リルぷりっDS ひめチェン!アップルピンク
【りるぷりっ でぃーえす ひめちぇん あっぷるぴんく】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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1024MbitDSカード
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発売元
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セガ
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開発元
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セガ 小学館
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発売日
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2010年8月19日
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定価
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5,040円
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判定
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なし
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概要
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メインとなる「おはなしモード」では、雪森りんご・高城レイラ・笹原名月の3人が魔ペットと出会いリルぷりっになる所から始まり、困った人の悩みを聞いたり、人気アイドルのwishと共演してひめっぷりを上げつつハピネストーンを集めおとぎの国を救うために頑張るというもの。
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エンディングはマルチであり、時々出てくる謎の紳士の質問に対する回答によって変化する。
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話の流れとしては、困っていたり悩んでいたりする人を見つけて声をかける→話を聞いて解決法を考える→リルぷりっが手伝うことに→ひめチェンしてステージ→みんなハッピーに(問題もほぼ解決)。というアニメと同様少々無理やりな流れになっている所もある。
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ひめチェンはお着替えカードをそのまま使う「カードでひめチェン!」とお着替えカードについている柄やアクセをいろいろ組み合わせる「ひめチェン!をつくる」(後述)の2つがある。
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ひめチェンした後そのコーデの点数(最高400点)が表示されライブステージ画面に移動、ステージではリルぷりっの歌う曲(サビのみのショートバージョン)が流れ、下から上がってくるハピネストーンをタッチで集めていく。
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時折画面の下の方をアイテム(後述)が横切ったり、ストーンと一緒にお着替えカードが飛んできたりするのでそれもタッチで取れる。
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ステージ終了後、締めの会話がありそのあと結果発表となり点数が集計される。
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点数は会話で選んだ選択肢による点数、ひめチェンの点数、ライブステージで集めたハピネストーンの量、この3つの合計によってがんばれ~超ぷりっまでの5段階で評価される。この時集めたハピネストーンの量によっておとぎメーターが増え、メーターが満タンになるとリルがちゃをプレイするのに必要なおとぎコインを5枚もらえる。
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高評価を出すことによって解放される隠しステージもある。
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話によってはひめチェン無しで解決するものもある。
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「リルあぷっ」ではいろいろな事ができる。
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リルがちゃ:ガチャポンでいろいろなものを入手できる。
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リルがちゃにはおとぎコインを5枚まで入れることができ、入れた枚数が多いほどいい物が出るようになる。
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プレゼント:リルひしょにプレゼントをあげて好感度を上げられる。
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プレゼントはライブステージやリルがちゃ(コイン1枚以上)で手に入れられ、同じ物をいくつでもストックできる。
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ミニぷりっ:おはなしモードで出てきたキャラの表情とボイスを全てではないが見られる。
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これも最初は1個も持ってないので、リルがちゃ(コイン3枚以上)で手に入れることになる
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リルうたっ:全9曲の中から1曲選んでおはなしモードのライブステージと同じようにハピネストーン集めができ、おとぎメーターも増やせる。
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ひめチェンの衣装選びは無いもののこちらでは選んだ曲がフルバージョンで流れるので、おはなしよりも長い時間ステージが続くがその分パーフェクトも難しい。
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曲ごとにハイスコアが記録されるようになっている。パーフェクトの点数は曲によって違う。
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最初は曲が全くないが、リルがちゃ(コイン4枚以上)で曲を増やせる。
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リルぷりっ占い:その日の占いができる。白雪姫、シンデレラ、かぐや姫の3つのタイプのうち1つを選択し、それによって結果が出る。おとぎメーターも少し増える。
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リルてーま:メイン画面の壁紙を変更できる。最初は少ししかないがリルがちゃ(コイン2枚以上)で種類を増やせる。
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ひしょチェン:リルひしょを交代できる。
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おたのしみパスワード:パスワードを入れることでプレゼントやリルてーま、ミニぷりっなど色々な物をもらえる。
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パスワードは公式ページや「ぷっちぐみ」等の雑誌に掲載されていたが、全部で何種類あるのかは不明。
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せってい:ゲームスタート時に設定する名前と誕生日を変えたり、セーブデータを消したりできる。
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「カード」では集めたカードを見たり、ACの「ゆびぷるひめチェン」と同じ設定でひめチェンを作ったりできる。
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これでひめチェンを作るとパスワードが表示され、これをAC版で入力することで作ったひめチェンを使える。このゲームではどんなにいいコーデでも400点以上は切り捨てられ、それ以上の点数は出ないのだがACで使った場合は正確な得点が出る。
