百獣戦隊ガオレンジャー

【ひゃくじゅうせんたいがおれんじゃー】

ジャンル アクション
対応機種 プレイステーション
発売元 バンダイ
開発元 ナツメ
発売日 2001年11月29日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1ブロックの空きが必要
廉価版 BANDAI THE BEST:2003年2月20日/2,800円
判定 なし
ポイント 21世紀初のスーパー戦隊のゲーム化
FC、SFCからまるで進化していない内容の短さ
中途半端な番組再現率
スーパー戦隊ゲームリンク


概要

  • 2001年から放送され、高水準の視聴率と玩具売り上げを記録したスーパー戦隊シリーズ25作目「百獣戦隊ガオレンジャー」のゲーム化にあたる。
  • パワーレンジャー系を除けばスーパーファミコンの『激走戦隊カーレンジャー 全開!レーサー戦士』以来の、
    プレイステーションとしては『パワーレンジャー ピンボール』に次ぐスーパー戦隊のゲーム化である。
  • ジャンルとしてはフルポリゴンのアクションゲームに該当するが、ステージの場所によってはプレイスタイルが変わる。詳細は下記のルール項にて。

主なルール

  • このゲームの主なゲーム進行は、等身大視線で敵を倒す「レンジャーミッション」から始まり、それをクリアするとロボット視線で相手怪人を倒す「巨大ロボットミッション」が発生する流れとなる。
    • ステージ1~5は「レンジャーミッション ⇒ 巨大ロボットミッション」という流れだが、
      ステージ6(最終)にはレンジャーミッションはなく「巨大ロボミッション」のみの構造となっている。
  • ゲームを開始する前に難易度を「かんたん」か「むずかしい」のどちらかからの選択ができる。
    • 双方を選んでもゲーム内容やイベント進行に影響はなく、単に難易度が変わるだけとなる。
  • 「レンジャーミッション」と「巨大ロボットミッション」のルールに関しては以下個別に紹介していく。

レンジャーミッション

  • ガオレッドを操作して、オルゲット(戦闘員)をすべて倒し、その後に登場するボス怪人も倒せばこのミッションはクリアとなる。
    • なお、ステージ5に関してはオルゲット戦はなく、その代わりにボス怪人が3体連続で相手にしなければならない。
  • ゲーム的には3Dベルトスクロールアクションのそれに近いが、状況に応じて自動的にガオレッドの軸位置が切り替わる為、実質は平面移動のベルトスクロールスタイルとなる。
  • ガオレンジャー側にライフゲージがあり、敵のダメージをもらうとこれが消費されてしまい、ゲージがなくなると敗北となる。
  • 操作方法*1
    • 方向キー左か右で左右移動。
    • 敵に向かって方向キー左か右を2回連続で入力すればダッシュ。敵の反対側で同様の入力をすれば後退動作。
    • 方向キー上か斜め上でジャンプ。ジャンプ中にパンチかキックを行えばジャンプ攻撃が可能。
    • 方向キー下でしゃがみ動作。しゃがみ中にパンチかキックを行えばしゃがみ攻撃が可能。
    • ○ボタンか□ボタンでパンチ攻撃。×ボタンでキック攻撃。
      • 連続でパンチかキックを当てると連続技が発生し、敵にコンボを決められる。
    • ○ボタン + ×ボタン、もしくは□ボタン + ×ボタンで回転キック。
      • 但し、これを使用するとガオレッドがふらついてしまう為に若干の隙が生じるリスクを伴う。
    • 敵に近づいて○ボタンでそいつを投げる。
    • ガオレッドが右に向いている状態で方向キー下 ⇒ 右 ⇒ ○か□ボタン(いわゆる波動拳コマンド)を押せば、飛び道具であるガオメインバスターを発射できる。
      • この時にボタンを連打すればガオメインバスターをある程度連射できる。
    • 他メンバーがいる状態で敵に接近して△ボタンを押せば、合体技が発動しその敵に大ダメージをあたえる。
      • 但し、合体技が発動した後は一時的に他メンバーがいなくなるというリスクも伴う。
    • 他メンバーがいない(ガオレッド単体時)状態で△ボタンを押せば、ジャンプしながらのガオメインバスターを発射できる。
      • 但し、これを使用する度にプレイヤー側のライフゲージが一定数減少してしまうというリスクも伴う。
  • オルゲット戦
    • ステージ開始時の味方キャラはガオレッドしかおらず、レッド単体でオルゲットの集団に挑まなければならない。
      オルゲットをすべて倒すと新たなるオルゲットが出現すると共に、仲間であるガオブルー、同イエロー、同ブラック、同ホワイトの他メンバーのいずれか1人が共闘してくれる。
      オルゲットの集団を何回か撃破すると怪人戦に移行する。
    • プレイヤーが操れるガオレンジャーはあくまでもレッドのみで、他メンバーはCPUが自動で操作してくれる形となる。
  • 怪人戦
    • オルゲット集団をすべて倒せば怪人が出現し、こいつも倒せばそのステージのレンジャーミッションはクリアとなり、巨大ロボット戦に移行する。
      なお、ガオレンジャー側のライフゲージの残量はオルゲット戦の状態からの引継ぎとなる。
    • 基本的なプレイルールはオルゲット戦と同じだが、怪人は一体づつしか登場しない分、その強さと耐久度がオルゲットよりは大幅に上となっている。
    • 怪人のライフゲージが画面上部に表示されており、怪人撃破までの便利な目安となる。
    • 怪人戦では始めからガオレッドと他メンバーの2人が共闘する形となり、常に「2 vs 1」の対戦方式となる。
    • 怪人戦発生から約30秒経過しても決着が付かない場合は一旦画面が切り替わり、他メンバーの誰かが入れ替わった状態での再戦となる。
      画面切り替え後はガオレンジャー側と怪人側のライフゲージはそのままの状態で引き継がれる。
  • 勝敗条件
    • オルゲット戦ではすべてのオルゲットを撃破すれば怪人戦に移行。怪人戦を倒せばレンジャーミッションがクリアとなる。
    • ガオレンジャー側のライフゲージが全部なくなればガオレンジャーの敗北となる。
      ライフゲージは全メンバー共通で一本となっており、ガオレッドだけではなく他メンバーがダメージをもらっても消費されてしまう。
      • 敗北後はコンティニューするか否かの選択が発生するので、コンティニューすればライフゲージが全開した状態で敗北したオルゲット戦、もしくは怪人戦からの再戦が可能。
        なお、コンティニュー回数は無制限である。

