最大数となる楽曲の追加がされ続けている。
      • また、この稼動時削除の対象になった曲でも、後々復活の対象となり再度プレー可能になったものも多い。
  • 本作も、難易度の調整が一切行われていない。
    • 2作連続で調整が全くない*13ため、レベルに対して簡単すぎ・難しすぎの曲が多々あったにもかかわらずまるで変更なし。
      • 一例として、EXTREMEが詐称だとの声がかなり強い「あいのうた」*14が復活した際も、レベル変動はなかった。
    • 他BEMANI機種では新作稼働時に難易度調整があり、pop'n・リフレク・SDVX・GITADORAに至ってはアップデートでも行われている。現行作で「全く手入れされていない」のはjubeat saucerのみである。
  • コインを入れるタイミングの突然の変更。
    • 本作より、e-AMUSEMENT PASSをかざし認証を済ませ、 プレーモード(通常プレー or BOX)を選択して初めて、コインを受け付ける 仕様となっている。
      • この仕様は後述する「jubeat terminal」に対応しようとしたものと思われる(ロケテストではターミナルで予約番号を入力していない場合、現在のようにコインを受け付けるタイミングが遅かった)が、肝心のターミナルがお蔵入りになってしまったため、不可解な仕様だけが残った形に。
    • これについて事前のアナウンスが全くなかった為、初プレー時に何度コインを入れても戻ってきてしまう光景が各所で見られた。
    • コナミの専用電子マネーであるPASELI使用者にはあまり関係の無い事であるが、他のゲームにおいては「コインを入れる事はゲームの最初に行う」というイメージが強いため、初心者に対しての配慮がなされてないという声もある。
    • なお、稼働開始から1年以上が経過した現在では、プレーヤーによる慣れや仕様の認知もあってか問題視されることは少なくなっている。
  • スタッフブログがsaucer稼働と同時に更新停止してしまった。
    • 現在はe-AMUSEMENT GATEと公式Twitterでのみの情報提供となっているが、ブログにも告知を書いて欲しいと思う人は多い。頻繁にアップデートが行われるようになった今作こそ必要だと思うのだが…。
    • 前作で炎上が起きたり、コメントの質が低かった事によりブログ更新停止となったのではと指摘されている。要するにユーザーの自業自得である。
      とはいえ、炎上の原因はゲームシステムにあるため、一概にユーザーが悪いとも言い切れない。

評価点

システム

  • 判定方法の見直しが行われた。
    • 微細な入力を無視するようになり、暴発(押していないパネルの誤反応)が少なくなった。
    • しかし、稼働当初はこれが過剰に働いてしまい、無反応が多発する事態が起こった。現在はコンボが続くなら微細な入力でも反応する仕様となっている。
  • フルコン時の演出が派手になり、見栄えがするものとなった。
    • フルコンやEXCを達成した瞬間、フラッシュがパネル全体に起こり、より達成感と充実感を満たすものとなっている。

