本項目ではPS3/360版『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』と、
その調整版であるPS3/360/PSV/PS4/One/Win(Steam)版『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』を共に解説します。
判定はどちらも「なし」。
【まーぶる ばーさす かぷこん すりー ふぇいと おぶ とぅ わーるど】
ジャンル | ファイティングアクション | ||
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 |
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発売元 | カプコン | ||
開発元 | カプコン、エイティング | ||
発売日 | 2011年2月17日 | ||
定価 | 6,990円(税5%込) | ||
判定 | なし | ||
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ | |||
Marvel Comics関連作品シリーズ |
前作『MARVEL VS. CAPCOM 2』の後、格闘ゲームブームも去り、続編は絶望的だと言われていた。
それから11年…。長きに渡る沈黙を破りあのコラボレーションがついに帰ってきた!
前作からキャラをほぼ一新し、システムも調整された本作は、『ストリートファイターIV』『タツノコ VS. CAPCOM』同様2.5D(3Dキャラが2Dのように戦う)仕様となった。
本作はCAPCOM側は「動かして面白いキャラクター」、MARVEL側は「格ゲーに出しても良いキャラクター」を中心に選出されている。(カプコンのゴリ押しで登場したキャラクターも結構いるが…。)
+ | MARVELサイド |
+ | CAPCOMサイド |
操作面
バランス面
演出面
前作で削られた様々な要素の復活・新たな要素の追加。
音楽
【あるてぃめっと まーぶる ばーさす かぷこん すりー】
ジャンル | ファイティングアクション | |||
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 プレイステーション・ヴィータ プレイステーション4 Xbox One Windows 7/8.1/10(Steam) |
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発売元 | カプコン | |||
開発元 | カプコン、エイティング | |||
発売日 |
パッケージ版 【PS3/360】2011年11月17日 【PSV】2011年12月17日 【PS4】2017年3月9日 ダウンロード版 【PSV】2011年12月17日 【PS4】2016年12月5日 【One/Win】2017年3月7日 |
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定価 |
パッケージ版 【PS3/360】4,990円(税5%込) 【PSV】4,800円(税5%込) 【PS4】3,229円(税8%込) ダウンロード版 【PSV】4,300円(税5%込) 【PS4/One/Win】2,990円(税8%込) |
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判定 | なし | |||
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ | ||||
Marvel Comics関連作品シリーズ |
12人のキャラクター、新しいゲームモードを追加しバランスを調整した調整版。
+ | MARVELサイド |
+ | CAPCOMサイド |
突出したキャラはいるものの、過去作に比べればキャラ・チーム単位での選択肢は広くなった。
格ゲーには実績のあるエイティング製だけあって、キャラゲーとしての質は非常に高く、適当に技を出すだけでもド派手な動きが展開されていくシリーズの長所はしっかり受け継いでいる。
過去シリーズの「カプコンキャラは(飛竜を除いて)弱い」という、一種の問題点も一応はクリアした。
一方、ガチの対戦ゲームとして見るとコンボで瞬殺上等と言わんばかりの癖の強いバランスであり、オンライン対戦の敷居は非常に高い。
しかしながら前作のようなキャラ性能の大きな偏りは無く、それを活かしたチーム単位での戦略の多彩さは一部のプレイヤーからは好評。