巨大ロボミッション

  • ガオレンジャー側の巨大ロボを操作して、敵である巨大怪人と1 vs 1の対決を行い、勝利すればそのステージはクリアとなる。
    • ステージ6(最終)に関してはレンジャーミッションがない代わりに、巨大怪人との2連戦となる。
    • ターン制を採用しており、「防御画面(巨大怪人側の攻撃を避けるターン) ⇒ 攻撃画面(ロボ側が攻撃を仕掛けるターン)」の繰り返しにて勝敗が決する。
    • ゲーム的には巨大ロボ視線で巨大怪人と戦う3D視線でのバトル形式となる。
      例えるならば『パンチアウト!!』や『がんばれゴエモンシリーズ』のゴエモンインパクト戦に近い形式だと思われる。
    • 巨大ロボ、巨大怪人共にライフゲージがあり、各側のダメージをもらうとこれが消費され、ゲージがなくなった側の敗北となる。
      なお、レンジャーミッションのガオレンジャー側のライフゲージとは一切関係なく、ゲージ残量の引継ぎは行われない。
  • 操作方法*2
    • 方向キー左右で左右移動。
    • 方向キーをどちらか左か右を2回連続で入力すればダッシュ。
    • 防御画面にて○ボタン、△ボタン、□ボタンのいずれかを押せば、敵の攻撃を跳ね返す動作。
    • 防御画面にてチャンスメーターが溜まった状態で○ボタン、△ボタン、□ボタンのいずれかを押せば、攻撃画面に移行。
    • 攻撃画面にて×ボタンを押せば強攻撃。○ボタンか□ボタンを押せば弱攻撃。
  • 防御画面
    • 巨大怪人が攻撃を仕掛けてくるのでそれをかわしていくのが目的となる。この画面では巨大ロボは一切の攻撃はできない。
    • 巨大怪人が攻撃する場所にはドクロマークが表示されるので避け方の目安となる。もちろんそれを避けないとダメージをもらってしまう。
    • 巨大怪人の攻撃をもらう寸前で操作方法で述べたボタンを押せば「跳ね返し動作」が発動し、巨大怪人にその攻撃を跳ね返す事が可能。
      但し、あくまでも跳ね返しであって攻撃手段ではないので、敵にダメージを与える事は一切できない。
    • 巨大怪人の攻撃を一定時間避けるとチャンスメーターが溜まり、「好機」と表記されたチャンスマークに変化する。
      この状態で操作方法で述べたボタンを押せば攻撃画面に移項する。
      また、跳ね返し動作を行うとチャンスメーターの溜まり方が早くなるボーナスがある。
  • 攻撃画面
    • この状態に移項すれば攻撃が可能となり、巨大怪人にダメージをあたえるチャンスとなる。また、この状態では巨大怪人が一切攻撃はしてこない。
    • 特定の攻撃を巨大怪人に当てると演出として必殺技が発生する場面がある。何種類かの必殺技演出があるが、どれが発動するかはランダムになっている。
    • 一定時間の攻撃を行うと強制的に防御画面に戻り、以後決着が付くまで「防御画面 ⇒ 攻撃画面」の繰り返しとなる。
  • 勝敗条件
    • 巨大怪人のライフゲージを0にすれば勝利でステージクリアとなる。但し、上記で述べた通り、ステージ6(最終)のボスは2連戦なので、すべて勝利しなければクリアにはならない。
    • 巨大ロボのライフゲージが0になれば敗北となる。
      • 敗北後はコンティニューするか否かの選択が発生するので、コンティニューすればライフゲージが全開した状態で敗北した巨大怪人との再戦ができる。
        コンティニュー無制限なのはレンジャーミッションと同様。

