ガンダムバトルタクティクス

【がんだむばとるたくてぃくす】

ジャンル 3DACT
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 バンダイ
開発元 アートディンク、ベック
発売日 2005年9月22日
定価 5,040円(税込)
判定 なし
ポイント シリーズ一作目
ガンダムシリーズ


概要

連邦もしくはジオンの一兵士となって、「一年戦争」に参戦する3Dアクションゲーム。
PS2の『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』におけるミッションモードを抜き出して単独ゲーム化したような構成。

後にシリーズ化されるガンダムバトルシリーズの第一作。
またPSPとしては初のオリジナルガンダムゲーム*1である。

システム

  • 連邦・ジオン両陣営とも基本は同じで、発令されたミッションをクリアすることでゲームを進めていく。
    • 基本はオリジナルキャラクターをパイロットとしていくが、途中で原作パイロットが続々と使用可能になる。
    • 条件を満たすと新たなモビルスーツやパイロットがアンロックされる。
  • 機体改造や武装変更などは存在せず、出撃時に武器を選ぶ形式。
    • 次回作以降ではミッション中に持ち換え可能になり、機体/武器のチューンも出来るように。

評価点

  • システムはわかりやすく概ね好評。
    • 操作はPS2のガンダム作品よりも簡略化され、かなり遊びやすくなっている。
  • モビルスーツの品揃えは、ガンダム6号機(マドロック)やランバ・ラル専用ザクIなど、結構マニアックなものが揃っているのが嬉しいところ。

賛否両論点

  • モビルスーツ
    • 一部モビルスーツの性能がちょっとおかしい。具体的に言うと、ジオンの水陸両用機はビーム兵器に加えて厚い装甲をもつため強すぎる。
    • ジオングをはじめとする一部のメジャー機体が未参戦。宇宙マップがないからだろうか…。
  • 宇宙マップや水中マップが無い。水陸両用機は出るのに…。
    • 続編では対応。

問題点

  • モビルスーツの操作性
    • 評価点で述べたとおり概ね好評ではあるが、ロックオンだけがやけに使いづらい。
    • 動きがかなりモッサリ。ゲージがすぐに振り切れるため、ジャンプやダッシュでの移動もし辛い。時間制限つきのミッションはかなり厳しい。
  • 同じマップが何度も出るため、どうにも飽きてくる。そして妙に広い。上記のとおりユニットが遅いため、そう感じるのかもしれないが…。
  • 味方にも攻撃が当たるので、バカスカ撃ちまくっていると友軍機まで落としてしまう。
    • 後作ではフレンドリーファイアは廃された。

総評

プラットフォームの違いなどもあってか、全体的に評価は低調。しかしクソ扱いするほどでもなく「凡作だが、慣れて来ると欠点が目に付きだす」という印象。

本作の時点ではまだまだ大雑把な点も多い。後作ではシステムもグラフィックもどんどん向上していった。
今あえて本作を遊ぶ意味はあまりないが、シリーズの原点を知りたいならどうぞ。

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最終更新:2021年02月02日 20:05

*1 既作では、一ヶ月前に『ギレンの野望』が移植されている。