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anko2692 こたつむり愛で完全版
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ankoss
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『こたつむり愛で完全版』 8KB
愛で 観察 考証 飾り 越冬 赤ゆ 捕食種 希少種 自然界 人間なし 創作亜種 独自設定 即興に加筆修正しました
愛で 観察 考証 飾り 越冬 赤ゆ 捕食種 希少種 自然界 人間なし 創作亜種 独自設定 即興に加筆修正しました
こたつむり愛で 完全版
*この作品は本スレに投下された即興に加筆修正を加えたものです。
*世界観はいつもの愛で特化世界にリファインされています。
*チート性能のゆっくりが出ます。苦手な方はご注意ください。
*こたつむりの絵を創造された◎あき様に最大級の感謝を捧げます。
*作者はウサミミ薬局あきです。久しぶりの小話ですね。
*世界観はいつもの愛で特化世界にリファインされています。
*チート性能のゆっくりが出ます。苦手な方はご注意ください。
*こたつむりの絵を創造された◎あき様に最大級の感謝を捧げます。
*作者はウサミミ薬局あきです。久しぶりの小話ですね。
「♪ゆーんゆーんむーきむーき、こーたつむりー、なのじぇ♪」
冬、雪こそ積もっていないものの、寒風が吹きすさぶ森の中を1匹の赤まりさが這っている。
だが、その姿は通常のまりさ種とは大きく違っていた。
どこが違うかというと……お飾りである。
饅頭の身体をすっぽりと覆うように被さった「それ」は、日本人にはとてもお馴染みの暖房器具「こたつ」にそっくりだ。
ふわふわで暖かそうなこたつ布団と、その上に乗せられた板。オマケにみかんのようなオレンジの玉も乗っている。
これは、まりさつむりの亜種「こたつむり」
ごくごく最近になって発見された新種ゆっくりだ。
その特徴は…見たままの通り耐寒能力で、他のゆっくりが越冬している最中だというのに、この赤まりさは元気に活動している。
こたつ布団の断熱性と内部の発熱機能によって、中のまりさが完璧に守られているのは間違いない。
だが、どうしてまだ生まれて間もないであろう赤ゆっくりのまりさが、こんな外を独りで移動しているのか?
だが、その姿は通常のまりさ種とは大きく違っていた。
どこが違うかというと……お飾りである。
饅頭の身体をすっぽりと覆うように被さった「それ」は、日本人にはとてもお馴染みの暖房器具「こたつ」にそっくりだ。
ふわふわで暖かそうなこたつ布団と、その上に乗せられた板。オマケにみかんのようなオレンジの玉も乗っている。
これは、まりさつむりの亜種「こたつむり」
ごくごく最近になって発見された新種ゆっくりだ。
その特徴は…見たままの通り耐寒能力で、他のゆっくりが越冬している最中だというのに、この赤まりさは元気に活動している。
こたつ布団の断熱性と内部の発熱機能によって、中のまりさが完璧に守られているのは間違いない。
だが、どうしてまだ生まれて間もないであろう赤ゆっくりのまりさが、こんな外を独りで移動しているのか?
「まりちゃは もういちにんまえなのじぇ!だから、ひとりだちしたのじぇ!」
と、本ゆんは言っているが、実際はほとんど家出のようなものだ。
こたつむりは、その高い生存能力と独立心から、生まれてすぐに独り立ちする。
一説によれば、これは家族が食糧不足で越冬に失敗しないようにする為だという。
そもそも越冬中、それもこんな初期に子供が生まれる事が非常識である。自殺行為と言ってもいい。
だが、寒さや寂しさを紛らわせる為の「すーりすーり」が暴発してすっきりー!してしまうケースも稀にある。
そうなると、増えた子供の分だけ蓄えの食糧は減っていく。
2匹ならなんとかなる量の食料も、食い扶持が3匹以上になってしまっては、非常に生存は厳しくなるのは間違いないだろう。
そこで、冬に生まれたゆっくりの一部は「こたつむり」となり、家を出る事で親や姉妹を助けるようになっているのだという。
そして、そんな生い立ちがテンプレなせいか、こたつつむりは基本的にポジティブ思考が多い。
独りぼっちも、冬の寒さも、あまり気にしないようになっている。