その他のルール

  • ステージをクリアする度にセーブが可能で、それをタイトル画面でロードすればその状態からのステージ進行が可能。
    • 但し、セーブデータは1しかなく、複数のステージ進行を保存する事はできない。また、ロード後の難易度の再選択はできず、ゲーム開始時で選んだ難易度でのプレイとなる。
  • どの難易度でもいいので本編を一度クリアするとタイトル画面にて「オルゲットファイト」という項目が追加されている。
    • このモードではガオレッド単体で無数に沸くオルゲットをどれだけ倒せるかに挑める。
    • モード開始前に2種類の難易度が選択可能となっている。
    • 基本的なプレイルールは「レンジャーバトル」のオルゲット戦と全く同じだが、「他メンバーや怪人は一切出現しない」という相違がある。
    • ガオレッドのライフゲージが0になるとゲーム終了。終了後は倒したオルゲットの数が表示されタイトル画面に戻る。

問題点

  • あまりにもボリューム不足。
    • 全部で6ステージしかなく、各ステージの構造もさほど長くないので、大体1時間もあれば全ステージをクリアできてしまう。FCの『鳥人戦隊ジェットマン』やSFCの『激走戦隊カーレンジャー 全開!レーサー戦士』とほぼ同じノリである。
    • どのステージも「レンジャーミッション」と「巨大ロボミッション」の2つしかなく、ステージのバリエーションに乏しいのも問題であろう。
    • 本編クリア後に出現する「オルゲットファイト」もただ無数のオルゲットと延々と戦うだけで、ただの作業でしかなく面白みが感じられない。
  • あまりにもぬるい難易度。
    • 「かんたん」と「むずかしい」の難易度が選べるが、実は双方共に大して難しさに差がなく、どっちでプレイしようがあまり変わらない。
    • 「レンジャーミッション」においては、原則としてオルゲット戦、怪人戦共に敵に近づいて適当に攻撃するだけでも大体は勝てるゆとり難易度になっている。
      • 前半ステージに至っては他メンバーが勝手に敵を攻撃してくれる為にガオレッド放置でも勝ててしまう場面すらある(流石に後半ステージは敵が強くなる故に放置プレイでは勝てないが)。
      • しかし、怪人の攻撃力は異様に高く、いきなりごっそりとガオレンジャー側のライフゲージが奪われる危険性があるので油断はできない。
        といっても、何度でもコンティニューできるので繰り返していけばいつかは倒せる事には変わりがないのだが…。
    • 「巨大ロボミッション」は巨大怪人の攻撃がワンパターンなので回避するのは容易く、ちょっと慣れてしまえばラスボスですらノーダメージ勝利ができてしまう
      • はっきりいって「レンジャーミッション」の怪人戦よりも簡単な位で、いまいち強敵と戦っている実感は沸かない。
      • 巨大化後の方が戦力的に優遇されており、等身大より圧勝できるのは原作再現といえなくもないかもしれないが……。
    • おそらくは「子供向けを意識しすぎた故に、それ以上の対象層のゲームバランスの考慮をおろそかにしてしまった」というのが実情だと思われる。
      • 実際、このゲームの説明書やゲーム画面の文字表示は異様なまでにひらがなが多用されており、大人プレイヤーからすれば相当違和感のある雰囲気となっている。
  • 中途半端な原作再現率。
    • そもそもスーパー戦隊のゲームでガオレッドしか操作できないというのがおかしい。本作以前のスーパー戦隊のゲームでは何かしらの形で初期メンバー全員は使用できた*3
    • PSの性能上の問題だと思われるが、ガオレッドと相方メンバーの2人しか戦闘に同時参加できないというのもスーパー戦隊のゲーム的におかしい気がする。
      • 少々腑に落ちないが、参加していない相方メンバーは「画面に映らない場所で戦っている」と想像するしかない様だ。
      • ちなみに、本作以前のスーパー戦隊のゲームは1人バトル専用で共闘戦すらもなかった事を考えると、若干の進化は見られる。この辺は一応評価しておきたい。
    • ステージ4クリア後に番組の追加戦士であるガオシルバー*4が仲間になるイベントが発生するが、その後は戦闘に参加するどころか姿も見せない
      • はっきりと「仲間になった」と説明されているのに、登場すらもしないとは如何なものか? 番組屈指の人気戦士がこの扱いとは…。
      • ちなみに、ジャケットや説明書内でもガオシルバーの紹介ははぶられており、公式でも「ガオレンジャーは5人で一組であって、ガオシルバーなんて戦士いませんよ」みたいな扱いにされている
    • 各ステージの話の流れは「ナビゲーター役のガオの巫女、テトムが『オルグが現れたわ』と反応し、特にこれといったガオレンジャーと怪人の駆け引きもないまま淡々とゲームが進行する」というもの。
      • 番組内でガオレンジャーを苦しめた強敵であるロウキやツエツエ、ヤバイバなどの主要敵キャラが本作に登場するが、登場するなり倒されてその後は出番なしという面子ばかり。
      • 容量的に多くの描写を詰め込めない事情は仕方がないにしろ、もうちょっとキャラゲーらしい演出は入れるべきでないだろうか?
  • ラスボスがオリジナルの敵「キングオルグ」となっている。
    • 本作に関わらず、こういう番組放送中に発売されたキャラゲーにとって避けられない事情である。もちろん、番組内のラスボスは本作とは全く別の存在である。
    • ちなみにキングオルグの容姿はいかにもラスボスといった強そうでかっこいいデザインとなっており、人によっては「これはこれであり」と言わしめる存在となっている。
      • しかし、「巨大ロボミッション」の敵故に大して強くなく、簡単に倒せてしまうあたりが泣ける。

