電車でGO! 名古屋鉄道編

【でんしゃでごー なごやてつどうへん】

ジャンル シミュレーション

対応機種 プレイステーション
Windows
発売元 PS タイトー
Win アンバランス
発売日 PS 2000年1月27日
Win 2001年6月15日
廉価版 PS SIMPLE1500シリーズ Vol.102 THE 電車運転士
ディースリー・パブリッシャー発売
2002年8月29日/1,500円
Win 爆発的1480シリーズ
2002年11月8日/1,480円
判定 ゲームバランスが不安定
ポイント シリーズ初の大手私鉄編
唯一無二のモノレール収録作
フリーラン初導入
偏り過ぎの収録路線
極悪な難度を誇る美濃町線
電車でGO!シリーズ
SIMPLE1500シリーズ


概要

2000年にタイトーからリリースされた専用筐体を使用した電車運転ゲーム『電車でGO!』シリーズの1つで、シリーズ初となる私鉄編。
今作はCSオリジナルとなり、AC版は存在しない。
ゲームルールは初代を参照。

+ 収録ダイヤ
  • 名古屋本線急行3700系 新名古屋→須ケ口
    • 当時最新鋭の通勤型車両、3700系による運転。初級だけあって難易度は非常に低く、ダイヤ設定はかなり緩いほか、車両性能も優れている。
    • 急行と名乗ってはいるが、運転路線の線形の都合上、その殆どを速度制限に従って走るだけであり、最もスピードを出す地点でも80キロ程度までしか速度が出ない。
    • 当時の急行特別停車駅であった栄生、二ツ杁に停車する。この停車パターンの急行は2005年1月以降は準急となっている。
  • 犬山線急行7000系 新名古屋→岩倉
    • 中京民なら誰もが知ってる不朽の名車、パノラマカーによる運転。前述の通り運転台が高い位置にあるため、見晴らしも良い。
    • 性能はやや鈍いほうだが、通過駅全てにミュージックホーンのボーナスがあるため持ち時間を増やしやすく、難易度は低め。
  • 名古屋本線特急1200系/1000系 新名古屋→新岐阜
    • 停車駅は国府宮と新一宮のみ。通過駅が多く最高速度も120km/hと爽快感溢れる路線。ただし120km/h運転前提のダイヤが組まれているためダイヤがやや厳しく、遅れ回復が可能な区間が少ないため、中級以上の難易度に感じる人も。
  • 美濃町線普通880形 日野橋→新岐阜
    • シリーズ初の路面電車。最高速度も40㎞/hと自動車と変わらない。
    • 良くも悪くも「路面電車の運転」を徹底再現した為、非常に難易度の高い路線となってしまった(後述)。
  • 犬山線普通100系 西春→柏森
    • 出発時は曇天だが、途中から雨が降ってくる。しかしながら車両のブレーキ性能が高いため、さほど気にならないであろう。
    • 100系は地下鉄鶴舞線の直通列車に使用される車両だが、鶴舞線との境界駅である上小田井駅の構造上の関係*1で、1つ先の西春駅からの運転となっている。
  • 名古屋本線普通6000系 須ケ口→新岐阜
    • 始発から終着まで19駅連続停車という、本作で最も運転に時間がかかるであろう路線。
    • 全駅停車に加えてダイヤが厳しい区間も多いので、難易度は非常に高い。
  • 犬山線特急1000系 新名古屋→新鵜沼
    • こちらも中京民なら誰もが知っている人気車両、1000系パノラマSuperによる運転。名古屋本線特急と違い、こちらは1200系なしの全車特別車編成。
  • 名古屋本線高速3400系 新名古屋→新岐阜
    • 「いもむし」の愛称で親しまれた往年の名車、3400系による運転。発売地点で既に消滅していた種別「高速*2」で運転できる。吊り掛け駆動の電車が登場するのはシリーズ初である。
  • 犬山線特急北アルプスキハ8500系 新名古屋→犬山
    • 名鉄からJR高山本線へ乗り入れる特急「北アルプス」を運転。気動車ながらスペックは優秀で、電車とほぼ同等の性能を有している。
    • 作中では犬山までの運転となっており、その先の区間は収録されていない。犬山の次の停車駅はJRの美濃太田駅であり、恐らくJR東海との権利関係で収録されなかったのだろう。
  • 犬山線特急北アルプスキハ8000系 新名古屋→犬山
    • 発売時既に引退していたキハ8000系での運転。キハ58系とほぼ同性能ということもあり性能は悪く、ゲーム中最低クラス。こちらも犬山までの運転である。
  • モノレール線MRM100形 犬山遊園→動物園
    • シリーズ初のモノレール路線。特級にもかかわらず難易度は2と、かなり極端な設定になっている。
    • 運転区間は2駅しかなく、最高速度も30km/hに制限されているため、どちらかと言えば遊び要素の強い路線。ただしダイヤは厳しめ。
  • 犬山線特急1600系 新名古屋→新鵜沼
    • 当時最新鋭の特急型車両、1600系での運転。1000系と同じ区間を運転するが、性能はこちらの方が高い。
    • 今作で唯一踏切事故イベントを起こすことができるダイヤ。

