【こーるおぶでゅーてぃー ぶらっくおぷすつー】
ジャンル | FPS | ||||
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 Windows XP/Vista/7 Wii U |
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発売元 | 海外 | Activision | |||
日本 | スクウェア・エニックス | ||||
開発元 | Treyarch | ||||
発売日 | 海外 | PS3/360/Win | 2012年11月13日 | ||
WiiU | 2012年11月18日 | ||||
日本 | 字幕 | 2012年11月22日 | |||
吹替/WiiU | 2012年12月20日 | ||||
定価 | 7,480円 | ||||
プレイ人数 | 1~16人 | ||||
備考 | オンライン対応 | ||||
レーティング | 海外 | ESRB:M(17歳以上対象) | |||
日本 | CERO:Z(18才以上のみ対象) | ||||
判定 | なし | ||||
ポイント |
生かし切れなかった未来設定 前作そっちのけのストーリー マルチプレイの新システムは好評 オンラインの接続障害は相変わらず ゾンビモードは初心者殺しの難易度 |
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Call of Dutyシリーズ |
Treyarchが手掛けた『Call of Duty: Black Ops』の直接の続編。
ストーリーは『World at War』『BO』『BO2』と同社3部作として物語が繋がった形となっている(*1)。
過去の暗い時代を舞台としていた前作と異なり、今作は近未来が主な舞台となっている。
『Modern Warfare 3』を越えて発売当時シリーズ中最も未来の世界(*2)を描いた作品である。
装備や兵器も、自動で稼動する「ドローン」といった近未来的なものが目立ち、世界観に華を添えている。それはマルチプレイでも同様。
また、本編や過去編に前作に登場したキャラクターも登場し、バラエティー豊かな作品となった。
Treyarch製シリーズ恒例のゾンビモードも健在。今作ではメインとなる「TRANZIT」の他、小規模マップの「SURVIVAL」や協力・競い合いの「GRIEF」といった新モードが追加された。
余談ではあるが、前作にあった隠しモードのゾンビアーケードは今作にはない。
+ | 以下ネタバレあり |
マルチプレイにおけるバランス調整は得意なのか、全体的に良いバランスで作られているため、マルチプレイの満足度は高い。
ゾンビモードも初心者にはつらいが、慣れてくればこれまでのゾンビモードとはまた違った感覚で遊べて面白い。
だが一方で、シリーズの醍醐味だった「第三者視点の戦場表現」という面から見るとシングルプレイの部分は粗が目立ち、愕然とする人は多い。
映像やプレイに関するレスポンスなどが他のゲームより優れているが、故にこういった部分が目立ってしまっている。
これらのことを鑑みても、今作のシングルプレイヤーに関しては不出来と言わざるを得ないだろう。
スクリプトによるスムーズな演出は発揮されており、迫力という面ではクオリティを維持しているだけに、残念だったという声もある。
*1 次回作の『BO3』は本作と世界観を共有しているがストーリー的な繋がりはほとんどない。そのためか、後に『BO』シリーズ3作品をまとめて収録した『Black Ops Collection』がPS3で発売されたが、タイトルは「Collection」であり「Trilogy (3部作)」ではない。
*2 今作後は立て続けに未来舞台が続き、『BO3』が本作からさらに未来で『BO4』がその中間と時代となっている。
*3 キル数に事実上の上限があり、キル以外でスコアが取りづらいTDMやFFAでは高コストは呼びづらいなどがある。
*4 銃やナイフ攻撃で相手プレイヤーに直接ダメージは無いが動きを止めたりできる。
*5 作中でCIAすら動向をつかめていない時期があり、EDでケネディ大統領暗殺に関与していると思しき描写がある。ミッションも時系列を並べていくとケネディ暗殺時期だけ抜けている。
*6 レズノフの後書き部分についてはまだ残っていると思われる。
*7 前作で獲得できる機密ファイルによって、メイソンらを暗殺する計画がCIA内で進められていることが分かる。
*8 ピンを抜いた手榴弾の付いたワイヤーを巻き付けられ道連れにあった。
*9 生存条件があるシーンでメイソンの足を狙撃することのため、生きている前提ならば病院送りなのだが、ストーリーは死亡扱いで共通。感動も何もない。
*10 説明不足な上、説明されてもよくわからない『MW2』よりはマシではあるが…。
*11 障害物越しでも貫通で倒されるレベルである。
*12 「電磁パルス(electromagnetic pulse)によって敵の電子機器を妨害する」という設定の投擲武器。爆発範囲にある敵装備や大抵のスコアストリークを1発破壊、敵兵士のミニマップと光学照準を一定時間無効化。また電磁パルスなので壁を無視して効く。
*13 コンカッションやフラッシュバンの影響を減らす。
*14 一番低コストのUAVですら銃での破壊が現実的ではない。また、Park10システムでセカンダリを犠牲にしてランチャー不所持プレイヤーもいた為、MW3とは正反対の理由で放置されてしまった。
*15 3点を順次爆撃するのだが、一撃目の展開が早くオブジェクト周辺や強い頭出しポジションへのリセット効果が高い。コストも750と当項目で上げた3種の中では一番安く、防ぐには割に合わないストリークのEMPしか方法がない。
*16 偵察衛星とリンクし、向いている方向含めレーダー表示するUAV上位種。ストリークのEMPですら無効化はできず、効果中はほぼ後手に回り続ける。
*17 通称サンダーボルト。自立稼働タイプで誘導ミサイルと機銃の組み合わせでPerkで無効化して対処がほとんどできず、屋外にいること自体が危険になる。ランチャーで撃ち落とすことは可能だが、フレア含め3発必要とまったく現実的ではない。フレアを出すまでもなくランチャーを撒くことすらもある。
*18 キル数だけでいえば連続10キルも必要なコストである。
*19 銃弾数発で爆散、ランチャーを振り切れない移動速度、フレア無し、EMPグレで即死、使用中プレイヤーは無防備、武器は機銃だけ。
*20 説明書に記載がないのは恒例としてもゲーム中でも説明がない。
*21 マルチプレイでの年代設定はさらに5年後の2070年となっている。