賛否両論点

  • 一部のイベントは番組のシーンの流用で再現されている。
    • ただしゲーム内はポリゴン描写がメインであり、実写とポリゴンが同居する様はかなり異質である。
    • 番組シーンの流用により変身前のガオレンジャーの素顔が堂々と映されているのは一見の価値があるかもしれない。

評価点

  • PS1にしてはポリゴンのグラフィックは綺麗な方。
    • ちゃんとガオレンジャーの躍動感ある動きはフルポリゴンで再現されておりかっこいい。また、巨大ロボの重量感溢れる動きも迫力がある。
    • この辺は流石PS1熟練期のゲームといった感じで、下手なPS2ゲームよりは丁寧に描かれている。
  • ほぼフルボイス。
    • ゲーム本編はおろか、セーブ/ロード時などのゲームとは直接無関係な場面までテトムが喋ってくれる。
    • 但し、まともな会話で喋ってくれるのはテトムとナレーション位で、他のキャストは掛け声程度のボイスしか収録されていないのは寂しいところ。
  • ロードは短く、あまり待たされない。
    • この辺は普通に評価できる点だろう。ミッション中にロードで動きを止められる様な間延びは全くない。
    • なお、一部を除きイベントシーンはスキップ可能となっている。
  • 原作のオープニングテーマ「ガオレンジャー吼えろ!!」がオープニングムービーと共に収録されている。
    • こちらも番組シーンの流用とポリゴンシーンのごった煮状態で異質だが、やっぱり曲のかっこよさも相まって燃える。
    • 残念ながら番組のエンディングテーマ「ヒーリン'ユー」は収録されていない(本作のED曲はオリジナルのインスト楽曲となっている)。
  • ゲーム内のBGM全般も概ね上質。
    • 本作以前のスーパー戦隊のゲーム同様、曲は普通に聞き応えがあるものとなっている。この辺は流石ナツメ開発といったところか。
    • しかし、スーパー戦隊のゲームの例に漏れず、残念ながらサウンドテストはできない。

総評

はっきりいって「古典的なお子ちゃま向けゲーム」といった内容であり、ゲームとしては大して面白いものではない。
キャラゲーとしてみても、「キャラ同士の駆け引きが皆無」「ガオシルバーが戦わないとはふざけてる」といった批判も多く、いまいちパッとしない作品である。
とはいえ、特にゲームとして破綻している訳でもなく、遊べない程劣悪な環境でもない。


その後の展開

  • 本作の翌年には同じPSにて『忍風戦隊ハリケンジャー』がゲーム化された。
    • こちらは登場キャラ数の増加や最低限のストーリー描写など、今作の問題点の幾らかが改善されている。

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最終更新:2021年10月20日 07:16

*1 すべてガオレッドの操作方法となる。

*2 巨大ロボの操作方法となる。ステージによっては巨大ロボが変化する場面があるが操作方法には一切影響はない。

*3 ジャンルの関係上メンバーが選べないのは仕方がない『パワーレンジャー ピンボール』は除く

*4 いろいろ理由があって最初は洗脳された敵として登場するが、最終的に仲間になる戦士。