かの『北斗の拳』や『戦国BASARA X』をちょっと丸めたような世界がより完成されていると見て相違なく、賛否両論の分かれやすいゲームと言えるだろう。
初期版にはバランスに難があり、それを事情があったとはいえDLCとして対応せず短期間での完全版商法に踏み切ったことには批判が大きく、ファンの継続的な獲得には成功できたとは言い難い。
現在買うなら完全版である『ULTIMATE』一択であるが、前述のようにエンディングに違いがあるため、その点はプレイヤー次第だろう。
*1 「ボイス的には昇龍拳でも、上げた膝が逆で実はタイガーアッパーカットになっている」という間違い含めて原作コミックの再現。ちなみにあちらではウルヴァリンを挑発するために使っており、シカトされたのを見て煽ってきた一般女性が餌食になっていた。
*2 正しくは「Time to Die (死ぬ時間だ)」だが、意味合い的にも威力的にも「ハイシンダー」が何も間違ってなかったりする。
*3 アメコミでは最古参・大人気・超重要な四人組のヒーロー達。
*4 有り体に言ってしまえば「スーパーサイヤ人」のようなものである。
*5 ギャラクタスの従者の呼称。ゼロのエンディングで登場するシルバーサーファーはその1人。
*6 『DMC4』の主人公ネロの声優といえば解りやすいか。ちなみに日本語CVは『ロックマンX』シリーズ同様の置鮎龍太郎氏。
*7 余談だが海外からもエックスの登場を希望する声が多かった。今回のDLCはエックスを出すことができなかったお詫びなのかもしれない。残念ながらボイスなどは変わらない。
*8 海外『ストIV』ではさほど人気が出なかったらしいが、海外向けに作られたキャラであるらしい。
*9 ハガーは一度、参戦予定だった企画が没になったことがある。
*10 減った体力ゲージが赤く残った部分。通常は控え中のみ回復し、次に出撃すると消滅。
*11 後の『ストリートファイター X 鉄拳』では、悪役の男性限定で名前を呼ぶようになった。
*12 コンボ威力に特化したチームだが「ゲージ1本で始動、2ゲージ使っても何故か1.5本ゲージが溜まってる上にソーを即死させるコンボ」なんてのも存在した。
*13 例えばHIT数での威力減少のみならず、コンボ時間が長引くと受け身やダウン回避がされやすくなり、ダウン復帰も早くなる等のデメリットが発生するため、即死コンボこそあるものの最後まで繋げきるのは相応に難しい。
*14 この辺りは極端に技の種類が多いダンテのコンボダメージが突出していた要因にもなっているが。
*15 操作キャラのHC発動中、控えキャラのHCコマンドを入力することで控えキャラがHC発動と共に交代として現れるシステム。
*16 以降の本家『DMC』シリーズでもバージルの日本語音声は平田氏が担当している。
*17 コマンド入力が完成した瞬間=暗転と同時に攻撃がヒットする。餓狼MOWよろしく、相手はその瞬間に無敵かガード状態でない限り必中。
*18 通常時は「成歩堂龍一~異議あり!」だが、逆転モード変化時に「追求~追い詰められて」に変化する。
*19 ついでにミサイルは「大神」の八犬士+アマ公 + ガロン。
*20 BGMの元の持ち主であるピエロ・アダムの使っていた武器。原作ではお手軽かつ最強武器といわれている。
*21 他の強化系HCの殆どは効果中にゲージが非常に溜まりにくくなる副作用がある。
*22 3キャラとも中堅~準上位ほどの実力だが、2012年当時はまだフランクやロケットラクーン、加えてモリガンの性能は認知されておらず、これらの使用者もまた少なかった。一方で氏はまた『ギルティギアXX』や『北斗の拳』『戦国BASARA X』等多数のゲームでファンタスティックな戦いを演じるプレイヤーとして知られていた。
*23 強キャラのウルヴァリンと強アシストの豪鬼はともかく、MVC2元最強キャラだったストームは本作では中堅止まり。本人曰く「ストームが好きだから」「僕のプレイスタイルに一番しっくり来る」という慣れの極致。
*24 3人とも尖った長所のある中堅レベルだが、打撃特化のパワータイプしかいないため得手不得手がハッキリ出る安定しづらいチームに。ちなみに、同大会ではベスト4にバージル・ゼロ・モリガンが1人もいなかったが、ドゥームは残りの3人が使用。
*25 春麗は中堅どころかむしろ弱キャラに属しているキャラで、研究が進んでいなかった。氏は春麗の高い機動力を活かした「DPのためのゲージ溜め」として先鋒で起用している。
*26 このアレンジコスチュームの元となった『ハウス・オブ・M』でのマグニートーの礼服がスペイン王室のものと酷似しており、この事実がスペイン国内で報道されたことで大きな問題となってしまったためゲームでの配信が自粛された。