新曲の豊富さ

  • 過去作では極端に少なかった楽曲追加が毎月行われるようになった。
    • 結果として、2013年4月度入れ替え時までの追加曲は、実に延べ118曲(版権曲42+オリジナル曲76)に上っており、copious(APPEND除く)で追加された59曲(版権曲42+オリジナル曲17)を既に越えている。さらに、オリジナル曲だけで言えば、APPENDも含めた36曲を超える曲数が追加されていることになる。削除分も含めると、音ゲー1作の追加曲数としてはトップクラスに多い。
    • 後述の「いまだけ楽曲」に至っては、設定開始後は週1曲、ないしはそれ以上のペースで追加が行われている(ただし、12月以降においてはその大半が復活曲)。
    • 楽曲の削除さえあれど、定期的な楽曲追加があり、毎月(毎週)新たな曲をプレーできるのはやはり大きい。
  • BEMANIシリーズ他機種からの楽曲移植も、頻繁に行われるようになった。
    • 初代の楽曲追加時以来の移植曲収録であり、実に4作ぶりとなる。
    • jubeatに他機種からの移植がない一方で、jubeatからの移植はかなり積極的に行われており*15、他機種への楽曲移植のたびにプレーヤーからは落胆や羨望の声が上がっていた。
    • 移植対象も、稼働したばかりのIIDX20 tricoroやREFLEC BEAT collete、本稼働前のpop'n Sunny Parkからの新曲のスピード移植を敢行する一方で、初代drummania、KEYBOARDMANIA 3rdMIXからのBEMANI初期楽曲の移植もあるなど、幅広い。
    • ただし、これに関しては「色んな機種をプレーしている人にとって新鮮味がない」というデメリットも存在する。近作、BEMANI機種間での版権曲共有・オリジナル曲移植の傾向が強いのでなおさらである。しかしながら、jubeatは他のBEMANIシリーズと比較して譜面構成が特殊であるため、IIDXからポップンミュージック(またはその逆)への移植のように、代わり映えのない、新鮮味が少ない譜面になるケースは極めて少ない。
  • 移植曲だけでなく、書き下ろしの新曲の評価もこれまで通り高い。
  • 版権曲については、jubeat独特のチョイスが影を潜めつつある一方で、plusからのAC移植収録の増加や、Lv10楽曲も複数追加されるなど、プレーヤーのニーズに応えたと思われる部分も多い。更に、2013年5月には、jubeat史上初であったLv10版権曲『Kick It Out』がcopious稼動時以来の復活を果たしたり、『「善悪の彼岸」』がplusとACで同時収録されるなど、今までにないケースも。

メインの楽曲解禁イベント「bistro saucer」

  • bistro saucerは、プレー終了時に進行させることができる、本作のメインの楽曲解禁イベントである。
  • 楽曲プレー時に獲た「食材」で作った料理を4人の「グルメイツ」と呼ばれるキャラクターに振る舞い、その満足度が100%になれば楽曲が解禁する、というものである。
    • 端的に言えばknitの解禁システムを変形させたもの。4人のうち3人は新曲・1人は旧曲を担当する。旧曲を担当する「子供」「犬」は少量の料理(1~2プレー)で満足度が100%になるためそれなりに解禁しやすい。
    • 楽曲によって獲やすい「食材」があり、「グルメイツ」の好みの料理を作ることで効率的に解禁することも可能。
    • 公式サイト「e-AMUSEMENT GATE」で料理を作る「シェフ」を有料で雇うことができ、さらに効率的な解禁も可能。「グルメイツ」の変更や、担当する旧曲の変更も有料ながら行うことができる。
    • その日の最初のプレーに限り満足度にボーナスが加算される「はらぺこボーナス」。(2013年2月~)
  • bistro saucerの内容は1ヶ月ごとに更新され、それに際して先月の新曲が旧曲と同じ扱いとなりマッチングによる伝導解禁が可能となる。
    • 伝導解禁が許可されるということは、即ちどういう方法であれ一度プレーさえすれば獲得出来るということであり、「持っている友達と対戦プレー」できれば一番楽であるし、ランダムマッチングで引き当てるのを待っても構わない。「きょうのフルコンチャレンジ」で選曲するのも確実である。
  • これらにより、シェフを雇った上で好みの料理を作成して最速での解禁を目指すプレーヤーや、食材集めを拘らずに翌月までのんびり待つプレーヤー、ひたすら旧曲を解禁して曲数を増やしたいプレーヤーなど、幅広いニーズに応え好評を博している。
  • 月によっては新曲が追加されないこともあるが、その場合は4人のグルメイツが全て旧曲を担当する「ワン!ぱく!すくすく月間」と称し、満足度にボーナスが加算される。
    • 解禁したい旧曲を4つから選べる上に、「はらぺこボーナス」を使えばほぼ1プレーで解禁できるなど、解禁の進んでいないプレーヤーには嬉しい月である。
    • 旧曲を全て解禁している場合も、料理が「冷蔵庫に保管」され、翌月での解禁へのボーナスとなるので無駄にならない。
      • だが冷蔵庫に保管された分の料理は「食品の鮮度が落ちる」という意味合いから、当日のプレーよりは満足度のポイントが若干減少してしまう。それでも繰り越しができることは大きい。
    • 「ワン!ぱく!すくすく月間」は他機種との連動イベントと被らせていることが多く、プレー意欲への配慮が窺える。ただし後述するように「他機種との連動イベント」に関しては賛否ある。
      • 一応メインの解禁イベントなので、新曲がない月は寂しい・存在感が薄くなっているという指摘もある。
  • 新曲には他機種からの移植曲も多めであり、移植曲を望んでいたプレーヤーからは好評である。
    • だが2013年の4月と5月の「新曲を全て解禁した時に出てくるボス曲」までもが移植曲であったことには賛否ある。
    • また、同5月は新曲が全て他機種からの移植曲で書き下ろしの新曲がなかった。
  • 稼働直後(9~10月)と比較して、それ以降の月では満足度の上昇率がかなり鈍くなっているとプレーヤーの多くから指摘がある。プレーヤー達の解禁速度がスタッフの想像以上で調整でも入ったのだろうか。

