本項目ではPS3/360版『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』と、
その調整版であるPS3/360/PSV/PS4/One/Win(Steam)版『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』を共に解説します。
判定はどちらも「なし」。



MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds

【まーぶる ばーさす かぷこん すりー ふぇいと おぶ とぅ わーるど】

ジャンル ファイティングアクション

対応機種 プレイステーション3
Xbox 360
発売元 カプコン
開発元 カプコン、エイティング
発売日 2011年2月17日
定価 6,990円(税5%込)
判定 なし
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ
Marvel Comics関連作品シリーズ

概要

前作『MARVEL VS. CAPCOM 2』の後、格闘ゲームブームも去り、続編は絶望的だと言われていた。
それから11年…。長きに渡る沈黙を破りあのコラボレーションがついに帰ってきた!
前作からキャラをほぼ一新し、システムも調整された本作は、『ストリートファイターIV』『タツノコ VS. CAPCOM』同様2.5D(3Dキャラが2Dのように戦う)仕様となった。

登場キャラクター

本作はCAPCOM側は「動かして面白いキャラクター」、MARVEL側は「格ゲーに出しても良いキャラクター」を中心に選出されている。(カプコンのゴリ押しで登場したキャラクターも結構いるが…。)

  • また、本作ではMARVEL勢も女性キャラが比較的多い。
    • 総集編的な作品だった『MVC2』を除くと、過去作で女性キャラが一番多かったのは『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』の3人で、『MARVEL VS.~』の2作品はMARVEL側のプレイアブルキャラに女性はいなかった。
  • 初のお祭り作品となった『MVC1』では「ヴィラン(悪役)が少ない、というか不在」と言われていたが、今作は続投キャラ・新規キャラを含め双方にヴィランキャラは多い。
    • 特にMARVELサイドはド定番のマグニートーとDr.ドゥーム、本シリーズでカルトな人気を持つシュマゴラスに加え、新規のモードック、タスクマスター、ドーマムゥと日本ではあまり知られないキャラも登場。
    • CAPCOMサイドはベガこそ不在だが、豪鬼とウェスカー、そして洗脳されたジルが参戦している。
+ MARVELサイド
  • ウルヴァリン(X-MEN)
    • 「MARVEL」コラボ唯一の全作皆勤を果たしたお馴染みのタフガイミュータント。
    • 前作での不遇が嘘のような調整がかかり、飛び道具相手でも戦いやすくなった。が、相変わらずサポート面だけは微妙。
      • 性能の高さだけでなく安定性も高く、プロは結構メンバー入りさせている。やたら低かった防御力も標準レベルにまで上昇。
    • 乱舞系HCの「ウェポンX」がLv3HCに昇格した。
    • DLC衣装はウェポンXの強化兵士実験体。
  • アイアンマン
    • スーツのデザインが原作や映画に近くなり、スリムになった社長。
    • ポンコツプロトンキャノンが対空に打てるようになった。しかしさすがにそればかりでは芸が無いと思ったのか、新兵器のLv3HC「アイアンアヴェンジャー」も登場。高機動型の射撃タイプに近い。
    • DLC衣装はアイアンパトリオット。これ確かに社長が作った同系統スーツでも中の人社長じゃないんだけど…。
    • ちなみに本作のアイアンマンのテーマは『MVC1』のウォーマシン(さらに元を辿れば『MARVEL SUPER HEROES』のアイアンマンBGM)のアレンジ。
  • ハルク(超人ハルク)
    • いつも通りスピードもあるパワータイプ。地上で追い討ちのできるHCが便利。
      • 一部の技にアーマーが付いているため相手の攻撃を無視して反撃できるなど、とにかく一発の火力が高い高火力キャラだが、そういったネタがばれるとちょっと涙目。
    • Lv3HCは実装されていないが、ガンマクラッシュが単発クリーンヒットで40万ダメージなので問題なし。
    • もともと「理性が飛ぶほど強い」と言う設定らしく、本作では原作の展開に準拠し「ハルク、殴る!ハルク、勝つ!ハルク、強いッ!!」と、こんな調子の片言。
  • デッドプール(X-MEN New Mutants #98)
    • 本作のイロモノ枠その1。第四の壁を越える能力を生かし、本作でもメタ発言満載。
      • 「挑発ボタン!」「これがオレちゃんの挑発!理解したか?」 と言いながら判定つきの挑発したり、コナミ版『X-MEN』(AC/1992)の英誤ネタがあったり、交代リアクションが妙に長かったり、エリアルで昇龍拳かましたり*1、当て身投げ系Lv3HC「4.W.C」を決めると上下のゲージを引っこ抜いて振り回したり、負けたら 「そのボタンじゃねえだろうがあああああああああああ!」 と文句を言ったり、勝ってもこっちに寄って 「おい!そこのお前!!そうお前だよ!!オレがここで飛んだりはねたりしてるのにお前は悠長に座ってゲームしやがって。不公平じゃねぇか!」 などと文句を言って来たり。
      • テーマBGMにボーカルが付いているが、その歌詞は彼のキャラクター性と同様に意味不明の電波ロック。
    • 性能的には必要なものは全て揃っているバランス型。アシストが居ればやりたい放題だが、逆にアシストが居ないとちょっと心細い程度の基本形。シュマちゃんとの相性がとても良い。
    • DLC衣装はケーブル風。 「今回ケーブルは出ないと思ってただろ……」
  • キャプテン・アメリカ
    • ブレないMARVEL古参。使い勝手もいつも通りだが、本作ではシールドを落とさなくなった。
      • しかし基本性能は全体的に低めで2段ジャンプも削除されてしまい下位キャラ止まり。永パを持っている事が発覚したがそれでもやっぱり下位脱出ならず。
      • ただ「本作の他キャラと比べて性能が低い」だけであって、性能自体はごく普通で使いやすい部類。盾を持っているだけあって飛び道具を無効化しつつ突っ込めるのは唯一無二のデカイ長所。
      • 『ULTIMATE』では2段ジャンプが復活するなど、大幅に強化された。
    • ウルヴァリンと同じく、乱舞系HCの「ファイナルジャスティス」がLv3HCに昇格…したのだが、暗転直前まで無敵が無い上にコンボにも組み込みづらいため、ほぼ死に技と化してしまった。
    • DLC衣装は初代バッキーにキャプテン・アメリカの称号を譲った後のスティーブ・ロジャーズ。
  • ドクター・ドゥーム(ファンタスティック・フォー)
    • ご存じ悪魔博士。今作はボイスのテンションが異様に高く、やたら空耳が多い。ダダッボンダダッダダッフッフッダーイ ハイシンダー!ディスゲイムイズオウヴァ!!
    • 射撃重視キャラでアシストも超強力特に「ヒドゥンミサイル」は最強クラスの性能を誇る。
    • 一方近接戦でも2種ある急降下技「フットダイブ」(フッダーイ)の暴れ潰し性能が極めて強力。新登場のLv3HC「ドゥームズタイム」(ハイシンダー)*2のおかげで爆発力もバッチリ。切り返しに関しても「フォトンアレイ」のぶっぱなし性能が高くて強力。ぶっぱじゃねえ!!
      • 崩しもコンボもそこそこできるが、逃げる相手を追うのは苦手で、逆転力には欠ける。また異様なアシスト性能の影響で「ドゥームの弱点はドゥームのアシストを付けられないこと」と皮肉交じりで言われることも。
  • スーパースクラル(ファンタスティック・フォー)
    • マーベルユニバースのスーパーヒーローチーム「ファンタスティック・フォー*3」の能力全てを持った男。スクラルとは部族のことで、本名はクラート。*4
      • 四人一組が前提のファンタスティック・フォーは格闘ゲームに参戦させるのが難しいという事から、MARVELから代替として紹介されることによって参戦が叶った。
    • 攻撃面は高いが防御面は脆い速攻タイプ。
    • Lv3HCは「デスペナルティ」。頭上から急降下して乱舞する。
  • ソー(マイティ・ソー)
    • 何故今まで出なかった(『MVC1』でサポート出演のみ)のか分からないぐらい、本場アメコミ界では定番の雷神。最近映画化もし、MVCも今回から本格参戦。
    • 攻撃力はあるが動作が重い重戦車タイプで、体力は単独トップ。…しかしあんまりにも鈍重で使いづらく、HCもコンボに組み込まないと使いにくい。しかも挑発伝説じみた技まで持っているため「ンーさん」と呼ばれる始末
      • 一応ブチ当たった時の火力は高く補正切りバグ要員として活躍もできるためワンチャンはある。決して弱いわけじゃないからね…。
    • Lv3HCは実装されていない。
    • DLC衣装はコミック初登場時の衣装。映画を見た人は勘違いしがちだが、デフォ版が最新。
  • ドーマムゥ(ドクター・ストレンジ)
    • このゲームに出るまで、日本での知名度がすさまじく低かったダークディメンジョンの王。
    • HCの削り能力が高いゲージ依存型キャラ。通常の戦闘もこなせるっちゃこなせるが、ガチの遠距離タイプなのでゲージが無い時に近寄られると辛いものがある。
    • Lv3HCは「ダークディメンション」。相手が地面にいればほぼ確実に当たり、そこから追撃可能。1ヒット技なので補正もあまりかからない。
  • X-23(X-MEN Evolution/NEW X-MEN)
    • バタ臭さ薄めの美少女キャラ。信じられないがこう見えてウルヴァリンのクローン。口語だと名前が呼びにくいので本名の「ローラ」とも呼ばれる。
    • プレイ感としてはウルヴァリンのスピードをさらに強化して体力と火力を削った感じ。
      • 手数は多く、コンボ火力も上々。相手の交代出現時ガー不ネタはかなり強いがHCゲージが3本要る。
    • Lv3HCは「サイレントキリング」。一定時間透明になり、その間任意のタイミングで高威力の斬撃を放つ。
  • スパイダーマン
    • おなじみにしていつも通りのスピード型波動昇龍系蜘蛛男。