まぁ、単純に生まれて見るモノ全てが珍しいから、という見方もあるが。
こたつむりは、その高い生存能力と独立心から、生まれてすぐに独り立ちする。
一説によれば、これは家族が食糧不足で越冬に失敗しないようにする為だという。
そもそも越冬中、それもこんな初期に子供が生まれる事が非常識である。自殺行為と言ってもいい。
だが、寒さや寂しさを紛らわせる為の「すーりすーり」が暴発してすっきりー!してしまうケースも稀にある。
そうなると、増えた子供の分だけ蓄えの食糧は減っていく。
2匹ならなんとかなる量の食料も、食い扶持が3匹以上になってしまっては、非常に生存は厳しくなるのは間違いないだろう。
そこで、冬に生まれたゆっくりの一部は「こたつむり」となり、家を出る事で親や姉妹を助けるようになっているのだという。
そして、そんな生い立ちがテンプレなせいか、こたつつむりは基本的にポジティブ思考が多い。
独りぼっちも、冬の寒さも、あまり気にしないようになっている。
まぁ、単純に生まれて見るモノ全てが珍しいから、という見方もあるが。
「はるしゃんがくるまで、まりちゃ がんばるのじぇ!(キリッ」
では、暫くの間、この「こたつむり・まりちゃ」を観察していくとしよう。
+ + + + + +
「むーちゃむーちゃ、しあわせー♪」
真冬の森の中で、今日も元気な声が聞こえる。
家を出てから1週間目…まだまだ、こたつむりは元気だった。
今は食事を…森の土を食べている。
土と言っても、落ち葉が積み重なった腐葉土のようなものだ。味はともかく、栄養はある。
そして、こたつむりは排泄行為をほとんどしない。
土の栄養をほとんど取り込んでしまうので、捨てる部分がないからだ。
家を出てから1週間目…まだまだ、こたつむりは元気だった。
今は食事を…森の土を食べている。
土と言っても、落ち葉が積み重なった腐葉土のようなものだ。味はともかく、栄養はある。
そして、こたつむりは排泄行為をほとんどしない。
土の栄養をほとんど取り込んでしまうので、捨てる部分がないからだ。
「ゆふ~、ぽんぽんいっぱいなのじぇ♪」
と、満足げなつむりのコタツ板の上にオレンジ色の玉がポコッと生まれた。
これはミカン玉だ。つむりの栄養を蓄えるタンクの役割をしている。
要はラクダのコブのような物だと思えば間違いない。
最大数は個体によって異なるが、大体は3~5個くらいだ。
栄養が満タンになると、更に湯呑みも生える。
これはミカン玉だ。つむりの栄養を蓄えるタンクの役割をしている。
要はラクダのコブのような物だと思えば間違いない。
最大数は個体によって異なるが、大体は3~5個くらいだ。
栄養が満タンになると、更に湯呑みも生える。
「♪ゆっくーち、ゆっくーち、のんびーり、のんびーり、しょーだーんでっきりゅ、なのじぇ♪」
今日もつむりの暢気なおうたが森にこだまする。
基本的に「こたつむり」はおうたが好きだという。
独りぼっちである事が多く、あまり激しく動く事が出来ない彼女らの数少ない娯楽だかららしい。
そして、もう一つ…
基本的に「こたつむり」はおうたが好きだという。
独りぼっちである事が多く、あまり激しく動く事が出来ない彼女らの数少ない娯楽だかららしい。
そして、もう一つ…
「♪きょーのしょーだんは、にっちよーび「あたい!」……ゆゆ?」
不意に、声を掛けられてまりちゃは歌を中断し、そちらの方を向いた。
「みなれない まりさだね!あたいは ちるのだよ、ゆっくりしていってね!」
「ゆっくちちていっちぇね!」
「ゆっくちちていっちぇね!」
声を掛けてきたのは、冬のゆっくりの代名詞とも言える ちるの種だった。
大きさはまだ子ゆっくり程度。それが高さ30センチほどの位置でふわふわ浮いている。
大きさはまだ子ゆっくり程度。それが高さ30センチほどの位置でふわふわ浮いている。
「まりさは ひとりなの?おとーさん、おかーさんは?」
「まりちゃは ひとりだちしたのじぇ!だから、ひとりなんだじぇ」
「ゆー、それはすごいね!さいきょーだね!」
「ゆっへん♪まりちゃ、さいきょーで ゆっくちできるのじぇ!」
「まりちゃは ひとりだちしたのじぇ!だから、ひとりなんだじぇ」
「ゆー、それはすごいね!さいきょーだね!」
「ゆっへん♪まりちゃ、さいきょーで ゆっくちできるのじぇ!」
どうやら2匹は早速仲良くなったらしい。
つむりのおうたは、このように他のゆっくりを呼び寄せる目的もあるという。