評価点

  • キチンと再現された名古屋鉄道。さすがにゲーム故に限界こそあれ、「名古屋鉄道」という鉄道をしっかりと再現している。
    • 他の作品では知らせ灯が点いたらすぐ発車できたが、今作では発車合図を示す電鈴が2回鳴った上で発車しなければならない。無論無視したら減点。
    • 停止位置目標もJRで採用されている菱形ではなく「全」と書かれた名古屋鉄道独特の停止位置目標を使用
      • 本来は編成に応じた番号も振られるのだが、今作では全て「全」となっている。
    • 犬山線では犬山遊園~新鵜沼間は併用軌道である犬山橋を渡ることになり、車をかすめながら走っていく。なお、この犬山橋の併用軌道は、PS版の発売からわずか2ヶ月後に廃止されたため、メモリアル観点で見ても貴重である。
    • 本作は音の再現もこれまでの作品よりこだわっている。警笛も形式毎に違ううえに実際のものに近い音となっており、過去作の汎用警笛は一切使われていない。
      • 一部優等列車では名鉄お馴染みのミュージックホーンも鳴らせるうえ、これまた形式によって音色が異なる。一部通過駅及び停車駅で鳴らせばボーナスがもらえるので、優等列車では持ち時間を増やしやすい。
      • 3700系と880形に限り、ドア音が実車のものになっている。
      • 他にも3400系では吊り掛け駆動の音が可能な限り再現されているし、特急北アルプスでは変速と直結とでエンジンの音が違うという点も再現。
    • ホームに立っている駅員や線路脇で作業をしている保線社員等もキチンと名鉄の制服を着用している。しかも保線の列車見張員の社員は見張用のチョッキを着用しているなど、芸が細かい。
    • 上記踏切事故イベントでは、他の作品とは違って警告音が鳴らない。
      • その代わりにかなり手前から踏切動作反応灯が停止現示となっているのが確認でき(通常の信号機は進行現示だが、接近しても信号が表示されない)、ある程度近づくと踏切支障を示す信号が拡大表示される。
  • 収録路線も名鉄の看板とも言える7000系パノラマカーはもちろんのこと、当時最新鋭だった1600系の特急、「いもむし」の愛称で親しまれた3400系(しかも列車種別は特急ではなく高速)、更には特急「北アルプス」が新型車両と旧型車両の2種類が用意されている。そして何よりシリーズ初の路面電車モノレールが登場。
    • 特に路面電車はその理不尽なまでの再現度から、良くも悪くも、いろんな意味で印象に残る路線である。
      • 一方で景色のみならず、道行くバスの形状までしっかりと再現するあたり、スタッフのこだわりが見られる。
  • シリーズ初のフリーランが搭載。
    • このモードでは、一度クリアした路線なら一切の減点なしで自由に走れる。制限信号も全く発生しない。ガチガチのパターンゲーであった当シリーズに、ある意味真のお遊びモードが導入された。
      • これを利用して「どれくらいオーバーランできるか」という本来のゲーム目的とは違うやりこみプレイに凝る者も出た。
      • このシステムで、初心者でもじっくりと沿線風景を眺めることができるようになり、開発スタッフがいかに沿線風景に凝っているかを改めて思い知らされた人も多い。
  • 鉄道に関する資料が豊富。
    • 本作では、本編に登場しない車両を含めた名古屋鉄道の全ての在籍車両の解説を写真付きで見ることができる。
    • また、写真集モードもあり、「春はあけぼの」「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」の4つをテーマに四季折々の名鉄の勇姿を見られる。

