D.C. ~ダ・カーポ~ シリーズリンク


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本ページ作品の一部は18歳以上対象のアダルトゲームです。



ナンバリングタイトル

機種 タイトル 概要 判定
D.C. ~ダ・カーポ~
Win D.C. ~ダ・カーポ~ 18禁。 記念すべき第1作。特異な設定と秀逸なシナリオは学園物というジャンルに衝撃を与えた。 なし
PS2/PSP D.C.P.S. ~ダ・カーポ~ プラスシチュエーション キャラを大幅に追加したPS2全年齢版。声優も一般向けの大物に差し替えられている。
PSP版は『II』とセットになっているが、PS2版にはなかったボイスとグラフィックのミスがある。
Win D.C.P.C. ~ダ・カーポ~ プラスコミュニケーション 18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印準拠だが、諸々の件で一部変更にもなっている。
D.C.II ~ダ・カーポII~
Win D.C.II ~ダ・カーポII~ 18禁。 53年後の続編。前作の良点は引き継いでいるが、時代設定やシナリオにやや疑問点が。 なし
PS2/PSP D.C.II.P.S. ~ダ・カーポ~II プラスシチュエーション 一部サブキャラのヒロイン昇格と、新ヒロインが追加されたPS2全年齢版。『I』同様声優は変更。
PSP版は『I』とセットになっているが、PS2版にはなかったボイスのミスと仕様変更がある。
さらにデータインストール未対応の為に発生する読み込みが原因で一部EDが悲惨なことに。
Win D.C.II.P.C. ~ダ・カーポ~II プラスコミュニケーション 18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印版完全準拠。
D.C.III ~ダ・カーポIII~
Win D.C.III ~ダ・カーポIII~ 物語の舞台は前作から十数年後の初音島と105年前のロンドン。
意欲的かつ特異な作りでも、シナリオの完成度は良好。
なし
PSP D.C.III Plus ~ダ・カーポIII~プラス USB版そのままの移植で、追加要素はなし。
Win D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~ Ver.1.35版となった全年齢版。新規OPや『II』の後日談等、追加要素がそこかしらに存在する。
D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~X-rated 18禁。 上記の18禁版。何故か『R』無印よりも発売が一週間遅れた。
PS4/Switch D.C.III P.S.~ダ・カーポIII~プラスストーリー
D.C.4 ~ダ・カーポ4~
Win/PS4/
Switch
D.C.4 ~ダ・カーポ4~ 今までの作品とは違う世界の物語。明かされない謎が多く、シナリオの完成度は過去作に劣る。
CS版には各シナリオの後日談となるショートストーリーを収録。
なし
Win D.C.4 Plus Harmony ~ダ・カーポ4~ プラスハーモニー 18禁。 過去作のような追加要素はない。純粋な18禁化にもかかわらず、その18禁要素に難がある。
D.C.5 ~ダ・カーポ5~
Win/PS4/
Switch
D.C.5 ~ダ・カーポ5~ 前作同様『III』までとは違う世界の物語。『4』の過去話であり『4FD』の一部の謎が明かされる。


