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BLOODY ROAR2 -BRINGER OF NEW AGE-

【ぶらっでぃろあつー ぶりんがー おぶ にゅー えいじ】

ジャンル 対戦格闘アクション

対応機種 アーケード
プレイステーション
発売元 ハドソン
開発元 ライジング
エイティング
稼働開始日【AC】 1998年9月10日
発売日【PS】 1999年1月28日
定価 5,800円
判定 なし
ポイント キャラ的には第2の原点
バランスはさらに悪化
BLOODY ROARシリーズ
1 / 2 / 3 / extreme / 4


概要

BLOODY ROAR』の続編。
基本的なシステムは前作に準じているが、新たに獣化時の必殺技「ビーストドライブ」・通常のガードより強固なボタンによるガード「ヘビーガード」、ガードを崩す「ガードブレイク」、通常ガード時からの瞬間移動「ガードエスケープ」などが追加されている。

プレイステーション版ではオープニングムービーにロックバンド「筋肉少女帯」の楽曲「カーネーション・リインカーネーション」が使われた他、キャラクターデザインを務めた森下直親氏によるイラストと共に各キャラの物語を楽しめる「ストーリーモード」と特殊な状況下で戦う「カスタムモード」が追加された。

ストーリー

タイロン社の事件から5年後、獣人の存在が公になり人々に知れ渡るようになった。
人間たちは獣人の存在を驚異と感じ迫害し、獣人たちも人間からの解放を掲げるテロ組織「獣人解放戦線」に属する者が後を立たなかった。


キャラクター&ストーリー紹介

+ ...
  • 前作からの続投キャラクター
    • ユーゴ(大神 勇吾)→オオカミ
      • 前作の事件の後、タイロン社に囚われていた少年を引き取り「翔」と名づけ彼と生活していたが、翔がブスジマにさらわれた事で救出に向かう。
    • アリス(野々村アリス)→ウサギ
      • 野々村家に引き取られたのち看護士となったが、病院に運ばれたユーゴを見て事件に巻き込まれたのではと感づき、彼を追う。
    • ロン(進 龍)→トラ
      • 世捨て人となり山篭りしていたがウリコが弟子入りに来た事で山篭りを辞め彼女と共に旅に出る。
    • ガドウ(アラン・ガドウ)→ライオン
      • 本作ではアーケードモードのボス及び隠しキャラクターで、ストーリーモードでは大抵のキャラのラスボスとなる。
        獣人解放戦線と何か関わりがあるのではと言われているが…。
  • 新登場キャラクター
    • ウリコ(野々村 宇理子)→猫の半獣人
      • 厳密には続投キャラだが、前作ではCPU専用キャラでプレイアブルキャラになったのは本作からとなる。
      • 平和に暮らしていたが、母ミツコが解放戦線にさらわれてしまった事でロンの元へ行き半ば強引に弟子となる。
        故に戦法はロンに似ているが、彼女の方が力は弱めでスピードが速い。
    • マーベル(ジャンヌ・ガドウ)→ヒョウ
      • ガドウの養子である娘。獣人解放戦線のリーダーは父ではないかと思い、調査に向かう。
      • 戦い方や性能はガドウに似ていて、実際一部モーションが共通している。
    • スタン(スティーブン・ゴールドバーグ) →昆虫
      • タイロン社の研究員だったが、反発したためにブスジマに改造された人造獣人。
        無茶な改造の影響で体組織が崩壊を始めており、薬か生体エネルギーを摂取しなければ生きられない身体となっている。
      • 性能的には前作のミツコとグレッグを統合したキャラで、パワーが強く突撃技と投げ技が豊富。
    • ジェニー(ジェニー・バートリー) →コウモリ
      • 謎多き女スパイで、ストーリーモードではガドウの依頼により各キャラに様々な情報を与えている。
      • 蹴り技が多いなど性能面は前作のフォックスを受け継いでいる他、獣化すると飛行技をも得る。ただ、技の癖が強め。
    • 2代目バクリュウ(大神 翔)→モグラ
      • 初代バクリュウに育てられた少年で、前作の事件の後ユーゴに引き取られたが、毒島にさらわれてしまい洗脳され暗殺者となる。
      • 技の一部モーションは初代の流用となっているが、初代とは明確な別人。
    • ブスジマ(毒島 一(はじめ))→カメレオン
      • 元タイロン社の研究員で人格が破綻している典型的な小悪党。今回の事件も大体この男が元凶である。
      • チンピラめいた風貌と口調、人を小馬鹿にしたようなケンカスタイルの戦い方が特徴でコメディリリーフとしての役割も持つ。
    • シェンロン →トラ
      • 獣人解放戦線の首領でロンにそっくりの風貌を持つ男。
      • アーケードモードではノーコンティニュークリアで乱入してくる隠しボスなのだが、ストーリーモードでは大抵前座として登場する事が多くボスとしての威厳にどうも欠ける。

評価点

  • 前作からグラフィックが向上。カメラワークも凝っている。
  • 爽快感など前作の好評点は受け継いでいる。

賛否両論点

  • キャラクターの入れ替え。
    • 前作から半数ものキャラが退場した事を残念がる声が多い。
    • 本作からのキャラも人気が高く、性能差などもあるので一概に悪いとも言えないのだが。
    • ちなみにミツコはストーリーに絡んでいたり、初代バクリュウは公式ガイドブック掲載のサイドストーリーにも登場する他、『3』にて意外な復活を遂げている。
    • 本作以降、キャラクターは『2』が基準となっている。

問題点

  • バランスが悪くなり、難易度とプレイヤーの腕によってはヌルゲーから世紀末ゲーとも成りうるようになった。
    • 全体的にキャラごとの攻撃力が向上し、連続技を何度か受けるだけで敗北一歩手前に追い込んでいける(追い込まれる)事が多い。
    • 獣化もさらに強化され、人間時のままでは太刀打ちできなくなる事もザラ。
      ビーストドライブに至っては、一発喰らうだけでゲージの半分以上ものライフを持っていかれる事も。
      • その割に ヘビーガードをしていれば技が決まらず不発に終わるので、対策そのものは非常に簡単 だったりする。
  • 相変わらずCPUがあまり賢くない。
    • 特にアーケードやストーリーの1、2戦目はCPUがろくに攻撃やガードもしてこなくパーフェクト勝ちが楽に出来る程。
  • ビーストレイブとプラクティスモード、タイムアタックが削除された。
    • 後者についてはカスタムが実質的なプラクティスも兼ねていると取れなくもない。

総評

前作とほぼ遜色のない出来ではあるが、バランスの悪さが惜しい作品。


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最終更新:2021年05月08日 14:18