賛否両論点

  • 持ち時間は減らないがブレーキノッチと速度制限に関する判定が前作以上に厳しい。
    • 停車中以外にブレーキノッチ7以上を使うと総合評価で減点されるという仕様がある。
    • 速度制限標識及び信号による速度制限についても、1~2km/h程度の超過についても総合評価で減点対象となっている。
      • 前作までは中速域以上でのブレーキ7及び8の使用は全く問題無く、速度制限についてはAC版の速度計の誤差を考慮して最も難しい難易度設定であっても1~2km/h程度の超過は許容されていただけに、全区間走破後に何故か評価を下げられていて首を傾げたプレイヤーも多かったが、実はどれも名古屋鉄道の再現。
    • 前者は非常時以外はブレーキ7以上を使うことがない、後者は速度制限を1キロでも超過すると自動ブレーキが作動するという名古屋鉄道の再現からきているもの。
      • ただしこの件の事前説明やアドバイスは何一つない。
  • 他のシリーズに比べブレーキの効きが極端に良い
    • おそらくブレーキノッチ7以上を使わなくてもよくするための措置と思われるが、プレイヤーからしてみれば戸惑うことは間違いないだろう。

問題点

登場路線の偏りとボリューム

  • 前作プロフェッショナル仕様では85ダイヤを収録したのに対し、今作の収録数は12ダイヤ。流石に80本以上のダイヤを要求するのは酷かもしれないが、前作と比べると路線・ダイヤの少なさは否めない。
    • しかも上記の通り登場するダイヤは、美濃町線とモノレール線を除けば新名古屋駅を起点とする名古屋本線と犬山線の列車ばかり。いくら主要路線とはいえここまで偏るのはいかがなものか。
      • しかも名古屋本線特急1200系と高速3400系、犬山線特急の1000系と1600系、キハ8500系とキハ8000系の北アルプスは性能の違う車両でほぼ同じ種別を運転しているだけであり、捉え方によっては手抜きして収録路線を水増ししたと言われても仕方のない話である。
    • 名古屋鉄道には魅力的な路線は他にも沢山あるのだから、贅沢を言えばディーゼルカーの走る三河線、独自規格が特徴の瀬戸線、最古参車両が走ったローカル線の谷汲線等も入れてほしかったところ。
      • せっかく中京圏の路線を運転できるゲームが、しかも名古屋鉄道に特化したゲームが出たのに、わずか4路線の収録に終わったことに落胆した人も少なからずいただろう。
      • また「沿線名所案内」の半分は知多半島にある観光施設を解説しているのだが、今作の路線は名古屋以北の路線ばかりで知多半島や三河地区の路線は登場しない。そのため半分は登場しない路線の沿線名所案内になってしまっている。

大人の事情によるもどかしさ

  • 他社の鉄道会社の権利関係等で再現できなかったであろう仕様や描写が散見される。
    • 地下鉄鶴舞線に乗り入れのある100系とJR高山線との乗り入れがある北アルプス号関連は他社との乗り入れが大きな特徴である路線なのだが、他社との絡みという事情があるのかゲーム内では名鉄線内のみの再現となっている。ゲームタイトルに偽りこそなく事情が事情とはいえ、描写に不満は残るのも事実である。
      • この影響で、犬山線100系の上小田井駅を含む地下鉄線内の運転*3や、北アルプスでの鵜沼駅の短絡線、更に言えば美濃太田駅での連結作業等の乗り入れ電車の特徴的な描写をゲーム内で再現できなかった。

