リッジレーサーシリーズリンク


機種 タイトル 概要 判定
業務用
AC リッジレーサー 3Dポリゴンにテクスチャを貼ったレースゲームの元祖的存在。この当時の挙動はそこそこリアル寄りだった。
第1作にして、本物のオープンカー(ユーノス・ロードスター)を使用した超大型筐体も発売された。
リッジレーサー2 ドリフトの容易化やバックミラー・通信対戦等を追加したバージョンアップ的続編。現在は見つけること自体が困難。
レイブレーサー 新コース、視点切り替え、反力ステアを更に搭載しパワーアップした続編。T.T.では裏技により革命が起こった。
ポケットレーサー 『レボリューション』をベースとした逆移植版。SD化したマシンや小型の専用筐体など、小児向け作品。
リッジレーサーV アーケードバトル 家庭用版の逆移植。ベタ移植ではなく、各マシンの性能アップ・ロングコースの周回数削減等が行われている。
据置機
PS リッジレーサー 「あの『リッジレーサー』」を見事に移植し、新ハードのパワーを見せつけた。ローディング時のミニゲームの元祖。
リッジレーサーレボリューション 『リッジレーサー2』をベースに家庭用追加要素を追加した新作。通信対戦でしか選べない要素も。
レイジレーサー ダークな雰囲気の異色作。ドリフト不遇を始めシリーズらしからぬ作品だが、以降にも影響を与えた光る部分も。 スルメ
R4 リッジレーサータイプ4 ストーリー要素を盛り込んだシリーズ第4作。PS最高峰の演出としても高評価。Disc2の凄さも必見。
PS5/PS4 R4 リッジレーサータイプ4 DL専売。発売25周年記念として配信されたリマスター版。
当初はPlayStation Plusプレミアム専用として配信されたが、現在は普通に購入可能となっている。
N64 RIDGE RACER 64 日本未発売。開発自体も外注*1で、任天堂への版権ライセンス供与により販売元も任天堂となっている。
PS2 リッジレーサーV 家庭用で初の60fpsを実現、シリーズでも屈指の難易度を誇る。随所に「原点回帰」の要素が見られる。
360 リッジレーサー6 シリーズ初のオンライン対戦搭載。ゲーム性は『V』とはほぼ遠い『レーサーズ』のアップグレード版と言える作品。
PS3 リッジレーサー7 ナンバリング第7作だが『6』の焼き直し感が強い。それでも出来自体はシリーズ屈指のものとなっている。
携帯機
PSP リッジレーサーズ 初代から『R4』までのコースをリファインし収録したリーズの集大成。今作からニトロシステムが導入。
PSP リッジレーサーズ2 前作のシステムのマイナーチェンジに加え、コースと車種とBGMを追加。続編というよりは完全版。
PS5/PS4 リッジレーサーズ2 DL専売。シリーズ30周年記念として配信されたリマスター版。
当初はPlayStation Plusプレミアム専用として配信されたが、現在は普通に購入可能となっている。
DS RIDGE RACER DS 日本未発売。N64版の移植。開発・販売もN64版と同様に任天堂とNintendo Software Technologyが担当。
3DS リッジレーサー3D 発売前の評判はバンダイナムコの不手際も重なり散々。とはいえ、いざ発売されると佳作扱いの評価で落ち着いた。 不安定
PSV リッジレーサー PSVのローンチタイトル。僅か8ヶ月の開発期間が災いし、圧倒的ボリューム不足の内容での発売となってしまった。
スピンオフ
PS3/360/Win Ridge Racer Unbounded 日本未発売。『FLATOUT』を手掛けたBugbear Entertainmentによる『64』以来の外注作品。
名前こそ『リッジレーサー』だが、破壊中心のシステムが特徴の異色作。
関連作品
PS2 ナムコレクション ナムコ創立50周年記念タイトル。PS版『リッジレーサー』が収録されているが音源変更。
鉄拳』『エースコンバット2』『風のクロノア door to phantomile』『ミスタードリラー』も同時収録。
PS2 クリティカルベロシティ ナムコ発の箱庭型レースゲーム。車の改造にアンロック要素、ストーリーに応じカーチェイスや逃走等のミッションも。
町の一部がシリーズお馴染みの「Route 765」と同形であり走行も可能。『V』のクリナーレもゲスト出演している*2
PS2/Xb/GC R:RACING EVOLUTION 『リッジレーサー』と『MotoGP』のナムコ2大モータースポーツゲームが融合して生まれた「リアルなリッジ*3」。
公式サイトでもシリーズ関連作品扱いだが、システムや雰囲気は『グランツーリスモ』『エースコンバット』に近い*4
ゲームシステムを一言でいうとサーキットで煽り運転をするゲーム*5。ドリフトをしてニトロを貯めたりはしない。
Wii ファミリースキー 『リッジレーサー』シリーズのスタッフが開発を手掛けている。
Wiiリモコンとヌンチャクをストックのように使い、ゲレンデを自由に滑ることが出来る。
またバランスWiiボードを使えば、重心移動や荷重による本格的なスキーを楽しめる。
ゲレンデではレース以外にも、おつかいやクイズ等の様々なイベントが用意されている。
ファミリースキー
ワールドスキー&スノーボード
Wii/Switch GO VACATION 『ファミリースキー』同様のスタッフが開発を手掛けている。『リッジレーサー』を彷彿とさせるレースゲームも収録。
AC フォトバトール 2001年に稼働した本物のカメラ*6を改造したコントローラーで写真を撮影する非常に変則的なガンシューティング。
被写体として当時の有名人や各ナムコのキャラが登場、その内のCAR RACEステージで『V』のCGが使用されていた。