いくらポジティブ思考のつむりでも、やはり友達がいるに越したことはなく、仲間を探す為に歌を歌うのだ。
そして、ちるの種もまた他のゆっくりから敬遠されがちな種であるので、寒さを気にしない友達は重要なのである。
つむりのおうたは、このように他のゆっくりを呼び寄せる目的もあるという。
いくらポジティブ思考のつむりでも、やはり友達がいるに越したことはなく、仲間を探す為に歌を歌うのだ。
そして、ちるの種もまた他のゆっくりから敬遠されがちな種であるので、寒さを気にしない友達は重要なのである。
+ + + + + +
更に1ヶ月が経過した。
あのつむりはどうしているかというと……
あのつむりはどうしているかというと……
「♪ゆっくちーしちゃいとー、こころからーおーもーっちゃー♪」
「まりさの おうたはゆっくりできるね!」
「くろまくー、くろまくー♪」
「まりさの おうたはゆっくりできるね!」
「くろまくー、くろまくー♪」
どうやら友達が増えたようである。
しかも、本来なら捕食種である れてぃ種だ。
普通なられいむ種やまりさ種といった通常種は、れてぃの食事として捕食されてしまうはずだが、こたつむりは例外らしい。
その理由として、れてぃ種もまた孤独になりがちな種である為に友人を欲しがるからだとも、
つむりのこたつ型のお飾りが美味そうに見えないからだとも言われており、まだ確実な説はない。
しかも、本来なら捕食種である れてぃ種だ。
普通なられいむ種やまりさ種といった通常種は、れてぃの食事として捕食されてしまうはずだが、こたつむりは例外らしい。
その理由として、れてぃ種もまた孤独になりがちな種である為に友人を欲しがるからだとも、
つむりのこたつ型のお飾りが美味そうに見えないからだとも言われており、まだ確実な説はない。
それよりも、つむりの方であるが…まだ赤ゆっくりサイズのままだ。
正確には、若干大きくなってはいるものの、まだまだミカン程度のサイズでしかない。言葉遣いも赤ゆ口調のままである。
どうやら、こたつむりは成長速度がかなりゆっくりであるらしく、成体になるまでに2年ほどかかると言われている。
体内発熱機能にエネルギーを取られる事と、そもそも消費エネルギー量を低く抑えておく為だというのが学会の定説だ。
正確には、若干大きくなってはいるものの、まだまだミカン程度のサイズでしかない。言葉遣いも赤ゆ口調のままである。
どうやら、こたつむりは成長速度がかなりゆっくりであるらしく、成体になるまでに2年ほどかかると言われている。
体内発熱機能にエネルギーを取られる事と、そもそも消費エネルギー量を低く抑えておく為だというのが学会の定説だ。
「ゆふぅ♪おうたをうたっちゃら おなかすいたのじぇ。これから、まりちゃのすーぱーむーちゃむーちゃたいむ!なのじぇ」
高らかに宣言して、足元の土を食べだす つむり。食べる量は相変わらず少量で良いらしい。
「むーちゃむーちゃ、しあわせー♪」
「あたいも ごはんにするよ!」
「くろまくー」
「あたいも ごはんにするよ!」
「くろまくー」
れてぃとちるのは、それぞれ携帯食料を持参していたようだ。
太陽はちょうど真南に昇った頃、季節は冬の真っ只中にも関わらず、暖かなピクニックの情景であった。
そして食事が終わると、今度は3匹一緒に歌いだした。
太陽はちょうど真南に昇った頃、季節は冬の真っ只中にも関わらず、暖かなピクニックの情景であった。
そして食事が終わると、今度は3匹一緒に歌いだした。
「「「♪ゆっくちーなれたなら、もっとーすーなーおに ゆーっくちー♪(くろまくー♪)」」」
小さなコンサートはまだまだ続きそうだ。
+ + + + + +
冬の森に、ようやく春の暖かな風が吹き始めた頃、冬のゆっくりたちのシーズンが終わる。
「れてぃ、まりさ、またふゆさんになったら あそぼうね!」
「やくそくなんだじぇ!きっとまたあそぶのじぇ!」
「くろまくー、くろまくー」
「やくそくなんだじぇ!きっとまたあそぶのじぇ!」
「くろまくー、くろまくー」
冬の寒さの中でないと活動できない れてぃは、春~秋にかけて眠りながら洞窟に篭る。
ここは近くの群れのゆっくりたちの氷室となっており、れてぃの発する冷気を利用して食料を保存するのだ。
どうやら、元々このれてぃは通常種を食べる個体ではなかったらしい。時折、このように群れに所属するれてぃもいる。