      • ウェブグライドという移動技を手に入れ、空中ダッシュと合わせて映画版さながらの高機動も可能になったが、今まで通りの器用貧乏。
    • Lv3HCは実装されていない。
  • モードック(キャプテン・アメリカ)
    • イロモノ枠その2。その容姿を一言で言ってしまえばよくこんなの出したな。
    • 必殺技「A.キューブ」を当てる事でPP(Psionic Power)を上げ、これを消費して一部の必殺技が使えるようになる他、全消費でHC「ハイパーP.ブラスター」の威力を上げられる。
    • バリアーからの中・遠距離の戦闘が中心となる。ジャンプが特殊で常に飛行状態なため、低空高速中段も可能だったりと近距離戦でも結構いける。
      • 見た目通り癖は大変に強いが使いこなせれば結構ネタも豊富。KILL! KILL!!
    • Lv3HCは実装されていないが、最大強化版「ハイパーP.ブラスター」がその代わりともいえる。
  • マグニートー(X-MEN)
    • 前作4強の一人。相変わらず小足の出が早く、コンボ・めくりの鬼に変わりはない。
      • それどころかどこにいようとサーチして当たる擬似全画面のLv3HC「グラヴィティスクイーズ」追加でさらに強くなったような…。
      • もちろん最強キャラなんじゃないかとも言われる強キャラの一角―――と思われたが、オンライン対戦での最大の敵・ラグの前に屈する。とにかくマグニートーはオンラインでのラグが酷いのだ。
    • マグニートーのDLC衣装は、後述する都合上で配信中止となった。エリック・ザ・レッドで良かったのに。
  • シーハルク
    • マヴカプ初の非ミュータント女性キャラ。ハルクの従妹。
    • ハルクよりも軽快な動きで場を圧倒できるが、凄まじくHCに癖が強い。
      • 読み合いネタが豊富。マブカプ全米トッププレイヤー曰く「相手の心折りたかったらシーハルクだね」。
    • Lv3HCは「テリブルアクシデント」。暴走車をひっくり返し、相手ごと爆破する投げ技。投げが成立しなかった場合はそのまま車が突っ込んでいくが、この車にも攻撃判定がある
    • DLC衣装は弁護士らしくスーツ。
      • エンディングでは、『ULTIMATE』に先駆けてCAPCOM代表の弁護士ナルホドくん(と御剣検事)と法廷で顔を会わしている。
  • ストーム(X-MEN)
    • これまた前作4強の一人。本作は最新の衣装で登場。
      • ダブルタイフーンが出るのが遅くなったが、使い勝手は前作とほぼ同じ。さすがに前作の謎の攻撃判定は修正されたが。
      • 性能は前作より落ちたものの全画面HCもあり、変わらず「安心と信頼の二番手」ポジションとして活躍できる。
    • Lv3HCは実装されていない。
  • フェニックス(X-MEN)
    • 本作唯一の故人、ジーン・グレイさん… と良く似た他人。
    • 必要な物は揃っており、高性能飛び道具の数々と移動技で場を荒らしまわることが可能だが、体力がソーの1/3と言う超絶紙耐久。しかし…(後述)
  • タスクマスター(アベンジャーズ)
    • デッドプールと腐れ縁の傭兵兼凄腕プロ教官だが、正義だ悪だの前に金が全ての銭ゲバヴィラン。
      • 実在する才能『 写真的反射 (フォトグラフィック・リフレックス)』(一度見た技を完璧に模倣するスキル)の持ち主であるため、何だかどこかで見た技が多い。
      • 何故か本作では「我輩」「である」口調という翻案がされている。そのためなんかギャグキャラっぽくなっているが、実際はシリアスなキャラなので賛否両論。
    • 攻めに回った際の使い勝手が良く、コンボ性能が非常に高いため火力も優秀。いざとなったら当身技もある。
      • ところがLv3HCがないので爆発力は少し物足りない。また、HCが2つしか実装されていない数少ないキャラでもある。安定感の高さとアシストの万能性から1番手または2番目が適している。
  • センチネル(X-MEN)
    • 今回も来てしまった前作最強。今回はよく喋る。
    • 相変わらず通常攻撃で体力を削り、非常に有能な飛び道具やHCを持つ。しかも一部技にアーマーが付いていたりコンボもお手軽高火力だったりの旧1強。
      • しかしアップデートで体力が約3割も減らされウルヴァリン以下になってしまった。それに今回は相性不利の付く相手がやけに多い。
    • Lv3HCは実装されていない。
  • シュマゴラス(ドクター・ストレンジ)(DLC)
    • イロモノ枠その3。カプコンのゴリ押しによりDLCで滑りこみ参戦し、今回もやはり日本語限定で「でシュ」「まシュ」口調。
      • アシスト絡みで良相性の誰か同様に第四の壁を認識できる事が明かされた。でもタブー視しているのであえてそう見せないあたりはやはりカオスディメンションの神というべきか。
    • ようやく目からビーム系の飛び道具「ミスティックレイ」をゲット。ダウン追い討ちも可能なので便利。でもやっぱり癖があるので使う人を選ぶ。
      • アシストの性能が高いので一部キャラとの相性がとても良い。
    • Lv3HCは過去作と同じく「カオスディメンション」。
    • DLC衣装はクォゴス。キモい。
  • ギャラクタス(ファンタスティック・フォー)(ラスボス)
    • 惑星を主食 とするコズミック・ビーイング(宇宙規格生命体)の一体であり、マーヴルコミック最強クラスのヴィラン。VS.CAPCOMシリーズ恒例の巨大ボスだが、そのスケールはアポカリプス、オンスロート、アビスなどの倍を超える。
      • まずライフゲージを共有しているヘラルド*5となったドーマムゥ、ドゥーム、ウェスカー、豪鬼の内いずれか2人と戦い、倒すとギャラクタスとの戦いになる二部構成。
      • 超巨体を生かしての叩きつけやビーム、そして初見殺しの全画面即死等、攻撃の強烈さも前作までとは一線を画する。しかもいつも通り被ダメージと時間制限がヘラルド戦から引き継がれるので思った以上にシビア。
    • 以前『MVC1』でもボス候補に上がっていたが「奴は宇宙の神に等しい存在で、格闘家なんぞに殴られて負けるキャラじゃない」と言う理由でMARVELに却下された経緯を持つ。
      時が経った近年はヒーロー側のパワーインフレが進んできたことによって追い詰められ瀕死になる・1対1で善戦されるなど、かつてほどの絶対的な威厳の描写が薄れたこともあり、ついに登場と相成った。
+ CAPCOMサイド
  • リュウ(ストリートファイター
    • やはりカプコンサイド代表として登場した、おなじみミスター格闘ゲーム。いつも通りのバランス型……と思いきや、本作ではついに真空波動拳が軌道まで変えられるようになった
      • 飛び道具もほとんど打ち消せるおかげで、真空波動拳による遠距離でのプレッシャーが半端無く重い。付いたあだ名が真空おじさん
      • しかし『タツカプ』で使えた2段ジャンプや空中ダッシュが使えなくなってしまっており、基本性能は低め。それも相まって『普通に格ゲーしてしまっている』事を最大の弱点として挙げられる。
      • 『ULTIMATE』ではどういうわけか強化HC「波動覚醒」を筆頭に、「連波動拳」「爆波動拳」「波動昇龍拳」「真・波動拳」「真・竜巻旋風脚」といった新技が大量に登場。
    • Lv3HCはお馴染み「真・昇龍拳」。本作では出始めにしか攻撃判定が無いが、判定はかなり広い。
    • DLC衣装はまさかのストI衣装。
  • モリガン(ヴァンパイア
    • こちらも『VS.』系作品ではお馴染みのサキュバス。初めて声優が変更され、田中理恵氏が担当。
      • 性能的には今までに出たコラボ作品を全部足して作品数で割った印象だが、防御力は平均レベルにまで上昇。
        今作では主に分身技アストラルヴィジョンを使った弾幕戦法で相手を封殺する事を得意とする。弾幕STGでの経験が活きた。
      • 下記のバージョンアップ版『UMVC3』にて上方強化され、キャラランクトップに躍り出た。
    • Lv3HCはタツカプから引き続き「ダークネスイリュージョン」。タツカプとは異なりリリスは登場しない。
    • DLC衣装は勝利ポーズの私服。
  • クリス(バイオハザード5
    • 前作のジルに続き『バイオハザード』シリーズから参戦。本作ではゴリス呼ばわりされている『5』の設定で登場。
      • 様々な武器を使った戦闘でどんな距離でもこなせるが、近接技の性能はあまり高くない。
      • しかし多様かつ優秀な銃火器のおかげで遠距離戦のスキルはなかなかのもの。
    • Lv3HCは「サテライトレーザー」。照準を左右に移動させ、攻撃ボタンで衛星射撃を行う。
    • DLC衣装は初代『バイオハザード』の物。
  • ダンテ(デビルメイクライ3
    • 『デビルメイクライ』シリーズからようやく登場のスタイリッシュデビルハンター。『3』準拠。日本語CVはアニメ準拠の森川智之氏。
    • とにかく特殊技・必殺技の種類が法外に多く(特殊技10種・必殺技25種)、ほとんどがつながる。何でも揃っているため適当に暴れていても強い。
      • 半数の必殺技は特定技の派生専用である「クレイジーコンボ」仕様に。しかも無印では補正の仕様でコンボ補正がかからないに等しく、コンボも火力もガンガン伸びる。
      • 『ULTIMATE』ではクレイジーなコンボ火力こそ落とされたものの、派生技のコマンド短縮により繋ぎ易さは向上。
        さらにアシストの1つ「ジャムセッション」がかつてのコレダーのような対空能力を持っているため、まだまだ強い。
    • Lv3HCは「デビルマストダイ」。突き技「スティンガー」を連発する。
    • DLC衣装は父スパーダの衣装。HCでデビルトリガーするとちゃんと魔族版のスパーダに変身!
  • フェリシア(ヴァンパイア)
    • スピードタイプのキャットウーマン。その代わり飛び道具の技がほとんど無いのでとことん接近戦しなければならないインファイトキャラ。
      • しかし接近さえしてしまえば、怒涛の攻めを可能とするHC「キティ・ザ・ヘルパー」で相手を封殺することも可能。
    • ヴァンパイアキャラの例に漏れずCVが変更され、阿澄佳奈氏が担当。「体表の模様は彼女の地毛(つまり実質全裸)」という設定のせいでアメリカのサイトでは規制がかかっている。
