スヌーピーといっしょにDS英語レッスン

【すぬーぴーといっしょにでぃーえすえいごれっすん】

ジャンル 英語学習ゲーム
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 学研インデックス
販売元 インターチャネル・ホロン
開発元 ヒューネックス
発売日 2007年11月15日
価格 5,040円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 4箇所
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント DSスヌーピーゲーム三部作の先発
ピーナッツキャラを使用した児童向けの英語学習ゲーム
ストーリー・ゲーム性はあまり高くない
スヌーピーシリーズ


概要

  • 国民的キャラクターとして知られるスヌーピーを題材としたゲームの一角であり、3作あるDSスヌーピーゲームで最も先発にリリースされた作品でもある。
  • 題材通り、スヌーピーを筆頭としたピーナッツキャラが出演しているが、純粋に英語を学びながらキャラのリアクションを楽しむ事に特化した作りとなっている。
  • ゲーム的には主に児童向けをターゲットをした英語学習ゲームのプレイがメインとなる。その他には、専用アニメーションが鑑賞できたり、ミニゲームがプレイできるモードも搭載されている。
  • オートセーブ方式。ゲーム中は完全なるタッチペン操作となる。

主なモード・ルール

  • イベント
    • タッチ操作でピーナッツキャラ達のリアクションを楽しめるモード。
      • 下画面には様々なピーナッツキャラやオブジェなどが配置された箱庭風の場面があり、キャラなどをタッチするとアニメーションや英語ボイスによるリアクションが楽しめる。
      • 上画面には各場面内に用意されたリアクション総数が表示されており、その場面内にどれだけのリアクションが存在するかの目安となる。
      • 全部で7つの場面から好きなものを選択できる。
  • レッスン
    • 英語を使った学習ゲームがプレイできるモード。
      • 「神経衰弱」「スペリング」「単語で遊ぼう」「文章作成」の各ゲームは3段階の難易度が選べる。
      • 各ゲームを好成績でクリアすると、下記のミニゲームで選べる素材が増える特典がある。
    • モード内には以下の学習ゲームが用意されている。
      • 「神経衰弱」…絵柄と英単語を使った神経衰弱ゲーム。高い難易度では「絵柄」とそれを示した「英単語」のペアを当てなければならない。
      • 「スペリング」…歯抜けの英単語が表示されるので、歯抜け文字を当てていくゲーム。高い難易度では歯抜けの度合いが激しくなる。
      • 「単語で遊ぼう」…表示された英単語と同じ意味を持つ絵柄を選んでいくゲーム。高い難易度では選択肢が増え、英単語の歯抜けが発生する。
      • 「文章作成」…英語文章ボイスを聴きながら、表示された歯抜けの英単語を当てはめていくゲーム。高い難易度では英語文章の構造が複雑化する。
      • 「単語辞書」…本作に収録された1000を超える英単語を、イラストと英語ボイスを交えて鑑賞できる。覚えた英単語をチェックする機能あり。ゲームの類ではない。
      • 「レッスンの記録」…「神経衰弱」「スペリング」「単語で遊ぼう」「文章作成」でプレイ記録を確認できる。ゲームの類ではない。
  • ミニゲーム
    • ミニゲームがプレイできるモード。
    • モード内には以下のミニゲームが用意されている。
      • 「着せ替え」…様々な素材を選び、チャーリー・ブラウンを自分好みに着せ替えできるゲーム。
      • 「パズル」…ピーナッツキャラのイラストを用いた組み換えパズルが楽しめるゲーム。
      • 「塗り絵」…ピーナッツキャラのイラストを用いた塗り絵が楽しめるゲーム。
  • スタッフ
    • スタッフロールが鑑賞できるモード。

特徴

  • 児童向けの英語ゲーム。
    • おそらく本作のプレイ対象は小学生クラスがメインであり、それ以上の対象層のゲーム性を求めると物足りなさを覚えるのは必至となる。
      • レッスンにおける学習ゲームの難易度は「小~中学校の授業で学習していれば無難に解ける」レベルであり、間違っても本格的な英会話能力を駆使する系統のものは期待しない方がいいだろう。
      • 英語が全く苦手な人には少々きつい難易度かもしれないが、何度もプレイしていけば好成績クリアもさほど難しくはない。よって、得意苦手抜きで気楽にプレイしても問題ないだろう。
  • ストーリー性は高くない。
    • まとまったイベントやストーリー性はほぼ皆無である。
      • そもそも本作の公式ジャンルは「英語学習ゲーム」であり、はなっからストーリーを楽しむ様には作られていない。
      • 説明書のページ内にもストーリーに関する情報は載せられていない。簡易な登場キャラの紹介はあるが、ゲーム内でそれが活かされる描写はほとんどない。
  • ゲーム性も高くない。
    • ミニゲームはたった3種類しかなく、どれも軽い内容でしかない。
      • 「着せ替え」や「塗り絵」は単にデザインを楽しむ系統のミニゲームであり、「パズル」に関してもすぐにクリアできる低難易度となっている。
      • 後発のDSスヌーピーゲー2作にはそれなりのやり応えを持つミニゲームが搭載されていた事を考えると、本作のミニゲームはひたすらにお子様対象のライト趣向である。

評価点

  • 英単語の収録はそれなりに多彩。
    • ちゃんとイラストと英語ボイスを交えた英単語が1000文字近く収録されている。
      • 流石に本格的な英語系実用ソフトに比べると豊富とはいえないが、分かりやすさ重視の児童向けゲームである事を考慮すると頑張っているのではないだろうか。
      • 各イラストはピーナッツキャラによる事(英単語)の描写がされており、分かりやすいと共に可愛らしい絵面が拝めるのは嬉しい。
  • 良く動き、良く喋る。
    • ボイスやアニメーションに関してかなり頑張っている。
      • イベントにおけるアニメーションパターンが多彩でぬるぬる動き、リアクションを探すのが非常に楽しい。
        しかし、一見ではどこをタッチすればいいのかが分かりにくいリアクションも多く、結構な時間を消費してしまいがちな問題点もある。これはレビューサイトでも指摘されている。
      • 同じくイベントにおけるスヌーピーキャラによる英語ボイスも多く収録され、ちゃんとキャラの口パクまでしてくれるという細かい演出まである。

問題点

  • 英語ボイスの発音が聞き取りにくい。
    • やはりDSというハードではクリアな音声を入れるのは無理があったのか、ノイズ気味な英語ボイスに聞こえてしまう。
      • 英語学習ゲームとしては結構痛い問題であり、「英語ボイスのイントネーションを学習したい」目的で本作をプレイするのはちょっと厳しいかもしれない。
      • 一応、ボイスのイントネーションに問題がある訳ではなく、喋り方自体は割とそれっぽいというフォローもしておく。

総評

  • 本作はピーナッツキャラを使用した純粋なる児童向け英語学習ゲームであり、まとまったストーリー性やゲーム性を求めるのは野暮であろう。
  • 他のDSスヌーピーゲーであるスクエニ版やハチコウ版とはゲームそのものの趣旨が違う作品なので、「スヌーピーらしさがおまけで楽しめる」位のノリでプレイするのが好ましいかもしれない。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 2007年
  • DS
  • 教育ソフトウェア
  • スヌーピー

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最終更新:2020年11月07日 23:52