その他の解禁要素

  • 新たに「いまだけ楽曲」が登場。1週間おきに2~3曲、期間限定で配信を行う。
    • この対象曲は伝導可能曲扱いであり、期間中に1度でも選ぶ・取り逃しても持っているプレーヤーと一緒にプレーさせてもらえば、その後も入れ替え削除されるまでは常駐してくれる。
    • 「いまだけ楽曲」の枠に新曲が現れることも少なくないが、オリジナル曲の復活は基本的にこの枠で行われる。解禁していないプレーヤーにとっては一発で解禁できるチャンスであり、救済措置にもなっている。
    • こういった無条件解禁中のプレーでも、初解禁したプレーヤーがマッチングしていると伝導成立と見なされる。そのため解禁済みのプレーヤーにも、プレーすることでおおきな伝導ボーナスを得やすいというメリットがある。
  • 「フルコンチャレンジ」でも復活曲を含めた旧曲が選出されることがあり、もちろん伝導可能。また、プレー時に「BOX」を選択するとフルコンチャレンジ曲が20に増えるため、未解禁曲をプレー・伝導解禁できる可能性がさらに広がる。
  • 前作からの伝導解禁に以上の解放枠を組み込んだことから、本作は旧曲の解禁については前作までと比較すると断然に楽な仕様となっている。
    • これにより「いまだけ楽曲」×2、「フルコンチャレンジ」×1、「bistro saucer」×1とマッチング無しでも1プレーで最大4曲解禁できるという大盤振る舞いである。
    • また「楽曲入れ替え」システムにより選択できる楽曲の絶対数が殆ど増えないため、前作と比較してランダムマッチングで未解禁曲を少しばかりでも引きやすくなっている。
    • 流石にイベント開催中の連動曲は伝導出来ないものの、マッチングランダムやフルコンチャレンジでも抽選対象になるため、連動先のIIDX、REFLEC BEATやpop'n musicのように、ローカルの友達にやらせてもらえなくてもプレーするチャンスがある。

カスタマイズ・e-AMUSEMENT

  • アップデートを含めて、これまで一貫して4色だった背景色が7色に増えた。
  • 前作で好評だった称号機能が更に強化された。
    • 基本的なシステムは前作から変わっていない。詳しくはcopiousのページを参照されたし。
    • 12月1日より「きょうの称号」と「きまぐれ称号パーツ」機能が追加。
      • 前者は何もしなくても毎日一つずつ使用できる称号が増える、これも地味ながらデカイプレゼント。12月2日以降にゲームデータを作った人も全ての称号を使用できる。
      • 後者はe-AMUSEMENT GATE上のボタンをクリックする事で、ランダムに称号パーツが抽選され、未獲得のパーツが当たればそれをゲットできる。
      • またbistro saucerで全楽曲を解禁すると、代わりに称号パーツが1プレー1つずつ「必ず」手に入るようになった。前作のようにPASELIを支払って一気にゲットすることはできないが、今作に称号パーツが解禁条件の楽曲はないため、あまり気になるものではない。
    • その代わり、筐体上で称号の設定が出来なくなり、カスタマイズも含めてe-AMUSEMENT GATE上でのみ行う事が出来るようになった。称号のセットのせいで順番待ちが伸びる事が無いので一概に問題点とも言えないが。
  • e-AMUSEMENT GATEでグルメイツ以外ほとんどの機能を無料で利用できるようになった。
    • 過去作では、大会開催など一部の機能を使用する際は月315円の有料コースへの加入が必須であった。
    • 前述の称号カスタマイズも無料で出来るようになった。
    • 楽曲一覧で、前作までは筐体上でのみ確認できた、「フルコンボ済みかどうか」が確認可能になった。