      • PVでも同様で、無印版では始終ハガーの背中に張り付き胴体前面部は見せられず、『UMVC3』でもやはりシュマゴラスに張り付いていて顔と手しか見えないように工夫されているなどかなりの徹底振りである。
    • 仲間が相手を袋叩きにする「プリーズヘルプミー」がLv3HCに昇格した。
    • DLC衣装は『バトルサーキット』よりイエロービースト。
  • 春麗(ストリートファイターII
    • おなじみミス格闘ゲーム。素早い移動スピードに加え、空中ダッシュと3段ジャンプも備える、機動力の高いキャラ。
      • 前作同様空中HCを持たないが、代わりに百裂脚がやたら強く、コンボに立ち回りにと大活躍で、空中戦も問題無い。
        しかし防御面に不安を抱え、本作での体力値はモリガン以下になり『ストIV』時よりも脆くなった。
    • Lv3HCは新技「七星乱華」。スピニングバードキックから天翔脚、そして本作では実装されていない覇山蹴を立て続けに繰り出す。
    • DLC衣装は『ストZERO』のスポーツウェア衣装。
  • トリッシュ(デビルメイクライ2
    • ダンテの相棒。『DMC2』の仕様なのか、魔剣スパーダを背負って登場。日本語CVはダンテと同じくアニメ準拠の田中敦子氏。
      • 余談だが、ダンテ・トリッシュの日本語声優は過去にリュウ・春麗をそれぞれ担当していたりする。
    • トラップの設置技を駆使したトリッキーな攻めが中心となる。魔剣スパーダを飛ばすHC「ラウンドトリップ」も固めに大活躍。
      • 単身火力がいまいち伸び悩むのが難点か。
    • Lv3HCは「デュエットペイン」。相手を打ち上げた後拳銃を連射し、最後に魔剣スパーダを落とす。
  • アマテラス(大神
    • 『大神』から登場の狼。ついに4足動物が参戦(神様だけど)。筆調べやカウンターのイズナ落とし等、見た目からは想像もつかないスタイリッシュアクションを秘める。
    • 超スピードと器の使い方が鍵となる小型・少体力のテクニカルタイプ。使いこなすことさえ出来ればかなりの高性能を発揮できるちびキャラ。
      • センチネルの天敵。加えて全画面攻撃のLv1HC「筆しらべ 荒神楽」も持ち、問題児・ダークフェニックス相手にも何とかなったりするなど、尖った性能のキャラに対する相性が良い。
    • Lv3HCは「 遍業 三種の神器 」。乱舞技であり、アマテラスにとっては貴重な無敵技。
    • DLC衣装はヴァンパイアのガロンのコスプレ。
    • 全体的に攻めた曲調のBGMが多い中で、アマテラスのテーマ「太陽は昇る」のアレンジは和風トランスとも言える美しいサウンドに仕上がっている。
  • ビューティフル ジョー(ビューティフルジョー
    • 『タツノコ VS. CAPCOM』から引き続き、原作通りの3頭身そのまんまで登場。今回もメジャーなヒーロー達との共演でご満悦の様子。
    • 3段ジャンプが可能になった。機動力が高い波動昇龍型なので、癖は無い。しかし他のキャラに比べてちっこいため、攻めのリーチに不安あり。
    • HC「シックスキャノン」の発生が早くなり使いやすくなった他、相手を低速化させる新HC「ビューティフルゴッドハンド」が追加された。
      • その代わり、Lv3HCが削除されてしまい、攻撃性能はかなり落ち込んでいる。
    • タツカプと違い、CVがアニメ準拠の関智一氏に変更された。
  • トロン(ロックマンDASH
    • 『ロックマンDASH』代表。『MVC2』から続投。
    • アシストでのグスタフファイアが特に強いが、突進技なども優秀で自力でもかなり攻められる。
    • Lv3HCとして、ボーンミキサーの強化版「シェイクダウンミキサー」が追加された。
  • ウェスカー(バイオハザード5)
    • こちらも『5』仕様の猛スピードアタッカー。外して得にはならんがグラサンも外せるという細かい仕様。『UMVC3』では外すと能力が上昇するようになった。
      • コンボ性能・追い討ち性能が秀逸。アシストとしても活躍できる。
    • Lv3HCは「連環殺」。超速で打撃を浴びせて空中に打ち上げ、最後にミサイルを投げ落とす。
    • DLC衣装は初代『バイオハザード』で着ていたS.T.A.R.Sの戦闘服。
  • スペンサー(トップシークレット/バイオニックコマンドー)
    • バイオニックアームを伸ばしたり叩き付けたりして戦うパワフル&トリッキーキャラ。
      火力は抜群、立ち回りに使える技も一通り揃っては居るが、癖が強かったりコンボが難しかったり。アシストで使いづらいのも難点。
      • HC「バイオニックランサー」は無敵が長い上に突進スピードも速く、割り込みにコンボにと大活躍の主力技。日本語cvを務める黒田崇矢氏の気合の入った掛け声も必聴もの。
    • Lv3HCは実装されていない。また、タスクマスターと同様にHCが2つしかない。
    • ゲーム内ギャラリーでは初出作品が年代を残して「トップシークレット」表記だが、これは避けられない大人の事情にかけたもの。本来のタイトルから察して頂けると思うが…。
    • DLC衣装は「マスターD復活計画」ないし3D版でリンク要素として選択出来る衣装。
  • アーサー(超魔界村
    • 『魔界村』のアクションそのままに参戦。癖のあるジャンプ。鎧も脱げます。武器は『超魔界村』準拠。
    • 優秀な飛び道具が多く揃っているカプコン側の飛び道具ファイター。ただし機動力に関しては2段ジャンプ以外は軒並み平均以下。近づかれたら…頑張れ。
    • Lv3HCは「大魔法」。「大爆裂の魔法」と「火竜の魔法」を同時に繰り出す、非ロック系の全画面攻撃。
    • DLC衣装は極魔界村の魔の鎧。
  • ゼロ(ロックマンX
    • ジョーと同じく『タツカプ』から継続参戦。『SVC CHAOS』出演時と違い、すっかり『ロックマンX』シリーズ代表扱いのイレギュラーハンター。
    • 波動昇龍突進技、牽制に迎撃、崩しと一通り揃っているキャラ。息もつかせぬ連撃で敵を圧倒する。また、HC「裂光覇」の性質が『タツカプ』から変更された。
    • Lv3HCは「幻夢零」に変更。ほぼ全ての飛び道具をかき消す超強力な飛び道具。
      • このためHCの名前は全て日本語になっているが、英語版のCVジョニー・ヨング・ボッシュ氏*6による発音がとてもうまいと好評。特にLv3HC発動時の「一刀両断!」は必聴。
    • BGMは『ロックマンX2』よりゼロのテーマ。
    • エックスが陰で泣いている…と思いきやDLCコスチュームとして間接的に登場を果たした*7。ちなみにカラーチェンジでフォルテ、ロクゼロ、X1のエックス等を意識したカラーも。
  • C.ヴァイパー(ストリートファイターIV
    • 当時の格ゲー最新作から参戦。「『ストIV』*8の時よりイキイキしている」と評判。
      • 原作仕込みのシステム・セービングアタックも固有技として使いこなす。ガチンコのインファイターで、一度近づいてしまえばこちらのもの。
      • しかし原作さながらに飛び道具やミドルレンジ以上の牽制はほぼ皆無で、どうやって近づくかが鍵。
    • Lv3HCは新技「ヴァイパーフルスロットル」。出典のウルトラコンボII「バーニングダンス」と似た部分もあるが、こちらは最後に地面に叩きつける。
  • ハガー(ファイナルファイト
    • ザンギエフを抑えいよいよ格ゲー再登場の市長*9
    • マッスルボマーの活躍から投げキャラのイメージが強いが、本作ではファイナルファイトよろしく打撃が要点。
      • パイプも健在どころかメイン技。ダブラリすると体力が減るが、ヴァイタルソースが100%残る上無敵なのでアシストで使えば全く問題無い。
    • Lv3HCは「マッスルディスコース」。バックドロップからジャイアントスイングに繋げ、最後はスクリューパイルドライバーを決める。
    • DLC衣装はファイナルファイトタフ版のオールバックロン毛ポニテ&スパッツ。
  • 豪鬼(スーパーストリートファイターIIX
    • 拳を極めし者。やや体力が低く、リュウよりも積極的に攻め上がるキャラ。
    • 例によって立ち回り全般が強く、火力も高い。またそのためXファクターとの相性も抜群。
    • 前作の不遇が嘘のよう。特に操作時・アシスト時共に竜巻斬空脚が強すぎるため、アシスト竜巻で飛んで来ては帰って行く…という光景が非常に多く、付いたあだ名が竜巻おじさん
    • HC「滅殺豪波動」「天魔豪斬空」は弾幕とビームの使い分けが可能奇しくもゲーメストで誤植されたことがあるゲームに似た仕様。
    • Lv3HCはお馴染み「瞬獄殺」。移動速度がかなり速くなっている。
    • DLC衣装はなつかしのメカ豪鬼。
  • レイレイ(ヴァンパイアハンター
    • これまた声が変わったキョンシー。CVが早見沙織氏に変更され、ついでに突然一人称が変わりボクっ娘に。何があった。
    • 低火力な上、空中を歩く特殊な空中ダッシュの都合で相手への接近が難しく、Lv3HCも実装されていない単独性能としてはかなり厳しいキャラ。逃げながら戦えるキャラ相手だと一方的にやられる事も多い。
    • 一方でLv1HCの離猛魂による短時間のハイパーアーマー付与は操作キャラ時のみ残り時間を消費する為、離猛魂後にアシストに回るとハイパーアーマー状態のアシストとして使える。ほぼ全画面を攻撃する旋風舞による初見殺し性能は高く、発売当初はそこそこ活躍していた。
      • ただしあくまでハイパーアーマー状態でのけぞらないだけでアシスト中でもダメージは受ける為、発生保障のあるHC等を食らうとアシスト状態のまま死にやすい、離猛魂の効果時間がそう長くないのでスナップバックで強制的に前に出されるとすぐ効果が切れる等、対処法を分かっている相手にはあっさり対処されてしまう。
    • DLC衣装はお札となって共闘している双子の姉・リンリンの人間体。露出度低くなったとか言うな
  • ジル(バイオハザード5)(DLC)
    • 案の定『5』仕様となり、本作では格闘重視で参戦。
    • 彼女のミッション10はやばすぎるくらい鬼畜な難易度のコンボで有名。
    • Lv3HCは「獣性暴走」。強化系HC…と思いきや、操作体系が大きく変わって暴発が発生しやすくなり、火力が上がるわけでもないので完全な死に技。
    • DLC衣装はファンには馴染み深い『バイオハザード3』のカジュアルコスチューム。残念ながら(?)洗脳装置はそのままだが…。