あまりに理不尽で難しい美濃町線

  • 全体的に運要素が多く、当シリーズに慣れた上級者であってもこの路線で高スコアを狙うのはほぼ運であり、下手をするとクリア自体困難な状況に陥ることも。
    • 当シリーズは良くも悪くも「運要素の無い完全覚えゲー・完全パターンゲー」というゲームなのだが、美濃町線はこれに加えて「完全運ゲー」という要素まで組み込まれており、ますます初心者に優しくない路線になっている。
    • 路面電車故に交差点にある交通信号も守らなければならないのだが、信号の切り替わりは完全ランダム
      • 当然だが交差点での赤信号が連続するとその度に止まらなければならず、ダイヤが厳しくなる。運悪く赤信号に阻まれ続けると30秒~60秒近い遅延もしばしば。これでは持ち時間が何秒あっても足りない。救いなのは隠し警笛がやや多めであることだが、多少のヒントはあれ初見ではやはり厳しい。
      • スコアにこだわらず完走を目指すのみであれば、市ノ坪までは早着による鉄道信号の変化が無い仕様を悪用して「序盤から極端な早着を繰り返す」という予防策があるが、この方法を使っても、競輪場前駅の手前の交差点の信号待ちだけで、これまでの早着が相殺されてしまうことさえある。
        なおこの競輪場前の交差点は速度制限15km/hが表示されるのだが、制限速度ギリギリで走行しないと「交通妨害になります。早く移動してください」という警告テロップが表記され、無視すると減点される
      • 更に、青信号なので安心して走っていたらいきなり信号が赤に切り替わり*4信号無視で減点+強制停止でさらに遅延という鬼畜コンボも。下手すればゲームオーバーへ一直線である。
        対処するには信号の手前でわざとブレーキをかけるなどして、いきなり信号が変わっても停まれるように速度を下げておくか、信号が変わらないことを祈るしかない。しかし前者の対処法はダイヤが厳しくなるというリスクを抱え、後者は文字通り運任せである。
      • 例によってゲームオーバー画面では「正確なダイヤを心がけてください」というアドバイスをしてくるが、無茶な相談である。ダイヤと信号を両立できないのにどうしろというのか
    • この他にも知らなければ対処できない完全な初見殺しが潜んでいる。
      • 救急車が接近し一時停止しなければ減点される個所があるのだが、一切忠告や説明は無い。一応、手前で救急車のサイレンが鳴るので聞こえたらすぐにブレーキをかければ間に合うほか、自動車学校や免許センターでもたまに触れられる内容ではある。
      • 路上駐車している車を避けるために線路上を自動車が遮ったり、いきなり線路上で右折しようとする車が停止し、接触したら減点されたりと、交通事故の片鱗があちこちにある。なお路面電車の進路を妨害するのはれっきとした道路交通法違反であり、プレイヤーからしてみれば法律違反をしている自動車のせいで一方的に減点されるという状況に陥っている点は理不尽でしかない。
      • このような仕様から特に併用軌道を走る野一色~市ノ坪間は、どれだけ赤信号と線路を遮る自動車が出てこないかという運ゲーと化している。
    • ただし交通状況に左右されてしまい定時運転が難しいのも、交通事故と隣り合わせの運転というものも、全て現実の路面電車が抱えている永遠の課題であり、良くも悪くも「路面電車の運転を徹底再現した」という意味では間違いではない。あくまで路面電車の運転が、当シリーズのゲームシステムとマッチしなかっただけである。
    • 今作の後に発売された路面電車特化の『電車でGO! 旅情編』では、「元々定時運転が難しい」という特徴を考慮し、「1分以内の遅延は定着と見なし、いくら早着してもお咎めなし」となるなど、かなり改善されている。

再現しきれなかった「名古屋鉄道らしさ」

  • 実際の名古屋鉄道の信号制限は他の路線より高い制限となっており、減速信号は85km/h、注意信号は65km/hとなっているが、本作は従来作と同様、減速信号は70km/h、注意信号は45km/h制限となっている。
    • 電車でGO!!』に名古屋本線が収録された際には、この高い信号制限速度が再現された。
  • 収録路線にもある通り、名古屋本線と犬山線の列車が殆どで、その半分が最優等列車。普通・急行はそれぞれ各路線1ダイヤしか無いうえ、6000系の普通を除くと運転区間も非常に短いものばかり。

その他

  • 前作にあった「ベリーハードでノーコンティニュークリアすることで天候を変えられる」という要素が削除されたばかりか、プレイ状況による天候の変化も起こらなくなった。
    • ただし犬山線100系のみ最初の区間である西春~徳重間は曇、徳重以降は雨という変化が起こる。
  • 本作でもどんなに頑張っても100点が取れないダイヤがある。
    • 点数計算にバグがあるせいで、新名古屋→新岐阜の特急1200系/1000系と、高速3400系を除いた全ダイヤで100点が取れない
      • 特にモノレール線は極端で、全区間(と言っても前述の通り2区間だが)0cm停車、ダイヤ誤差なし、速度制限違反無し、ブレーキノッチ6以上未使用でもなんと69点しか取れない。
      • 他作品においても100点が取れないダイヤがあったが、天候次第では達成できたり、定通を諦める形でスコアを犠牲にすれば100点が出せるなどの抜け道があった。今作に関しては攻略法以前の問題である。
    • 因みに上記の2ダイヤでは100点を取れなくはないが、全ての停車駅で0cm停車を決めないと100点が取れない仕様となっている。
  • 同じ難易度でもベリーハード設定時の初期持ち時間や減点秒数が異なる。
    • 犬山線を例に挙げると、同じ「特級・難易度5」にもかかわらずキハ8000系北アルプスが初期15秒なのに対し、1600系は初期10秒となっており、後者は減点秒数も他の特級より多めに設定されている。
    • 発売時期が近く、基本システムも類似する『プロフェッショナル仕様』の5段階難易度と照らし合わせると、前者は難易度4、後者は難易度5と同等。
    • 後年発売の『山陽新幹線』では特級よりも更に上の「超特級」が登場しており、特級同士の難易度の差異が解消されている。
      • この事から、1600系は表示上は特級だが、実質的に本作唯一の超特級路線となっている。