賛否両論点

きょうのフルコンチャレンジ

  • 前作で4パターンあった「チャレンジ楽曲」が廃止・統合され、「きょうのフルコンチャレンジ」というシステムになった。毎日設定される楽曲をプレーしフルコンボを目指すという仕組みで、1日1回だけ挑戦できる。成功した場合はbistro saucerの食材を多めに貰える。
    • 普段EXTREME譜面しかプレーしないプレーヤーが、フルコンボを狙うためにBASIC・ADVANCED譜面をプレーし、これら下位譜面の面白さを知るきっかけになった、と評判に。
    • フルコンボチャレンジでフルコンボできなくても前作の「チャレンジ楽曲」のようにボーナスは得られるため、BASIC譜面すらフルコンボが厳しい初心者でも安心。ただしボーナスを得られるのは一度きりなので一概には言えないが。
  • 未解禁楽曲が対象になった場合も選択可能であり、プレーするだけで伝導解禁される。(伝導対象外の曲を除く)
    • 伝導対象外の曲はチャレンジ挑戦時の1回しか選択できないため、解禁が進んでいないプレーヤーにとっては未解禁楽曲を遊ぶチャンスが少なくなった。
  • チャレンジ中の背景が強制的に明るくなっているせいで画面が見づらい。一発勝負の緊張感という趣旨以上に難易度を上げてしまう要素となっている。
    • コンボを切った時点で通常の背景に戻るため、意図的に最初のマーカーを見逃して普通にプレーする、という意見も。
  • 毎月楽曲の入れ替えが行われる都合で仕方ない面もあるが、対象が その月に追加されたライセンス曲→その月に削除される曲→その月に追加された(隠し)オリジナル曲 の流れでほぼ固定化されてしまっている。そのため、チャレンジ楽曲を通してそれ以外の曲にスポットが当たりにくくなってしまい、前作までのような「アーティストの誕生日」「祝日・記念日」などを元にした意図ある選曲も少なくなってしまった。

他機種との連動イベントの多さ

  • 今作は他機種との連動での楽曲解禁イベントが多い。
    • jubeatを主軸とした連動イベントとして、beatmania IIDXとのイベント「Café de Tran」、REFLEC BEATとのイベント「パステルくんとスミス氏のRUNRUNマラソン!」、pop'n musicとのイベント「ミミニャミ・コタローのフライングキャッチ!」、GITADORA・DDRとのイベント「Triple Journey」がある。
    • さらにjubeatが主軸ではないイベントとして、全機種一斉イベントの「BEMANI学園」「熱闘!BEMANIスタジアム」やSOUND VOLTEX主軸の「FLOOR INFECTION」「POLICY BREAK」もある。
  • 連動で追加される曲は移植曲がほとんど。今まで移植曲が殆ど無かったjubeatにとってはありがたい。また、イベントの多さは新曲の多さに繋がり、本作の「新曲の豊富さ」という長所の一端を担っている。
  • イベント内容も様々。全解禁までの道のりが長く「貢ぎイベント」と揶揄されるものから、簡単に解禁できるものまで幅広い。
  • jubeat saucerに限ったことではないが、この手の連動イベントは基本的に「相手側の機種」をプレーした方が解禁までのスピード(クレジット数)が少ないというお約束があり、賛否あるのが常である。*16
  • 連動イベントの開催中はその対象曲が入れ替えられる事は無い為、とりあえずは削除の心配が無い。
    • だが「パステルくんとスミス氏のRUNRUNマラソン!」開催直後に、以前からREFLEC BEATへ移植されていた「Red Goose」「STELLAR WIND」がjubeat側で削除されるなど、「入れ替えシステムと連動イベントがうまく噛み合っていないのでは」という指摘もある。