ゲームモード

  • シングルモード
    • 従来の対CPU戦モード。本作は従来から1戦減り、6戦後にラスボス(ギャラクタス)と対戦する。そのため、1プレイで38人中18人と戦うことになる。
    • 難易度は5段階。また、通信対戦の待受設定も可能で、待っている間CPU戦…と言ったアーケードライクなプレイも可能。
    • 最高難易度「VERY HARD」クリアで入手できる称号もある。
  • ミッション
    • キャラクターにそれぞれ10種類ずつミッションが用意されている。最初は必殺技を出すだけだが、後の方になる度に複雑なコンボが要求される。
    • 半分及び全てクリアすれば称号がもらえる。但しジルの最終ミッションは地獄を見る。
  • トレーニング
    • 読んで字の如く。ここでもCPUと疑似対戦可能だが、低難易度設定でも結構的確に、そして熾烈に攻めてくる。
  • ネットワークモード
    • いわゆる通信対戦。ロビーを作る以外でこのモードにはあまりお世話にならないかもしれない。
  • ギャラリーモード
    • ムービー・キャラ紹介・モデル・ED・イラスト・音楽等を鑑賞するモード。
    • キャラ紹介では能力まで見られる。お気に入りキャラの意外な一面が見られるかも?

本作の新要素・変更点

  • 操作方法
    • タツカプ』+αといった感じで、弱・中・強とS(スペシャルアタック)の攻撃ボタン4つ+控えメンバーを呼び出すためのパートナーボタンが2つの計6ボタン制。
    • スペシャルアタックは主にエリアルレイヴに関するボタン。地上で使えば相手を空中に浮かせるエリアル始動技・空中で使えば相手を地面に叩きつけるエリアル終了技をワンタッチで繰り出せる。
      • 地上Sヒット時にボタンを押しっぱなしで自動ジャンプする設定も可能。
    • パートナーボタンに関する「ヴァリアブルアシスト」「ヴァリアブルアタック(交代)」「ヴァリアブルカウンター(ガードキャンセル交代)」「ヴァリアブルコンビネーション(合体攻撃)」「スナップバック」などといったシステムはほぼ前作と同じ。
      • 交代はボタン同時押しからボタン長押しに変更されている。
  • チームエリアルコンボ
    • エリアルレイヴ中にレバー+Sボタンを同時入力すると、控えのキャラクターと交代しつつ空中コンボをさらに続ける事ができるシステム。
      前作からのディレイドハイバーコンボとは異なり、攻勢のままゲージ消費せず交代できる。叩き付けた方向によってダメージが大きいorハイパーコンボゲージが一気に増えるといった特殊な効果も発生する。
      • 強力なシステムだが、エリアルコンボ中(地上S攻撃ヒット後の空中2ヒット以降)でしか発動できないという前提条件がある。また発動時に相手に対応する方向と同じコマンドを入力された場合、チームエリアルカウンターが発生し、交代できずに小ダメージを受けて弾き返される。
  • Xファクター
    • 本作を象徴するシステム。弱+中+強+S同時押しで試合中に1回だけ使えるパワーアップ技。
      技のダメージや動作スピードが上がり、操作中キャラのヴァイタルソース*10を復元する効果がある。
    • ロック技と被ダメージ以外の全行動をキャンセルして発動可という特性もあり、ロマンキャンセルのように連続技の繋ぎに使って致命的なダメージも狙える。
      逆にガード硬直も発動でキャンセル出来るため、ガードキャンセルXファクターで無理矢理相手の攻めを打開するという使い方も有る。正に攻防一体の切り札。
    • また、ダウンしている仲間の数が多いほど強くなる(強化倍率と効果時間が上昇)ため、最後の1人になったあとのXファクターは逆転の可能性が十二分にある。
  • その他
    • ヴァリアブルアシスト中の被ダメージが5割増加するように。分かりやすく言えばアシストが2ゲージ分ハイパーコンボを食らえばほぼ間違いなく死ぬ
      • このため、前作のように適当に強いアシストを呼ぶとそこを狙われてビームHCで屠られたりまとめてコンボで倒される(通称ハッピーバースデー)という結果にもなるため、アシストを呼ぶために状況を読む必要性が上がった。
    • 一部の能力強化系のハイパーコンボに残り時間のゲージ表示が追加。また効果時間中に交代した場合、効果が消滅せず残り時間だけが一時停止する。
      • 前作のサイトラックバグをそのまま採用したような仕様で、通常より強力なアシストとして呼び出すことが可能。

評価点

操作面

  • エリアルレイヴに関するボタンを独立させたことで、連続技・必殺技が非常に意識しやすくなっている。
  • さらに操作面を簡略したシンプルモードがあり、難しい操作は嫌だけどキャラを動かしたいという人にも遊べる。
    • 必殺技入力対応時間そのものも前作より広めになっている。

バランス面

  • 「全体的にどのキャラもどこかしらおかしい長所がある」「超強力なXファクターによりどのキャラもチャンスが掴める」等のピーキー調整のおかげか詰んでいる組み合わせは少なく、「弱キャラでも結構何とかなる」と言われる。デジャヴとか言わない。
    • これまで(後のストライダー飛竜や一部のアシスト専門を除き)非常に弱かったCAPCOM勢が大幅に強化されたのも評価点と言える。MARVEL上位陣はそのへんを叩き潰さんばかりに更に強かったりもするのだが、インフレの甲斐あってか今回はCAPCOM勢にもダンテやアマテラスといった強キャラが出てきた。

演出面
前作で削られた様々な要素の復活・新たな要素の追加。

  • 最初の掛け合い・勝利台詞・個別EDが復活した。
    • 意外な組み合わせもあるため、全部の組み合わせを試してみてもいい。
    • 台詞自体もそのキャラクターの性格が端的に表されている。社長うぜえと思ったら負けである。
  • 戦闘中の掛け合いも非常に豊富。
    • 本作は前作から声優の大半を一新しており、さらに戦闘中の台詞も大幅に増加している。
      • MARVELキャラは基本的に、『MVC2』から本作までの間に海外でのみ放映されたアニメの声優が当てられている。
      • またMARVELコラボ作品では珍しく、声優被りが日本語・英語共に非常に少ない。被っているのはウルヴァリンとタスクマスター・Dr.ドゥームとシュマゴラスの2組のみ。
    • CAPCOMキャラに限り、音声を日本語と英語の2種類からキャラクターごとに変更可能。『バイオハザード』や『デビルメイクライ』シリーズなど、原作に合わせて一部キャラは英語設定がデフォルトとなるが、これらにも日本語ボイスはしっかり追加されている。
      • うちDMCのダンテとトリッシュ、ビューティフルジョーはアニメ版からのCVが引き続き担当。
      • ヴァンパイアからのキャラは3人とも声優差し替えになったりしている。『MVC2』から変わっていないのはトロンのみ。
  • 交代時は、基本的には交代する相手の本名を呼ぶ事が多いなど、特別な呼び方も非常に多い。
    • キャプテンアメリカは大概のキャラから「キャップ」と呼ばれるが、センチネルはAIに愛称が登録されていないのか全キャラ通常の呼び方になる、
      逆に豪鬼だけはどのキャラクターの名前も呼んでくれず*11「小童!」「小娘!」「怪(あやかし)!」「木偶!」「傀儡!」といった感じ…などなど。

音楽

  • 音楽も好評なアレンジが多い。
    • MARVEL側は過去の『VS.』シリーズからの楽曲が中心だが新曲も多い。一方CAPCOM側は登場キャラの出典作品の楽曲のアレンジが中心となっている。
    • 方向性としては『ストIV』を更に攻撃的・激しくしたデジロック・ハードコア系のサウンドが多い。
      • 一方でアマテラスのような別方向のジャンル、トロンのテーマのように原曲に忠実な曲も存在する。