ファンディスク・外伝

機種 タイトル 概要 判定
Win アルキメデスのわすれもの 18禁。 リアルも含めて、『I』の前日談。
D.C. White Season ~ダ・カーポ ホワイトシーズン~ 18禁。 各攻略ヒロインの後日談をクリスマスを舞台に展開される。
出番の少なかったヒロインも出番が増えた。
D.C. Summer Vacation ~ダ・カーポ サマーバケーション~ 18禁。 『P.C.』のFD。後日談を描いたヒロインは6人だけ。
だが、各ヒロインのショートストーリーや5種のミニゲーム等ボリュームはかなり膨大。
PS2 D.C. Four Seasons ~ダ・カーポ~ フォーシーズンズ 『W.S.』『S.V.』ベースにシナリオを加筆&修正した作品。四季を舞台に各ヒロインとのその後を描く。
Win D.C. After Seasons ~ダ・カーポ~ アフターシーズンズ 18禁。 『F.S.』をPCに移植した作品。
PS2 D.C.I.F. ~ダ・カーポ~ イノセントフィナーレ 無印とはパラレルワールドの世界。人気の高いことりが主役の番外編。
序盤の選択によっては後のストーリーにおかしな点が発生する。
Win ことり Love Ex P 18禁。 これまでの作品のことりのみのシーンを全て揃えた正にことりの為のFD。
上記のIFも当然ながら、オリジナルストーリーもある。
D.C.II Spring Celebration ~ダ・カーポII~ スプリング セレブレイション 18禁。 『II』本編のFD。タイトル通りに季節は春。
D.C.II To You ~ダ・カーポII~ トゥーユー 18禁。 『II』のサイドストーリー集。タイトル通り(?)、梅雨が舞台となっている。 なし
D.C.II Fall in Love ~ダ・カーポII~ フォーリンラブ 18禁。 『II』の『P.C.』の続編。春に夏と来た為か、本作の季節は秋。 なし
Win/PSP D.C. Girl's Symphony ~ダ・カーポ~ ガールズシンフォニー シリーズ初の乙女ゲー。物語は『II』の時代で、本編のキャラも一部登場。
Win D.C.P.K. ~ダ・カーポーカー~ 18禁。 『I』と『II』のキャラが異世界で共演するポーカーゲームアドベンチャー。
他のCIRCUSのゲームキャラクターもゲストとして多数参戦。
なし
D.C. Dream X'mas ~ダ・カーポ~ ドリームクリスマス 18禁。 『I』と『II』のクロスオーバーストーリー集と、RPG風のミニゲームを収録したFD。
D.C.III P.P. ~ダ・カーポIII プラチナパートナー~ 18禁。 無印の続編。初音島がメイン舞台となる。
公式がファンディスクではないと言う通り、本作はアフターストーリーではない。
なし
D.C.II Dearest Marriage ~ダ・カーポII ディアレストマリッジ~ 18禁。 『II』の音姫シナリオのアフターストーリー。
本作品により『II』及び『III』の『P.P.』における正史が確定した。
D.C.III With You ~ダ・カーポIII~ ウィズユー 18禁。 風見鶏編と初音島編の新規ストーリーを描いた作品。風見鶏編のアフターストーリーを5つ収録。
さらに、風見鶏編と初音島編のサイドストーリーが4つ(内一つは完全におまけレベル)収録されている。
D.C.III Dream Days ~ダ・カーポIII~ ドリームデイズ 18禁。 『W.Y.』の2名も含めた初音島編のアフターストーリー集。
『II』のキャラとのクロスオーバーが最大の特徴。
D.C.アーカイブス SAKURA Edition 18禁。 非売品も含む21作品を収録。
Win/PS4/
Switch
D.C.4 Fortunate Departures ~ダ・カーポ4~ フォーチュネイトデパーチャーズ 『4』初のファンディスク。本編より数か月後の秋が舞台のアフターストーリー集。
本編で明かされなかった謎のいくつかは明かされたものの、新たな謎が追加されている。
そして、明らかに続編を匂わすグランドEDには賛否あり。
Win D.C.4 Sweet Harmony ~ダ・カーポ4~ スイートハーモニー 18禁。 『F.D.』を18禁化した作品。
D.C.5 Future Link ~ダ・カーポ5~ フューチャーリンク 2024年4月26日以降記事作成可能。


派生作品

機種 タイトル 概要 判定
Win T.P.さくら ~タイムパラディンさくら~ 前編/後編 さくらを主人公とした作品で、アニメ版が同梱されている。
分割販売されているが、本編は内容が薄い上に打ち切りENDと微妙。
uni. 風見学園が舞台の全年齢版ADV。
主人公が女子である為、異性間の恋愛劇が存在しない特異なゲーム。
Win/PS4/
PSV
D.S. -Dal Segno- 18禁。 本シリーズと世界観を共有し、タイトルも意図的に似せている作品。
不必要に活躍する親友キャラを筆頭にシナリオの評価は低い。
Win D.S.i.F. -Dal Segno- in Future 18禁。 『D.S.』のファンディスク。


オムニバス・クロスオーバー

機種 タイトル 概要 判定
Win C.D.Christmas Days ~サーカスディスク クリスマスデイズ~ 18禁。 『D.C.』及び、他のCIRCUSヒロインのストーリー集。
C.D.C.D.2 ~シーディーシーディー2~
CircusLand I ~ドキ! ヒロインいっぱい初音島★コスプレミスコン祭り♪
よりどりみどりで♪好きな子選んで着せ替え育成デートだょ 兄さん♪~
18禁。 やたら長いタイトル通り、舞台は初音島。
CIRCUS作品クロスオーバーFD。
A.G.II.D.C. ~あるぴじ学園2.0 サーカス史上最大の危機!?~ 18禁。 『I』からことり、『II』から音姫、杏、小恋、まひるが登場。
他のCIRCUSのゲームキャラクターも数人登場。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
Win 水夏 18禁。 『I』より前に作られた同社作品。
本作のキャラが何度かゲスト出演するなど、CIRCUS作品の中でも特に関係が強い。
Gift ~ギフト~ 18禁。 CIRCUSを退社したスタッフの一部が創業した「MOONSTONE」の代表作。
CIRCUSが開発協力をしているためか、一部設定が『I』と酷似している。