評価点
表情豊かなリルひしょ
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ゲームスタート時にリルひしょを選択する(上記にもある通り後で変更できる)のだがアクションや表情が豊富。
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左右に動いたり、いきなりアップになったり、いろいろな話をしたりする。
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画面にあるベルのマークをタッチすれば集めていないカードやミニぷりっ、リルてーま等がいくつ残っているか教えてくれる。
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最初は魔ペットのセイ、ダイ、リョクしか選択できないが、彼らと仲良くなればセイならりんご、ダイならレイラ、リョクなら名月が選択できるようになる。
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仲良くなるにはタッチして撫でたり(やりすぎると怒られる)、アイテムをプレゼントしたりする。
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最高に仲良くなればリルあぷっのパスワード画面で使える秘密の言葉を教えてくれる。
奥が深い「ひめチェン!をつくる」
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おはなしモードでひめチェンするためにひめチェンを作るモードがあり、これがこのゲームの肝の1つであり奥が深い。
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お着替えカードにはそれぞれ柄1つと靴、髪、アクセのいずれか1つが付いていて、これらを組み合わせてコーデを作る。
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選んだカードと柄とパーツは8種類までストックでき(9種類目を選ぶと最初に選んだものが消える。再選択は可能)、最後に選んだものがベースになってそこに柄を変えたり、アクセや靴等をつけていく。組み合わせに制限はなくどの衣装にどのパーツでもつけられる。
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パラメーターにはかわいい、げんき、さわやか、セクシーの4つの項目がありグラフ+ハートマークで示されている。
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グラフの下に表示されている魔ペットの台詞が、ベースにするべきカードのヒントになっているが、他のカードをベースにした方がいい場合もある。
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使えるお着替えカードは34種類あり、それぞれに色違いの衣装を着たりんご、レイラ、名月が書かれていてカードの枚数としては34×3=102枚になる。
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同じ名前でも色違いになると使える柄も色違いでパラメータも少し異なる物になり、ついているパーツも異なる。カードによっては1SТと2NDが存在する物があり、使える柄は同じだが付いているパーツが異なっている。
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これらの中からベストの組み合わせを見つけるのはかなり時間がかかり骨が折れるが達成感も大きい。
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話によってお客さんの要求が違っており、それに合わせることで高得点がもらえる。4つの項目全てでハートマークが3つついていれば完璧。
問題点
コンプリートが困難
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リルがちゃでしか手に入らないアイテムなどが多くなかなかコンプできない。出るアイテムの種類が多い上思いっきり被りまくるのでとても集めにくい。
ボイスが微妙
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リルぷりっの声はアニメと同じくスマイレージの3人が担当しているのだが、フルボイスでないのは仕方ないとしてかなりムラがある。
ライブステージの演出
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ライブステージでは歌が流れない。流れるのは曲だけで上画面にベースにしたお着替えカードの絵と歌詞が出てはいるが演出としてはしょぼい上、実際はハピネストーンを拾うために見ている暇がない。
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下画面では観客席からの視点でライトに照らされている3人が小さく書かれ、動いているだけ。
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ハピネストーンは結構速いスピードで上がっていく(アイテムが横切るスピードは遅いが、お着替えカードの上昇スピードはストーンより速い)ので慣れないとなかなか拾えない。
着せ替えの演出
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ライブステージの演出でも触れているが、ライブ中の上画面での演出が 今作ではカードの絵がそのまま出てきて交互にいったりきたりするだけの仕様、下画面は3人の小さなシルエットしか描かれていない。
そのため アーケード版とは違い、着せ替えで反映されるのは柄のみ。アクセサリーや靴、髪型は付けた程で点数に反映されるだけで、絵の上では変化しない。着せ替えを楽しみたいと思うなら、物足りないと感じるかもしれない。
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さらに自分が選択したカードのキャラ以外のキャラは、アーケード版だと元のカードのままの柄 靴で表記されるが、今作では他の二人のカードの絵にも自分が選んだ柄が反映される。
その為、自分が選んだカードの以上と相性が良い柄でも、他二人の衣装の色では合わない場合があり、ものによっては微妙なデザインの衣装が表示される事になる。
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さらに今作はアニメの様なしっかりとしたストーリーの中に、着せ替えが盛り込まれているため、ストーリーや点数を配慮すると、着せ替え時にコーディネートのテーマだけでなく、デザインまで絞られる事になる。というか、もう”今回はこのカード”とストーリー毎に適したカードがほぼ決まってしまっているので、ベースのカードが 変えられても色違いのもの、という感じになってしまう。要するに、あまり自由に着せ替えができない。
総評
原作のファンであれば十二分に楽しめる出来ではあるが、小さい子にはアイテム収集要素の困難さなどもありハードかもしれない。
余談
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TCAGとしての本作は『オシャレ魔女ラブandベリー』の後継作として期待され、2009年12月10日に正式に稼働開始した。『ラブandベリー』での反省点や問題点を解消し、よりプレイ層を広げた作品になった。
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着せ替え人形風味の絵柄から女の子や大きなお友達に親しみやすいアニメ調の絵柄にし、ゲームのルールもコーディネートの結果はレーダーチャートで表示され、ある要素の評価を上げても別の要素の評価が下がるなど『ラブandベリー』よりも戦略性がある物に変更され、キャラクターの声優や楽曲に実在のアイドル、スマイレージのメンバーが担当するなどいかにセガが力を入れていた企画であった事が窺える。
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しかし、すでにその頃にはTCAGのブームが下火になっており着せ替えカードゲームも飽きられていたため、稼働率が伸び悩み『ラブandベリー』ほどの人気を得ることはできなかった。そして2010年に次世代の女児向けTCAG『プリティーリズム』の稼働が始まると本作のユーザーは完全に消え、撤去する店も増えていった。セガも「女児向けトレーディングアーケードゲームを持つ使命を終えた」と判断し本作は2011年11月25日付けで稼働終了となった。
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今現在、『アイカツ!シリーズ』や『プリティーシリーズ』と言った女児向けTCAGが再び全盛期を迎えており、本作の後継作も期待されているが上記の判断の影響からか、『リルぷりっ』以降セガの女児向けTCAGの発表されておらず、その血路は途絶えている。
最終更新:2022年12月14日 17:51