賛否両論点

  • コンボゲー
    • 本作はどのキャラも先行入力が利きやすかったり拾い直しやすかったりと連続技が非常に繋がりやすく、シリーズの特色であるコンボゲーとしての趣がさらに強まった。
    • コンボゲー特有の快感をもたらす一方で、弱攻撃を当ててそこからのコンボで体力が6割以上、場合によっては10割まで持って行かれる*12という具合の調整のため、全体的にゲーム内容が大味になっている要因となっている。
    • 但しコンボ補正は威力以外でも*13多く設けられている。
      • 従来の格闘ゲームで良くあるHIT数補正を始め、コンボ中で2度以上使用した技にきつい威力補正がかかる*14・2度以上ダウン追撃するとすぐに受身を取られる・バウンド効果はコンボ中に1度までしか発揮されないなどの同技補正システム等も健在。
    • またオンラインを考慮すると、ラグに基本コンボが足を引っ張られやすいキャラも何人か居る。例としてはマグニートー、デッドプール、X-23等。
  • あまりに強すぎるラス1Xファクター
    • 強化具合が非常に大きく、持続時間も45秒。何か引っかかったら確実に一人倒せるレベル。それが3回も続くだけで試合がひっくり返ってしまうため、これでは事故ゲーだという意見もある。
    • そのためか『ULTIMATE』では大幅に弱体化され、20秒しか持続しなくなった。
  • キャラ選出の評判はクロスオーバーものには付き物であるため割愛。
    • カプコン側は『ストリートファイター』から4人(その内『II』シリーズ登場が3人)、『ヴァンパイア』『バイオハザード』からそれぞれ3人ずつ(『ULTIMATE』ではバイオが4人、『デビルメイクライ』から3人)、
      マーヴル側も『X-MEN』から7人、『アベンジャーズ』系から6人(『ULTIMATE』では8人)、『ファンタスティック・フォー』の敵キャラがボスを含め3人と作品が偏っていたりするのが若干賛否アリか。
    • 選出されたキャラの他にも検討されていたキャラは居たようだ。その一部は『ULTIMATE』にて登場している。
  • MARVEL側のキャラクターが英語音声固定
    • イメージが壊れないという声もある反面、カプコンキャラクターのように日本語吹き替えも選択可能にして欲しかったという意見も。
    • ちなみにこれまでのカプコン製MARVEL格闘ゲームでもMARVEL側のキャラは全て英語音声限定だった。

問題点

  • 通信対戦は観戦なし。
    • そのため、ルームに入った場合、自分の対戦まで延々と待たされることに…。
    • パッチでの実装も告知されていたが、結局パッチが来る事は無く、調整版の『ULTIMATE』で実装されることに。
      • なお、パッチ実装が出来なかったのは、「PSNの情報流出問題でネットワーク機能が制限されていたためと東日本大震災が起こってしまったのが大きな理由」と本シリーズのプロデューサーを務める新妻プロデューサーが語っている。DLCが2キャラで終わってしまったのもそれが理由。
  • フェニックスの事故ゲーぶり
    • 本作は何度かのバランス調整アップデートが行われ、当初問題だったセンチネルと他キャラの差は小さくなったのだが、フェニックスは無印Ver全体を通して極端に賛否の多いキャラであった。
    • 彼女の体力は前述したとおり異常に低い。が、彼女には作中唯一のLv5HCである「ダークフェニックス覚醒」が存在し、
      HCゲージが5本満タンで体力が0になった際に自動発動し、周囲を吹き飛ばしつつ「スピードアップ」「一部必殺技の性能向上」「通常攻撃で飛び道具発生」という大幅強化状態で復活する。
    • 発動後のデメリットは体力が徐々に減り、投げなどのロック技の被ダメージが1.2倍になるなど。ところが減った体力はヴァイタルソースとして残るので、X-ファクターと併用するとこのスリップダメージが打ち消されてしまう。
      しかもXファクターの強化倍率も他キャラより50%大きい(最大でそれぞれ攻撃力200%/スピード150%)ため、持ち前の異常な攻撃力と画面制圧力で全盛期のセンチネルすら一瞬で灰と化す残り1人の状態からそのまま3タテなんて事にも…。
    • 当時の対策方法は弾幕を縫って隙を突き1コンボで殺す、覚醒直後の隙にLV3HCを直にぶち込む、ダークフェニックス覚醒をさせずに殺す、HCゲージが溜まってしまったらフェニックスを殺さずスナップバックするか逃げ回る、など。
      しかしどの対処法もかなり困難で、よっぽど対策が取られていない限りは相手の事故を待つしかないのが現状だった。
  • バグ
    • やはりいくつかバグがある。
    • 代表的かつ実践的なのが「補正切り」バグ。ディレイドハイパーコンボ*15を空振りしてから通常攻撃を当てると何故かコンボ補正が切れるというバグ。可能なキャラは限られるものの容易にクソ火力を生み出せるバグであり、全世界で猛威を振るう事となる。
      • ただ「このぐらいのクソバランスのほうがMVCらしい」といった意見も多かったり、当初最弱キャラ候補だったソーは「ハイパーコンボの一つが投げなのでどんな状況でも空振れる」(=確実に補正切りコンボに繋げられる)おかげで株が上がったりもしている。
      • しかし当然ながらバグなので次回作『ULTIMATE』では修正された。
  • オフラインのシンプルモードのリトライが遅い。 —敵チームの勝利シーン(飛ばせない)、キャラクター選択に戻る(飛ばせない)、戦闘の再ロード、でやっとやり直せる。アルティメットでも直っておらず、そもそも本作に限らずカプコン製格闘ゲームほぼ全般の問題点。

ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3

【あるてぃめっと まーぶる ばーさす かぷこん すりー】

ジャンル ファイティングアクション


対応機種 プレイステーション3
Xbox 360
プレイステーション・ヴィータ
プレイステーション4
Xbox One
Windows 7/8.1/10(Steam)
発売元 カプコン
開発元 カプコン、エイティング
発売日 パッケージ版
【PS3/360】2011年11月17日
【PSV】2011年12月17日
【PS4】2017年3月9日
ダウンロード版
【PSV】2011年12月17日
【PS4】2016年12月5日
【One/Win】2017年3月7日
定価 パッケージ版
【PS3/360】4,990円(税5%込)
【PSV】4,800円(税5%込)
【PS4】3,229円(税8%込)
ダウンロード版
【PSV】4,300円(税5%込)
【PS4/One/Win】2,990円(税8%込)
判定 なし
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ
Marvel Comics関連作品シリーズ

概要(UMVC3)