※パック販売なども多いがこのページでは省略している。

シリーズ概要

シリーズ累計75万本以上の売上を記録する(2021年の発表) CIRCUSの看板作品であり、業界界隈で(色んな意味で)著名なシリーズ作品。 ジャンルは「こそばゆい恋愛アドベンチャー」で統一されていたが、『III』では「恋するアプリ」と一新された。
タイトルは音楽用語の「最初に戻る」であり、ADVの特徴とシナリオの根幹を担う。「学園もの」と一年中咲き乱れている初音島名物の観光名所「枯れない桜*1」と「SF」を融合させている。
『III』を除いて自分のカロリーを消費して「お菓子」を生み出す「魔法*2」が使える『I』主人公の朝倉家が主要とされており、魔法と枯れない桜にも密接した関係がある。

多すぎるバージョン商法(通称:曲芸商法)

  • 中身はあまり変わらない売れれば良いな的なやっつけ特典付き・ファンディスク・コンシューマー版・逆移植版・分割版・ファンディスクの移植等々…40種類を超える大所帯。他にも書籍が何冊か出ていておそらくこれからもまだ増える。これが俗に「曲芸商法」である。
  • 余程の人気作であるなら、Win版発売→ハードを変え、追加要素を加えて全年齢向けに再発売→全年齢版の追加要素を加えたまま再び成人指定→…をする他社もあるが、流行させた一端とすれば業界に与えた影響は大きい*3
    • 有名作品は『リトルバスターズ!』『ToHeart2』『夜明け前より瑠璃色な』等。特定ハードに一度移植する程度では、『移植』と呼ばれてこれには含まれない事が多い。また、「原作→移植→再移植」は「曲芸商法」のほんの一端に過ぎないので注意。
  • 一作目発売後退社したメインキャラクターデザイナーの七尾奈留や、後に退社したディレクターやシナリオなどの原作スタッフ無視で乱発しまくっていることや、別バージョンには『D.C.』の原型は無いと考えられている点も問題視されている。
    • ユーザー(信者)達が満足していればそれでいいのかもしれないし、コンシューマーに比べ基本資産や地盤の弱いアダルトゲーム業界で安定収入を得る堅実な戦略だが、あまりにもやり過ぎなせいでもはや作品本体ではなく商法ばかりが目立つ結果となってしまっている。
    • 「感謝ぱっく」なるものまでも発売されたが、ひょっとして「ユーザーに感謝」ではなく「貢いでくれる信者が感謝を表す為のパック」だろうか?

その後の展開について

シンプルながらも練りに練られた設定やシナリオが当時の業界に大きな波を作り出したのは間違いないだろう。
入り込み易いジャンルの裏腹に、『I』は特にハードかつショッキングな展開に驚かされたプレイヤーも多かった。特に人気が強いのはFDも発売された「白河ことり」である。
その後『D.C.』は人気を確立し、元々『アルキメデスのわすれもの』の時点で本作を主力作品にしようと考えていたCIRCUSは皆さんご存知の商法を展開。
本編発売わずか半年後にFDが発売されたこともそれに起因している。
こういった経緯があったためか、『I』(無印)の主要スタッフはマスターアップ前後でCIRCUSを退社しており、以降の作品はほとんど後続スタッフによる作品となっている。

CIRCUSにとっての『D.C.』とは

『D.C.』以外の作品には当たり外れが多く、『最終試験くじら』発売にあたり、「売れなければ会社名をダ・カーポにする」とまで発言したCIRCUSの命綱*4
CIRCUSの他作品には長所と短所がはっきりしている作品が多く、どうしても『D.C.』と比較してしまうきらいがあるせいか、厳しい批評が集約される。
冒頭にあるように、伝統を大きく削って非常に意欲的に作成している様子が窺い知れる『III』これが吉と出るか凶と出るか。

楽曲について

楽曲の歌詞には共通して「桜」が強調して用いられており、アニメ版OPは全て「サクラ○○○○」と、作品テーマと大きく連動している傾向が強い。
基本的にyozuca*氏が関わることが多く、氏の商業デビュー作品であり代表曲でもある「ダ・カーポ ~第2ボタンの誓い~」は売上でも人気でも段違いで高い。
余談だが、『II』のあるキャラのED曲である合唱曲なのだが、聴いてみると嗚咽が混じっているのがわかる。これ、実は声優の素のアドリブで感極まって泣いてしまっているのだ。

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最終更新:2024年01月26日 00:11

*1 『III』では枯れない桜は普通の桜の木であり、序盤では単なる植林だったりする。

*2 シリーズを通して使われている設定だが、誰でもお菓子を出せるわけではない。

*3 家庭用恋愛ゲーム業界においてはさまざまな特典のついた高価格バージョンである『初回限定版』を通常版と同時に売り出すという行為が珍しくなかった事を付記しておく。

*4 社名はそのままなのでそこそこ売れた様子。