【すとりーとふぁいたーふぁいぶ】
【すとりーとふぁいたーふぁいぶ たいぷあーけーど】
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム | ||
対応機種 |
プレイステーション4 Windows(Steam) アーケード |
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発売元 | カプコン | ||
開発元 |
カプコン ディンプス |
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発売日 |
【CS】2016年2月18日 【AC】2019年3月14日 |
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定価 |
7,990円 (2018年6月25日~)2,990円 (2023年5月16日~)1,990円 |
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プレイ人数 | 1~2人 | ||
判定(変更前) | なし | ||
判定(変更後) | 良作 | ||
改善 | |||
ポイント |
発売直後は「未完成」 シンプルな駆け引きに再構築 個性と意外性のある登場キャラクター |
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ストリートファイターシリーズ |
『ストリートファイターIV』の続編。登場キャラクターやゲームシステムなどを一新した。ストーリーとしての時系列は『IV』の次で、『III』には登場しなかったシリーズにおける悪の組織・シャドルーの壊滅までの物語が描かれた。
シリーズでは初めて運営型ゲームとしてシーズン制を採用。細かいバージョン違いで複数のゲームが存在していた従来と異なり、『ストリートファイターV』としてプレイアブルなゲームは1つだけである。
このシーズンパスは第5弾まで発売され、途中タイトルが『ストリートファイターV アーケードエディション』『ストリートファイターV チャンピオンエディション』と改題され、複数のDLCを含めたパッケージ版としても販売された。
当作品はナンバリング作品で初めて家庭用ゲーム機・PC版が先行で発売され、アーケード版『ストリートファイターV タイプアーケード』は3年遅れの2019年3月14日に稼働開始した。
発売当初から使用できるキャラクターは16体。 以降DLC(有料)によるアンロックとしてシーズンごとに6体が配信され、最終的には45体+1体(*1)のキャラクターから選択することができる。
ストリートファイターIIシリーズから登場 | リュウ、春麗、ケン、ザンギエフ、ダルシム、キャミィ、バルログ、ベガ |
ストリートファイターZEROシリーズから登場 | ナッシュ、バーディー、かりん、レインボー・ミカ |
新規キャラクター | ラシード、ララ、ネカリ、F.A.N.G. |
ストリートファイターIIシリーズから登場 | ガイル(S1)、バイソン(S1)、豪鬼(S2)、サガット(S3)、ブランカ(S3)、エドモンド本田(S4) |
ストリートファイターIIIシリーズから登場 | アレックス(S1)、いぶき(S1)、ユリアン(S1)、ギル(S4)、オロ(S5) |
ストリートファイターIVシリーズから登場 | ジュリ(S1)、セス(S4)、ポイズン(S4) |
ストリートファイターZEROシリーズから登場 | さくら(S3)、コーディー(S3)、ダン(S5)、ローズ(S5) |
新規キャラクター | コーリン(S2)、エド(S2)、アビゲイル(S2)、メナト(S2)、是空(S2)、ファルケ(S3)、G(S3)、影ナル者(S4)、ルシア(S4)、イレブン(S5)、あきら(S5)、ルーク(S5) |
+ | 本作からの追加キャラ |
発売してすぐ対戦以外のコンテンツ不足やメインコンテンツであるネット対戦に支障を来すほどの処理の最適化不足などの完成度の低さが露呈し、プレイを避けられるほど大きく評価を落とした作品だが、対戦部分の土台は前作から方向性を変えつつ高い完成度に仕上がっており、随時行われてきたアップデートによりバランス調整や対戦部分以外の問題点が解消されてからは落ちた信頼を取り戻してきた作品である。
システムや駆け引き部分のシンプル化を行い格闘ゲーム新規のプレイヤーにも参加しやすくしつつ、意外な復活・新キャラクターや各キャラクターの個性を強く発揮させる新システム・Vトリガーなどキャラクター達の個性を重視した事で幅広さと奥深さを目指したという方向性が見て取れ、
シーズン中期以降のVシステム拡張も含めて各キャラクターの個性的なアクション・プレイヤーの選びうる戦法のバラエティはシリーズ随一である一方、各キャラクターを使いこなす、また各キャラクターに対抗する際には非常に多い知識量が要求されるマニアックな側面もあり、結果としてきちんと楽しむには腰を据える必要がある従来の格闘ゲームらしさも残された作品になっている。
観戦映えもする派手さやゲーム外のムーブメントも含めて、eスポーツの盛り上がりの一翼を担った歴史に刻まれる作品であることは間違いない。
*1 シーズン5より選択可能なキャラの1体のイレブンは固有の性能を持たないため例外とする。
*2 VトリガーIIの追加以降はIIのみ永続でIは時間経過で解除されるように変更された。
*3 『CFAS』のは「ROOK」、本作のは「LUKE」で綴りも異なる。
*4 ダンのVトリガーIのみ最大1ブロック。
*5 相手の攻撃がヒットしてダメージを受けなければ実ダメージとならず、攻撃に当たらなければ時間経過で通常の体力ゲージに回復する。『IV』でセービングアタックで相手の攻撃を取った際に受けるダメージと同様。
*6 当初は1モードとして独立しており、後にチャレンジモード内のモードに変更された。
*7 ガード後や起き上がり後は僅かな間投げに対する無敵時間があり、その無敵時間の間だけガードしてから投げを入力することで、打撃にはガード・投げには投げ抜けと両対応が可能。
*8 リュウの漢字表記が隆である事に由来。
*9 『ストIV』シリーズも家庭用の発売が先行した『スーパーストリートファイターIV』のアーケード版の題名が『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』だった。
*10 攻撃判定が噛み合った場合「弱<中<強<投げ」の強い方が一方的に勝つ(ただし必殺技はどれにも相打ち)という要素。
*11 スト6では中足全般のキャンセル可能フレームが短縮され、実質的にヒット確認をするには小攻撃を刻む、もしくはリスクを背負った大攻撃からしかできなくなったことによってこの問題は解消されている。
*12 前歩きからガードするのに「4押しっぱなし6入れで前歩き→6離しでガード」が可能だったので、通常レバーレスやレバーコントローラーより1~2fガードが早く入る。
*13 これはストIVの辻式用とのこと。