12人のキャラクター、新しいゲームモードを追加しバランスを調整した調整版。

追加キャラクター

+ MARVELサイド
  • ホークアイ(アベンジャーズ)
    • タスクマスターに技だけ受け継がれていた弓の名手。実はソーの映画にも少しだけ出ている。
    • アクロバティックな機動力と様々な弓矢で差し込みや牽制に長ける。HC「ギムレット」も相手をサーチし一瞬で端まで届く非常に優秀な性能。
      • 火力の低さ、切り返し手段の乏しさなどの弱点も少なからずあり、器用ではあるが万能ではない。しかしクセも無く使いやすさの点では結構優秀なので、貧乏ではない。
    • Lv3HCは「X・Y・Z」。世界最小のヒーロー・アントマンも登場する。
  • ゴーストライダー
    • 『MVC2』のブラックハートに代わって参戦。
    • 異常なリーチの長さを誇る鎖を使った打撃攻撃で独特な立ち回りを形成するが、この手の長距離打撃キャラ(いわゆるダルシムタイプ)のお約束として機動力は高くなく、近寄られると厳しい性能を持つ。
      • しかしゴーストライダーの代表技でもあり、リーチの長い高性能投げ技のLv3HC「贖罪の目」のおかげで、近距離でもゲージがあると油断ならない。
  • ドクターストレンジ(ドクター・ストレンジ)
    • シュマゴラスとドーマムゥに遅れ、無印版ではカメオ出演だったが晴れて参戦決定。本作では中黒は入らない「ドクターストレンジ」表記となる。
    • 様々な飛び道具を持つ遠距離戦向けキャラクター。特にHC「ヴィシャンティの秘術」の性能は抜群。アシストとしても非常に優秀なので、ゲージを溜めてからの2・3番手としてはうってつけのキャラクター。
      • しかし近距離戦はかなり苦手で、下段技もしゃがみ大攻撃のみと崩し手段も乏しい。また遠距離攻撃も相手の飛び道具を打ち消すのには向いていないものが多く、シューティング合戦にもあまり向いておらず、ワープや飛行を上手く用いた立ち回りが要求される。
        その分コンボ能力・運び能力はかなりのもので、一発でも入ってしまえばMVC2時代のアイアンマンを想起させる永パの鬼。通称「インパッパおじさん」。
    • Lv3HCは「アストラルマジック」。飛び道具判定の分身を飛ばし、ヒットすると乱舞に移行する。
  • アイアンフィスト(アベンジャーズ)
    • こちらも無印版ではカメオ出演だったニューアベンジャーズの1人。
    • 見た目通りのガッチガチの近接戦キャラで、相手に接近できたときの攻撃性能は凄まじい。
      • 反面やはり遠距離や逃げ戦法に対しては弱いインファイタータイプ。
    • Lv3HCは「ドラゴンフィスト」。巨大なオーラがヒットした後、寸勁(ワンインチパンチ)を放つ。
  • ノヴァ
    • 宇宙を股に掛けて戦うヒーロー。その正体は宇宙のパワーを手に入れた高校生。
      • ボイスのテンションが高く、一部でアーイのような人気を得ている。
    • 高い機動力と攻撃性能を武器に攻める攻撃型のキャラ。突進性能も非常に高いため扱いやすく、コンボ火力も申し分ない。ヴァイタルソースを消費して一部の技を強化するという、『タツカプ』の「バロック」のような事も出来る。
      • 弱点は大振りな技がほとんどで、技の出のスピードで負けたり確定反撃をもらったりしがちな事と、追加キャラの中で唯一Lv3HCが無いことだろうか。
  • ロケットラクーン(スターロード/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)
    • マーヴル古株ながら国内では相当に知名度の低かったタヌキアライグマ。外見とは裏腹にかなり荒っぽい性格。
      • 後述する本作大会での活躍を経て、2014年に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の映画版国内放映で一躍人気者に。そちらで正式通称が「ロケット」と判明。
    • 高い機動力に加え、豊富な設置技・飛び道具で立ち回る、ジョー・アマテラスとは違ったタイプのトリッキー&クレバーなちびキャラ。ちなみにその2名とのチーム相性は良い模様。
      • 各種トラップを使ったセットプレイは非常に嫌らしく強力だが、その一つの「丸太」こと「ペントゥラム」が特にアシストとしても優秀。ある世界大会で優勝した選手もこの「丸太アシ」を使いこなしていた。
      • ゲージを使えば見た目によらず火力も高く、Lv3HCの液キャベザ・ロッキーラクーン」も全地上範囲と高性能。アシスト+大将としての運用がハマり役。
      • しかし体力は75万、全キャラ中ワースト2位タイ(1位は特例のフェニックスなので実質最下位タイ)の脆さで防御面は不安が多い。ちびキャラなので食らい判定がだいぶ小さいのが救いか。
+ CAPCOMサイド
  • レッドアリーマー(魔界村
    • 魔界村でお馴染み最強の雑魚。とあるクロスオーバーでのラスボス出演のみならず主役を務めるACTスピンオフを3タイトルも持っていたりする人気者。
    • 挙動は原作再現のものが多く、変則的な機動の突進や飛行にやっかいな飛び道具で立ち回る、テクニカルな挙動のキャラ。
      • 機動力の高さやアシストを絡めたガー不のおかげで立ち回りは強いが、コンボ火力はぼちぼちで防御性能も低め。
        変則性故に使い手にも強いクセを感じられるため、扱いこなすにはある程度の練習が不可欠となるテクニカルキャラ。
    • Lv3HCは「カオスタイド」。小さな分身を呼び出し、任意のタイミングで攻撃させる。
  • ストライダー飛竜(ストライダー飛竜
    • 高いキャラ人気に応じて参戦。追加キャラの中では唯一『MVC2』からの復活キャラ。
    • 相変わらずのラッシュ力と機動力や変幻自在の移動手段、そしてLv3HCに昇格した「ウロボロス」で凶悪な攻めを可能とするラッシュキャラ。
      • 崩し性能とアシストは強力だが、ワンコンボの火力が最底辺になった割に操作が忙しく、また体力が低めなため安定感が無い。
        アシストとラス1Xファクター+ウロボロスは非常に強力だがそれ以上を求められると途端に要求される技量が上がることになる。
      • 過去作で強さを支えてきたチェーンコンボの火力が落ちたことやウロボロスが3ゲージ技になったこと、相対的に各種必殺技の性能が上がったことで「先鋒向け荒らしキャラ」から「大将向けテクニカルキャラ」へと変化した。
    • 上述の「ウロボロス」に加え、「ラグナロク」もLv3HCに昇格したため、Lv3HCを2つ持っている唯一のキャラクターになっている。そのため、Lv1HCは非常に使いづらい「レギオン」のみ。
    • CVは『MVC1』『MVC2』までと同じくうえだゆうじ氏が担当。
    • DLC衣装はマフラーのない「飛竜1」時代の再現。
  • ネメシス(バイオハザード3)
    • 『バイオ』枠4人目は「追跡者」と呼ばれるB.O.W.。
    • 見た目通りの重火力キャラ。しかしダッシュの移動距離が長くスピードも速いため、局所では見た目に反した高い機動力を持つ。コマ投げを絡めた補正切りが強力で1発刺されば大きく体力を持っていける。
      • ただ大振りな攻撃が多く、適当にアーマー技を振り回していると確定反撃を貰う事も多い。HCも尽くが使いづらく、至近距離での差し合いに負けたりもする。その辺りは小回りのきかないキャラ。
    • Lv3HCは「IRREGULAR」。最終形態に変身して攻撃する。
  • バージル(デビルメイクライ3)
    • 『DMC』枠3人目。高いキャラ人気を獲得し参戦。ダンテと同じく『3』準拠。CVは平田広明氏が担当している*16
    • ダンテほどの手数の多さは無いながらも、負けず劣らずのハイスペックな技達を持つ。個々でまとまっているだけに操作も非常に簡単で、しかも見切りにくい崩し手段によって暴力的な攻撃性能と爆発力を誇る。
      • ゲージ依存度は高いが、ゲージが溜まった状態だと固め・崩し・コンボと何でもござれでまさに脅威。ゲージとファクターを残したラス1バージルに大逆転された事なんざ良くあること。
      • 体力が85万と低めな事や出現攻めに対処しづらい事、ゲージかXFが無いとフォローの利かない大振りな攻撃が多い事、ノーゲージ時のゲージ稼ぎに向かない上にやる事も少ないといった点が、数少ないながらも大きな弱点か。
    • Lv3HCは「絶界」。滅多切りにした後、納刀と同時に串刺しにする。強化HC「デビルトリガー」発動中でないと出せないため、事実上HCゲージが4本必要。
  • ナルホドくん(逆転裁判
    • 本名・成歩堂龍一。『逆転裁判』の主人公である弁護士。圧倒的なキャラ人気と参戦要望に応え出演を果たしたサプライズ枠。
      • 元々が非戦闘員なのでほぼ全ての近接攻撃が日常動作という綺麗な憲麻呂。単純性能は滅茶苦茶に弱く、しゃがみ弱攻撃なんかは完全に密着していないと当たらないほど。
    • しかし運良く「証拠品」を拾う事が出来て、「異議あり!」を当てることが出来れば一発逆転可能な「逆転モード」に移行が可能。ここでゲージとXFがあれば近接遠距離何でもこなす最強キャラと化す。特定の強力な証拠品もあれば最早ダークフェニックスなど比ではない。又の名をダークフェニックスライト
      • この状態でのみ使えるLv3HC「逆転裁判」に至っては全画面・発生10F+暗転後0F*17・ダウン追い討ち可能・非XF時でも威力60万というとんでもない性能を持つ。
    • だが「効果的な証拠品」を拾えるかどうかには運が絡み、2秒で3つ揃うこともあれば10回探しても全部外れという事もザラ。
      • そのうえ「逆転モード」自体も完全無欠ではなく、特に通常攻撃の短さなど通常時からほとんど改善されていない部分も。考え無しに扱った所で、大したプレッシャーにならない事すらしばしばある。
      • そもそもモード移行のための「異議あり!」も発生が遅く当てるには工夫が要る等、極めて強いアドリブ性・ロマン要素が前提にあるキャラである。
    • 一部の技ではマヨイちゃん(助手の霊媒師の少女)や裁判長、ミサイル(警察犬)も登場。全キャラ中BGMを2曲持っている*18。逆転ファン感涙物。
      • モンスターハンター』のネタも混じっており、「偽の証拠品にアイルーが混ざっている」「低確率で肉を引いてモンハンの回復音が鳴る」等のファンサービスが。
    • CVは特別法廷などで演じている近藤孝行氏ではなく、本作限定で鳥海浩輔氏が担当(『ストライダー飛竜2』『NAMCOxCAPCOM』の飛竜と同じ)。マヨイちゃんは残念ながらボイス無し。裁判長にはあるのに…
    • DLC衣装はまさかのリュウちゃんセーター。真宵ちゃんは『蘇る逆転』に登場するヒロイン・宝月茜風のカラーどうせなら制服にしてあげればいいのに。
      • 通常のカラバリもナルホドくんとマヨイちゃんで逆転キャラや『ゴースト トリック』の再現となっている*19
  • フランク・ウェスト(DEAD RISING
    • 国内初の18禁CSゲームにてゾンビゲームの雰囲気を覆した、戦うカメラマン・フランクさんが『タツカプ』に引き続き待望の参戦。BGMは何故かアダム(ピエロのサイコパス)の戦闘BGM。
    • 以前『タツカプ』に参戦した時は「フランクにしては大人しすぎる」という意見が多かったためか、今作では性能を一新。また、タツカプとは異なりLv3HCが実装されていない。
      • 特殊な必殺ワザ「スナップショット」でコンボヒット数を経験値に変換し、スキルレベルを上げて必殺技・ハイパーコンボの性能を上げられるという特性を持つ。
        レベルが低いうちはかなり器用貧乏な気があるが、コンボを写真に収められれば攻撃面・防御面共に超強化。
        ただ効率よくレベルを上げるには仲間のアシストや交代を挟んだコンボなどが重要となってくるため、チーム編成も踏まえて考える必要があるのが悩みどころ。
      • 残念ながらイチモツ潰しと小型チェーンソー*20はないが、代わりに「2」に登場するパドルソーを使える。原作のおまけ要素よろしくコブンをハイパーコンボで持ち出してくるお茶目さも。
    • 日本語版CVはジャック・バウアーの吹き替えや二代目毛利のおっちゃんでお馴染みの小山力也氏が担当。さながらパニック映画吹き替えの雰囲気そのもの。
    • DLC衣装はタツカプでも披露したメガマンコス。
  • 出場希望の多かったストライダー飛竜の復活や、アメコミのド定番キャラであったDr.ストレンジ、ゴーストライダー等の参戦は多くのファンを喜ばせた。
    • ゴーストライダーとフランク・ウェストは無印版でも出場が検討されていたが、それぞれ「原作再現の点で納得できるキャラに仕上げるのが難しい・手間がかかる」との事でボツになった経緯がある。
    • 海外からの参戦希望の声が強く『タツノコvsカプコン』でも参戦が検討されていたナルホドくんも、「明確に動作を見せる原作法廷パートの再現だけでは格闘ゲームとして難がある」という理由で没だった。

変更点・評価点(UMVC3)