シリーズ概要

旧ナムコ時代(現バンダイナムコエンターテインメント)を代表するレースゲームシリーズ。
1作目はアーケードゲームとして登場し、当時としては美しい3Dポリゴンによるグラフィック、アップテンポなBGMが話題となり大ヒット。
現在のレースゲームの原点と言える3Dレースゲームの礎と呼べる存在となり、後に初代PSのローンチタイトルとして家庭版が発売。
当時ゲーム業界では無名だったソニーにとっては文字通り、唯一にして最大の武器とも言え、PSの3D性能を示すベンチマークの役割を果たした。
以降は『V』(PS2)・『レーサーズ』(PSP)・『6』(360)・『7』(PS3)・『3D』(3DS)・『リッジレーサー』(PSV)と最新作が各ハードのローンチタイトルとして発売されており、ベンチマークソフトとしての意味合いが強くなった。

初代からmegaten(細江慎治)らが創りだして来たBGMは今聴いても全く見劣りしないレベルであり、ゲームミュージックの枠を越えたクラブミュージックとしても高い評価を得ている。
megaten退社後もサウンドプロデューサーを務めたSolidstate(高橋コウタ)やookubon(大久保博)らがその後を引き継ぎ、いわゆる「リッジサウンド」を形成している。

グリップタイプの登場や、一部例外作品もあるが、アクセル全開の猛スピードでドリフトを決めるのが本シリーズの基本スタイル。
ドリフトだけではなくスリップストリームやポンピングブレーキなど、現実と同じテクニックが通用する作品も少なくない。
ハンドルを切りながらアクセルを離せば即ドリフト、しかも急カーブを時速200キロで曲がれる。
グリップでも、アクセルを離すとまるで車のタイヤが変わったかと思うほどハンドリング性能が向上するなど、豪快かつ易しい挙動が特徴的。
世界観や車種はシリーズ一貫して架空のものだが、マシンに貼られているデカールはナムコの歴代作品のタイトルやキャラをモチーフにしたものばかり。
車の方も時代が進むにつれて、何かと「元ネタ」と思しき実車が分かりやすくなっており、設定や性能もそれに則したものになっていたりする。

しかし、日本国内ではPSV版『リッジレーサー』を、海外では『Ridge Racer Unbounded』を最後に新作が発表されておらず、同社のスマホアプリ『ドリフトスピリッツ』でのコラボに起用されるなどしてはいるものの、本編の新作は2023年現在も音沙汰のない状況が続いている。

+ イメージキャラクター・永瀬 麗子

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最終更新:2024年01月05日 17:32

*1 任天堂傘下のNintendo Software Technologyが担当。

*2 性能が異なる他、牽引フックの削除等、少しデザインが異なる。また、名前も「クリナーレV」と『V』のものであることを強調する表記になっている。

*3 「R」は「リッジレーサー(Ridge Racer)のエモーションとMotoGPのリアリティ(Reality)」が融合して生まれた新しいレースゲーム」という意味が込められている。

*4 特に『エースコンバット』シリーズではつきものである、「ゲーム中に敵味方の無線が入り乱れ、主要キャラとの無線会話で主にストーリーが展開していく」「専用デザインの乗り物に乗る固有キャラ」「ストーリーモードで得たポイントで、乗り物購入や強化を行える」という点はほぼそのまま取り入れられている。

*5 至近距離で追走すると、相手の頭上に集中力を示すHPバーのようなものが現れ、時間とともにそれが減少。0になるとほぼ必ず次のコーナーでミスる。

*6 機種はミノルタ社の"α-Sweet"。