総評

jubeatシリーズにおいて以前から渇望されていた「定期的な楽曲追加」を「楽曲入れ替え」というシステムによって実現させた作品。
稼働半年足らずで前作「jubeat copious」の新曲数を超すなど、新曲の総数・追加速度は過去のBEMANIシリーズと比較してもトップクラスであり、本作最大の評価点である。
また、新曲には移植曲も多く提供され、他機種のプレーヤーにも積極的に楽しんでもらおうという姿勢が見える。以前から移植曲の収録を望んでいたプレーヤーも多く、好評を博している。

しかし、その代償として旧曲が削除されるという看過しがたい事態により、既存プレーヤーの怒りを買う結果となった。
そもそも、音楽ゲームにおける「楽曲」というものは、ゲーム性やイベント運営と同様に、システムの根幹に関わる非常に重要な要素である。
事実、楽曲の大量削除が行われた「GUITARFREAKS 7thMIX & drummania 6thMIX」や「DDRMAX -Dance Dance Revolution 6thMIX-」の評価は(楽曲削除だけが原因とは言えないが)決して高い物とは言えず、繰り返しの楽曲削除を伴った本作も同様に厳しい評価を受けるのは必然であろう。
大量削除を伴った前述の2作品については、逆に言ってしまえば「どんなに削除されても、稼働時に生き残った曲はその作品内では削除されない」という事であり、残った楽曲やその作品で新たに登場する楽曲を楽しむことも出来た。しかし、この「楽曲入れ替えシステム」では毎月の入れ替えにより、「稼働時に生き残った楽曲」に加え「その作品で新たに登場した楽曲」さえもその作品内で事実上削除されるようになってしまっており*17、ある意味前述2作品の稼働時の悲劇が毎月繰り返されているとも言える。
毎回の削除の明確な基準も不明で、アンケートによる復活曲の要望がどの程度反映されているかも全く見えない現状、プレーヤーは自分の好きな楽曲がいつ削除されてしまうのか、いつ復活するのかが全く分からず、不安が生まれる状態となってしまった。

一方で、デフォルトのマーカーが見づらいことを除けば初心者に対する配慮が多く、ライト層や今作からjubeatを始めるプレーヤーにとっては嬉しい環境であると言える。
「楽曲入れ替え」も初心者救済の面が多く、従来のプレーヤーからの批判を承知で行ったものであると推察できる。

「入れ替え」で消えてしまうことや、新曲の追加スピードの速さのためか、楽曲の解禁については相当に楽になっており、時に「貢ぎ」とすら揶揄されるような昨今の音ゲーのそれとは一線を画する。特に、メインの解禁イベント(bistro saucer)については、次の月まで待てば伝導解禁可能になり条件が大幅緩和される、という抜け道が用意された形となった。
さらに、旧曲を持っていないプレーヤーにとっては、「いまだけ楽曲」や伝導で楽曲を獲得できる救済措置が強化された。メインの解禁イベントでの旧曲枠の復活もあり、「デフォルトのKONAMIオリジナル曲が少ない」という、時に欠点ともされる特徴を「プレーすれば簡単に楽曲が増える」「解禁可能な曲が多いので飽きない」という長所にしたとして評価が高い。