  • 全体的なバランスの調整。
    • 一応調整する気は有るのか一部キャラを除いて性能の均衡化が図られており、補正切りバグの修正なども含めキャラバランスは前作よりもさらに良くなっていると思われる。
    • 横チームエリアルを決めた際、相手のハイパーコンボゲージを減らすようになった。
  • オンライン対戦での『観戦モード』の追加。
    • 無印版でパッチによる実装が告知されていたが結局無しになってしまった観戦システム。
    • もともと(意図的に)滅茶苦茶に片足を突っ込んだようなバランスのゲームであり、他人の事故ゲーぶりや破天荒な試合展開を見る楽しみもあるため、観戦モードは熱望されていた。
  • 一部キャラクターへの技の追加。
    • スペンサーの『降り注ぐ死』など原作ファンに嬉しいものから、サイクロップスの代表技『オプティックブラスト』が何故かヴァイパーに追加されたりと様々。
  • キャラクターカラーも増加。また既存のカラーも幾つか調整し直された。
    • ただコスチューム追加やキャラ追加の都合で中には削除されたものも。
  • 戦闘前後の台詞にも字幕が付くようになった。

ゲームバランス(UMVC3)

突出したキャラはいるものの、過去作に比べればキャラ・チーム単位での選択肢は広くなった。

  • 先鋒向けキャラで特に強力なのはゼロ、モリガンの2キャラ。
    • ゼロは攻撃性能やゲージ回収等を始めあらゆる要素が強いハイスペックなキャラクター。HC「双幻夢」による理不尽なまでの弾幕やコンボ、壁際に追い詰めてしまえば「雷光閃」のループコンボ…と自分から攻めることに関してはトップクラス。無印時点で強キャラだったものの、細かい修正で下方されたところもあるがむしろ上方修正されたところも多く、結果的に弱点が消えたという見解が強い。
    • モリガンは逆に無印ではパッとしないキャラだったのだが、「アストラルヴィジョン中にゲージが溜まる*21」という仕様に加えソウルフィスト→飛行→ソウルフィスト→飛行解除…のループで弾幕を貼るキャラに変貌。トッププレイヤー曰く「コンボに行かなくても弾幕の削りだけで相手を完封できる」と言われる。
      変わった点ではゲージ貯めアシストが同じタイプのアマテラスとフランクに比べて圧倒的に回転率が良く、後述するチームではゲージ貯め要員としての起用も。
      • 但しこの2キャラはどちらも変則的ながらスタンダードな波動昇竜タイプではあるものの、性能を完全に引き出すためにはそれなりにループコンボやレバテクが必要。ループコンボなしでもハイスペックなゼロはともかく、強さの要因がレバテクによる手動弾幕なモリガンは「初心者が適当に使っただけで強い」というわけではないのだ。
  • 中堅・大将、及びアシストとして評価が高いキャラはDr.ドゥーム、バージルの2キャラ。通称「ドゥーバー」。
    • Dr.ドゥームはβアシスト「ヒドゥンミサイル」が非常に強力。相手を追尾する複数のミサイルを発射する技だが発生が保障されているため、出すだけで相手にガードさせて拘束することが可能。ドゥーム本人も逃げる相手を追うのが苦手なこと以外は立ち回り・撃ち合い・コンボと総合力が非常に高い。ちなみにα「プラズマビーム」とγ「モレキュラーシールド」も、チーム構成や相手との兼ね合い次第では選択肢に入る程強力。
    • バージルはゲージ回収力こそほとんど持たないが、HCの性能がトップクラスに暴力的なので、主に大将として運用される。アシストもダァーイ「疾走居合」が敵を詰めるのに強力。元々のキャラ人気に加えて魅力的な爆発力や使い易さもあり、やはり使用率も高い。
      • ゼロ・モリガンと違い操作難易度も低く、初心者から上級者・トッププレイヤーまで使用率がダントツに高い。そして以上の4名は原作時点で大人気キャラなので「昔から好きでした」も通じたりする。
      • トッププレイヤーですら「勝ちたければDrドゥームとバージルを使え」と発言していたほど。ゲームの解答としては「ゼロまたはモリガン(もしくはその他先鋒向けキャラ)+Dr.ドゥーム&バージル」というチームが定石か。
  • その他マグニートー、ノヴァ、スペンサー、ウェスカー、Dr.ストレンジ、ストライダー飛竜等の評価が高く、ガチ戦での使用率も高い。
    • 無印版の強キャラであるダンテ、アマテラスも下方修正こそされているが、それぞれの強みは健在で依然上位キャラに入るという声も多い。
    • とある日本のトッププレイヤーは「ノヴァ・Drストレンジ・スペンサー」というチームを起用。こちらはノヴァとスペンサーのアシストで始動を取り、膝崩れからストレンジに生交代をして上記インパッパループで1人1人10割コンボで処理する…という世紀末極まった試合運びが強力なチームとなっている。
    • その他「ゼロ・ダンテ・バージル(通称:ゼロメイクライ)」等、Dr.ドゥームとバージルのどちらか片方及び両方を使わないチームも多く開発されており、選択肢はそれなりに広い。バージルをあえて先鋒に置くプレイヤーも存在。
    • なおフェニックスは当初は弱体化を踏まえてもなお立派な強キャラ扱いであったが、バージルとの相性の悪さやモリガンのゲージ吸収HCに加え新たに横チームエリアルという抑止力が加わった上、Xファクターを利用したチームエリアルの方向替え二択や、上でも紹介したアーマーや無敵で覚醒の衝撃波を空かしてLv3HCで殺し切るフェニックス対策テクニックの普及が大いに影響してキャラランクは下落。しかしそれでもポテンシャルは高く、最終的には強キャラの一角として意地を見せた。
  • 一方で下位キャラのソーやスパイダーマン、リュウなどに上方修正が入るなどまともな部分はあるが、下位キャラだったレイレイとジルがそのままだったり、中位のトリッシュや下位のアイアンマンがさらに弱体化等、無印版よりは改善されているがまだまだ詰めが甘い点も。
  • ちなみにナルホドくんはキャラランク最底辺の公式ネタキャラ扱い。過去作でいうダンやロールちゃんのような「意図的に弱くされたキャラ」の立ち位置だが、ギャンブル的な強みを持たせることで環境から完全に振り落とされることはなんとか免れた。
    • 先述したように逆転モード化すればハチャメチャに強いため、大会でもナルホドくんが活躍する場面は割と見られる。…全く安定はしていないが。
  • このようにドゥームとバージルが目立っている感は否めないが、以下のように大きな大会でドゥーバーが絡まないチームもしっかり結果を残している。
    • 2012年のアトランタ世界大会「FINAL ROUND XV」では日本のクソル選手がビューティフルジョーフランクロケットラクーン*22という地雷チームで丸太のわからん殺しをフル活用して優勝。「DP殺すマン」と呼ばれるフェニックス対策を広めた功績も印象深い。
    • EVO2014ではジャスティン・ウォン選手がウルヴァリン・ストーム・豪鬼*23という最上位キャラ不在チームで優勝。
    • EVO2015ではKane BlueRiver選手がハルクセンチネルハガー*24という巨漢チームで優勝。
    • EVO2017ではRyanLV選手が春麗・モリガン・フェニックス*25というチームで優勝、見事に逆境を跳ね除けている。
  • 上記以外にも、中堅~弱キャラに属するキャラを使いながら上手くチームとして機能させている強豪プレイヤーは数多い。結局はチーム同士の乱戦であるため、意外なキャラの意外な長所やシナジーが発揮される事は珍しい事ではないのだ。
    • 全体的に各キャラの強みがはっきりしており、Xファクターなど強力な共通システムもあるため、大なり小なり「やりこめば勝てる」というゲーム性になっているといえる。

追加ゲームモード(UMVC3)

  • HEROES & HERALDSモード
    • マーヴル、カプコンのキャラクターが描かれた「サポードカード」により様々な能力を付与できる新しいゲームモード。無料アップデートにより追加。
      • 多種多様な能力付与によりただでさえぶっ飛び気味なこのゲームを更にクソゲー(褒め言葉)にする事が出来る。オンライン対戦も可。
      • サポートカードも、両側共に今作参戦が叶わなかった人気キャラが揃っており、特性を再現したものもちらほら。
        ゲームの特性的にメインメンバーとして参加しにくい『モンスターハンターシリーズ』や『ブレス オブ ファイアシリーズ』のキャラもカードとして参戦。「ブロディア」の出典が『パワード ギア』だったり、ファンならニヤリとくること間違いなし。
    • ヒーロー陣営かヘラルド陣営かを選択し、オフでは全領地の制圧、オンでは敵陣営と対戦してポイントを稼ぎ勝利を目指す。
      • オンの戦況は一週間ごとに区切られており、一度陣営を決定したらその週は変更できない。
      • 前の週が参加した陣営が優勢で終わった場合は、報酬に全身銀色のヘラルドカラーをもらえる。

賛否両論点(UMVC3)

  • やはりキャラ選出の賛否はあるがいつもの事なので割愛。余談だがもう少しキャラを追加してから出す予定もあったそうな。

問題点(UMVC3)

  • どういうわけか一部キャラのエンディングが簡略化されている。無印版では多くのセリフを割いてプレイヤーを楽しませてくれていたものが、たった一言二言になってしまっていたりと、かなり意味不明な削減がされている。
    • トロンあたりは、マーヴルキャラのセンチネルをコブン42号呼ばわりしていたため、マーブル側の逆鱗に触れた可能性もなくはない。が、それならば別のエンディングを用意するなどできなかったのだろうか?
    • クリスに至ってはもはやエンディングと呼べるのかどうかさえわからない。このバージョンだけ見た場合完全に意味不明なエンディングになってしまっている。
    • なお、前作のEDで今作の新キャラが出ていたもの(レイレイ等)については内容自体が一新されているが、こちらもテキストは少なめになっている。
  • オン対戦しにくいHEROES & HERALDSモード
    • トレーニングモード中に対戦待ち受けできない。対戦したいときはマッチングするまでひたすら待つのみ。
    • これのせいで早くから過疎が始まっていた。発売から時間が経った2016年現在、対戦できたプレイヤーは両陣営合わせても週に10人程度ということも。
    • 悪いことにオン対戦の勝利報酬でしか手に入らないサポートカードがある。今では入手は絶望的。
    • 実績・トロフィーには関わらないが、カード収集率とオンで獲得したポイントはゲーム内称号に関わる。
  • マグニートーのアレンジコスチュームが無い
    • 正確にはデータ上は存在するが、諸事情で使用不可。
    • この衣装は原作で出てきた時点で問題が発生しており、無印でも使用不可*26。『ULTIMATE』でも別のアレコスが用意されたりせず、結局マグニートーのアレコスは無いまま。
    • なお、ある操作をすることでこの封印されたアレコスが選択できるバグがあったが、すぐに修正されている。

