【ぐろーらんさーふぁいぶ じぇねれーしょんず】
ジャンル | ノンストップドラマチックRPG | |
対応機種 | プレイステーション2 | |
メディア | DVD-ROM 1枚 | |
発売元 | アトラス | |
開発元 |
アトラス(チーム・キャリア) ワイズケイ |
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発売日 | 2006年8月3日 | |
定価 | 7,140円(税込) | |
判定 | なし | |
ポイント |
実験的3D化 ツッコミ所の多いシナリオ オープニングはシリーズ最高峰 |
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グローランサーシリーズリンク |
1つにつながるドラマチック
ノンストップドラマチックRPG・グローランサーシリーズの5作目。
前作『グローランサーIV Wayfarer of the time』までとはゲームデザインからあらゆる点を一新しており、新しい戦闘システムや3D化されたグラフィック、ロール制のストーリーなどが特徴である。
ラングリッサーシリーズから開発を担当していたキャリアソフトはスタッフがアトラスに移籍し、アトラス内の「チーム・キャリア」として再編されている。
また、『喧嘩番長』などを手掛けたワイズケイが開発に参加している。
この大陸に広まる戦火を収めようと、平和を願う数人の者達がいた。
彼らは強力な兵器『アドモニッシャー』を蘇らせ、その兵器で各国を脅し、強制的に戦争を終結させられた。
そしてどこの国にも属さぬ彼らは、平和維持軍を名乗り戦闘行為だけを取り締まっていった。
それから20年――特に大きな戦争もなく、今日に至っていた。
だが危ういバランスで保たれていた大陸の平和は、すでに限界を迎えようとしていた。
今までの、親の世代のやり方では、もはや平和を維持出来ない。
主人公達は、自分たちの世代の平和を守るために、大陸を旅する。
(公式サイトより抜粋)
+ | ロール紹介 |
今作はロール制により、従来よりもプレイアブルキャラが多い。この項では本編のパーティメンバーと、各ロールの操作キャラの紹介に留める。
+ | クリックして展開 |
システム面
シナリオ面
+ | クライアスの問題のシーンについて(ネタバレ有り) |
+ | アイザックについて(ネタバレ有り) |
+ | ペルナギについて(ネタバレ有り) |
ツッコミ所の多すぎるシナリオや詰めの甘いシステムなどに批判が集中し、シリーズ最大のクソゲーであるとの呼び声が高い作品である。
しかし、実際にクソゲーかと言われるとそうではなく、むしろゲームとしては普通に遊べる出来であり、「意外に面白かった」という意見も少なからず存在する。
前作までに培ったシステムを撤廃してまで導入した新システムがまだまだ荒削りである事と、
シナリオに『II』『III』で指摘されたような「薄さ」ではなく「ツッコミ所」という尖った問題を抱えてしまった事がシリーズファンに一層批判されてしまう格好となってしまった。
どちらももっと煮詰めて完成度を高めていれば全体の評価も変わったと思われるだけに、惜しい作品だったと言えよう。
+ | どうか彼らを信じていて欲しいんだ |
*1 超音波結界対策として、「スクリーパーと同じ外見且つ、同じ強さのモンスター」と戦う。
*2 本シリーズの妖精キャラは個別エンディングにて人間になるのが定番である。『III』のラミィも人間化する事は無いが、そもそもラミィはエンディング自体が無かった。
*3 こちらもCRUNCHY BRUNCHによる楽曲だがボーカルは違う人物が務めている。
*4 男性キャラは信頼の証、妖精キャラは人間ではない事とそのアイテムが大き過ぎる為、いずれも相手から主人公に送る形で返される。
*5 『I』では初期レベルですら最強近くになれるほどだったが、再登場した『III』からはパラメーターの大幅アップ程度の効果になった。それでも精霊石や魔石だった頃は3個まで付けられたのだが。
*6 一応、そのキャラのEDは攻略可能女性キャラ3人の中でも特に甘い雰囲気で終わるので、ちゃんと恋人になれているのは分かる。
*7 現にその後はしばらくゼオンシルトが苦悩する展開が続く。
*8 例えばクライアスは両親はロール1のメインキャラであり、父親は以降もメインキャラとして関わる。ゼオンシルトの方は母親はある程度ストーリーに絡んでくる一方、父親は1度しか出番が無い上に立ち絵が無い。
*9 最初はパーティーインしたファニルに付いて行く形だったのが、そのファニルが最初の任務終了後に研究室に籠ってしまった為、代わりに遊び相手になりそうなゼオンシルトの所に来たという形。
*10 アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公で、鈴村氏が演じたキャラ。しかし物語の途中からその前作『機動戦士ガンダムSEED』の主人公である「キラ・ヤマト」が完全に主人公化し、シンの方は最終的にやられ役になるという驚愕の視点変更で有名。
*11 あるシーンでは、メルヴィナ「それより◯◯◯」→クライアス「それより◯◯◯」と、「それより」が連続する会話すらある程。少々自己主張が過ぎるのではないだろうか。