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【おーばーどらいぶ】

ジャンル レーシング
対応機種 アーケード
発売・開発元 Konami
稼働開始日 1990年
判定 なし
ポイント 縦画面レーシング


概要

  • 1990年、海外でのみ稼動された縦画面擬似3Dレーシングゲーム。
    • 日本でロケテストされたが稼動はしていない。採算の都合上稼動はともかく、移植もされていない理由は不明。

システム

  • ゲーム開始時、プレイヤーは使用楽曲(BGM)を選択する。
    • BGMをなしにすることも出来る。
    • 各チェックポイント毎に、ランダムに別の楽曲へ変更する「ランダム」も選択可能。
  • 決定後ゲームスタート。プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
    • ライバル車両に衝突するとタイムロス。一定時間内にチェックポイントに到達できないとゲームオーバー。
  • コースは分岐なしの一本道だが、全6コースに分かれており、チェックポイントを通過すると何の脈絡もなく、周囲の景色が別の物に入れ替わる。
    • ゲームオーバー、またはクリア後にプレイヤーがどのコースのどの地点まで進攻したかが見られるようになっている。

評価点

  • グラフィックは非常に美しい。放牧的な田舎からグランドキャニオン、桜舞散る和風な場所などを駆け抜けていく。
    • 滝の近くを走るとしぶきが飛び散ったり、他車との接触の具合に応じて、ドライバーがフロントガラスにぶつかったりと、一つ一つの芸も細かい。
  • ゲーム中、クリアかゲームオーバーになるまでBGMは同一のものが流れ続けるのだが、1ループが長く、クオリティも非常に高い。
  • 最高スピードが速いため、疾走感はかなりのもの。
    • せっかくのグラフィックを見ている余裕がないという欠点でもあるが、

不評点

  • 結局のところやる事と言えば「ライバル車両を避けるだけ」と言う深みの無い単純なシステム。
  • 車両の当たり判定が意味不明で、時々真後ろから突っ込んだのに追い越したりもする。
  • 制限時間はかなりシビア。基板設定で難易度を三段階に選べるが、デフォルトのノーマルの時点で、ワンミスも許されない時間設定になっている。
    • 逆に、難易度設定を下げると初見ワンコインクリア余裕の難易度になってしまう。調整が割と中途半端。

総評

 ゲームとしては特筆すべき事項は無い。コースや車種の選択、変わったシステムが無いため、タイムアタックくらいしかやる事がない。擬似3Dの『ロードファイター』と言えば解りやすいか。(おそらく)対抗作の『ターボアウトラン』と比較してもステージ数が少なく、罠のような地形も無いため、ゲーム性は劣っている。
 ステージ数を削り一つ一つのグラフィックに更に力を入れた、まさに少数精鋭のインパクト重視のレーシングゲームと言える。が、やはりその分ボリュームの少なさが鼻に付く。

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最終更新:2022年09月13日 11:32