総評

格ゲーには実績のあるエイティング製だけあって、キャラゲーとしての質は非常に高く、適当に技を出すだけでもド派手な動きが展開されていくシリーズの長所はしっかり受け継いでいる。
過去シリーズの「カプコンキャラは(飛竜を除いて)弱い」という、一種の問題点も一応はクリアした。

一方、ガチの対戦ゲームとして見るとコンボで瞬殺上等と言わんばかりの癖の強いバランスであり、オンライン対戦の敷居は非常に高い。
しかしながら前作のようなキャラ性能の大きな偏りは無く、それを活かしたチーム単位での戦略の多彩さは一部のプレイヤーからは好評。
かの『北斗の拳』や『戦国BASARA X』をちょっと丸めたような世界がより完成されていると見て相違なく、賛否両論の分かれやすいゲームと言えるだろう。

初期版にはバランスに難があり、それを事情があったとはいえDLCとして対応せず短期間での完全版商法に踏み切ったことには批判が大きく、ファンの継続的な獲得には成功できたとは言い難い。

現在買うなら完全版である『ULTIMATE』一択であるが、前述のようにエンディングに違いがあるため、その点はプレイヤー次第だろう。


余談

  • 「FINAL ROUND XV」でロケットラクーン・ジョー・フランクのチームで優勝した日本人プレイヤー「クソル」氏は、その後ロケットラクーンのグッズを製造・販売しているメーカーの広報から謝辞をもらったという。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』映画化もあり、ロケットラクーンは有名キャラの仲間入りを果たした。
    • スパイダーマンでダークフェニックスを瞬殺するパターンは前に動画サイトにアップされてはいたが、大会でのダークフェニックス瞬殺初達成 は氏のフランクによるものだった。
    • ちなみに氏は大会の一ヶ月ほど前にやりこみの自慢兼解説動画として大会と同じメンバー( つまりフランク )でダークフェニックスを瞬殺するパターンの動画を公開している。先読み能力からくる高いアドリブ力を持つ氏はどうやら(どうせダークフェニックスと当たるからと)大会で使う予定があったようだ。
    • まぁ難しすぎると流されていた連携を大会で平然と決める度胸と技量と頭はオカシイと称賛せざるを得ないのだが文字通り、彼のこの試合を境にフェニックス使いが激減したという事実は、このゲームを語る上では逃せない話である。
  • 無印版発売から一年と経たずに完全版ともいえる『UMVC3』が発売されてしまった点には当時それなりの不満が見られた。
    • 値段その物が無印版と比べ安くなっているが、やはり一年も経たず(発表時期で考えるともっと短い)かなりの要素を追加した新作として売り出した事などに不満が集まっている。
      • 目ぼしい追加要素は新キャラクターや新モード、それと観戦機能の追加であり、「アップデート/DLCじゃダメだったのか」といった声は多い。
    • ただ、前述のようにPSNの問題と震災が起こった影響でデータの手直しを出来なかったという事情もある。
  • 戦闘要素が無いのに異例の参戦を果たしたナルホドくんだが、後に『スマブラ』シリーズ(forSP)では頻繁に参戦要望が挙がるようになった。本作の影響は間違いなく大きいだろう。
    • 本作での参戦を知らないプレイヤーからすると、悟空参戦などの無茶苦茶な要望と同一視されがちである。それだけMvCでの参戦が衝撃的だったわけだが…。
    • どれだけ要望が大きいかといえば、逆転裁判の生みの親である巧舟氏も参戦を望んでいる程。元同僚の神谷英樹氏が『スマブラSP』発売前後にツイッターで明かしたところによると、酒の席で不参戦を嘆いていた事があるらしい。

その後の展開

  • MARVELとの契約終了に伴い、2014年6月にPS3/360/PSV版の本体ダウンロード版の配信は終了となった。
    • さらに2015年、同様の理由でDLCの販売が終了してしまい、これらの機種でシュマゴラスとジルを新規で購入することが不可能になってしまった。
  • その後、2016年12月3日にシリーズ新作『MARVEL VS. CAPCOM INFINITE』がPS4/One/Win(Steam)で発売されることが発表。
    それに伴う再契約により、新作に先駆けて新たに本作のPS4/One/Win(Steam)移植版も配信開始された。
    • PS4版が2016年12月5日と一足早く配信され、One/Win(Steam)版が2017年3月7日に配信開始。
    • これらの機種では全てのDLCを最初から収録しており、現行機種に合わせ高解像度にも対応している。
    • さらに移植特典として、海外向けに発売された公式アートブックである『Marvel vs. Capcom: Official Complete Works』がギャラリーモードに完全収録されている。この本は中古でも15000円以上の価格で取引されているプレミア商品であった。
    • さらにPS4版についてはパッケージ版も2017年3月9日より発売。こちらはパッケージ版限定特典として新規書き下ろしコミック本『WORLD WARRIORS AND WORLDS BEYOND』が付属。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月28日 19:41

*1 「ボイス的には昇龍拳でも、上げた膝が逆で実はタイガーアッパーカットになっている」という間違い含めて原作コミックの再現。ちなみにあちらではウルヴァリンを挑発するために使っており、シカトされたのを見て煽ってきた一般女性が餌食になっていた。

*2 正しくは「Time to Die (死ぬ時間だ)」だが、意味合い的にも威力的にも「ハイシンダー」が何も間違ってなかったりする。

*3 アメコミでは最古参・大人気・超重要な四人組のヒーロー達。

*4 有り体に言ってしまえば「スーパーサイヤ人」のようなものである。

*5 ギャラクタスの従者の呼称。ゼロのエンディングで登場するシルバーサーファーはその1人。

*6 『DMC4』の主人公ネロの声優といえば解りやすいか。ちなみに日本語CVは『ロックマンX』シリーズ同様の置鮎龍太郎氏。

*7 余談だが海外からもエックスの登場を希望する声が多かった。今回のDLCはエックスを出すことができなかったお詫びなのかもしれない。残念ながらボイスなどは変わらない。

*8 海外『ストIV』ではさほど人気が出なかったらしいが、海外向けに作られたキャラであるらしい。

*9 ハガーは一度、参戦予定だった企画が没になったことがある。

*10 減った体力ゲージが赤く残った部分。通常は控え中のみ回復し、次に出撃すると消滅。

*11 後の『ストリートファイター X 鉄拳』では、悪役の男性限定で名前を呼ぶようになった。

*12 コンボ威力に特化したチームだが「ゲージ1本で始動、2ゲージ使っても何故か1.5本ゲージが溜まってる上にソーを即死させるコンボ」なんてのも存在した。

*13 例えばHIT数での威力減少のみならず、コンボ時間が長引くと受け身やダウン回避がされやすくなり、ダウン復帰も早くなる等のデメリットが発生するため、即死コンボこそあるものの最後まで繋げきるのは相応に難しい。

*14 この辺りは極端に技の種類が多いダンテのコンボダメージが突出していた要因にもなっているが。

*15 操作キャラのHC発動中、控えキャラのHCコマンドを入力することで控えキャラがHC発動と共に交代として現れるシステム。

*16 以降の本家『DMC』シリーズでもバージルの日本語音声は平田氏が担当している。

*17 コマンド入力が完成した瞬間=暗転と同時に攻撃がヒットする。餓狼MOWよろしく、相手はその瞬間に無敵かガード状態でない限り必中。

*18 通常時は「成歩堂龍一~異議あり!」だが、逆転モード変化時に「追求~追い詰められて」に変化する。

*19 ついでにミサイルは「大神」の八犬士+アマ公 + ガロン。

*20 BGMの元の持ち主であるピエロ・アダムの使っていた武器。原作ではお手軽かつ最強武器といわれている。

*21 他の強化系HCの殆どは効果中にゲージが非常に溜まりにくくなる副作用がある。

*22 3キャラとも中堅~準上位ほどの実力だが、2012年当時はまだフランクやロケットラクーン、加えてモリガンの性能は認知されておらず、これらの使用者もまた少なかった。一方で氏はまた『ギルティギアXX』や『北斗の拳』『戦国BASARA X』等多数のゲームでファンタスティックな戦いを演じるプレイヤーとして知られていた。

*23 強キャラのウルヴァリンと強アシストの豪鬼はともかく、MVC2元最強キャラだったストームは本作では中堅止まり。本人曰く「ストームが好きだから」「僕のプレイスタイルに一番しっくり来る」という慣れの極致。

*24 3人とも尖った長所のある中堅レベルだが、打撃特化のパワータイプしかいないため得手不得手がハッキリ出る安定しづらいチームに。ちなみに、同大会ではベスト4にバージル・ゼロ・モリガンが1人もいなかったが、ドゥームは残りの3人が使用。

*25 春麗は中堅どころかむしろ弱キャラに属しているキャラで、研究が進んでいなかった。氏は春麗の高い機動力を活かした「DPのためのゲージ溜め」として先鋒で起用している。

*26 このアレンジコスチュームの元となった『ハウス・オブ・M』でのマグニートーの礼服がスペイン王室のものと酷似しており、この事実がスペイン国内で報道されたことで大きな問題となってしまったためゲームでの配信が自粛された。