総評

フリーランのような便利機能や、名鉄独自の保安関連や駅間距離等を含めて正確に再現された内容は、評価に値すると言える。
しかし、収録路線の偏りをはじめとした全体的なボリューム不足と、再現性に対してゲームシステムを考慮していないせいで理不尽な難易度になってしまった路面電車路線を筆頭に、ゲームとして問題になりかねない要素が目立つ点は頂けない。
また、『プロフェッショナル仕様』が85もの路線を収録したため、今作のボリュームが見劣りしてしまうことになった。
しかし上記の問題点に目を瞑れば、名鉄のシミュレーターとしては良好な部類であり、本当に好きなファンならばプレイする価値が十分にあると言えるだろう。


余談

収録路線選定とJR東海絡み

  • 今作が名古屋鉄道編となったのは、中京圏の路線を当シリーズに導入しようとJR東海に打診したところ、JR東海側から断られたため名古屋鉄道に白羽の矢が立ったという噂があった。
    • これには当時のJR東海の方針が影響しており、運転席にカメラを載せての前面展望映像や沿線風景撮影をはじめ、立体模型以外は一切許諾されていなかった。2014年に5代目社長となった柘植康英氏の就任後は、順次解禁されている。
      • ちなみに、車両だけは本編中にちらっと登場している(ただし全車両が国鉄型)。

その他

  • かつて存在した名鉄直営の博物館「名鉄博物館」には、本作がシミュレーター扱いで設置されていた。
  • 他のシリーズで導入されている連結ボーナスゲームは本作にはない。ただし音楽室には連結ボーナスゲームの音楽が収録されているため開発段階では検討されていたのかもしれない。
  • 美濃町線は開発段階で続行運転を入れようとした痕跡*5があるが、最終的には導入されなかった。
  • キハ8000系のエンディングムービーは大井川鉄道のPVになっている。
    • 実車がゲーム発売の何年も前に引退し、キハ8000系全車が廃車解体され現存する車両が無く、新規でムービーを作れないという事情があったため、名鉄グループの大井川鉄道の映像で代替されることになった。鉄道資料館のムービーにも「キハ8000系代用」の注釈がある。
  • OPテーマ兼名古屋鉄道のイメージソング「明日へのチケット」とそのムービーの出来は良いのだが、「不景気、リストラ、まだ続くとテレビニュースは言う。したり顔して」という歌詞の部分において、ムービーには新岐阜百貨店と岐阜市内線が映るのだが、このゲームの発売から約5年後に新岐阜百貨店は閉店し建物も解体され、岐阜市内線は廃線になってしまった。当時の名鉄は事業整理や路線廃止等のリストラを進めてはいたものの、結果的とはいえ妙に皮肉かつリアルな内容になってしまった。
  • 6000系のエンディングムービーをよく見ると3300系*6が1か所混じっている。
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最終更新:2023年06月09日 14:35

*1 上小田井駅は4つのホームがあるが、中央の2・3番線ホームは鶴舞線のホームも兼ねている。通常ダイヤ時での100系運用はこの2つのホームしか発着しないこともあり、名古屋市交との権利の関係で再現できなかったと思われる。

*2 現在の全車一般車特急にあたる。

*3 ちなみにWindows版には100系の車内放送で西春駅到着の放送が収録されている。開発時点では上小田井からの運転を想定していたのかもしれない

*4 信号が切り替わった地点で残り約50m。分岐やカーブを除けば概ね40km/hで走っているのだからブレーキをかけてもまず間に合わない。

*5 パソコン版の取扱説明書には信号機に続行現示の画像が掲載されている

*6 1987年〜2003年に運行されていた吊り掛け駆動車の方で、現在走っている同形式車との関係は特にない。6000系とは編成両数や標識灯の形状、足回りなどで判別可能。