多くの評価点によりゲームセンターでは休日に行列が絶えないほどの人気作であるが、ネット上では入れ替えシステムへの不満の声が強く賛否が強く分かれがちである。


余談・その後

  • 過去のjubeatではメジャーバージョン(ripples/knit/copious)でタイトル画面に表示されるバージョン番号の最初の文字が異なっていたが、本バージョン以降はL44で統一されている。
    • 以後はメジャーバージョンに当たる情報はその後の3つのアルファベットのうち2番目が受け持っている模様。余談だが、本作の時点でBになっている。
  • 初回の入れ替えで、saucer稼働時に追加され、間もなく選曲率一位となった版権曲「千本桜」*18を、わずか20日で削除したという事態があった。あまりに前例が無く、信じがたい出来事だったためか、「作曲者がコナミに高額の版権料を要求して関係がこじれたのが原因」という根も葉もない噂が流れてしまったほど。*19
    • 遅れて10月上旬に東アジアで稼働したsaucerには最初から楽曲が入っておらず、「歌詞が戦前・戦中を想起させる」「ジャケットのデザインが旭日旗を意識させている」などの海外への配慮、という説が有力となっているものの、公式側からの発表がないために真相は藪の中である。
    • 他音ゲー(太鼓の達人、グルーヴコースター、maimaiなど)には海外設置のものにだけ未収録という処置が取られ、国内では問題なくプレーが出来た。
      そしてjubeatでも『clan』で異例の復活収録となったが、韓国版(バージョン番号がL44:K:E:A:~のもの)では収録されていない
      そういったことから、海外絡みの問題であった模様。*20
  • ロケテストでは「jubeat terminal」というプレー予約が出来るターミナルを設置していたが、本稼働では廃止された。
    • ゲームセンターで順番待ちに混乱をもたらす可能性が指摘されていた為、廃止して正解だったと言える。
    • ただしロケテストに限っては好評であり、これからもロケテスト限定で設置して欲しいという声もある*21
  • 他のBEMANI機種と同様、本作でもe-AMUSEMENT Participation*22が導入された。
    • そのため、従来から楽曲追加について腰が重かったjubeatであったが、ユーザー側からの強い要望と合わせて、方針転換のきっかけとなったといえるだろう。
  • 本作では、現金プレー時は1クレジット3曲固定とされており、e-AMUSEMENT Participationの料金のため50円1クレジットの設定が困難となったことと併せ、大部分の店舗では100円3曲設定での稼働となり、事実上のプレー料金の値上げとなった。
    • PASELIを使用した場合には、曲数を5曲まで選ぶ事が可能で(上限は店舗ごとに指定)、1曲当たりのポイントも変更可能なため、事実上の100円4曲以上の設定も可能であるが、電子マネー専用なので設定している店舗は少ない。
    • なお、この措置はParticipation導入によるものともされたのだが、pop'n musicやREFLEC BEAT、Dance Dance Revolutionの最新作では同システムが導入されながらクレジットプレーでの曲数設定の変更も可能。即ちjubeat(とGITADORA)側の独断である。
    • ただし、PASELIによる1曲(TUNE)単位でのプレーも可能なことから分かる通り、曲数固定によるゲーム性への影響はほぼ皆無*23であり、EXTRA・ENCORE STAGEといった従来のゲームシステムまで否定してしまった大型アップデート前のGITADORAのそれとは大きく異なる*24
  • 本作で登場したグルメイツの一人である「スミス氏」は今作のイベントで積極的に登場した甲斐もあってか、その後のシリーズでも続投し、jubeatを象徴するマスコットキャラクターとなった。
  • 次作「jubeat saucer fulfill」(2014年3月稼働)では楽曲入れ替えが廃止されたが、別の面で様々な議論を呼ぶ一作となっている。
    • 廃止の際に公式は理由を説明せず、その後も入れ替えシステムについて一切触れていない為、スタッフ側も黒歴史にしたいと思っているかもしれない。
    • 本作での反省か、次回作以降『clan』までは期間限定を除いてオリジナル曲の削除はなかった。
      festo』でも削除されたのは永谷園とのコラボ曲であり、純粋なオリジナル曲の削除は行われていない。
      • なお、「プレー可能曲から除外されてもスコアデータは保持されている」という挙動については、saucer fulfill以降期間限定配信楽曲が出たことで(当該曲が常設に移行した)『clan』まで残り続けた。
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最終更新:2023年01月24日 11:30

*1 リフレクでは3作目の稼働途中にして既に300曲近く収録されており、pop'nに至っては遂に4桁の大台を突破した。SDVXでは頻繁に楽曲追加アップデートが行われており、ほとんどの曲が大衆向けでないにもかかわらず、作品の評価を日に日に上げるのに一役買っている。

