【ぶらっくろっくしゅーたー ざ・げーむ】
『最後の約束の物語』(以下、最約)に次ぐ、イメージエポックの新ブランド「JRPG project」第二弾となる作品。
『最約』同様のRPG作品であり、フリーのイラストレーター・huke
(*1)
のデザインしたオリジナルキャラクター『ブラック★ロックシューター』を題材にしている。
イメージエポックが「決起集会」など大規模な宣伝を行い、自信作として繰り出したJRPGブランド渾身の一球目『最約』は売上面ではなかなかの数字を叩き出したものの、ゲーマーからの評価は軒並み低く、「外国人が嫌悪するテンプレ通りのJRPG」という評価が大半を占めていた。
そんな世間の評価から本作もあまり前評判は芳しくはなかったが、BRSというキャラクターがそこそこ以上の人気があったため、キャラゲーとして一定以上のファンから注目を浴びていた。
OPテーマはロックバンド・ONE OK ROCKの「NO SCARED」。
2032年、人類は、宇宙から降り立った謎の敵「エイリアン」の攻撃を受けた。 突如襲来した14体のエイリアンは「アーマメント」と呼ばれるメカの軍勢を引き連れ、無差別な殺戮を開始。 技術力で勝るエイリアンの軍勢の前に人類は奮戦し、アーマメントの7割、エイリアンの半数を撃破するも、戦えば戦うほど強くなっていく敵、そして当初の予想をはるかに上回る増援に対し、次第に追い詰められていった。 西暦2051年。人類の総数はわずか12人にまで減少していた。 しかし人類は諦めてはいなかった。 最後の人類となった12人の兵士たち・PSSのメンバーは人類最後の希望、エイリアンに唯一対抗しうる最終兵器「ブラックロックシューター」を起動させる。
| 理不尽なレコードについて |
| もちろんこれらの行動には理由がある。 |
| 極めつけに不可解なのがエイリアンの首魁、ホワイトロックシューター。 |
キャラやイラストレーターの人気のためか評価は『最約』以上のものが得られたが、やはり「普通に面白い」作品の域を出ていない感が強い。
一本道の展開などは外国人ゲーマーの嫌悪する「JRPG」そのままであり、国内でもあまり歓迎されてはいない。JRPGの未来を憂うと言いながら、テンプレから脱せていないこの出来のゲームを連発するようでは、JRPGprojectの未来は暗いだろう。
しつこいようだが、ゲーム単体では決してクソゲーと呼べるほどの出来ではない。シンプルなシステムやhuke氏のデザインが気に入ったなら買ってみてもいいだろう。
*1 「フケ」と読む。よく誤解されるが、「ヒューク」ではない。
*3 相手によってスタンの効果時間は違うが、行動不能にできない敵は実質存在しない。
*4 ただしこれは、実は既にエイリアンに捕捉され脅迫を受けていたからである。ただ明らかになるのは後半であるし、BRSを売った事に変わりは無いが
*5 先ほど紹介した人類軍の基地を探す道を間違えるのも、運動野への変質が進んでいるため
*6 ゲーム中でBRSは何度か、PSSメンバーの名前などを復唱して自身の記憶を確認しているが、何かを忘れてしまったような描写は無い
*7 その後、BRSに「自分の名前はステラである、パパ(博士)が名付けてくれた」と言われ、ここでナナの態度は急変する
*8 自暴自棄になっているナナに対し、一緒に生きようと言うBRSへ「あなたを妬んで生きていくのは辛い」と心情を吐露する
*9 記憶障害が悪化して、重度の認知症の様な状態になってしまってもBRSは受け入れてくれるか?という不安から、発狂したフリをしてみたというオチ
*10 「ワンと言え」「ナナなんかいなくてもいい」「ナナにそばにいてほしい」など。
*11 BRSは、2番目の手紙は読み上げを頑なに拒み、3番目の手紙は「その通りだから」と素直に読み上げた。この結果に、ナナは喜びを隠し切れない様子だった
*12 最終局面で彼女と相対した際、ポスターに描かれたシング・ラブの姿がフラッシュバックする演出があることを考えると同一人物であることは間違い無いだろう。