【くいずまじっくあかでみーせぶん】
ジャンル | 全国オンライン対戦クイズゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
販売・開発元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
稼働開始日 | 2010年3月17日 | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
PASELI対応ゲーム第一弾※ 個別形式やCOM枠の復活、協力プレーの追加など システム的には前作から大幅進化 新キャラ6人追加・ロマノフ役の郷里大輔氏の遺作 しかし既存キャラ9人とアイテムの大半は「削除」 稼動店舗の大幅減少を招く、今ではQMA8の有料β版か |
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クイズマジックアカデミーシリーズ |
人気クイズゲーム『クイズマジックアカデミー』シリーズの第7作目。
本作より基板が変更され、荒削りながらも新モード「協力プレーモード」チーム制での全国大会が登場した。プリペイド式電子マネー「PASELI」対応ゲーム第一弾(実は前作でもアイテムを買うのに使えた)。
人気声優の起用とアバター要素強化・協力とチームプレーを謳った新要素をひっさげてのリリースとなったが、キャラ・アイテムの削除や見通し不足の仕様が裏目に出てしまい、ファンからの大きな反発を買う羽目になってしまった。
本作ではシリーズとしては大規模なキャラクター再編成が行われ、様々な問題も引き起こすことになったが、それについては本作に登場しなかったキャラクターと合わせて後で説明する。
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純粋なクイズゲームとしてみた場合、前作の問題点をほぼ払拭し、新キャラクターや協力プレーなどの新要素を盛り込むなど意欲的な面が多かった点は評価に値する。
しかし既存キャラの大幅リストラによってQMAシリーズのもう1つの顔である「キャラゲー」としての面では大きく評価を落としてしまうこととなった。
また売りにしていたキャラクタービジネスや新要素である協力プレーや全国大会もルールやシステムの詰め込み・見通しの甘さが目立ち、結局その新要素が完成するのは次回作の『8』を待つことになる。
キャラゲー要素の面で大きなつまずきを生じてしまった本作であるが、評価点も決して小さいものではない。マンネリ化しつつあったゲーム面に新境地を開いた協力プレー、第7アカデミーとその生徒の登場による世界観の広がりなど、QMAシリーズの新たな一面を開拓したと言える。
特にキャラやアイテム削除が気にならない人や新規で始めた人ならば十分、受け入れられる余地はあるだろう。
*1 そのためチビキャラのカプセル玩具では彼女だけ複数作られた。アロエの大型フィギュアのおまけにも(AAバージョンが)付いたことがある。なおこれは小柄なアロエを他の女生徒と同じ値段にする為のようであり、最初のプライズ人形でもアロエのみマジックエッグが付いた。
*2 ただしキュアブラックは茶髪のショートカット。更に2年目の『Max Heart』で腹部を露出しない服に変更されている。
*3 この事は『VI』のリエルのクエストに描かれている。
*4 アカデミーが中学校相当(メインキャラが14歳)な事を考えると小学生時代だと言う事になってしまうが…。
*5 格闘学科や商業学科のような普通学科の制服のアレンジではなく、完全に別のデザインである。
*6 キャラの年齢は『I』でしか公表されていない(つまり『II』以降の追加キャラはメディア以外不明)為、あくまでも推測に過ぎないが。
*7 DS版のオリジナルキャラには居た。
*8 ロケテの段階で登場していたのはシャロン、リエル、セリオス、ユウと新キャラのメディアの5人。
*9 正反対なキャラなのに仲が良いと言うネタらしく、公式イラストには(スカート姿の)アロエを肩車しているものが最低2種類は存在する。
*10 一部では担当声優(桑島法子)が原因と冗談めかして言われた(彼女の演じるキャラクターは死亡率が高い為「歩く死亡フラグ声優」と言う仇名がある)。
*11 2009年12月とキャラ再編問題が浮上した時期に改名したのだが、改名もそのゴタゴタが原因らしい。また『アイドルマスター2』でも、彼女が声を担当したキャラの声優を交代することが発表された。
*12 なお手に持っていたのは女性フィギュアの下半身なのだが、縞パンだったため、ファンからはルキアのフィギュアだと認識されている。
*13 ただし、賢者昇格特典やクエスト関連のアイテムを中心に復活までさらに時間を要したアイテムや、未だに復活していないアイテムもあり、わざわざwikiに復活していないアイテムのページが必要なほど未だに復活していないアイテムが多く残されている
*14 報酬アイテムは購買部で購入することができない非売品である。ダンジョン公開期間以外では基本的に入手不可能だが、旧作で登場したアイテム持ちのボスモンスターが次回作以降の協力プレー中の分岐ボスとして再登場するといった救済措置がある。
*15 最上位クラスの場合、通常なら自分が勝ったプレーヤー1人当たり魔法石を10個以上貰えるのがザラ(優勝ならその15人分、すなわち150個以上)。COMの場合は一律1人当たり1個に設定されているため、全員がCOMだと優勝しても15個しか貰えなくなる。
*16 2階以降へ進むには、1階ごとに初期設定で90PASELI(=90円)かかる。これは初期設定開始料金の45%のようだが、知ってか知らずかそのまま運用する店舗も少なくなかった。もし、この料金設定で最大の30階まで進んだとすると、約2500Pも消費することになる。時間は前述の通り90分かかることもある。
*17 ナムコやカプコン系列といったライバル関係の店舗は大人の事情でやむを得ない部分があるものの、業界最大手と言われるラウンドワンですら2011年末に京都で行われたQMA8のロケテスト時にはまだ対応していなかったほどであった。
*18 ただし『V』の彼は友人の変装であり、本人はとある任務で留守だった(『VI』の彼は一応本人だが、妻と友人それぞれの回想シーンのみの登場である)。『VII』では無事任務を終え帰還したという事で、やっと本人が本編に登場と相成った。
*19 両者ともボイスはなくシルエットのみ
*20 GW前の発表は新キャラ2人の実装(もともと、冒頭に述べた資料で、新キャラ2名の追加は告知されていた)、夏休み前の方では新システムの全国大会実装のお知らせ。
*21 この『クイズマジックアカデミーDS~二つの時空石~』は本作と連動でき、問題の回収などを行えた。
*22 新作への引継ぎをしないままオンラインサービス終了を迎えた時点でデータは削除されるため、実質的には保存期間がオンラインサービス終了まで拡張された形となる。
*23 『VI』のデータ保存期限が過ぎた状態のカードで『VII』を新規作成すると『VI』のデータの引継ぎができないのではという指摘。
*24 ちなみに9作目の「賢者の扉」ではロマノフ以外の教師陣含む全員集合するもの(3分割されており、繋げると一枚の絵が完成する)とアロエとミューのツーショット(これは『VIII』限定PASSにもあった組み合わせ)、「賢者の扉Season2」では生徒全員が写った限定PASS(これも3分割タイプ)が発行されている。
*25 裏面には『VII』に登場したキャラのみが描かれている。
*26 SNKプレイモアの『THE KING OF FIGHTERS XII』でも、ドット絵を全面的に作り直したために作業量が膨大になり、大幅なキャラ削除が行われ批判の対象となった。