本格的な夏以外はまだまだ活動できる ちるのとは、暫くの間お別れだ。
そして、こたつむりも、れてぃと共にこの氷室で夏眠を取る事に決めたらしい。
ここは近くの群れのゆっくりたちの氷室となっており、れてぃの発する冷気を利用して食料を保存するのだ。
どうやら、元々このれてぃは通常種を食べる個体ではなかったらしい。時折、このように群れに所属するれてぃもいる。
本格的な夏以外はまだまだ活動できる ちるのとは、暫くの間お別れだ。
そして、こたつむりも、れてぃと共にこの氷室で夏眠を取る事に決めたらしい。
当然ではあるが、耐寒性能に優れた こたつむりは暑さに弱い。
今までは身体の小ささを利用して木の根元や草むらの中でこたつに篭って寝ていれば良かったが、
さすがに春~夏にはそれでは対応できない。
ある程度の防水能力のあるこたつも、台風や集中豪雨クラスの雨には耐え切れないからだ。
ちるの種や れてぃ種の巣穴に仮住まいさせてもらい、彼女らの冷気を拝借して次の晩秋頃まで眠り続けるのが、
つむりの基本的な習性である。
まぁ、もちろん本ゆんにはそんな打算的な考えはなく、本能と友情によって導かれた当然の方法とも言える。
今までは身体の小ささを利用して木の根元や草むらの中でこたつに篭って寝ていれば良かったが、
さすがに春~夏にはそれでは対応できない。
ある程度の防水能力のあるこたつも、台風や集中豪雨クラスの雨には耐え切れないからだ。
ちるの種や れてぃ種の巣穴に仮住まいさせてもらい、彼女らの冷気を拝借して次の晩秋頃まで眠り続けるのが、
つむりの基本的な習性である。
まぁ、もちろん本ゆんにはそんな打算的な考えはなく、本能と友情によって導かれた当然の方法とも言える。
ぼよん、ぼよん
「ゆっ!れてぃ、そろそろ眠るの?また秋さんまでお願いするね!」
氷室に入ろうとした2匹の所へ、大きな身体のドスまりさがやってきた。
このドスは、れてぃの巣である氷室を管理している群れのサブリーダーである。
このドスは、れてぃの巣である氷室を管理している群れのサブリーダーである。
「ゆー?!おっきな まりさなんだじぇ!」
「ゆゆ?変わったまりさがいるね?れてぃのお友達?」
「くろまくー♪」
「ゆゆ?変わったまりさがいるね?れてぃのお友達?」
「くろまくー♪」
ドスがつむりについて尋ねると、れてぃが色々と事情を説明してくれた。
さすがにドスはれてぃの言葉が理解できるらしい。
さすがにドスはれてぃの言葉が理解できるらしい。
「なるほどー。それじゃあ、このつむりもドスたちの群れに入るって事でいいかな?長に報告しないといけないからね」
「まりちゃは かまわないのじぇ!よろしくおねがいしゅるんだじぇ!」
「くろまくー」
「分かったよ、よろしくね、まりちゃ!そして、ゆっくり眠っていってね!」
「ありがちょうなのじぇ!」
「まりちゃは かまわないのじぇ!よろしくおねがいしゅるんだじぇ!」
「くろまくー」
「分かったよ、よろしくね、まりちゃ!そして、ゆっくり眠っていってね!」
「ありがちょうなのじぇ!」
ドスがまたぼよんぼよんと跳ねて行ってしまうと、改めて2匹は氷室の奥へと引っ込み、眠る事にした。
「ゆー♪またふゆさんに なっちゃら、ちるのとあしょぶのじぇ~」
「くろまくー♪」
「このどうくつしゃんは、とってもすずしくちぇ ゆっくちできりゅのじぇ~」
「くろまくー」
「ゆふふー、れてぃといっしょだから さみしくないのじぇ……ゆふわぁ~…むにゅむにゅ…」
「くろまくー……」
「ゆっくち…おやしゅみ……ね」
「くろ……zzz」
「くろまくー♪」
「このどうくつしゃんは、とってもすずしくちぇ ゆっくちできりゅのじぇ~」
「くろまくー」
「ゆふふー、れてぃといっしょだから さみしくないのじぇ……ゆふわぁ~…むにゅむにゅ…」
「くろまくー……」
「ゆっくち…おやしゅみ……ね」
「くろ……zzz」
すっかりこたつの中に入ってしまった つむり。まるで、そこにはミニチュアのこたつが置いてあるように見える。
その隣で、穏やかな寝顔を見せるれてぃ。
今年の春は友達と一緒だから、とても楽しそうに眠っている。
きっと2匹は、夢の中でも一緒に遊ぶのだろう。
その隣で、穏やかな寝顔を見せるれてぃ。
今年の春は友達と一緒だから、とても楽しそうに眠っている。
きっと2匹は、夢の中でも一緒に遊ぶのだろう。
ゆっくりおやすみ。また次の冬に……
(おわる)
挿絵:○○あき