*2 過去作では半年毎に1回、年に2回程度。他機種と比較すると極端に少なかった。

*3 マッチングした中で誰か1人でもクリアしていれば、クリアできなかったプレーヤーも次TUNEに進めるというシステム

*4 他の音ゲーでも真っ先に削除対象に上がるのは版権曲。IIDX以外の機種でオリジナル曲を消すことはほとんどない。

*5 「ひなビタ♪」の4曲以外の「全て」で、前作・copiousまでのe-AMUSEMENT PASS使用時でプレーできた曲も、今作からの新規ユーザーは解禁が必要になってしまった

*6 楽曲が、収録された次のバージョンの稼働時に削除されること。なお、近年のBEMANIシリーズでは1年1作ペースであり、「一発削除」であれば収録期間はほぼ1年にあたる。

*7 例として、IIDXの過去10作では「I'm In Love Again -DJ YOSHITAKA REMIX-」の1曲のみであり、その曲もボーカルの権利切れが理由と推測されている

*8 『ギタ・ドラ・jubeat大夏祭り』は楽曲解禁の難しさ(必要クレジットの多さ)が非常に多いことで話題になったほどで、解禁の手間を考えると実質半年よりもっと短い。

*9 e-AMUSEMENT GATEでリクエストを受け付けていたが、リクエストの結果が実際にどこまで考慮されているのかも疑問であった。

*10 リアルタイムでその時の上位15曲が閲覧可能。

*11 「アイデンティティ」「ふりぃ」「千本桜」など、選択不可(完全削除)になっている曲も数曲存在する

*12 copious移行時の55曲より多い。なお、過去にはDDR5thからMAXに移行する際、「5thで収録されていた122曲全てが削除」され、MAXでは隠し曲を含めて完全新規の42曲のみになったという事例がある。

*13 その2作前の調整も、かなりの難易度詐称とされた「隅田川夏恋歌」[EXT] がLv8→9に変更されたのみであり、実質3作連続と見ても大差ない

*14 初代Lv10で、ripplesで唯一3段階も降格しLv7になったが、6個同時押し・縦4個同時押し交じりの8分ラッシュ・後半の混フレ地帯などが存在し、Lv8と見ても上位であるという声も。

*15 一例を挙げれば、copious APPEND収録のLv10譜面を持つオリジナル曲28曲のうち、実に半分の14曲が他機種へ移植され、残りの大部分である10曲が他機種との同時収録で、jubeat独自のLv10は僅か4曲という状況であった。

*16 連動イベントを機にjubeatや他機種を始めたという人も多いが、興味のない機種をプレーするのが苦痛という人もいる。

*17 もちろん、逆に「稼動時に削除された楽曲」や「今まで削除された楽曲」が復活する可能性もあるのだが

*18 初音ミクを使用したVOCALOID曲。ボカロ全体から見ても指折りの人気曲であり、iOSアプリのjubeat plusでは絶賛配信中である。

*19 のちに作曲者がtwitterにて「停止の予定が無い旨を公式から正式に受け取った」「コナミと揉めたわけではない」と発信しており、噂は否定されている。実際、jubeat plusでの配信は継続されている。

*20 その後のBEMANIにおける収録機種については、SOUND VOLTEX IVとMUSECA 1+1/2は韓国版では未収録、ノスタルジアに至っては海外版全地域で未収録。だが、GITADORA EXCHAINでは韓国でも収録されている。

*21 ロケテスト時は1店舗に普段では考えられない数のプレーヤーが一気に集まるため、1プレーのために数時間(休日だと最大で半日くらい)待たなければならない場合がある。ターミナルで予約しておけば並び続ける必要がなくなり、順番が来るまでの時間で他のことができるため。

*22 筐体価格の値下げ・定期的なコンテンツの配信の代わりに、店舗側がプレー料金の一部をKONAMIに支払うシステム

*23 ただし連動イベントではjubeatのみ1クレジット=3TUNE毎を前提とした設定がされており、PASELI利用によって3曲以外の設定でプレーした場合、進行度加算が増減する。

*24 獲得時に、一度での一定曲数のプレーを必須とする称号もあるが、称号獲得にこだわりが無ければ特に問題ない